再従兄のラーメンが行列店に…秘密は私の入浴後の汁と、羞恥の中でするオナニーの味

第3章: 全裸の二番出汁――浴槽で初めての絶頂、愛液が混ざる秘密のスープ(続き 3/4)

どれくらい経ったのかわからない。はっと我に返ったとき、湯の温度はまだあたたかく、しかしそこにはさっきまでの透明な湯とは違う、まったりとしたとろみが混じっているように感じられた。いや、気のせいだろうか。でも、鼻をくすぐるうすい雌のにおいは、確かに最初より強くなっていた。張り替えたばかりの、何も混ざっていなかったはずの湯が、自分の体液でここまで匂い立っている。

「……どう、しよう……」

ひまりはようやく立ち上がり、脱衣所へ出た。バスタオルで体を拭きながらも、脚のつけ根からはとめどなくぬめるものが垂れ続け、太ももを冷たく濡らす。下着をつけ、Tシャツをかぶり、ホットパンツをはく。そのあいだじゅう、翼にこのことをどう伝えようか、それとも黙っていようか、頭のなかはぐちゃぐちゃだった。

結局、なにも言い出せないまま、ひまりは居間へ戻った。

そこでは翼が、寸胴鍋を前にしてせっせと仕込みの準備をととのえていた。先ほどまでひまりが浸かっていた、あの湯――浴槽から慎重に収集した二番出汁を、彼はいま濾している。目の細かい布でゆっくりと漉しながら、温度管理をしつつ寸胴へうつしていく手つきは、まるで宝物をあつかうかのようだった。翼の横顔はラーメンに向かう職人のそれで、いつものやさしいおじさんからは想像もつかないほど真剣そのものだった。

「すまなかったな、ひまり。本当にありがとう。あとは俺が仕込むから、少し休んでてくれ」

顔もまともに見られないまま、ひまりは小さくうなずいた。翼の目の下にはうっすらとクマができていて、それを見ると胸の奥がちくりと痛む。彼を助けてあげたい。その一心が、さっきの恥ずかしい行為を正当化してくれるように思えた。

それから一時間ほど、翼は寸胴のまえに立ちつづけた。ゲンコツと鶏ガラ、それに煮干しや昆布といった定番の旨味に、ひまりの二番出汁をブレンドし、殺菌のために必要な温度と時間を守りながら煮込む。一番出汁の湯とはまったく別の、浴槽に新たに張られた湯から抽出された二番出汁は、翼の長年の勘からしても異質な手応えをもっていた。本来ありえないはずの隠し味を前に、彼の手つきには微塵の迷いもなかった。

「……できた。まずは、味見をしよう」

ポツリと翼が言ったのは、時計の針がようやく午後三時を回ろうかという頃だった。

彼が用意したのは、二杯の白いどんぶり。一杯には、一番出汁をベースにしたスープ。もう一杯には、いま仕上げたばかりの、ひまりの二番出汁をブレンドしたスープ。どちらにも中太のストレート麺をゆでて湯切りし、同じチャーシューと海苔、味玉をトッピングしている。ただし、二番出汁の方は醤油ダレをやや強めにきかせ、さらに背脂を少量浮かべるという、翼の自信の配合だった。

「ひまり、悪いがちょっと味見を頼めるか? 比べてみてほしいんだ」

「う、うん」

ひまりは翼のとなりに腰かけ、どきどきしながらレンゲを手に取った。

まずは、一番出汁のスープから。

レンゲですくい、そっと口に含む。醤油のキレと背脂のコクが舌の上でほどけ、煮干しや昆布の旨味がじんわりと広がる。翼が長年磨いてきた、まっとうなラーメンの味だ。美味しい。素直にそう思った。

「……こっちも、おいしいよ、おじさん」

ひまりが微笑むと、翼はほっとしたようにうなずいた。

「ああ、それは俺の基本の味だ。……で、こっちが二番出汁のほうだ」

促されて、ひまりはもう一杯のどんぶりにレンゲを入れる。スープは透きとおった黄金色というよりは、わずかに白濁しており、表面にキラキラと脂の環がひろがっている。鼻を近づけると、かつおや煮干しの魚介系の香りにまじって、なんともいえない甘やかな、それでいてねっとりとした動物性の匂いがふわりとたちのぼった。これは、私の……。そう思うと、ひまりは顔が火照るのを止められない。

恐る恐る、レンゲでスープをひとくち。そっと口に含んだ瞬間、ひまりは思わず目をみはった。

「……え? なに、これ……」

最初に感じたのは、一番出汁とはあきらかに異なる、舌にまとわりつくような濃密さだった。醤油のキレと背脂のコクが舌の上で炸裂したあと、すぐにやさしい甘みと旨味がじんわりと広がり、喉の奥へと消えていく。だがそれだけじゃない。鼻に抜けるときに感じる、言葉にできない熟れた風味。まるでとろけるような乳製品にも似て、しかしもっと生々しい、本能の根っこを直接くすぐられるような味わいだ。

「……おいしい……すごく、ふくざつな味……。一番出汁より、こっちのほうが、なんていうか……深い」

ひまりの正直な感想に、翼は眉をひそめた。自分でも確かめねばと、まずは一番出汁のスープをひとくちすする。続いて、二番出汁のスープを口に含んだ。

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AIが紡ぐ大人の官能短編『妄想ノベル』案内人です

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