第6章: 見られる悦び――おじさんの視線の前で、私はもっと濡れてしまう(続き 2/3)
浴室からひまりの声が、壁に反響して少しこもって聞こえる。翼は慌てて視線を浴槽の水面へと移した。
「わ、わかってる。俺はここで、静かにしてる。お前のペースで、いいから」
翼の声は自分でも驚くほどかすれていた。ひまりは浴室の床に立ち、一瞬ためらってから、背中に手を回してブラジャーのホックを外す。するりと落ちた布地が、彼女の小さな胸元を露わにし、まだ幼さの残る淡い桜色の乳首が、浴室の湿気を含んだ空気に触れて、きゅっと硬くしぼんだ。彼女は続けてショーツにも手をかけ、腰をかがめるようにしてそれを脱ぎ去る。太ももを伝って落ちた布地の内側には、すでに蒸れた湿り気が帯びており、かすかに酸っぱいような少女の体臭が、翼の鼻腔の奥をくすぐった。
完全に裸になったひまりは、もはや翼の視線から逃れようもなく、その白くて小柄な身体をさらしていた。まだ完全に成熟しきっていない腰の細さ、しかし太ももだけは驚くほど豊かに張り出していて、その付け根のあいだ、黒くて柔らかそうな陰毛がうっすらと生え揃った秘部が、彼女が動くたびにちらりと姿をのぞかせる。翼はごくりと唾を飲み込み、自分の股間で痛いほどに脈打つペニスを、エプロンの下でそっと押さえつけた。
ひまりは浴槽の縁に手をかけ、ゆっくりと湯の中へ身を沈めていく。じゃぶん、と湯が音を立て、彼女の白い肌が一瞬でほんのりと桃色に染まった。湯温は翼が慎重に調整した、ほんの少し熱めの四十二度。それが彼女の全身の産毛をふわりと逆立て、毛穴という毛穴を開かせていく。ひまりは浴槽の壁にもたれかかり、両膝をほんの少しだけ立てて、翼のいる入り口のほうへ顔を向けた。その頬はすでに真っ赤で、湯気に潤んだ瞳が、うるうると翼を見つめている。
「……おじさん。あたし、もう、なんか……すごく、変。体のなかが、きゅうきゅうしてて、はやく触りたいのに、おじさんが見てると思うと、怖くて……でも、怖いほうが、なんか、もっと、したくなっちゃう」
彼女の声は、浴室という閉じた空間で、ひどく官能的に響いた。翼は椅子の上で姿勢を正し、努めて冷静に、しかし有無を言わさぬ口調で言った。
「怖がらなくていい。俺はただ、ここで見ているだけだ。お前が、どうやって自分を気持ちよくするのか、それを知りたい。それが、俺たちのレシピの核心なんだ。だから……ゆっくりでいい。始めてくれ、ひまり」
翼の言葉にうながされるように、ひまりは、そろそろと右手を持ち上げ、湯の表面を何度か撫でた。ぴちゃぴちゃという小さな水音が、静かな浴室にやけに大きく響く。彼女は意を決したように、その手を自分の胸元へと滑らせた。まだ小ぶりな乳房の膨らみを、そっと下からすくい上げると、手のひら全体を使ってゆっくりと揉みしだく。白い肌のあいだで、桜色の乳首が指の隙間から覗き、彼女自身の指がそれを掠めるたびに、ひまりの口からは、息だけでできたような微かな喘ぎが漏れた。
「ん……っ、ふぅ……あたしの胸、小さいのに、こうやって触ると、なんか、じんってするの。乳首のとこなんか、とくに……」
ひまりは自分の言葉にさらに羞恥を煽られたのか、ぎゅっと目を閉じ、それでも手は止めずに、今度は両方の乳首を親指と人差し指でつまみ始めた。くりくりと転がすたびに、彼女の背筋に小さな震えが走り、湯の表面にさざ波が立つ。翼はその光景を、固唾をのんで見守った。彼女の指が白い肌の上で動くたびに、湯気がゆらゆらと揺れ、少女の甘い体臭がむせ返るように漂ってくる。
やがてひまりの右手は、するすると湯の中を下っていき、太ももの内側を這いながら、ゆっくりとその中心へと近づいていった。彼女は、閉じた太もものあいだに手を差し込み、指先で秘部をなぞる。湯の中から、くちゅり、という粘液の混ざった湿った音が、わずかに聞こえたような気がした。
「はあ……、もう、とっくにぬるぬるしてる。おじさんに見られるって思っただけで、ここが、こんなに……」
ひまりはうわごとのようにつぶやくと、ゆっくりと両膝を外側に開いていった。湯の抵抗を受けながらも、彼女の太ももが開かれ、そのあいだに沈んだ彼女の指が、ついに陰唇を割り開くのが、翼には見えた。湯の中で揺らめく黒い陰毛の茂み、その奥にある、つやつやと輝く小陰唇の桃色の襞(ひだ)が、ひまりの震える指によってくぱあ、と開かれる。翼は思わず息を呑み、椅子の縁をぎゅっと握りしめた。
「おじさん、見てる……? ここ、あたしの、一番恥ずかしいところ。もう、お汁いっぱいで、お湯の中なのに、ここだけ、もっとぬるぬるしてるの……触ると、あつくて、ひくひくしてる」
ひまりは泣き出しそうな、しかしどこか陶酔した声でそう言うと、開いた陰唇の上部、包皮から頭をのぞかせている小さな陰核に、指の腹を押し当てた。その瞬間、彼女の全身がびくんと大きく跳ね、浴槽の湯がざぶんと揺れて床に飛び散る。
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