第10章: 終わらない関係、義父の牝(続き 2/2)
俊一が後ろに立つ気配。
「今日は膣でもいい」
「え……?」
「たまにはな。お前の子宮の入口を、俺のもので叩いてやる」
潤滑剤の容器を開ける音。
そして、熱く硬いものが、濡れそぼった遥の股間の割れ目に当てられる。
「あっ……お義父さん……」
「亮介は、ここをどうやって弄っていた? 優しく、そっとか?」
俊一はそう言うと、一気に腰を押し出した。
「んがああっ!?」
深く、鋭く貫かれる。
膣内は、アナルよりもさらに敏感に反応した。薬の影響か、いつも以上に粘膜がしっとりと濡れ、締まりも強かった。
「動くぞ」
「は、はい……あっ……あんっ……!」
前後に動く腰のリズム。
遥は枕に顔を押しつけ、嗚咽を漏らした。
快感が、骨の髄まで染み渡る。子宮の入口が、俊一の巨根の先端で繰り返し突かれるたびに、彼女の体は痙攣した。
「どうだ? 膣でも、俺のでないと満足できなくなったか?」
「あっ……そ、そうです……お義父さんのでないと……だめなんです……あんっ!」
「亮介のでイったことはあるか?」
「い、いえ……あっ……りょうさんと……は……こんなに……激しく……あん!」
「ふん。やはりな」
俊一の動きがさらに荒くなる。
ベッドが軋み、遥の体が前後に揺さぶられる。
彼女の頭の中は、快楽で真っ白になりかけていた。でも、その隅々で、一つの光景がよみがえってくる。
――新婚当初、亮介が優しく抱いてくれた夜。
――彼の優しい手が、そっと体を撫でてくれたこと。
――「はるか、大丈夫か?」と、いつも気遣ってくれた声。
「あっ……ああっ……お義父さん……もっと……もっと激しく……あんっ!」
しかし、口から出るのはそんな言葉だった。
体は俊一を求め、心は亮介を想う。分裂したまま、彼女は絶頂へと押し上げられていく。
「イくか? なら、俺に言え。誰の女だ?」
「あんっ! お、お義父さんの……牝です……あああっ!」
痙攣が全身を走り、遥は声を絞り出して絶頂した。
その瞬間、俊一も深く突き入れ、熱い液体を彼女の子宮の入口めがけて注ぎ込んだ。
「んぐっ……あっ……ああ……」
満たされる感覚。でも同時に、空虚が胸を締め付ける。
二人が崩れ落ちるようにベッドに横たわり、荒い呼吸がしばらく響いた。
俊一がようやく口を開いた。
「お前はもう、完全に俺のものだ。亮介のことは忘れろ。記憶から消し去れ」
「……はい」
遥はそう答えた。
でも心の奥では、知っていた。
――忘れられない。
――りょうさんのこと、一生忘れられない。
でも、もう戻れない。この体は、俊一のものでしかない。
窓の外は、すっかり暗くなっていた。
遥はベッドから起き上がり、裸エプロン姿のまま夕食の支度に向かおうとした。
その時、玄関の方から、微かな音が聞こえた。
カサッ、という、紙が入る音。
彼女は足を止め、そっと玄関へ向かった。
ドアの郵便受けには、一枚の封筒が差し込まれていた。差出人欄には、亮介の名前が印刷されている。
離婚の正式な証明書類だろう。
遥はそれを手に取り、じっと見つめた。
封筒を開けようとする手が震える。
でも、結局開けずに、そのままリビングの引き出しの奥にしまった。
――見なくていい。
――もう、終わったことなんだから。
彼女はそう自分に言い聞かせ、キッチンへ戻った。
フライパンを火にかけ、野菜を切る。包丁の音が、静かな室内に響く。
リビングでは、俊一がテレビのニュースを見ている。
「遥、ビールを持って来い」
「はい。すぐに」
彼女は冷蔵庫を開け、缶ビールを取り出した。
その手の動きは、もう完全に自動的だった。
心はどこか遠くにありながら、体だけがここで動き続ける。
玄関の枯れた百合の花が、ふと目に入った。
明日こそ、捨てよう。
彼女はそう思った。
でも、また明日も、きっと捨てられない自分がいるのだろう。
「遅いぞ」
「すみません。今お持ちします」
遥はビールを持って、俊一のもとへ走り寄った。
裸エプロンの裾が、軽やかに揺れた。
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