第10章: 終わらない関係、義父の牝
第10章: 終わらない関係、義父の牝
三ヶ月が経った。
都心から少し離れたマンションの一室では、季節が移り変わり、窓の外の木々もすっかり葉を落としていた。
玄関の花瓶には、枯れたままの百合が一本、風化するように立ち続けている。亮介が最後に買ってきてくれた花だった。遥はそれを捨てるよう、何度も俊一に言われたが、結局手を付けられずにいた。
今日も、彼女はその前で一瞬足を止めた。
――りょうさん……
心の中で名前を呼ぶ。しかし、その感情はもう、かつてのような切なる痛みではない。遠い記憶の彼方から聞こえてくる、かすかな鐘の音のようだった。
「遥」
リビングから、低く響く声が呼ぶ。
「はい。今行きます」
遥は反射的に返事をし、裸エプロン姿のまま走り寄った。
俊一はソファに深く腰かけ、新聞を広げている。白髪交じりの銀髪はきちんと整えられ、ポロシャツにスラックスという家居着姿も、かつての経営者らしい威厳を漂わせていた。
「遅いな」
「すみません。玄関の掃除をしていて……」
「掃除より、まず俺の用を済ませるのが先だ。わかっているだろう?」
俊一の視線が、自分の股間を一瞥する。
遥は息を詰まらせ、跪いた。
彼女の手が俊一のスラックスのファスナーを下ろす。中のブリーフから、既に幾分か膨らみを見せているものを取り出す。
「今日は小便だけで済ませてやる。口で受けろ」
「……はい」
遥は目を閉じ、口を開けた。
温かい液体が舌の上に注がれる。塩っぱく、少し苦みのある味。量は多く、喉の奥へ流れ込んでいく。
全て飲み干し、最後に先端を舌でそっとなぞってきれいにした。
「ごちそうさまでした」
「うむ」
俊一は満足げにうなずき、新聞のページをめくった。
遥はそのままソファの脇に跪き続ける。膝が床に当たって痛いが、立ち上がる許可はまだ出ていない。
――こんな毎日が、あとどれくらい続くのだろう。
彼女はぼんやり考えた。
亮介とは、正式に離婚届が交わされた。一ヶ月前、弁護士を介して書類が送られてきて、彼女は呆然としながらサインした。
俊一は「これでお前は完全に俺のものだ」と笑っていた。
戸籍上はまだ神谷遥だが、実態は俊一の所有物。このマンションも、亮介が権利を放棄したため、俊一の名義に切り替わる手続きが進んでいた。
「そういえば」
俊一が突然口を開いた。
「子供が欲しいな」
遥の体が、微かに震えた。
「亮介の弟か妹が、この家に産めるわけだ。面白いと思わんか?」
「そ、そんな……」
「冗談だ。この年で子供を作る気はない」
俊一は新聞を畳み、遥を見下ろす。
「だが、お前の子宮に俺の種を注ぎ込むのは、悪くない気分だ。妊娠させて、膨らんだ腹を弄ぶのも一興だろう」
その言葉に、遥の股間がじんわりと熱くなったのを感じる。
自分でも嫌になる。そんな卑猥な想像をされながら、体が反応してしまう。
「お、お義父さん……そんなこと、冗談でも……」
「なぜだ? お前の体はもう、俺に完全に従順だ。排卵日を調べて、確実に孕ませることもできる」
俊一の手が、遥の頭を撫でる。それは優しそうな動作だが、支配の確認でしかない。
「亮介との子供は作らなかったのか?」
「……いいえ。りょうさんが、まだ早いと言ってくれて……」
「ふん。あの甘ったれは、お前を女として扱う覚悟がなかったのだ。俺なら、すぐにでも孕ませる」
遥は俯いた。
心の奥で、小さく抵抗する感情がもがく。でも、体は俊一の言葉に興奮し、腿の内側がじっとりと濡れ始めていた。
「今日は特別な日だ」
俊一が立ち上がる。
「お前が俺に従い始めてから、ちょうど百日目だ。記念に、たっぷりと躾けてやろう」
彼は寝室へ歩き出す。遥は従い、その後に続いた。
ベッドはもう、亮介との思い出のものではない。シーツも布団も全て新調され、俊一好みの硬めのマットレスに変わっていた。
唯一、遥の側のベッドサイドテーブルにだけ、彼女がこっそりと取っておいた亮介との写真が、裏向きに置かれていた。
「浣腸の準備をしろ」
「はい」
遥は躊躇なく、洗面所へ向かう。
ここ数ヶ月で、浣腸の手順は完全に日常の一部となっていた。便秘はすっかり治り、代わりに俊一による定期的な洗腸が習慣化している。
道具を準備し、リビングに戻る。
俊一はすでにソファに座り、待ち構えていた。
「今日は特別な薬剤だ。腸内をきれいにし、同時に粘膜を敏感にする効果がある。開発元の知り合いが送ってよこした」
「そ、そんなもの……」
「文句があるか?」
「……いいえ」
遥はうつ伏せになり、エプロンの裾を腰まで捲り上げた。
冷たい器具の先端が、肛門に当てられる。もう抵抗はない。括約筋は自ら緩み、すんなりと受け入れる。
「んっ……」
少し温かい液体が、腸の奥深くへ流れ込んでいく。
いつもの浣腸液とは違う、甘ったるいような匂いがする。
「三十分我慢しろ。それからトイレで出させてやる」
「は、はい……」
遥はソファの上でうつ伏せになったまま、腸内がじわじわと熱くなっていくのを感じた。
不思議な感覚だった。最初はただの洗浄だった浣腸が、今ではこれ自体が快楽の儀式になっている。
肛門の周囲がむずむずし、腸の内壁が軽く痙攣する。
「あっ……お、お義父さん……なんだか……変な感じが……」
「効いてきたな」
俊一の手が、遥の臀部を撫でる。
「その薬は、腸の性感帯を刺激する。お前のようなアナルに目覚めた女には、たまらないだろう」
「んあっ……だ、だめ……もう……気持ち良すぎて……」
遥は股間を床に擦りつけ始めた。エプロンの布越しに、クリトリスが刺激され、彼女は思わず腰をくねらせた。
「見ろ。まだ浣腸液が入ったままなのに、もうイきそうな顔をしている」
俊一は嘲笑った。
「これがお前の本性だ。亮介には絶対に見せられない、牝の本性を」
「あっ……違います……私は……りょうさんの……あっ!」
言葉は、快感に押し流された。
三十分が過ぎ、トイレで解放されると、遥はもうぐったりしていた。
腸内はきれいになり、同時に妙な敏感さが残っている。肛門の周りがひりひりと熱く、少し触れただけで背筋が震える。
「ベッドに行け」
「は、はい……」
寝室で、遥は自動的にうつ伏せの姿勢を取った。腰を高く上げ、顔は枕に埋める。
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