第9章: 崩壊する家庭、残されたもの(続き 2/2)
その後、俊一は彼女を亮介との寝室に連れて行った。
「ここでやる。亮介の匂いが残るベッドの上でな」
「……はい」
遥はベッドの上にうつ伏せになり、腰を突き出した。
俊一は潤滑剤をたっぷりと彼女の肛門に塗り込み、自分のものにも塗る。
「お義父さん……優しく……してください……」
「そんな甘い言葉、いつまで言っている」
俊一は冷笑し、一気に腰を押し出した。
「んああっ!?」
開発されたとはいえ、いきなり巨根を受け入れるのは辛かった。
遥はシーツを掴み、涙を浮かべながら耐える。
「動くぞ」
「は、はい……あっ……んっ……」
後ろから深く貫かれ、腸壁の襞をこすられるたびに、彼女の体は痙攣した。
快感と痛みが入り混じり、脳が痺れる。
「亮介のベッドで、義父にアナルを犯される気分はどうだ?」
「あっ……恥ずかしい……です……でも……気持ちよくて……」
「正直になれ」
俊一の動きがさらに激しくなる。
「あんっ! お、お義父さん……私……こんなの……好きなんです……亮介さんには……絶対言えない……こと……あっ!」
「そうだろうとも」
汗の匂いと、性交の匂いが寝室に充満する。
シーツがぐちゃぐちゃになり、遥の唾液が枕に滲んだ。
彼女は何度も絶頂に達し、声を絞り出して喘いだ。
全てが終わり、二人が汗だくで寝転がっていると、俊一が時計を見た。
「そろそろ時間だな。電話をかけろ」
遥の体が硬直する。
「今……ですか?」
「ああ。今の余韻が残っているうちがいい」
俊一は携帯電話を手に取り、亮介の番号をダイヤルして遥に渡した。
「出たら、俺の言う通りに話せ」
受話器から、呼び出し音が聞こえる。
一回、二回……
遥の手が震える。心臓が喉まで飛び出しそうだ。
三回、四回……
――りょうさん……出ないで……
――でも、出てほしくもあって……
複雑な感情が渦巻く。
五回目で、つながった。
「……もしもし」
亮介の声だ。
疲れ切って、力のない声。それでも、遥は一瞬でそれとわかった。
「り、りょう……さん……」
遥の声が詰まる。
背後から、俊一が彼女の腰を掴み、再び自分のものの中にゆっくりと押し込んできた。
「んっ……!」
思わず漏れる声。
「はるか? どうした? 何かあったのか?」
亮介の声に焦りが混じる。
俊一が遥の耳元で小声で囁く。
「今、何をしているか、話せ」
遥は涙を浮かべ、震える声で話し始める。
「りょうさん……私……今……お義父さんと……一緒に……います……」
「何……?」
「ベッドの上で……あっ……」
俊一が深く突き入れる。遥は声を押し殺すが、息遣いは荒くなる。
「はるか……まさか……また……」
「ごめんなさい……でも……私……お義父さんと……こうするの……やめられないんです……あんっ!」
「やめろ! はるか、電話を切れ!」
亮介の声が怒りに震える。
しかし、俊一は遥の腰を激しく動かし続ける。
「あっ……んあっ……りょうさん……聞いてて……ください……私……今……お義父さんの……あっ……中で……イキそうです……!」
「はるか――!」
亮介の叫び声。
その直後、受話器の向こうで何かが壊れるような鈍い音がした。
ガシャン――。
そして、通信が切れた。
プーーーー。
単調な切断音が、部屋に響く。
遥は携帯電話を握ったまま、俯いて震えていた。
涙がシーツに落ち、染みを作る。
俊一は満足げに彼女の背中に覆いかぶさり、最後の一突きを深く押し込んだ。
「よくやった。これで、あの甘ったれも諦めるだろう」
遥は何も答えられなかった。
受話器の向こうで聞いた、あの壊れる音。
それは、亮介の中で何かが完全に断ち切られた音に思えた。
――りょうさん……
――私のせいで……
彼女は顔をシーツに埋め、声を立てずに泣き続けた。
しかし、体はまだ俊一のものに締め付けられ、熱い余韻に震えていた。
心と体。
二つに引き裂かれたまま、夜は更けていった。
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