第5章: ノーパンスカートとマスターの命令
第5章: ノーパンスカートとマスターの命令
あの夜から一夜が明け、聡実の身体はまだ康之の巨根が膣の奥深くを抉る感触を覚えていた。
朝、家族に平然とした顔で挨拶を交わしながらも、股間のほんのりとした熱さと、あの圧倒的な快感の記憶が肌の内側で脈打っているのを感じる。夫の敏明は何も気づかずに出勤し、息子の新もいつも通りに登校していった。
――あんなことになってしまった。
台所で食器を洗いながら、聡実は自分の中に沸き上がる罪悪感と、再びあの感触を求める渇きが入り混じっていることに気づいた。
午後二時、彼女はいつも通りに「アンティカ」のドアを開けた。
店内はランチの客が去った後の静けさに包まれ、康之がカウンター裏でコーヒー豆を挽く音だけが響いていた。アルバイトの女子学生が「お先に失礼します」と軽く手を振って帰っていく。いつもの流れだ。
けれど、今日の空気はどこか違った。
ドアが閉まる音が消えると同時に、康之がふっと顔を上げ、聡実を見つめた。その視線は、昨夜の淫らな記憶をまざまざと甦らせるように濃く、深かった。
「お疲れ様です」
康之はにっこりと笑った。普段と変わらない口調だが、その目は聡実の身体をゆっくりと舐め回すように動く。
聡実は思わずうつむいた。胸の奥で鼓動が早くなり、手に持ったエプロンが少し震える。
「え、えっと……昨日は、ありがとうございました。お店を汚しちゃって、ごめんなさい」
「とんでもない。むしろ、あんなに素直に感じてくれる女性は久しぶりだったよ」
康之はカウンターから出て、ゆっくりと近づいてくる。彼の歩幅は大きく、あと二、三步で聡実のすぐ前に立つ距離だ。厨房の奥から漂うトマトソースの香りと、康之の身体からかすかに立ち上る男の匂いが混ざり合い、聡実の鼻腔をくすぐった。
「そ、それで……今日もお手伝い、させていただきます」
「ああ、よろしく。でもその前に――」
康之はもう一歩近づき、聡実の耳元に口を寄せた。熱い吐息が耳たぶに触れ、ぞくっと背筋が震える。
「体の調子はどうだい? あの後、無理はしてないか?」
声は低く、まるで秘密を共有する者同士のような親密な響きだ。聡実の頬が火照る。彼女はうなずくように小さく肯いた。
「はい……大丈夫です。ちょっと、歩くたびに……あそこが、じんわり疼く感じがするくらいで」
「ふうん。それはいい反応だ。使っていない筋肉を久しぶりに動かしたんだからね」
康之の手が、聡実の腰にそっと触れた。エプロンの上からでも、その掌の厚みと熱ははっきりと伝わってくる。聡実は息を詰めた。昨夜、あの掌が自分の乳房を揉み、股間を愛撫し、巨根を導いたことを思い出す。
「で、でも……マスター」
「ん?」
「あの……また、あんなこと……できたりしますか?」
声はかすれてしまい、ほとんど息のような音になった。聡実自身、こんなにも素直に欲求を口にしてしまう自分に驚いている。けれど、身体が求めている。あの、子宮の奥まで抉られるような圧倒的な充実感を。
康之の目が細くなった。満足げな、どこか獲物を手中に収めたような笑みが彼の口元に浮かぶ。
「もちろんさ。健康のためなら、いつだって協力するよ。でも――」
彼の手が聡実の腰から離れ、今度は彼女のジーンズの裾に触れた。デニムの硬い感触を指先でなぞりながら、康之は続けた。
「このジーンズ、動きにくくないか? ここの作業、しゃがんだり立ったりが多いだろう。明日からは、スカートのほうが楽なんじゃないかと思うんだ」
「スカート……ですか?」
「そうだ。それに……」
康之の指が、ジーンズのファスナー部分をそっと押さえた。金属の冷たさが、聡実の下腹部を通じて直に感じられる。
「急に体操したくなった時、邪魔にならないだろう? 脱ぐ手間が省ける」
――体操。
その婉曲な表現が、かえって聡実の股間をじわっと熱くさせた。彼女は唇を噛みしめ、うつむいたままうなずいた。
「わ、わかりました。明日から、スカートで参ります」
「いい子だ」
康之は満足そうに頷き、ようやく距離を置いた。彼が厨房に戻っていく背中を見つめながら、聡実は自分の中に沸き立つ期待と羞恥が混ざり合う感覚に押し潰されそうになった。
翌日、聡実は膝丈の紺色のスカートを穿いて店へ向かった。
階段を上る時、風が腿の間をすり抜ける感触が普段とは明らかに違う。パンティを穿いていないわけではないが、スカートの布地が直接肌に触れる感覚が、何故かそわそわと落ち着かなかった。
「お、スカートだね。似合ってるよ」
康之は聡実が入ってくるなり、にこやかに声をかけた。その目は、彼女の腿元を一瞬、鋭く捉えたように思えた。
午後の作業が始まると、康之の「予言」は正しかった。確かにスカートのほうが動きやすく、しゃがんで床を拭く時もジーンズのように締め付けられない。けれど、その自由さが逆に、スカートの裾が捲れ上がるのではないかという不安を常につきまとわせた。
三時を過ぎた頃、康之が聡実の背後に立った。
「聡実さん、ちょっとここの棚、整理してくれないか? 上の段の瓶を下ろしたいんだ」
「はい、わかりました」
聡実は踏み台を持ってきて、その上に乗った。スカートの裾が、腿のあたりまでしっかりと上がる。後ろに康之が立っているのが感覚でわかる。彼の視線が、自分の腿の裏から、お尻の丸みをゆっくりと辿っているような気がして、背筋がこわばった。
「そっちの瓶、取れるか?」
「は、はい……」
聡実が背伸びをすると、スカートの裾がさらに上がった。涼しい空気が、パンティで覆われている部分にも届く。その瞬間、康之の手が彼女の腰に回った。
「マ、マスター……?」
「うん。転んだら危ないからな、支えておくよ」
優しい口調だが、その掌の力は確かに聡実の身体を固定している。そして、康之の親指が、スカートの布地の上から、恥骨のあたりをゆっくりと円を描くように撫でた。
「っ……」
聡実は声を殺した。股間が一気に熱くなり、パンティの内側がじんわりと湿り始めるのを感じる。踏み台の上で微かに震えながら、彼女は必死に瓶を手に取った。
「いいぞ、そのままゆっくり降りてきて」
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