第7章: 消えたヒーローと、残された動画の記憶(続き 2/2)
スマホの画面を想像する。あの動画。美鈴の泣き崩れる顔。ぐちゅぐちゅと音を立てて、次々と男たちの肉棒を受け入れる彼女の局部。肛門まで犯され、よだれを垂らし、それでも次第に腰を浮かせ始める彼女の姿。
「あ……みすず……ちゃん……」
彼の手が、ゆっくりと動き始めた。
ねっとりとした感触が、掌に伝わる。あの夜、彼女の中に入った時の、あのびちょびちょとした温かさ。何度も犯された後の、柔らかく緩んだ感じ。でも、まだ十一歳の少女の締まりが残っていて、彼の小さなペニスをぎゅっと包み込んでくれた。
「んっ……くちゅ……くちゅ……」
彼は無意識に、あの夜聞いた音を口真似していた。
腰が少し浮く。布団が擦れる音が、部屋に響く。
――だめ……こんなこと……
――でも、やめられない……
美鈴の最後の顔が浮かぶ。悲しそうに、でもどこか諦めに満ちた表情で、「……きもちよかった?」と聞く彼女。
その瞬間、大輝の腰がぴんと反った。
「はあっ……!」
熱いものが、手の中に噴き出した。どくどくと脈打ち、何度も跳ねる。
彼は肩で息をしながら、天井を見つめた。
手のひらはねっとりと濡れ、独特の匂いが布団の中に立ち込める。
罪悪感が、一気に押し寄せた。
涙が、こぼれ落ちた。
「……ごめん……みすずちゃん……ごめんなさい……」
でも、彼は知っていた。もう、二度と会えない。謝ることさえ、できない。
あのヒーローは、もうどこにもいない。
残されたのは、動画という形で刻まれた恥辱の記憶と、歪み始めた性の欲求だけだ。
彼はゆっくりと手を引っ込め、汚れた手のひらを布団で拭った。
外では、風が吹いていた。
遠くで、犬の遠吠えのような音が、かすかに聞こえる。
大輝はくるりと横向きになり、目を閉じた。
もう二度と、あの笑顔を見ることはない。
それだけが、冷たい現実として、十一歳の少年の胸に沈み込んでいった。
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