★★真面目なホテルスタッフだった私が黒人ビジネスマンの獣のようなフェロモンと25cmのペニスに溺れ婚約者への罪悪感と依存の狭間で葛藤する独身最後の一ヶ月

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第2章: 黒いレースと個室の焼き鳥屋

第2章: 黒いレースと個室の焼き鳥屋

「はい、嬉しいです。お店、チョイスしますね」

そう答えた瞬間、私の胸の奥で何かが弾けた。駅までの夜道を歩きながら、スマートフォンの画面を何度も見つめては暗くする。貴文からの「今夜も仕事? 無理しないでね」という優しいメッセージが、やけに眩しくて直視できなかった。

アパートに着き、ドアを閉めたとたん、全身から力が抜ける。暗い部屋の真ん中で立ち尽くしたまま、私は自分の胸に手を当てた。心臓がうるさい。まるで高校生の頃、初めて好きな人から映画に誘われたあの夜みたいに。

でも、これは違う。婚約者がいて、来月には結婚式なのに、私はいま何をしようとしているのか。ベッドに倒れ込み、天井を見上げながら、目を閉じる。すると暗がりに、ビリーのバスローブから覗いたあの巨大な質量が浮かんだ。黒光りする皮膚、だらりと垂れ下がりながらも、明らかに日本人のそれとは別の生き物のような太さと長さ。あの一瞬で、私の膣の奥がじゅん、と熱を持ったことを思い出す。

「独身時代にしかできないこと……」

ビリーの声が頭の中でこだまする。結婚したら、夫以外の男性とふたりきりで食事に行くだなんて、絶対にできない。今だけ。今だけなら、いいのかもしれない。法律にも、誰にも、咎められない。倫理だけが、私の中でか細い悲鳴を上げている。でも、その悲鳴すら、あの巨根のイメージの前ではかき消されてしまいそうだった。

ごろりと寝返りを打つ。ベッドサイドの小さな引き出しを開け、下着のコレクションを指でなぞる。白、ベージュ、淡いピンク。婚約者に見せるために選んだ、無難で清潔なものばかり。その一番奥に、まだ一度も袖を通していない黒いレースのブラジャーとショーツが眠っていた。独身最後の記念にと、友達と旅行したときに買ったものだ。貴文には、もったいなくて見せられなかった。こんなのをつけて彼の前に立ったら、がっかりされるかもしれないと思って。

でも、ビリーはどうだろう。あの陽気な瞳が、黒いレースを見たらどんなふうに輝くのか。私は考えるまでもなく、その上下を手に取っていた。滑らかなレースの感触が、指先から腕を伝って背筋を震わせる。鏡の前に立ち、ブラジャーを胸にあてがう。小ぶりなバストの頂点が、透けそうな黒の向こうでぷくりと尖った。下着ひとつで、私はもう、ただの婚約者ではない誰かになる。胸の鼓動が速くなる。これは期待なのか、それとも恐怖なのか。

翌日、私はホテルの勤務中、隙を見てはスマートフォンで焼き鳥屋の情報を検索した。普通のカウンター席はダメだ。誰かに見られたらどうしよう。でも、完全な個室がある店なら……。ホテルのコンシェルジュとしての知識を総動員して、駅から少し離れた、隠れ家的な一軒を見つけた。看板も出さない、予約制の店。予約の電話をかける指が震えていたけれど、声だけはプロのそれに保った。

当日。仕事が終わり、私はホテルの更衣室で私服に着替える。選んだのは、落ち着いたワインレッドのニットワンピース。首元は詰まっているけれど、腰のラインはすんなりと出る。これなら、品よく見えるはずだ。その下に、あの黒いレースをまとう。ブラジャーのワイヤーがいつもより強く肌を支え、ショーツは臀部の割れ目にすっと沈み込む。まるで、もうひとりの私が、肌のすぐ下で息を潜めているみたいに。

約束の時間、ホテルのロビーでビリーは待っていた。濃紺のカジュアルジャケットに、白いリネンシャツ。その肩幅の広さと、全身から立ち上る力強い存在感が、ロビーの柔らかな照明の中でも異彩を放っている。私が近づくと、彼はすぐに気づいて笑顔を見せた。

「モモカ、今日は一段と魅力的だね。その色、君の白い肌にとても似合う」

「ありがとうございます。では、案内しますね」

私はプロの笑顔を作りながら、内心の動揺を隠すのが精一杯だった。もう、バトラーとしての業務ではないのに、この人は自然に私をエスコートしている。それが、妙にこそばゆくて、胸の奥がじんわりと温かくなる。

焼き鳥屋までの道すがら、ビリーはロサンゼルスの話を軽妙に語り続けた。日本の焼き鳥への期待、アメリカのバーベキュー文化との違い。その陽気な口調に、私も少しずつ緊張を解していく。

個室は、木のぬくもりが感じられる4畳半ほどの空間だった。堀りごたつ式の座卓を挟み、私とビリーは斜かいに座る。すぐ近くに、彼の太い膝がある。それだけで、無意識に股間がじわ、と熱を持つ感覚があった。店の主人が最初の注文を取りに来たところで、ビリーは私にメニューを差し出しながら、いたずらっぽくウインクした。

「モモカ、君に任せるよ。僕は日本のことはまだまだ勉強中だからね」

「じゃあ、おまかせで。ここのレバーは絶品なんです。あと、せせりと、ぼんじりも……」

注文を終え、ビールで乾杯する。ジョッキが触れ合う涼やかな音が、小さな部屋に吸い込まれていった。最初の一口が喉を潤したところで、ビリーが唐突に、でも、柔らかな調子で切り出した。

「モモカ、アメリカではね、結婚前の女性が独身最後のパーティーを開くのが一般的なんだ。バチェロレッテ・パーティーっていうんだけど」

「聞いたことはあります。でも、詳しくは……」

「そこでは、友達同士で集まって、飲んで、踊って、時にはストリッパーを呼んだりもする。でも、大事なのは形式じゃないんだよ。独身時代にしかできないことを、心底楽しむってこと」

まただ。「独身時代にしかできないこと」。その言葉が、ビールの苦みと一緒に喉の奥に絡みつく。私はジョッキを置いて、小さくうなずいた。

「日本では……少し違うかもしれません。少なくとも、私の周りでは、おとなしく花嫁修業をするほうが普通で」

「へえ。じゃあ、モモカはそういう“普通”から少しだけ、はみ出してみたいとは思わない?」

ビリーの深いブラウンの瞳が、真っ直ぐに私を捉える。その視線は、優しいのに、どこか獲物を狙う獣のような落ち着きがあった。心臓がどくん、と鳴る。下着の黒いレースが、肌をちりちりと刺激しているのを、無意識に感じていた。

「……はい、少しだけ」

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AIが紡ぐ大人の官能短編『妄想ノベル』案内人です

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