★★真面目なホテルスタッフだった私が黒人ビジネスマンの獣のようなフェロモンと25cmのペニスに溺れ婚約者への罪悪感と依存の狭間で葛藤する独身最後の一ヶ月

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第1章: 幸せの絶頂、バスローブの裾

第1章: 幸せの絶頂、バスローブの裾

人生で一番輝いている瞬間って、きっと今なんだろうな。

そう思いながら、私はフロントのカウンター越しに広がるロビーの光景をぼんやりと眺めていた。午前中の柔らかな陽射しが、磨き抜かれた大理石の床に反射して、空間全体を金色に染め上げている。東京のこの高級ビジネスホテルで、私はフロントスタッフ兼コンシェルジュとして働き始めてもう五年になる。来月には結婚式を控え、婚約者の貴文との新居も決まり、幸せは揺るぎないものだと信じていた。

「早川さん、今日も一段と綺麗だね。何かいいことでもあった?」

同僚の田辺がカルテを抱えながら、私の背後を通り過ぎざまに声をかけてくる。

「え、そう見える? いつも通りだよ」

「いやいや、幸せオーラが半端ないって。結婚前の女性って、本当に輝いてるんだなぁ」

私は軽く笑って返したけれど、自分の頬がほんのりと熱を持つのを感じていた。左手の薬指に光る婚約指輪が、蛍光灯の下で控えめにきらめく。貴文が三か月前、夜景のレストランの窓際で、震える声でプロポーズしてくれた時のことを思い出す。

「桃香、僕と……結婚してくれませんか」

真っ赤な顔で差し出された小さなベルベットの箱。その中でダイヤモンドが涙のように輝いていて、私は声も出せずに何度も何度も頷いた。貴文は商社に勤める三十歳。派手さはないけれど誠実で、私を大切にしてくれる、理想の伴侶だった。両親も親戚も祝福してくれて、式場は都内のホテル、招待客は八十名。すべて順調に進んでいて、あとは当日を待つばかり。

「もしもし、おーい、桃香さーん」

田辺の声で我に返る。

「ごめん、ちょっと考え事してた」

「だろうね。でも、そろそろ現実に戻って。今日チェックイン予定のVIP、ロサンゼルスからのお客様、もうすぐ到着するって」

私は慌てて端末を確認した。ビリー・アームストロング。三十六歳、ロサンゼルス在住のビジネスマン。二週間の長期滞在で、ジュニアスイートを予約している。海外からのVIPは珍しくないけれど、専任バトラーを事前に希望されるケースは少ない。

「私が対応するね」

「そう言うと思った。まあ、桃香さんは英語も完璧だし、任せるよ」

確かに、私は大学時代に英語を専攻していて、日常会話どころかビジネス英語も問題なくこなせる。でも、その日私が担当を申し出たのは、単なる業務上の判断だったのか、それとも……今思えば、運命の歯車がそこで静かに動き始めていたのだろうか。

自動ドアが静かに開き、ロビーに一際大きな影が差し込んだ。

最初に目に入ったのは、その圧倒的な体格だった。百九十センチ近い長身に、広い肩幅と厚い胸板。紺の高級スーツが筋肉質な身体にぴったりと張り付いていて、スーツケースを引く手の節々が太く、野性的な印象を与える。短く刈り込まれた黒髪はアフロに近い質感で、深いブラウンの瞳が、切れ長の瞼の奥で静かに光っていた。

肌の色。黒光りするような滑らかな肌が、ロビーの照明を受けて陰影を深く刻んでいる。

私は一瞬息を呑んだ。これまで海外からの宿泊客は数多く対応してきたけれど、こんなにも圧倒的な存在感を放つ男性は初めてだった。彼が一歩足を踏み出すたびに、空気が微かに震えるような錯覚さえ覚える。

「Welcome to our hotel, Mr. Armstrong.」

私は背筋を伸ばし、できるだけ自然な笑顔を作って声をかけた。

「ああ、どうも。ビリーでいいよ。君、日本語で話しても大丈夫。カタコトだけど、練習中なんだ」

彼の口元がほころび、白い歯がのぞく。その笑顔は意外なほど陽気で、私は少しだけ緊張がほどけるのを感じた。

「日本語、お上手ですね。では、ビリー様と呼ばせていただきます。チェックインのお手続きをいたします」

「様はいらないよ。ビリーで。君の名前は?」

「早川桃香と申します」

「モモカ……桃の花の香りか。いい名前だね。君みたいに綺麗だ」

さらりとそんな言葉を口にする。日本人男性ならまず言わないようなストレートな褒め言葉に、私は戸惑いながらも「ありがとうございます」と小さく頭を下げた。その瞬間、彼の深いブラウンの瞳が、私の全身をざっと舐めるように動いたのを感じ取る。しなやかなプロポーション、小ぶりながら上向きのバスト、大きめに引き締まった臀部。まるで値踏みするような視線。いや、気のせいだ。そう自分に言い聞かせながら、私はカルテに必要事項を記入していった。

「滞在中、専任バトラーとして何かご要望がございましたら、私が対応させていただきますので、どうぞお気軽にお申し付けください」

「専任バトラー? じゃあ、君がボクの担当になってくれるのかい?」

「はい、そのように承っております」

「それは嬉しいな。モモカのような美人に世話してもらえるなんて、ラッキーだ」

まただ。この人は、こんなに気軽に「美人」なんて言葉を使う。心の中で小さな警戒音が鳴るけれど、同時に、彼の陽気な人柄とカタコトの日本語のリズムが、妙に心地よく響くのも事実だった。

その後の数日間、ビリーは本当に気さくな客人だった。朝食のレストラン予約、会議室の手配、都内の観光情報、時には「日本語のこの言い回しは合ってるか?」なんて質問まで、様々な要望で私を呼び出す。けれど、どれも常識の範囲内で、決して不快な印象は与えなかった。むしろ、彼の陽気さとユーモアは、周囲のスタッフにも好印象を広げていった。

「モモカはいつも笑顔だね。何かいいことでもあった?」

ある日、ビリーにそう尋ねられた時、私はつい、婚約中であること、来月には結婚式を控えていることを話してしまった。

「そうか、結婚か。おめでとう。でも、独身時代がもうすぐ終わるんだね」

その言葉の響きに、私は微かに違和感を覚えた。お祝いの言葉の後に続いた「でも」の一言が、妙に心に引っかかる。

「今のうちに、独身時代にしかできないこと、やっておかないとね」

「独身時代にしかできないこと……?」

「そう。例えば、友達と朝まで飲み明かすとか、衝動的に旅行に行くとか。結婚したら、なかなか自由には動けなくなるからね」

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AIが紡ぐ大人の官能短編『妄想ノベル』案内人です

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