第6章: 何度も重ねる逢瀬、婚約者への嘘(続き 2/2)
その言葉がスイッチになり、わたしはあっけなく絶頂に達した。子宮の奥から津波のような快感が押し寄せ、膣が痙攣する。それでも彼は止まらず、腰の動きをむしろ激しくした。ぬぐっ、ぐぷん、ぐぷんっ! と子宮口を突き上げられ、絶頂のなかからさらに深い絶頂へと引き摺り込まれていく。
「ファック……ファック……!」
もはや反射のようにその言葉を叫びながら、わたしは彼の背中に爪を立てていた。頭のなかは真っ白で、ただビリーの巨根だけが現実として存在している。
それが終わったあとも、ふたりでバスタブに浸かりながら、また身体を重ねた。湯のなかで、彼のペニスは少し柔らかくなっていたけれど、それでも貴文の硬いときよりずっと大きくて、わたしの膣は簡単にそれを受け入れた。
「モモカは、ほんとに結婚するのか?」
突然の問いに、わたしは何も答えられなかった。ただ、彼の胸に顔を埋めて、熱いお湯のなかで目を閉じる。
その翌日、貴文との打ち合わせのため、わたしは結婚式場へと向かった。純白のドレスが、まぶしいほどに輝いている。フィッティングルームの鏡の前で、スタッフが裾を整えてくれた。
「とてもお似合いですよ、早川様」
その言葉に微笑みながら、わたしはドレスの下で、まだ疼く膣の感覚を意識していた。昨日まであれほどビリーの巨根で蹂躙されていた場所が、いまは純白のドレスに包まれている。そのギャップに、めまいがしそうだった。
スマートフォンが震え、ビリーからのメッセージが届く。
「今夜も空いてるかい? たまには和風の旅館に行ってみたいんだ」
わたしは一瞬だけ迷って、すぐに返事を打った。
「はい、喜んで」
ドレスを脱ぎながら、試着室の鏡に映る自分の裸身を見つめる。小ぶりな乳房、引き締まった腰、そして股間の奥でまだひくついている割れ目。この身体はもう、貴文のものではなくなっていた。ビリーの巨根だけが、わたしを満たせる。それなのに、どうしてこんな純白のドレスを着ているのだろう。
涙が一筋こぼれ落ちる。でも、その涙が悲しみからなのか、それとも別の感情からなのか、自分でもわからなかった。
その夜、都内の老舗旅館で、わたしは浴衣姿のビリーと向かい合っていた。仲居が料理を運び終え、部屋にふたりだけになる。窓の外には小さな日本庭園が広がり、石灯籠の灯りが闇のなかで揺れている。
「日本らしい場所で、モモカと過ごせて嬉しいよ」
ビリーはそう言いながら、わたしの浴衣の襟元に手を伸ばす。するりと布がはだけ、白い肌が露わになった。彼の黒い指が、わたしの乳房を包み込み、乳首をぐりゅっと押し潰す。
「あっ……」
「今日は、後ろからにしよう。庭を眺めながら、な」
彼はそう囁き、わたしの身体をうつ伏せにひっくり返した。浴衣の裾をまくり上げ、むき出しの臀部を撫で回す。野太い指が、汗で湿った尻たぶの割れ目をなぞり、その奥の窄まりに触れた。ひくりと震えるそこに、指がぬるりと沈み込む。
「ここは、まだ使ってなかったね」
その言葉に、全身がこわばった。
「や……ビリー、そこは、まだ……」
「大丈夫。ゆっくり慣らしてあげる」
彼はそう言うと、わたしの愛液をたっぷりと指に絡め、後ろの窄まりに塗り込んでいく。ぬちゃぬちゃという音とともに、指の第一関節がゆっくりと侵入してきた。いままで感じたことのない異物感と、それでいてどこかぞくぞくするような快感が、背筋を駆け抜ける。
その夜、わたしはまた新しい絶頂の形を知ることになった。畳の匂いと、線香の微かな香りと、ビリーの獣のフェロモンが混ざり合うなかで、何度も何度も果てていく。
もう、戻れない。いや、もう、戻りたくないのかもしれない。
旅館の窓から差し込む月明かりが、汗に濡れたふたりの肌を青白く照らしていた。わたしはビリーの胸に顔を埋めながら、結婚式までの残りの日数を、心のなかで数えていた。
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