第5章: ママはもう僕のものじゃない…従兄弟の精液で満たされる日常(続き 2/2)
「ああ……たける……くん……それ……気持ちいい……」
「おばさん、今日はすごく濡れてる……」
「だって……あなたのこと考えてたから……んああ……」
ぼくはコントローラーを置き、耳を塞ごうとした。
でも、手が動かない。
ただ、じっと天井を見上げていた。
音はどんどん大きくなる。
ベッドがきしむ音。体が打ち合う音。沙織の喘ぎ声。
「もっと……もっと強く……ああ……だめ……お腹の中……ぐちゃぐちゃにされて……!」
「おばさん……締まりが……すごい……!」
「うん……あなたので……いっぱいになったから……ああ……いく……いっちゃうから……抱きしめて……!」
ぼくの股間が熱くなった。
パンツの中に、じんわりと湿り気が広がる。
――なんで……なんでこんな気持ちになるんだろう……
涙がこぼれそうになるのを、必死にこらえた。
夕食後、沙織は健流とソファに座り、テレビを見ていた。
ぼくは少し離れた床に座り、漫画を読んでいるふりをしていた。
「たけるくん、手、つないでもいい?」
沙織の声が、ぼくの耳に届いた。
「えっ……う、うん……」
「ありがとう」
沙織は健流の手を握り、そっと自分の胸に当てた。
「感じる? わたしの鼓動」
「……うん。早いね」
「だって、たけるくんがそばにいるから」
沙織は健流に寄りかかり、顔を近づけた。
「キス……してもいい?」
「お、おばさん……」
「もう、『おばさん』じゃなくていいよ。沙織で呼んで」
その言葉に、ぼくの手が震えた。
漫画のページがぐしゃりと歪む。
「さ、沙織……さん……」
「さんはいらないよ。ただの沙織で」
「……沙織」
「そう。それでいいの」
沙織は微笑み、健流の唇に自分のそれを重ねた。
柔らかく、長いキス。
ソファの上で二人が絡み合う影が、壁に揺れる。
ぼくは漫画を置き、そっと立ち上がった。
誰にも気づかれないように、階段を上がり、寝室へ向かった。
布団に入り、天井を見つめる。
もう、泣く気力もない。
ただ、胸の奥がからっぽになった感じがする。
何か大切なものを、取り返せないほどに失ってしまった気がする。
夏休みも、あと三日。
健流が帰ったら、元に戻れるかな。
ママと二人だけの、あの幸せな時間に。
――無理だ。
心の中の声が、冷たくつぶやく。
ママは、もうあの人のことが好きなんだ。
ぼくのちっちゃいちんぽじゃ、満足できないんだ。
夜中、ぼくはまた目を覚ました。
喉が渇いていたのだ。
そっと布団を抜け出し、階下へ向かう。
リビングの電気は消えているが、月明かりがわずかに差し込んでいた。
そして、ぼくは見てしまった。
ソファの上で、二人が絡み合っているのを。
沙織は健流の上に跨り、激しく腰を振っていた。
長い髪が乱れ、汗に濡れて肌に張り付いている。
「たける……たける……お願い……もっと……深く……」
「沙織……きつい……すごく気持ちいい……」
「うん……わたしも……ああ……このまま……ずっと……離さないで……」
沙織の腰の動きが速くなる。
ソファがきしみ、彼女の喘ぎ声が部屋中に響く。
「たけるの……赤ちゃん……欲しい……」
ぼくの足が凍りついた。
「わたし……たけるの子供……産みたい……」
「沙織……」
「うん……だから……いっぱい……中に出して……全部……あああっ!」
沙織の体が大きく反り返り、そして健流の胸に崩れ落ちた。
二人は抱き合ったまま、激しく息をしている。
ぼくはその場から逃げるように、階段を駆け上がった。
寝室に飛び込み、布団にもぐり込む。
心臓がばくばく鳴り、鼓動が耳をつんざく。
涙が止まらない。あふれ出る。
――ママ……ママは……
ぼくのママは、もういない。
あそこにいるのは、健流のことが大好きな女の人で。
最後の夜、沙織はぼくの布団にやってきた。
「くうちゃん、眠ってる?」
ぼくは目を閉じたまま、うなずいたふりをした。
「ごめんね……この二週間、ママ、くうちゃんのこと少し寂しい思いさせちゃったかな」
沙織の手がぼくの頭を撫でる。
その手は、いつもの柔らかさを持っている。
でも、匂いが違う。
濃厚な精液の臭いが、彼女の肌に染み付いている。
指先から、腕から、胸から。
まるで、健流のもので全身を洗われたような、あの青臭く甘ったるい匂い。
「くうちゃんのことも、大事よ。忘れないから」
その言葉を聞きながら、ぼくは布団の中で震えていた。
ママの優しい声が、胸に突き刺さるナイフのように感じられた。
大事だって言うけど、一番じゃない。
ママの一番は、もう健流なんだ。
朝、健流が帰る時が来た。
沙織は玄関で、彼をぎゅっと抱きしめた。
「たける……また来てね。絶対に」
「うん……沙織。絶対に来るよ」
「約束だよ」
長いキスを交わし、健流は去っていった。
沙織はその背中が見えなくなるまで、じっと立ち尽くしていた。
そして振り返り、ぼくに微笑んだ。
「さあ、くうちゃん。二人だけの生活に戻るね」
ぼくはうなずいた。
でも心ではわかっていた。
もう、元には戻れない。
ママの中も、心も、あの人の精液で満たされてしまったから。
鍵のかかっていない玄関のドアが、夕方の風に揺れた。
いつかまた開かれる日を、ぼくは怖くて仕方がなかった。
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