第7章: 「再臨する巨根と、条件付きの許諾」(続き 2/2)
「くうちゃんのは、お口で甘やかしてあげるから……その代わり」
沙織の目が健流を誘う。
「たけるくん、中に入れて。たっぷり、奥まで」
健流はうなずき、沙織の股間に腰を下ろした。
彼の巨大なペニスは、沙織の濡れきった膣口にゆっくりと迫る。
ぼくは沙織の顔の横に座り、彼女の口に自分のペニスを差し出した。
沙織はすぐにそれをくわえ、舌で包み込む。
「ん……ちゅぱ……」
いつものお掃除フェラとは違う。
今、沙織の意識のほとんどは健流に向けられている。
口の中の動きは慣れたものだが、どこか機械的だ。
その瞬間、健流の腰が押し込まれた。
「ああっ……!」
沙織の口から、ぼくのペニスが少し抜けそうになった。
彼女の体が大きく跳ね、目を見開いている。
「入った……全部……奥まで……」
沙織の声は、泣きそうなほどに震えていた。
彼女はもう一度ぼくのペニスを深くくわえ直すが、その目は天井を見つめ、焦点が合っていない。
「ぐ……ぐちゅ……」
鈍い音が響く。
健流の腰が引かれ、また押し込まれる。
そのたびに、沙織の体全体が揺さぶられる。
「あ……ああ……たける……それ……すごい……」
沙織の口の中の動きが乱れる。
彼女はぼくのペニスを咥えたまま、喘ぎ声を漏らしている。
ぼくは沙織の表情をじっと見つめた。
目はうつろで、頬は紅潮し、唇が緩んでいる。
これまで見たことのない、完全に欲望に溺れた顔だ。
「もっと……激しく……お願い……」
沙織の懇願に、健流の動きが速くなる。
ベッドがきしみ、体と体が打ち合う音が部屋に満ちる。
ぼくのペニスも、沙織の口の中で熱くなっていた。
でも、彼女の舌の動きは、ただ反射的に動いているだけのように感じる。
「くうちゃん……気持ちいい……?」
沙織がかすかに声をかけてきた。
でも、その目はぼくを見ていない。
健流の腰の動きを追っている。
「……うん」
ぼくは小さくうなずいた。
でも、胸の奥で何かが崩れていく音が聞こえるようだった。
「あ……だめ……もう……いっちゃう……!」
沙織の体が弓なりに反り返った。
彼女はぼくのペニスを口から放し、叫び声を上げる。
「たける……たける……!」
ぼくの名前ではなく、健流の名前だ。
その声に合わせるように、ぼくも股間から熱いものが噴き出した。
白い糸が沙織の胸元に飛び散る。
でも、彼女はまったく気にしていない。
健流の腰の動きがさらに激しくなり、最後に深く突き刺さった。
彼の背筋がピンと張り、唸り声を上げる。
「沙織……!」
「あああっ……中で……感じる……熱い……!」
沙織の体が痙攣し、べッドシーツを掴む指が白くなる。
彼女の股間から、健流のペニスが抜け、白濁した液体が溢れ出た。
三人の荒い息遣いだけが、しばらくの間響いていた。
やがて、沙織がゆっくりと体を起こした。
彼女はまず健流の顔を見つめ、にっこりと笑った。
「すごかった……たけるくん……本当に、すごかったよ……」
そして、やっとぼくの方に視線を向ける。
「くうちゃんも、気持ちよかった?」
「……うん」
「よかった」
沙織はぼくの頭を撫でた。
その手のひらに、健流の精液のぬめりが少しついている。
三人は汗と体液にまみれたベッドの上に横たわった。
沙織は真ん中で、ぼくと健流に挟まれるようにしている。
しばらく沈黙が続き、外から車の音が遠くで聞こえるだけだった。
その時、沙織がそっと囁いた。
「ねえ……次は、お腹の中にたけるくんの赤ちゃんが欲しいな」
ぼくの体が凍りついた。
「沙織さん、本当に?」
健流の声には、驚きと嬉しさが混じっている。
「うん。だって……」
沙織の手が、自分の下腹部をそっと撫でる。
「たけるくんのでいっぱいになったら、きっと幸せな気分になると思うの」
ぼくは目を閉じた。
瞼の裏に、沙織が健流の子供を抱く姿が浮かぶ。
――条件なんて、何の意味もなかった。
ぼくが参加させてもらえること。
三人で一緒にいること。
すべては、沙織が健流の巨根を手に入れるための手段でしかない。
ぼくはただの通行手形。
そして今、彼女は次の段階へ進もうとしている。
「久遠くんも、兄弟ができたら嬉しいでしょ?」
健流の声がぼくの方に向けられた。
ぼくは何も言えなかった。
喉が詰まり、声が出ない。
沙織がぼくの手を握った。
その手は温かいけど、ぼくの心はどんどん冷たくなっていく。
窓の外では、夕方の陽が沈み始めていた。
部屋の中は薄暗くなり、三人の影がベッドの上で重なり合っている。
ぼくはもう、何も失うものがないことに気づいた。
すべては、あの夏の日、湯船で健流の巨大なペニスを見た瞬間から決まっていたのだ。
握られた手の温もりが、なぜかとても遠く感じられた。
コメント