第4章: 複数の体温、複数の肉棒、認識できない「乱れ」(続き 2/3)
背後の男が笑いながら、そのままの勢いで射精した。ドクドクと深部に注がれる熱い液体。凛はうつ伏せのまま、微かに肩で息をしていた。顔の横には、彼らの汗と自分の涎で床が小さく濡れていた。
次に彼女を起こしたのは三谷だった。彼はカメラを脇に置き、自分のズボンを下ろしていた。そこから現れたのは、太さは賀川に及ばないが、長さのある陰茎だった。彼の目は、カメラのレンズを通して凛を見る時と同じ、対象を観察するような冷たさを帯びていた。
「……口でも、咥えてくれるか? 芸術的に、生命の摂理を全部、味わわせてほしくてね」
凛はうなずいた。彼女は膝立ちになり、三谷の眼前に顔を近づけた。彼の陰茎の先からは、透明な先走り液がにじんでおり、独特の生臭い匂いがした。凛はその匂いを鋭く感じた。でも、嫌悪ではなかった。ただの「情報」だ。
彼女は口を開け、その先端を舌で受け止めるようにして含んだ。塩っぱい。じんわりとした旨味のようなもの。三谷が「んっ」と小さく唸る。凛はそれ以上深く含むことはせず、ただ口の中に収め、舌で包皮をそっと押し上げるように動かした。彼の手が彼女の後頭部に覆いかぶさり、優しくではなく、撮影の構図を決めるように位置を固定した。
「そうだ……その角度で……いい……」
三谷はそう呟くと、腰を少し突き出した。陰茎が喉の奥に進む。凛はむせそうになり、涙が浮かんだ。でも、苦しいという感情はない。ただ、異物が咽頭を圧迫するという物理的な感覚があるだけだ。彼がゆっくりと腰を動かし始める。口の中の粘膜が、ざらりとした表面を擦られる。唾液が泡立ち、くちゅくちゅと淫らな音を立てた。
その間、別の部員が背後から近づき、凛のまだ複数の精液で満たされ、だらりと開いた肛門に、自分の陰茎を押し当てていた。
「んぐっ……!」
肛門が突然の侵入者に抵抗し、ぎゅっと締まった。でも、彼はゆっくりと、しかし確実に押し込んでいく。ずぶずぶ……と、腸壁が拡げられる音。凛の全身が硬直した。ここは膣とはまた違う感覚だ。もっと密着しているような、内側から破かれそうな圧迫感。直腸の粘膜は、膣よりもっと敏感に、その侵入者の形と動きを感じ取った。
前後の穴を同時に貫かれ、凛の体は微かに震えた。三谷の腰の動きと、後ろの部員の腰の動きが、時折同期し、時折ずれる。その不規則なリズムが、彼女の内部で複雑な快楽の波を生み出していく。膣と直腸、そして口。三つの穴がそれぞれ別の肉棒に犯され、それぞれが異なる刺激を送り続ける。
「うわ……超きつい……でも、入る……!」
後ろの部員が喘ぎ声を上げた。凛の肛門は必死に締まりながらも、彼を受け入れていた。腸液がにじみ出て、ずぶずぶという音をより湿らせた。
三谷は凛の口での奉仕に満足したのか、やがて引き抜き、代わりに彼女の顔面に精液を吐き出した。白い糸が彼女の無表情な美貌に何本も絡みついた。彼はそれを、冷静な目で見つめていた。
「あ゛……あ゛あああっ……!」
後ろの部員も絶頂に達し、凛の腸の奥に熱いものを注ぎ込んだ。抜き去られる時、ぽっかりと穴が空いたような虚脱感があった。
それからも、順番は続いた。凛は時に仰向けに、時に横向きに、時に四つん這いにされ、それぞれの部員が彼女の様々な穴を欲望のままに犯していった。膣にはもう数え切れないほどの精液が注がれ、腸にも、口の中にも、顔にも、胸にも、白濁の痕が蓄積していった。彼女の肌は汗と精液と愛液で光り、甘ったるい生臭い匂いが部室に充満していた。
凛はその都度、激しい絶頂を迎え、体を震わせ、時には「あ……ん……そ、そこ……気持ちいい……」と、事実を述べるような言葉を漏らした。でも、彼女の表情は終始、穏やかで、ほとんど動かなかった。目は虚空を見つめ、口元は緩んだまま、時折快楽に喘ぐために僅かに開かれるだけだった。羞恥も、恥ずかしさも、罪悪感もない。ここで起きていることが、社会的にどう見られるかという想像が、彼女の中には存在しなかったからだ。ただ、感覚がある。熱い。疼く。締め付けられる。満たされる。痙攣する。放たれる。それらの感覚の洪水が、彼女の神経を駆け巡り、理性など吹き飛ばしていた。
全てが終わった時、夕暮れのオレンジ色の光が部室の窓から差し込んでいた。床には大量の体液が飛び散り、使用済みのティッシュが散乱していた。部員たちは満足そうに服を着直し、カメラのデータを確認し合っていた。
凛は床に座り込んだまま、しばらく動かなかった。膣も肛門も口の中も、使い果たされたようなだるさと、微かな疼きが残っていた。腿の間からは、混ざり合った精液と愛液がとろりと垂れていた。彼女はそれを見て、何も思わなかった。
やがて立ち上がり、制服が置いてある隅の方へ歩いた。裸足でべとつく床を歩く感触。彼女はハンカチも使わず、そのままブラウスとスカート、下着を身に着けた。体液が肌に乾き始め、ちりちりとした引っ張られるような感覚があった。学ランを羽織り、鞄を手に取る。
「事実」
三谷が最後の挨拶のように言った。
「……今日は、大変お疲れ様でした、白瀬さん。また……明日も、よろしくお願いしますね」
凛はうなずいた。
「わかりました」
「おう、また明日な、女神様」
賀川が悪戯っぽく笑いながら手を振った。凛はそれに答えず、部室のドアを開けて廊下へ出た。放課後の校舎は静かだった。誰にも会わずに下駄箱まで歩き、靴に履き替える。自転車置き場でチャリを引き出し、いつもの道をペダルをこいだ。夕風が、髪の毛にこびりついた精液の匂いをほのかに運んでくるのを、彼女は鋭く感じ取った。
家に着き、風呂にも入らず自分の部屋に入ると、スマートフォンに悠真からのメッセージが届いていた。
「今日も遅くなっちゃったね。写真部、熱心だな。疲れてない?」
凛はベッドに腰かけ、平坦に返信を打った。
「今日も写真のモデルをしました。疲れました。でも、感覚がありました」
しばらくして、既読が付き、すぐに返信が来た。
「そっか。感覚、か。凛らしいな。じゃあ、ゆっくり休んで。明日、学校で会おう」
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