第2章: お風呂で見つけた、気持ちいい場所
第2章: お風呂で見つけた、気持ちいい場所
家に着くまで、優希の足はふらついていた。
玄関のドアを開け、いつも通り「ただいま」と叫んだ声が、なんだか自分で自分に響いて変な気分になった。母の返事が台所から聞こえてきたけど、すぐに自分の部屋に駆け込んだ。ランドセルを放り投げ、そのままベッドに倒れ込む。
股の間が、まだじんわり熱い。
――あれ、なんだったんだろう。
体育館の床の冷たさと、拓也の足の感触が、皮膚の下でくすぶっている。俯いてショートパンツのクロッチを見ると、薄い青い生地の中心が、少し色が濃くなっているような気がした。こっそり指で触れてみる。べたっと、ちょっとだけ湿っている。
顔が急に熱くなる。慌てて手を離した。
でも、目を閉じると、あの時の感覚がよみがえってくる。ぐらん、と頭の中が揺れるような。身体がびくんと跳ねて、その後ぐだっと力が抜けるあの瞬間。
――もう一回、味わいたい。
そう思ったとき、自分でも驚いた。だって、あれは「負けた」ってことなのに。男子たちにギブアップさせられたのに。なのに、胸の奥がもぞもぞと疼いて、股の間がすうっと空いたような感覚になる。
優希はゆっくり起き上がり、勉強机のほうを見た。
木製の机の角は、ちょうど良い高さだった。少し考えて、そっと立ち上がる。部屋のドアに鍵はかかっていない。母が来ないか、耳を澄ませながら、ゆっくりとショートパンツをずり下げた。
下着の白いパンツは、確かに濡れていた。真ん中が少し透けるほどに、じっとりと。それを脱ぎ捨て、裸足で床に立つ。机の角に、そっと股間を近づけた。
冷たい木の感触が、まだ熱いあそこに触れる。
――んっ。
思わず息を詰めた。ちょうど、オマンコの割れ目のちょうど上あたり。尖った角が、ぴったりと当たる。そのまま体重を少し乗せてみる。
ぐり、と押し当てると、じんわりとした痺れのようなものが走った。
電気アンマの時より弱い。でも、確かにあの感覚に似ている。優希は目を閉じて、もう少し強く押し付けてみた。机の角が、柔らかい肉の窪みに食い込む。くっと、身体が震える。
――あ……これ、気持ちいい。
自分で自分にそう呟きながら、腰を微かに動かした。前後に、ごく少しだけ。木の角がクリトリスらしき場所をこすり、ぴりぴりとした快感が股の奥から湧き上がってくる。
でも、すぐに物足りなくなった。
あの時は、もっと強い。拓也の足の裏が、ぐいっと押し付けてきたあの圧力。ショートパンツ越しでも、はっきりと伝わってきた振動。机の角では、どうしてもそこまでの刺激にならない。
優希はため息をついて、机から離れた。
パンツを履き直し、そのままごろんとベッドに横になった。天井を見つめながら、股の間に手を当てる。下着を履いていないので、直接柔らかい毛の生えていない皮膚に触れることができる。
指先でそっと探る。
割れ目の上、ほんの少し突き出たような部分がある。ちょっと触れただけで、びくんと身体が跳ねる。
――ここ……すごく敏感。
お風呂で身体を洗う時、何気なく触っていた場所だ。でも、今日はなぜかそれ以上に気になって仕方ない。優希は人差し指で、その小さな突起をくるりと撫でてみた。
ぴりりっ。
鋭い快感が、腰の骨を伝って背筋を走った。思わず声が出そうになるのを堪えた。
――わあ……これ、すごい。
そっと、もう一度。指の腹で優しくこする。じんわりと熱が広がり、股の奥がむずむずと疼き始める。自然に脚が開いて、腰が浮き上がるような感覚。
その時、母の声が廊下から聞こえた。
「ゆうきー!お風呂沸いたよー!」
「は、はい!」
慌てて手を離し、跳ね起きる。胸がどきどき鳴っている。なんだか悪いことをしているみたいで、顔が火照る。でも、股の間の疼きは消えていない。
お風呂場に一人で入る。湯船に浸かりながら、またそっと手を下ろした。
湯の中だから、指が滑らかに動く。先ほどと同じ場所を、こっそり探る。お湯の温かみと、指の感触が混ざり合って、またあのぴりぴりとした感覚が蘇る。
優希はゆっくりと目を閉じた。
――ここが、気持ちいいんだ。
名称は知らない。学校の保健の授業でも、まだ習っていない。でも、この小さな突起をこすると、身体がほてってきて、頭がくらくらする。あの時、校庭で味わったあの感覚に、どんどん近づいていく。
指の動きを少し早めてみる。
くちゅ、くちゅっと、水音がわずかに響く。お湯の中で、直接肌をこする感触が、いつもよりずっと鮮明だ。股の奥がじわっと熱くなり、なんか空っぽな感じがする。何かで満たされたいような。
――ああ……もっと……
息が荒くなってきた。湯船の縁にもたれ、脚を大きく開く。人差し指と中指で、クリトリスを挟むようにして揉み始める。
ぐりぐり、と。
鋭い快感が波のように押し寄せ、腰がびくんびくんと痙攣しそうになる。お湯が波立って、ばしゃんと音を立てる。
「んっ……あ……」
声が漏れそうで、慌てて唇を噛みしめた。でも、指は止められない。もう、気持ち良すぎて。頭の中が真っ白になりかけている。
そして、突然、身体が弓なりに反り返るような衝撃が走った。
――ひゃあっ!
湯船の中で、足先がぴんと伸びる。股の間から、どくんどくんと脈打つような快感が爆発して、全身を痺れさせた。目を見開いて、ぼーっと天井を見つめたまま、何秒も動けなかった。
ようやく息を吐いた時、身体はぐったりと湯に沈んでいた。
――今の……あの時と、同じ……
机の角では味わえなかった、あのぐらんとする絶頂。お風呂で、自分の指で、再現できた。優希はゆっくりと手を股間から離し、ぼんやりと自分の身体を見下ろした。
湯船の水は澄んでいる。股の間は、少し赤くなっているようだった。
その夜、布団に入ってからも、優希は眠れなかった。
昼間のことを思い出し、また股の間がむずむずしてくる。こっそりと手を伸ばし、パジャマのズボンの上からそっと押さえてみる。でも、物足りない。
――直接、触りたい。
思い切ってズボンを下ろし、下着も脱いだ。暗い部屋で、耳を澄ませながら、指を割れ目に滑り込ませる。
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