第6章: エスカレートするプロレス?
第6章: アスカレートするプロレス?
あの土曜日の後、優希の身体は少し違うものになったように感じた。
股間に触れる風の感触、歩くたびに腿の内側が擦れる感覚、何も考えていない時でさえ、あの温もりがじんわりと蘇ってくる。リビングのカーペットの上で感じたあの直接的な快楽は、もう夢でも妄想でもなく、確かな記憶として身体に刻まれていた。
月曜日の朝、学校で三人は顔を合わせた。
いつも通り教室の隅で、でも何かが変わっていた。健太が近づいてきても、拓也が目配せしても、優希は以前のように慌てて目をそらさなくなっていた。代わりに、ほんの少しだけ頬を赤らめ、こっそりと笑みを浮かべるようになっていた。
――またあの気持ちよさが、味わいたい。
その思いが、優希の頭の中で日に日に大きくなっていった。
そして次の週末がやってくる。
金曜日の放課後、優希は二人を校舎の裏に呼び出した。掃除用具が並ぶ物陰は、誰にも見つからない秘密の場所だった。
「明日……また、うちに来ない?」
優希の声は、自分でも驚くほど落ち着いていた。それでも胸の鼓動は早く、握りしめた手のひらに汗がにじむ。
健太は目を丸くした。
「またやるのか?」
「うん。だって……」
優希は言葉を詰まらせた。どう伝えればいいのか。ただ気持ちよかったから、じゃなくて。もっと深い、何かを求めている感じがした。
「……私ばっかり、気持ちよくなってるの、なんか不公平だと思って」
その言葉に、拓也が息をのんだ。
「え? どういうこと?」
優希はうつむき、スニーカーのつま先で地面の小石を転がした。
「だって……健太も拓也も、私のことばっかり見て、触って……でも二人は、何も感じてないんでしょ?」
一瞬の沈黙が流れた。
健太が首をかしげた。
「感じてないって……まあ、確かに優希みたいにイクわけじゃないけどさ」
「でも、俺たちもすごくどきどきしたよ」
拓也が小声で付け加えた。
「だから……今度は、みんなで同じように……」
優希は顔を上げた。目には少しの迷いもなかった。
「……みんなで、裸になってやろうと思う」
二人の息づかいが、一瞬止まるのを感じた。
「ま、裸って……」
「全部……脱ぐの?」
健太と拓也が同時に声を上げた。二人とも顔が真っ赤になっている。今まで優希の裸を見る側だったのに、今度は自分たちも晒すことになる。
「だめ……?」
優希が心配そうに尋ねると、健太は慌てて首を振った。
「いや、別にだめじゃないけど……ちょっと驚いただけ」
「俺も……できるかわかんない」
拓也が照れくさそうに頬をかいた。
「でもさ、優希がそうしたいって言うなら……やってみてもいいかな」
健太がそう言うと、拓也もゆっくりとうなずいた。
「うん……まあ、やってみようか」
優希の胸に、熱いものがこみ上げてきた。
――私の言うことを、聞いてくれる。
土曜日の午後、再び優希の家のリビングに三人が集まった。
今日も両親は外出中。窓から差し込む午後の光が、カーペットを柔らかく照らしている。
でも空気は前回とは明らかに違っていた。重い、張りつめたような緊張感が漂っている。三人ともソファに座ったまま、誰も動かない。
「で……どうする?」
健太が、まず口を開いた。
優希は深く息を吸い込んだ。
「じゃあ……私から、脱ぐね」
立ち上がり、そっとTシャツの裾をめくった。前回はショートパンツだけを下ろしたが、今回は上も下も全てだ。
まずTシャツを脱ぎ、床に置く。まだほとんど膨らみのない胸が、冷たい空気に触れる。乳首が小さく尖り、びくっと震えるのを感じた。
次にショートパンツのボタンを外す。チャックを下ろす。腰を浮かせて、生地を腿までずり下げ、最後は足を抜いて完全に脱ぎ捨てる。
すっかり裸になった優希は、二人の前に立った。何も隠すものがない。まだ陰毛の生えていないなめらかな股間、ぷっくりと膨らんだ陰唇、その上の小さな突起――全てが丸見えだ。
「わあ……」
拓也が声を漏らした。
「ほ、本当に全部脱いじゃったな」
健太も目を大きく見開いている。二人の視線が優希の身体をくまなく舐め回す。その視線そのものが、肌をぞくぞくさせる刺激になった。
「次は……二人の番だよ」
優希が言うと、健太と拓也は顔を見合わせた。
「じゃあ……俺から」
健太が立ち上がり、自分のTシャツを脱ぎ始めた。がっしりとした肩、まだ子どもらしい丸みを残した胸。お腹は少しぽっちゃりしている。
次にジーンズのボタンを外す。チャックを下ろすとき、手が少し震えているのが見えた。
ズボンが床に落ちる。その下にはチェック柄のトランクスが履かれていた。
「それも……脱いで」
優希の声が、自然と甘く誘うように響いた。
健太は一瞬ためらい、そしてトランクスのウエストバンドに手をかけた。ゆっくりと下ろしていく。
まず毛の生え始めが見え、そして――
まだ包皮に覆われた、幼いペニスが現れた。完全には勃起していないが、少しふっくらと膨らんでいる。先端は包皮の間からほんの少し、ピンク色がのぞいている。
「こ、これが……健太の……」
優希が一歩近づいた。今まで見たことのないものを見るような、真剣な眼差しで見つめる。
「うん……恥ずかしいけど」
健太が顔をそむけた。でも優希が見ているのを、完全には拒んでいない。
「私が……触っていい?」
その質問に、健太は息を詰まらせた。
「触る……って?」
「うん。だって、私ばっかり触られてたから……今度は私が、健太のこと触りたい」
優希の目は真っ直ぐだった。男の子っぽい仮面は完全に剥がれ、そこには好奇心に満ちた少女がいた。
「……わ、わかった」
健太がかすかにうなずくと、優希はしゃがみ込んだ。そしてそっと手を伸ばし、健太のペニスに触れた。
温かい。柔らかい。包皮のしわの感触が、指先に伝わる。
「ん……」
健太が小さくうめいた。優希が触れると同時に、彼のペニスがぴくりと動き、少しずつ大きくなっていくのがわかった。
「大きくなってる……」
「そ、それは……優希が触るから……」
健太の声が震えている。優希はそっと包皮をめくってみた。すると先端から、透明な液がにじみ出ている。
「あ、それ……」
「だ、だめ……見ないで……」
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