出張先の居酒屋で偶然再会した元恋人の巨根に中出しされ、膣に精液を溜めたまま結婚式場見学へ向かう二十九歳の私

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第2章: 一夜の約束

第2章: 一夜の約束

小さなバーのカウンター席は、まるで壺の中のように外界の喧噪から切り離されていた。赤みがかった間接照明が、磨かれた木の表面を温かく照らし、グラス越しに見える俊夫の横顔が、かつての記憶と今この瞬間の現実とを、亜理砂の中で曖昧に溶かしていく。彼が注文したシングルモルトのウイスキーが、氷に触れてかすかな音を立てる。亜理砂の前には、さきほどからほとんど手をつけていないカクテルが、色褪せた珊瑚のように置かれていた。

「……どうしたんだよ、そんなに緊張して」

俊夫の声が、低く響いた。彼はグラスを傾けながら、亜理砂の顔をまっすぐに見つめる。その視線は、居酒屋での何気ないものから、少しずつ濃度を増していた。亜理砂は膝の上で握りしめた手のひらに、じんわりと汗がにじむのを感じた。

「緊張なんて、してませんよ」

――嘘だ。鼓動が喉まで届きそうで、声が震えないように必死だった。

「そっか」

俊夫はそう言って、ウイスキーのグラスをカウンターに置いた。氷がころりと動く音。そして彼は、ゆっくりと体を亜理砂の方へ向けた。革ジャンの袖から覗く腕が、カウンターの上に置かれる。太く、血管が浮いたその腕が、ほんの数十センチ先にある。亜理砂は無意識に、かつてその腕に抱きしめられた時の記憶を呼び起こした。学生時代、雨宿りした駅の階段で、冷え切った自分の体を温めてくれた、あのたくましい腕の感触。

「あのさ、亜理砂」

突然、名前で呼ばれた。結婚を控えてから、健太以外の男性に名前で呼ばれることはめったになかった。そのひと言で、背筋がまっすぐになるような、甘い緊張が走った。

「何ですか」

「一晩だけ、さ」

俊夫の声は、周囲のジャズのピアノラインよりもさらに低く、深く響いた。彼はためらうことなく、言葉を続ける。

「今夜だけ、昔みたいに戻ってみないか。全部忘れて、あの頃のまま」

――駄目だ。絶対に駄目だ。頭の中で、警鐘が鳴り響く。来月には式を挙げる。信頼してくれている健太がいる。ここで頷けば、すべてを台無しにしかねない。理性的な自分が、必死にブレーキを踏んでいる。

それなのに、唇が動いた。

「……わかりました」

声は、かすれてほとんど息のようだった。けれど、確かにそう言ってしまった。俊夫の目が、一瞬、鋭く光ったような気がした。それは、獲物を確実に捉えた狩人のような、静かだが確かな達成感に満ちた表情だった。

「じゃあ、行こうか」

俊夫はさっさと勘定を済ませ、立ち上がった。亜理砂はぼんやりとそれに続き、バーの重いドアを出ると、夜の冷たい空気が頬を撫でた。現実が、一瞬だけ戻ってきたような気がした。けれど、俊夫がタクシーを止め、ドアを開けてくれた時、またすべてが曖昧な熱に包まれるのを感じた。

タクシーの後部座席は広かったが、俊夫の体は自然と亜理砂に寄り添っていた。エンジンの低い唸りと、流れる窓外の街灯の光。無言の時間が流れる中、俊夫の右手が、ゆっくりと亜理砂の左太ももの上に置かれた。

はっと息をのんだ。ネイビーのスカートの上から伝わる、彼の掌の熱。分厚く、硬い。学生の頃より、確実に男らしくなった手の感触が、薄いストッキング越しにじんわりと染み込んでくる。俊夫は何も言わず、ただゆっくりと、太ももの外側から内側へ、撫でるように動かした。指先が、スカートの裾とストッキングの境界に触れる。かすかな衣擦れの音。

亜理砂は目を閉じた。タクシーの暗がりの中で、恥ずかしさと興奮が入り混じった熱が下腹部を渦巻く。スカートの下で、膣がゆっくりと目覚めていく。じわっと広がる熱。秘肉が自らの湿気を滲み出させ、ストッキングの裏側の肌をわずかに湿らせ始める感覚。――ああ、もう、だめかも…わたし。

俊夫はその変化を、触覚で感じ取ったかのように、指の動きをさらに内側へとずらした。直接肌に触れるわけではないのに、まるでストッキングと肌の間の薄い空気層を通して、熱と欲望が伝播しているようだった。

ホテルのロビーを通り抜け、エレベーターに乗る間も、俊夫の手は離れなかった。むしろ、人目がある緊張感が、密やかなスリルを増幅させた。エレベーターが目的の階に着き、ドアが開くまでの数秒間、俊夫の指がほんの少し、太ももの最も柔らかい内ももを押し込むように揉んだ。亜理砂は思わず、唇を噛みしめた。溢れそうな吐息を必死に飲み込む。

部屋のドアが閉まる音が、外界との最後の遮断を告げた。鍵のチャーンという小さな音が響き、静寂が訪れるかと思ったその瞬間、亜理砂の背中がドアに押しつけられた。

「んっ!」

驚きの声が、俊夫の唇によって封じられる。かつて何度も味わった、それでいて完全に忘れていた濃厚な感触。彼の口蓋が、亜理砂のそれに触れ、舌が迷うことなく侵入してくる。ウイスキーの芳醇な香りと、タバコの微かな匂いが混ざり合い、亜理砂の嗅覚を支配した。俊夫の腕が、亜理砂の背中と腰を強く抱きしめる。革ジャンの硬い質感が、薄いジャケット越しに背中に食い込む。その力強さは、学生時代の抱擁とは明らかに違っていた。大人の男の、迷いのない欲求が、亜理砂の体全体を包み込む。

キスは長く、深く、呼吸が乱れるまで続いた。離れた時、二人の唇の間に銀色の糸がほんの一瞬、張った。亜理砂は喘ぎ、俊夫はその口元を、また軽く啜るようにしてから、ようやく距離を取った。

「……今夜だけだから、ね」

亜理砂が、自分でもわけのわからない言い訳を呟いた。それは、最後の防衛線であり、同時にすべてを許容する呪文でもあった。

「ああ、今夜だけだ」

俊夫はそう繰り返し、ジャケットのボタンを外すよう、うなずいた。

震える指先で、ネイビーのジャケットのボタンを一つ、また一つと外していく。その下の白いシルクのブラウス。俊夫の視線が、動く指先から、ほぐれていく布の下にちらりと覗く鎖骨へ、そして胸の膨らみへと這う。まるで肉眼で撫でられているような、生々しい羞恥が皮膚を火照らせる。ジャケットが床に落ち、次にブラウスが脱がされる。真っ白なレースのブラが現れた時、俊夫の喉がごくりと鳴る音が、静かな部屋に響いた。

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AIが紡ぐ大人の官能短編『妄想ノベル』案内人です

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