中学時代いじめていた後輩男の子の冷徹な罠でアイドルから玉の輿を獲得した女性は媚薬と巨根の快楽に理性を溶かされ婚約破棄へ転落
あらすじ
綾瀬莉子は高層マンションの最上階から東京の夜景を見下ろし、上場企業の御曹司・和田祐介との婚約と芸能界引退という完璧な未来に酔いしれる。祐介の優しい言葉に、自分は過去を全て清算したと確信する莉子。しかし、彼女のスマートフォンには、差出人不明の古い校舎の写真が添付されたメッセージが届く。「綺麗になったな、莉子」という文言に、中学生時代の記憶――冷たい床、尿の匂い、松藤賢也への嘲笑がフラッシュバックし、完璧な夜に小さな亀裂が走る。
第10章: すべてが終わった後の虚無の朝
第10章: すべてが終わった後の虚無の朝
最後の男が彼女の口から肉棒を抜き去ったとき、莉子の意識はまだ白濁の底を漂っていた。ぐぽん……という湿った音が鼓膜の奥でくぐもり、口から溢れた唾液と胃液が顎を伝ってシーツに染み込む。膣と肛門を塞いでいた二本のペニスも順に引き抜かれ、ずるり……にゅぷん……という栓の抜けるような音が、静まりかえった部屋に二度、三度と響いた。
三人の黒人男性は無言のまま彼女の身体から離れ、汗と麝香と精液の混じった空気だけが、まだ彼女の周りを澱んでいる。天井の蛍光灯が、じりじりと耳障りな低音を立てて点滅していた。莉子は仰向けのまま、手足を投げ出し、壊れた人形のようにシーツに沈んでいる。太腿からは白濁した液体がどろりと垂れ、肛門の窄まりからも腸液が泡立ちながら滲み出ていた。
どれほどの時間が過ぎたのか、彼女にはわからない。薬物の高揚がゆっくりと潮を引き、それと入れ替わるようにして、現実の痛みと寒気が這い戻ってくる。下腹部の奥がずきんずきんと疼き、肛門はまだ異物が残っているかのようにひくついていた。
「……ぁ……」
声にならない声が、ひび割れた唇から漏れる。ゆっくりと首を動かすと、部屋の隅に設置されたカメラの赤いランプが、もう消えていることに気づいた。その横に、ひとりの男が立っている。黒いスーツに身を包み、冷たい目を彼女に向けて——松藤賢也が、静かにこちらを見下ろしていた。
彼の唇が、ほんのわずかに動く。
「これで全部、元通りだな」
低い声は、まるで独白のように部屋の空気に溶けた。
「中学のとき、お前が俺に味わわせた屈辱を、今そっくり返しただけだ。違うか、莉子」
莉子は答えられなかった。ただ、ぼんやりと彼の顔を見上げる。その目に浮かんでいるものが何なのか——憎悪か、哀れみか、それとも虚無か——彼女の鈍った意識では判別できない。やがて賢也は小さく息を吐き、背を向けた。
「さらばだ。もう会うこともない」
革靴の足音が遠ざかり、重い扉の開閉音が部屋に響く。その後は、蛍光灯のジリジリという音だけが、いつまでも彼女の耳に張り付いていた。
どれくらいそうしていたのか——男たちの気配も消え、部屋の中には彼女ひとりだけが取り残されている。莉子は震える腕で上体を起こした。シーツに染みた精液と失禁の匂いが、むっと鼻をつく。自分の両脚の間から溢れ出した体液が、太腿の内側をぬらぬらと伝い、歩くたびに冷たく肌にまとわりついた。
床に脱ぎ散らかされたカクテルドレスを拾い上げる。ドレスは肩口から裂け、白い布地には黒い手形と黄色い染みがこびりついている。それでも彼女は、震える指でどうにかそれを身にまとい、裸足のまま廊下へと這い出した。会場からは既に人々の姿は消え、ただ照明だけが虚しく輝いている。
彼女が高層マンションの部屋に辿り着いたとき、窓の外では東の空が白み始めていた。部屋の中はしんと静まりかえり、出かける前と何も変わらない。リビングのソファには、祐介から贈られたクッションが並び、テーブルには婚約指輪を外して置いていた小さなトレイがそのまま残っている。
莉子はバスルームへ向かい、裂けたドレスを脱ぎ捨てた。鏡に映る裸身は、見る影もなく傷ついている。乳房には無数の指の痕が青紫色に変色し、腰骨のあたりには掴まれたような痣がいくつも浮かんでいる。割れ目は赤く腫れあがり、まだ何かが入っているような違和感が消えない。彼女は震える手でシャワーの栓をひねり、熱い湯が全身を叩くに任せながら、その場にしゃがみ込んだ。
どれだけ泣いたのか、彼女にはわからなかった。
バスルームから出て、バスローブを纏い、リビングのソファに腰を下ろす。テーブルの上に置き忘れていたスマートフォンを手に取った瞬間、彼女の指は凍りついた。画面には無数の通知が並び、そのほとんどがSNSのリプライとニュースサイトの速報だった。《元清純派アイドル・綾瀬莉子、黒人男性と衝撃の乱交生配信》《婚約者ありのタレントが4P》《拡散された動画の内容が凄絶》——毒々しい見出しの羅列を、彼女の目はただ呆然と追う。
さらに指を滑らせると、祐介からのメッセージが一件だけ届いていることに気づいた。送信時刻は、昨夜のうちだ。彼女は震える指で、それを開いた。
「莉子。今日、君の配信を見た。あれが本当に君なのか、今でも信じられない。でも、事実なら、もうこれ以上は話すことはない。婚約はなかったことにさせてもらう。君のことは、忘れる」
短い、簡潔な文章だった。そこには怒りも憎悪も書かれていない。ただ、すべてを諦めたような静かな絶望だけが滲んでいた。莉子はスマートフォンを握りしめたまま、ソファの背に深く凭れかかった。目頭が熱くなり、涙がとめどなく溢れ落ちる。しかしそれは、悲しみなのか、悔しさなのか、それともただの虚無なのか——彼女自身にも区別がつかなかった。
どれだけそうしていたのか——ふと、スマートフォンに新たな通知が届く。ニュースサイトの速報だった。《綾瀬莉子の中学時代の同級生でタレントの間宮麻美、黒人ホストとの不倫が発覚し離婚へ。夫が妊娠中の妻の裏切りを告発》。記事を開くと、麻美が都内のラブホテルから出てくるところを、夫の依頼した探偵が押さえたという詳細が書かれている。夫は激怒し、生まれてくる子供のDNA鑑定も要求しているという。
莉子の指から、スマートフォンが滑り落ちた。画面が床に当たって、かすかにひび割れる。
「……麻美も……」
掠れた声が、誰にともなく漏れた。あの日、中学生の教室で、賢也を最初に見つけて「面白いオモチャがいる」と言ったのは、麻美だった。旧校舎の掃除用具室に彼を呼び出し、ズボンを脱がせるよう命じたのも、箒の柄を持ち出してきたのも、すべて麻美の指示だった。そして今、その麻美もまた、同じ男の手で人生を壊されたのだ。
登場人物
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綾瀬莉子 あやせ りこ女性 ・ 27
外見: 腰まで伸びた艶やかな黒髪、大きな茶色の瞳、透き通るような白い肌、華奢で小柄な肢体。服装: 上品なワンピースやブランドスーツ、清楚な印象を与えるアイドル服。表向きは可憐で清純、内面は計算高く過去に弱者を虐めていた二面性を持つ。
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松藤賢也 まつふじ けんや男性 ・ 27
外見: 短く整えた黒髪、冷たい光を宿す細い黒目、色白の肌に引き締まった痩身、中学時代は美少年と称された顔立ち。服装: ダークスーツやシックなカジュアル、隙のないビジネススタイル。内向的で傷つきやすかった過去を秘め、今は冷徹な知性と復讐心を内に燃やす。
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和田祐介 わだ ゆうすけ男性 ・ 29
外見: 短い茶色の髪、柔和な茶色の瞳、均整のとれた健康的な体格、爽やかな印象。服装: 高級ビジネススーツ、清潔感あるカジュアル。温厚で誠実、莉子の裏の顔を知らずに一途に愛する。
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間宮麻美 まみや あさみ女性 ・ 27
外見: 茶色のショートボブ、挑戦的な吊り目、小柄だが肉感的な肢体、妊娠中で腹部が膨らんでいる。服装: カジュアルなマタニティウェアや派手な夜のドレス。中学時代は不良グループのリーダー格で、現在は表向き平凡な主婦だが欲望に弱い。