第1章: 偶然の再会と変わり果てた姿(続き 2/2)
キャップのツバの影で、目が細く、危険なほどに輝いているように見えた。
一息つく。
りなに引かれるまま、提灯の明かりの中へと足を踏み入れた。
冷房の効いた店内の空気が、ほてった頬に気持ちよく触れる。
でも、胸の高鳴りは、一向に収まる気配がなかった。
りなは店員に「二人です」と軽く告げ、僕を奥の席へと案内した。
その背中を見つめながら、思った。
――これから、いったい何が始まるんだろう。
胸の奥でざわめく欲望が、ほのかな期待となって膨らんでいく。
抑えることが、できなかった。
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