田舎の閉塞感に喘ぐ私が真夏のコミケで大勢のカメラマンに囲まれスカートの中を晒し羞恥と高揚に震えた日

目次

第2章: スカートの中の反撃、パンツを食い込ませて肛門の割れ目まで晒す

第2章: スカートの中の反撃、パンツを食い込ませて肛門の割れ目まで晒す

立ち去っていく背中たちを、私はじっと見つめていた。黒いTシャツの男の背中が人混みに紛れていく。さっきまで私を囲んでいた六人、七人のレンズが、今はあの金髪の子に群がっている。胸の奥で、何かがめらめらと燃え始めていた。悔しい。なんで私じゃだめなの。水着だったから? それだけで、みんな行っちゃうの?

足元にはまだ、二人か三人の気配が残っていた。目の端で捉えたのは、迷彩柄のベストを羽織ったがっしりした男。オールバックの髪に白いものが交じっていて、ぎょろりとした大きな目が、まだ私のスカートのあたりをうろうろしている。私を撮るのをやめたわけじゃないみたい。でも、その視線にもさっきまでの熱が感じられなくて、いつ離れてもおかしくない、そんな宙ぶらりんな感じ。

このまま終わりたくない。せっかく勇気を出して「はい」って言ったのに、たった数分でおしまいなんて。胸の奥の黒い渦が、ぐるぐると音を立てて回り始める。私にだって、できることがあるはず。負けたくない。あの派手な子に──そして私を見捨てた男たちに──せめて一瞬でも、振り向かせてみせる。

太ももの内側を汗が伝っていく感触。そのぬめりに指先が誘われるように、私はそっと右手をスカートの裾に這わせた。誰かに見られているかもしれない。いや、見られているからこそ、この動きには意味がある。私は何でもないふうを装って、指先をスカートの布地の奥へと滑り込ませた。

湿った空気が、太もものつけ根にまで忍び込んでくる。指先がパンツの布地に触れた。暑さと汗でしっとりと湿ったコットンの感触。私はそれを指で摘み、表向きは食い込みを直すように見せかけて──逆に、ぐいっと深く引き込んだ。

布が太もものつけ根に食い込んでいく圧迫感。それだけじゃない。私は指を離さず、さらに奥へ奥へと布を押し込んでいく。パンツの布地が臀の割れ目に沿ってめり込んでいく感触に、背筋がぞくりと震えた。布が肉の狭間に沈み込み、生地の縁が肛門のすぐ手前まで届いている。まるでTバックみたいに、お尻のほとんどが剥き出しになっているのが自分でわかった。

その瞬間、背後で息を呑む気配がした。

「……おい」

誰かの掠れた声。迷彩ベストの男のほうから聞こえた気がした。私は気づかないふりを続ける。心臓が早鐘を打ち始めて、指先がかすかに震えていた。でも、その震えは怖さだけじゃない。何かが始まる予感に、唇の端がひくっと動く。

衣擦れの音がした。カメラを構え直す気配。それから、足音。一人、また一人と近づいてくる。さっきまでつまらなそうにレンズを下ろしていた男たちが、戻ってきているのだとわかった。迷彩ベストの男が何か言ったのかもしれない。でも私の耳には、自分の心臓の音と、近づいてくる足音しか届かなかった。

私はまだ足りなかった。もっと振り向かせたい。もっと、私だけを見させたい。胸の奥の渦が、もっともっとと叫んでいる。私は再びスカートの中へ手を差し入れた。今度は迷わず、パンツの布地を横にずらす。臀の肉が直接空気に触れて、ひりつくような感覚が走った。会場の熱風が汗でしっとりした肌にまとわりつき、普段は絶対に触れられることのない奥の奥まで、空気が入り込んでくる。

お尻の割れ目が、完全に晒されている。

スカートの布が後ろからめくれているのかもしれない。自分では見えないけど、背後から突き刺さる無数の視線の熱で、今自分がどうなっているのかはっきりとわかった。臀の肉の丸み、その中央を縦に走る割れ目、そして汗でてらてらと光る肌の質感。すべてがレンズに吸い取られていく。

カシャッ。

最初のシャッター音が響いた。それから、カシャカシャカシャ、と連写の雨。一人じゃない。何人ものシャッター音が重なり合って、私のお尻だけを撮っている。目の端で捉えた人影は、さっきよりも増えている。五人、いや六人。あの金髪の子のところから、こっちに戻ってきたんだ。

その確信が、胸の奥からせり上がってくる。

「見てる……みんな、私のこと見てる……」

唇の端が、自然と上がっていく。抑えようとしても、だめだった。顔がにやけるのを、私はうつむいて隠した。悔しがるどころか、誇らしさが込み上げてくる。さっきまで「水着ですか」で私を捨てた男たちが、今度は私のお尻に群がっている。あの金髪の子じゃなくて、私のところに戻ってきている。その事実が、胸の奥をじんわりと満たしていく。

立ちっぱなしの膝が、心地よく震えていた。太ももの内側を汗が伝い、ふくらはぎまでぬるぬると落ちていく。私は疲れを理由に、その場にゆっくりと座り込んだ。コンクリートの床の冷たさが、スカート越しに臀に伝わってくる。でも、パンツが食い込んだままの肌には、直接ひんやりとした感触が届いていて、その落差にまた背筋がぞくっとした。

頭上からもレンズが覗き込む気配がして、私は顔を上げなかった。まだ終わらない。私の反撃は、まだ始まったばかりだ。

1 2 3 4
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

AIが紡ぐ大人の官能短編『妄想ノベル』案内人です

コメント

コメントする

目次