仲良し三組夫婦の長野温泉旅行で酒と王様ゲームに呑まれた妻が巨根のHさんに白目を剥いて犯され半年ごとの交換関係が始まるまで
あらすじ
仲の良い三組の夫婦で出かけた長野の貸別荘。川沿いの露天風呂で酒を飲み、裸のまま始まった王様ゲームの命令は、キスから露出、自慰へと際限なく過激になっていく。バスタオル一枚の男女の羞恥が溶け、妻の提案した遊びは夫婦の境界ごと焼き尽くしていく。年上妻の熟れた肌、友人の巨根、目の前で堕ちる妻。日常では決して触れられない場所まで、酒と裸と命令がなだれ込んでくる。
第1章 運転手の私だけが覚えている川沿い露天風呂の白い湯気と裸の妻たちが境界を溶かし始めた昼下がり

第1章: 運転手の私だけが覚えている川沿い露天風呂の白い湯気と裸の妻たちが境界を溶かし始めた昼下がり
ワンボックスのタイヤが砂利を噛む音で、後部座席の笑い声が一瞬だけ途切れた。私はハンドルを握り直し、フロントガラスの向こうに現れた焦げ茶色のログハウスを認める。妻の景子が「着いたわよ」と歌うような声を上げ、上村綾香がシートベルトを外す金属音をぎちらせた。車内には道中ずっと飲み続けていた缶ビールと焼酎の匂いがこもり、エアコンの冷風と混ざって鼻の奥をむず痒くする。私はまだ素面だった。缶ビールを膝に挟んだ景子が「あんた、よく飲まないで運転できるわね」と笑い、秋永崇が「政夫は真面目だからな」と緩い声をかけてくる。バックミラー越しに秋永麻衣の横顔が映った。彼女は窓に寄りかかり、暑さでほんのり赤くなった剣幕の白い首筋を外の光に晒している。私はハンドルから伝わる振動の奥で、その首筋から立ち上る汗ばんだ石鹸の匂いを、飲酒の熱気とは別の輪郭を持った香りとして感じていた。
ログハウスは川沿いに建ち、裏手に回るとゴツゴツした岩を乱雑に組んだ露天風呂が、白い湯気を青い空へほぐしている。川の水音が岩場を洗い、流れの冷たさだけが耳に届いて、肌の汗を引かせた。荷物を玄関へ運んだ後、上村裕貴が「炭、組んでくるわ」と短く言って庭先へ出て行く。景子と綾香は浴衣の入った紙袋を抱えて二階へ駆け上がり、木の階段を裸足で踏み鳴らす音が小気味よく響いた。私はいったんワンボックスへ戻り、クーラーボックスからビールを取り出して冷蔵庫に運ぶ。キッチンに立つと、隣で麻衣が「手伝うわ」と柔らかい声を落とした。彼女が紙袋から浴衣を出しながら、ちらりと私を見て口元を緩める。真珠のような肌と形容すればいいのか、白というよりは蜜を含んだ半透明の乳白色が、窓明かりの下で輪郭を溶かしている。
私が無言で缶を冷蔵庫に詰めていると、麻衣は「政夫さん、車の運転、ありがとうね」と語尾を静かに伸ばした。唾の音が混じった小声に、汗と柔軟剤の匂いが重なる。私は「いえ、私の車ですから」と顔を向け、すぐに視線を落とした。彼女の指がビニール袋の持ち手を捻り、細くて白い親指の腹が、ぼんやり赤い。年上だと分かっているのに、その手元を見つめていると耳の裏が熱くなった。
二階の窓から景子の笑い声が落ちてくる。
「麻衣さんも、早く着替えましょうよ」
麻衣は応える代わりに、首だけで二階を見上げた。その拍子に浴衣が胸元で擦れ、白い布地の隙間から鎖骨のくぼみが覗く。彼女の体には、三十八歳という年齢を湿らせた空気のようにまとわりつかせた色香があった。私の妻より五つ年上で、乳房はやや垂れているらしいが、あの白い肌こそが湯煙の中でどう滲むのか、想像して息を詰める。麻衣がキッチンを出ていくと、私はビールの結露を指先で拭い、炭の匂いが庭から流れ込んでくるのを深く吸った。
外では裕貴が七輪に炭を組み、崇が肉のパックを開けて塩胡椒をまぶしている。景子と綾香が浴衣姿でバルコニーに現れ、川風呂の湯気を指差して歓声を投げた。私は冷えたビールを木のテーブルへ並べ、麦茶のペットボトルを脇に置く。湿った日陰の草が生温かく蒸れ、肌がじわりと汗ばんだ。皆が集まる前に、缶ビールを一本開けてしまう。のどを鳴らして三度飲み、ぬるい空気が腹の底で熱を灯す。
十五分も経たないうちに、景子が「ねえ、水着、本当にいる?」と大きな声で笑い出した。答えたのは綾香で、「私はいらないかな、もう昼から裸でも冷えないし」とあっけらかんと言い放つ。麻衣が「私も、まあいいかしら」と小さく同意し、その流れで浴衣の帯が床に落ちる。私は焼き網の脂が跳ねる音を聞きながら、視界の隅で夕方の薄明の中に踊り出した白い影を捕まえた。
景子が浴衣を肩から滑らせる。布が背中を抜け、尻の丸みが裸電球めいた残光を吸って浮かんだ。そのままずんずんと庭を横切り、露天風呂までの木板を濡れた足裏でぺたぺた鳴らして走る。綾香も後を追い、結んだばかりの髪の毛先が肩を打った。私の妻の腰のくびれ、綾香の締まった太腿、麻衣が一瞬ためらってから帯を脱ぎ落とす背中の広がり。三人の女は湯気の中へ入り、肌の白さを溶かす湯の揺れで輪郭を曖昧にした。私は炭火の煙で目の奥を刺激され、言葉にならない息を鼻から逃した。
バーベキューの匂いが木立に染み、第一ラウンドの肉を食い潰す頃には、全員が酒で笑い上戸だった。私は焼き係の崇から豚トロの皿を受け取り、麻衣の向かいに腰を下ろす。麻衣は湯上がりのまま浴衣を羽織っており、白い太腿が乱れた前合わせから覗いていた。彼女がビールを注いでくれる。淡い泡が昇り、喉に流し込む冷たさが夕闇の中で一際鋭い。景子は「あー、気持ちよかった。川の音って、肌に残るんだね」と独り言を零し、綾香が「もう脚がだるい」と笑う。男たちも笑う。だが私の瞼の裏には、先刻の湯けむりと、はしゃぐ女たちの身体が焼き付いて離れない。
──妻の裸を、友人ふたりの裸と一緒に眺めたのは初めてだった。羞恥よりも先に、見てはいけなかったのだ、という後悔の淡い芯がある。しかし時間が経つほど、その芯は酒にしみて甘い重さに変わっていく。
夜になっても気温は下がらず、川の際に寄ると冷たい風が頬を撫でた。景子と綾香は再び露天風呂へ向かい、浴衣を岩の上に脱ぎ散らかした。麻衣が「あんた、今日は飲まないの?」と私へ顔を寄せ、濡れた黒髪から湯の匂いが鼻先を掠める。私は「あんまり強い方ではないので」と答え、ぬるくなった缶を口へ運んだ。彼女は「そうなんだ。あんたの運転、退屈じゃなかった?」と続け、自分の浴衣の襟元を指先でさわる。白い指が、浮き出た胸元の骨の窪みを辿る動きをしている。
私の心臓が、酒と関係なく小刻みに跳ねた。
「楽しかったですよ。助手席に座ってくれて」
そう言うと、麻衣は口元を手の甲で隠すように笑った。怒っていない、悪びれてもいない、年上の女が時折見せる含みの笑みだった。
気づくと庭のジャグジーに男三人が浸かっていた。星空が濁りなく高く、露天風呂から聞こえる女たちの声が水音の切れ目で艶を帯びて混ざる。裕貴は目を閉ざし、崇は首の後ろへ腕を回したまま、川風呂の湯気を眺めていた。私も深く息を吸い、湯温で解された肩の力を背もたれに沈める。ビールに焼酎、ワインまで回って、五感がしだいに薄皮を剥ぐ。誰からともなく笑い、言葉が途切れる。男三人とも、そのまま浅い眠りに落ちていた。
目を覚ますと女性陣も露天風呂から上がり、湯の表面に湯気がまだ厚く浮いていた。岩の上には色の異なる浴衣と、小ぶりな下着が無造作に置かれ、白と黒と花柄の布が湿った闇に吸い付いている。三人が脱いだものを片付けもせず、裸のままリビングの木の床を歩いている。水を弾く足音が、廊下を挟んで耳元まで転がる。私はいつの間にかジャグジーから出され、首に手拭いをかけられていた。崇が隣で重たげに瞼を開けて「お、もどったか」と笑う。
リビングでは大型の間接照明が木の壁を橙色に焦がし、女たちの白い背中と尻の稜線をくっきり浮かしていた。景子が冷蔵庫からビールを出す。背中から腰まで真っ直ぐに濡れており、筋肉の薄い尻に照明の橙色が吸われている。彼女は私の顔を見るなり「やっと起きた? 私たち、もう普通にいるから気にしないで」と笑い、胸元を手で隠したり隠さなかったりした。
私の隣へ麻衣が座る。手近にあった白いバスタオルを胸から巻き付けて、後ろ手に留めた蜂の巣のような膨らみが震えた。布越しに胸の重さが確かに分かってしまう。
「一番おばさんだから、なんか巻いとかないとね」
彼女は静かな笑い声を零し、ビールを一口飲んだ。その白い喉が上下し、顎から胸へ流れる首筋の水気と混ざる。私は誤魔化すように缶を煽った。酒が回り切った頭の芯は熱く、なのに手足の先だけが妙に敏く冷たい。視線が泳いで、景子の裸の肩、綾香の片手で隠した小さな乳房、麻衣の太腿の付け根を掠める。
六人はテーブルとソファにだらりと集まり、生白い肌と熱い視線が交差した。冷蔵庫の唸りだけが醜く静まり、川の音がさざ波のように座敷を這ってくる。まだ誰も「続き」を口にしない。けれど、バスタオルという一枚の布が境界を溶かし始めた空気を、私の耳だけが息苦しく拾っていた。
第2章 バスタオル一枚の妻が割り箸を引いた王様ゲームの第一命令で私の目の前から布を落とす長い夜のはじまり

第2章: バスタオル一枚の妻が割り箸を引いた王様ゲームの第一命令で私の目の前から布を落とす長い夜のはじまり
だれの喉が鳴ったのか、それとも川の音が座敷の板を這ってきただけなのか、区別がつかない沈黙をごまかすように、私は缶ビールの底をテーブルへ置いた。結露の雫が指の股を濡らして、木の天板に小さな輪を描く。
「ねえ、王様ゲーム、やらない?」
景子の声が、思ったよりずっと近くで弾けた。ビールで潤んだ唇を缶の縁に寄せたまま、まるで天気の話でも持ち出すみたいに軽い調子だった。私は妻の顔を見る。勝気そうな黒い瞳が間接照明を受けて、油を含んだように柔らかく光っている。裸の肩から胸元へ伸びる線が、白いバスタオルに食い込んでいた。
「王様ゲーム? まだ飲み足りないの」
綾香が笑いながら応じる。片手で結い直したポニーテールが背中を叩いた。バスタオルを胸の上で折り返した格好の綾香の二の腕は、火照ったのか薄紅色に染まっている。
「やろうよ、そこに割り箸あるじゃない。番号書けば一丁上がりでしょ」
景子はテーブルの隅に置かれた紙ナプキンの束を指先でつつき、それから割り箸の入った小袋を手に取った。景子の肩を覆っていたタオルがわずかにずれ、乳房の横の白い膨らみが布越しにむにゅりと寝返りをうつ。私の額に汗がにじんだ。
綾香が小さく手を叩く。
「私、ルール知ってる。いいよ、番号作っとく。当たった人は絶対やるってことでしょ。Hさんの奥さんも、いいですよね?」
麻衣は静かに頷いた。胸元に巻いたバスタオルの合わせ目から、やや垂れかけた乳房の上部が淡い影を見せている。彼女は年上らしい落ち着きで「まあ、あんたたちが決めたなら」と笑い、膝の上の布を指先でなぞった。白い太腿がほのかに開く。
「何、お前ら本気かよ。まあ、こういうのは流れだし、乗るしかないか」
崇が低く笑って、背中を起こした。彼の肩幅の広い背中にバスタオルが斜めにかかっており、黒い胸毛の先端が覗いている。裕貴はしばらく「ああ、やるのか」と短く呟き、缶を煽った。彼の下腹部を覆うバスタオルが、膝の上で小さな山を作っている。私は気づかないふりをした。
綾香が割り箸を裂いた。六本に折り分け、端の太さを整えて、紙ナプキンにボールペンで小さく番号を書いていく。私の視界の隅で、景子が無意識に自分の項を掌で拭った。汗ばんだ肌が照明をぬらりと照り返す。
「はい、これで。一人ずつ引いてね」
綾香が箸を輪ゴムで束ねた。差し出された束を景子が笑いながら回してくる。指先が伸び、濡れた竹の表面からほのかに箸の匂いが立った。
「じゃあ、私から引くわよ」
景子が一本抜く。両手で隠して、ちらりと番号を覗いた。綾香、崇、裕貴と順に引き、麻衣が上品に折れた箸を一本選ぶ。最後に残った一本を私が取った。手の中で少し震えているのは、酒のせいだけではない。
一番の箸を引いたのは綾香だった。彼女は箸を掲げて、大げさに咳をする。
「じゃあ初回、王様は私ってことで。おとなしく、うーん……当番ね。今だけ。二号と四号は、冷蔵庫から新しいの取って、グラスに入れること」
裕貴が低く「おお」と声を漏らして腰を浮かせた。崇も立て膝をついて、冷蔵庫の黒い取っ手を引く。私の箸は三号。麻衣は五号。景子は六号。結局、景子と私は当番にならず、綾香の命令は拍子抜けするほど他愛ないものだった。ただし、裸の上からバスタオル一枚で動く男たちの姿は、酒の熱気の中でとんでもなく生々しかった。二人がビールを注いで回り、着席すると、景子が「何それ、甘いなあ」と声を弾ませる。
綾香が口を尖らせた。
「最初よ、最初。恥かかせるのは二回目からでいいっしょ」
景子が喉を鳴らしてビールを飲み、私の方を振り返る。
「じゃあ二回目、引くわよ。あなたも、いい加減覚悟しときなさいよ」
景子の「あなた」はすでに熱を帯びていた。白い指が私の箸の束に絡み、一瞬だけ私の親指に触れる。爪の先がぬるりとしていた。私は箸を引き、飲み干してから番号を見た。二号。心臓が妙に早く、背中の真ん中が汗ばんでいる。
六本の箸がテーブルの上へ置かれる。王様を引いた景子が、喉の奥でくつくつと笑って箸を振った。間接照明の下、景子のバスタオルは胸の上から尻の下部を隠すだけになって、くびれた腰の両脇が生々しく開いている。
「私が王様。いいわね、今度こそ絶対に従うこと。ねえ、みんな」
返事を待たずに景子が続けた。
「二号と五号。立って、そのバスタオルを取る。頭の上まで上げて、床に落とす。裸になって両手を広げて、一回こう、回って。隠したらやり直し」
つまり私と麻衣だった。麻衣が小さく「あら」と呟き、その場に静かに手の甲をおいた。私は缶を置いてゆっくり腰を浮かす。内臓のあたりが冷たい塊になって落ちていくような心地がした。股間が布越しに自分でも分かるほど熱を集めている。
景子が目を光らせた。
「早く。戻るとやり直しとか、言ったじゃない」
私の隣で麻衣が立ち上がる。白いバスタオルが背中から腰へ貼り付き、彼女の後ろ姿が光と影の境目に溶けかけた。麻衣はうつむき加減のまま、ゆっくりと結び目を外した。布が息を吐くように落ちる。
麻衣の裸体が、初めてはっきりと私の視界へ入った。肩から背中へ続く白い背筋の溝。左右へ張った尻は思ったよりもずっと肉厚で、腿の付け根へ流れる曲線はこの世のものとは思えないほど粘度の高い色香を帯びている。乳房はやや重みを増した輪郭で下向きに揺れ、淡い色の乳首が、空気に触れて尖りかけた。彼女は胸と股を隠そうとして、肘を曲げ、けれど景子が「隠しちゃだめ」と声を張るので、観念したように両腕を垂らす。
麻衣は回った。片足を軸にして、白い裸身がゆっくりと半円を描く。側面から見える腰骨の出方、背中から尻へのむっちりした稜線、腿の後ろに走る細い筋。私の視線が麻衣の陰毛の柔らかな茂みへ触れた瞬間、膝の力が抜けそうだった。彼女の太腿の付け根が、蜜を塗ったように薄く濡れ光っている。
「次、あなた」
景子が笑う。私を見下ろす目が、妻のものとは思えないほど黒く底光りしていた。私は顎を引いて、腰に巻いたバスタオルの端を掴んだ。糸の縒りが汗で重い。一息に引き抜くと、湿った布がぺちゃりと膝に当たった。
下半身が外気へ晒される。股間はすでに半勃ちで、先端が腿の内側へ突き出していた。両腕を広げて回る。妻や友人の前で勃起を余計に硬くしていく自分が、背中越しの視線で分かってしまう。綾香の「あ、」という短い声、崇の喉を鳴らす音、麻衣の唇から漏れた湿った呼吸。耳の奥で川音が大きくなった。
私が座り直すと、景子が後ろから私の肩を抱いた。汗で張り付いた乳房の先端が、背中の上をこする。
「やったわ。これで全員裸。本当はみんな、こうしたかったんでしょ」
私は返す言葉を失い、ビールを一口含んで喉を灼いた。麻衣はタオルを拾わず、足元に丸めたまま座り込む。彼女の乳房が、古い枝に熟れた白桃のようにゆらめいていた。
次の王様は裕貴だった。彼は箸を二本立て、無表情のまま「一号と三号、自分の乳首を摘め。二十秒」と言い放った。一号は私だった。三号は綾香だった。
夫の命令に、綾香は「ええ、あんたの前で?」と一瞬顔を赤らめ、けれど誰よりも先に人差し指と中指で胸の先を挟んだ。ひくんと背中が浮く。私も親指と人差し指で自分の乳首を摘まれた。さほど感じはしないが、自分の指が自分の身体を探っている様を見られていると思うと、額の熱が一気に燃え上がった。
二十秒が終わり、溜め息を吐く。景子が「今度は私が王様取るからね」と呟き、箸を引いた。王様になったのは崇だった。
崇は軽く笑って番号を読み上げる。
「四番と六番。立って、互いの体をじっくり眺める。後ろも見せる。手は触れない」
四番は景子、六番は麻衣だった。妻と、私の憧れの年上女が、裸のまま向かい合う。景子の小ぶりで張りのある乳房が、涼しい空気の中で張り詰めて見える。麻衣の胸は重く、重力のままに垂れて、先端の淡い色が蠱惑的だった。二人は見つめ合い、ゆっくり背中を見せる。まろい景子の尻、麻衣の広い尻。私は手を太腿に据えたまま、視界から溢れそうになる裸の量に眩暈さえ覚えた。
次に王様になったのは麻衣だった。まさかの展開に、全員の笑い声がひときわ大きくなる。麻衣は頬を染めて「私、こういうの、初めてで」と言い、考え込むように自分の太腿の内側を押さえた。それから、じらすように息を吸って、命令を落とした。
「じゃあ二号と三号。男の人の、乳首を口で舐めて。十秒」
二号は崇、三号は綾香。ぎくりと空気が鳴った。綾香は一瞬裕貴の方を見た。裕貴は頷きもせず、けれど綾香が床へ座り込み、崇の胸元へ唇を寄せるのを、横目で追っている。綾香は肩で息をしながら崇の右乳首へ舌先を這わせた。崇が低く「ん」と唸る。綾香の真剣な横顔に、自分の股間がぐっと熱を増した。裕貴の口元が固まっているのが、恐ろしいほどよく見えた。
麻衣が隣で小さく「これで、みんな一緒ね」と呟いた。私は顔を向けられず、膝の上で手を重ねた。
五回目の王様は私だった。手の中の箸が濡れている。私は番号を見て、喉を絞った。
「三番と五番。裸のまま、歩き回る。リビングを一周。ただし、胸と股を隠すのは禁止」
三番は綾香、五番は麻衣だった。綾香は「うそ」と乾いた笑いをこぼし、麻衣はゆっくり立ち上がる。二人が裸のまま板張りを歩く。腰が揺れ、尻の肉が足音に合わせて上下した。麻衣の広い背中、綾香の若々しい腿。私の陰茎は完全に怒張し、先端のぬめりが太腿へ触れる。手で隠すことが許されないのが、これほど苦しく、これほど甘い罰だと初めて知った。
六回目の箸を引く直前、崇が景子に「お前、何やってんの」と声をかけた。景子は「何でもないわ」と笑い、束を差し出す。私は深く息を吸いながら箸を取った。五号だった。
全員が箸をめくる。王様は綾香だ。綾香は目を大きく見開き、自分の箸と、テーブル上の割り箸の数を照合した。
「これ、私……私が決めていいの?」
景子が前のめりになる。
「いいよ、どうしたの。綾香、言っちゃえよ」
綾香は息を整え、唇を舐め、低く、はっきりと命令した。
「三番。そこに立って。バスタオル、全部取る。で、みんなに、見せて。前も、後ろも」
三番は崇だった。崇は一瞬だけ瞠目したあと、小さく「ああ」と頷いて立ち上がる。裕貴が缶を置いた。私の喉が鳴る。麻衣が居住まいを正す気配がした。
崇が腰の布を解く。厚い胸板、なだらかな腹筋、黒い陰毛の束、そしてそこから垂れ下がる一物が、空気を切って現れた。太く、長い。私のものよりはるかに立派で、まだ眠っているはずの状態ですでに藤色の亀頭が鞘から覗いている。彼が後ろを向くと、太腿の裏から臀板の肉が盛り上がり、正面を向くと、その重そうな肉茎が揺れて、周囲の空気まで熱くした。
声が出ない。景子の呼吸が乱れているのがわかる。綾香も、目を逸らすどころか食い入るように崇の股間を凝視していた。私は自分の股間の先走りを覚えながら、麻衣を盗み見た。麻衣は唇を半開きにし、自分の太腿をぎゅっと寄せている。白い肌が火照り、陰毛の奥の茂みから、てらてらと蜜が零れ落ちるように輝いていた。
「すご……」と綾香が息だけで言った。景子は応えず、ビールを一気に飲み干す。
「もう、ここまで来たら。次、やるわよ」
景子が掠れた声で箸を掴んだ。誰も「やめよう」とは言わなかった。明日の予定は、もう誰の舌の上にも上っていない。私の胸の底に、妻の視線が崇の巨根へ貼り付いたまま動かないことへの嫉妬と、隣で香る麻衣の女体のむせ返るような匂いが、二本の熱い川のように流れ込んでいた。
第3章 よく回る舌で年上妻の茂みを舐め上げさせられた私の耳に幼妻の切なげな声が混ざり始める王様ゲームの深部

第3章: よく回る舌で年上妻の茂みを舐め上げさせられた私の耳に幼妻の切なげな声が混ざり始める王様ゲームの深部
崇の巨根が空気を震わせてから、リビングの熱は一段と粘度を増した。誰も彼の逸物から目を離せない。景子が自分の唇の端を舐め、綾香は太腿の内側をもじもじと擦り合わせている。麻衣に至っては、背筋をほんのわずかに反らせ、白い喉をさらけ出した格好のまま微動だにしない。私は手に持った缶ビールの冷たさだけを頼りに、暴れそうになる呼吸を押し殺していた。柱時計の音が、川の流れよりはっきりと断続的に響く。午後八時を回ったばかりの山あいの夜が、窓の外でどっぷりと沈んでいる。
「次、引くわよ。もう全部やるつもりで来てるんでしょ」
景子が割り箸の束を摘まみ、乾いた音を立てて円卓の中央へ放り出した。酔いのせいか指先が心なしか紅く、細い親指が箸の角をなぞる。その仕草には先刻までの笑い声と違う、芯の通った何かが宿っていた。周囲を見回すと、誰一人として拒む気配を見せない。裕貴に至っては、膝の上で拳を固め、あからさまに息を深くしている。崇が「お前、王様引けよ」と低く促すと、景子はにやりと口元を歪めた。
私が引いた箸は四号だった。崇が五号、裕貴が二号、綾香が六号、麻衣が一号。景子が最後に箸をめくると、三号の文字が照明を浴びて浮かんだ。一瞬の沈黙の後、景子が王様らしく胸を張り、くびれた腰に手を当てて笑う。
「よし、私が王様。じゃあ遠慮なく……一号と五号。今度は手を使わないで、五号の性器を一号が口で舐める。舌だけで、三十秒」
私の喉が引き攣れた。麻衣が崇のものを、口で。その命令は、私たち六人をまた一段、深い穴の底へ引きずり込むような響きを帯びていた。麻衣はゆっくりと立ち上がった。劉いた白い裸身が間接照明の光を背負い、縁取りだけが燃えるように橙く浮かび上がる。真面目そうな黒い瞳が、崇の股間をきちんと捉えていた。彼女は口の中で何か呟くでもなく、そっと床へ膝を下ろす。熟れた女体の各所が、重力に素直に垂れ下がる。私は股間へ血が集まるのを自覚しながら、隣で見ている景子の横顔へ目をやった。景子は唇を半開きにし、指先を太腿の付け根へ触れさせている。
麻衣は両手を崇の脛に添え、顔を彼の腰の前に寄せた。崇の肉茎は先ほどよりはっきりと怒り、太い幹に青い血管が浮き上がっている。麻衣が顔を近づけるだけで、先端の窪みから透明な雫が垂れて、床に細い糸を引いた。彼女はためらうそぶりを見せず、桜色の舌を伸ばして、亀頭の先へちょこんと触れる。崇の下腹が引き締まる。
「ん……お前、うめえ」
崇の声が掠れた。麻衣は返事をせず、今度は舌を平たくして、鈴口から首筋までをゆっくり舐め上げていく。ぬめりを含んだ肉の表面が、唾液の膜でてらてらと光った。三十秒は短いようでいて、見ている側には永遠に感じられる。麻衣の小さく尖った鼻先が崇の黒い陰毛へ埋もれ、吐息が皮膚を温めた。ちゅ、れろ……と、淫りがわしい水音が、夜のリビングにしつこく響き渡る。長い黒髪が麻衣の肩口を流れ、その端が崇の腿に触れるたび、痩せた男の下腹がびくと跳ねた。
麻衣の横顔を盗み見ると、瞼がうっすらと半開きで、口の端から溢れた唾液が顎を伝い、乳首へ落ちて光っている。彼女はもう完全に、夫以外の男を咥える自分を楽しんでいる。妻とは違う、年上特有の静かな獣性がそこにはあった。
「はい、お終い。戻っていいわよ」
景子が喉を詰めた。麻衣は名残を惜しむように、亀頭の裏を舌先でくっと押し上げてから、体を引いた。崇が天井を見上げて荒い息を逃がす。麻衣は膝の上で座り直し、湿った唇をそのままに小さく舌なめずりした。卑猥な匂いが周囲にたちこめている。汗と唾液と、雄の発情の匂い。その中に混ざる甘い蜜の気配を、私の鼻は決して見逃さない。
「次、誰が引くか。もう、ずるくならないように回すわよ」
景子が箸を乱暴に寄せ集める。私の心臓は、耳のすぐ下で早鐘を打っていた。身体は火照っているのに、背筋のあたりだけ冷い汗が流れていく。隣の麻衣の太腿から、ぐっしょりと濡れた草いきれのような香りが漂い、あてどない昂りをさらに煽り立てる。
次の命令は、綾香が崇のものを舐める番だった。王様になった裕貴が、ぶっきらぼうな声で「二号と五号。性器を口で、って、さっきの逆で二号が舐めろ。舐められるのは五号」と告げたのである。綾香がぎくりと肩を揺らし、その若々しい乳房の頂を震わせた。
「あんた……私に、こんなのさせるの」
綾香が小さく睨んだ。裕貴は何でもないことのように目を逸らす。
「当たったんだから、仕方ないだろ」
綾香は唇を噛んで、崇の前ににじり寄った。まだ残る麻衣の唾液に光る崇のペニスを前に、絹のように滑らかな頬を引きつらせている。それでも、彼女は夫の方を一度も振り返らず、右手を崇の太腿に預けると、先端を薄赤い舌でぺろと拭った。
「つよ……熱い。こんなの、私の口に入らない」
そう呟いた声は、しかし濡れた艶をすでに帯びていた。綾香は舌を尖らせ、鈴口のくぼみを丹念に突ついた。こりっとした触感を確かめるように、唇で亀頭を挟み、しだいに深くまで呑み込んでいく。クチュ、クチュと、奥歯のあたりから粘っこい水音が溢れる。崇の巨根を根本まで飲み込めない綾香は、扱き残しの焦りを指で補った。彼女の後頭部が上下に振れるたび、高い位置で結んだポニーテールが跳ねて、若草のような香りをあたりへ撒く。あまりの光景に、私は拳を固めたまま息を止めていた。自分の血管が耳の中でどくどくと脈打っている。
横を見ると、麻衣の指が自分の太腿の付け根をゆっくり上下している。皮膚を掻くような動きではない。押し潰して円を描く、明らかに感じ始めている指だ。黒い陰毛がその指を隠すけれど、隠しきれない蜜の匂いが、湯上がりの肌から立ち昇っている。私は妻のことを見なければならないのに、目が麻衣の指ばかりを追ってしまう。
綾香が崇から口を離すと、透明な糸が彼女の下唇と亀頭の間で細く伸びて、ぷつりと切れた。綾香は口元を拭わず、ぼんやりとした表情で床を見つめている。崇が「うまかった」と低く零すと、彼女のか細い肩がもう一度震えた。裕貴の耳まで赤くなっているのを、視界の隅に認める。きっと彼も、羞恥と興奮の狭間で息を詰めている。私だけが素面で、この理不尽な宴の熱を甘んじて受けている。
次の抽選で、景子が裕貴とのキスを命じられた。鼻先が触れ合う距離で、景子の白い指が裕貴の首の後ろへ回る。私の妻は、他人の夫の唇を柔らかく食み、やがて互いの舌を露出させて、卑猥な水音を零した。景子が唾液の糸を切りながら腰を揺する。その開いた唇も、重ねた指も、自分の夫を差し置いて私の隣に座る麻衣の太腿への欲望を、いっそう呼吸苦くさせるだけだ。
麻衣が私の視線に気づき、ゆっくりと振り向いた。
「何、見てるのよ。そんなに、私の太腿が気になる?」
年上女の余裕で、彼女は悪びれもせず笑った。その笑みの奥に、煽情的な鈍い光がとろりと溶ける。景子は私の知らない声で「あぁ……」と甘く鳴いた。リビングの空気が耳鳴りのように揺れる。もう誰の身体も隠すことのできる場所など持っていなかった。羞恥はとうに壁を失い、汗ばんだ肌の匂いだけがぴったりと座敷に染みついている。
「舐めてほしいんでしょ。はっきり言いなさいよ。あんた、口が上手いんでしょ」
麻衣が私の腕を掴む。白くて滑らかな指が、腕の内側の汗ばんだ皮膚に食い込んだ。彼女の指先は湿っていて、熱い。私たちの間の空気がいやに生々しく、まるで濡れた粘膜を触っているようだった。麻衣は片足を崩し、私の正面へ片方の腿を投げ出す格好になる。茂みの向こうの肉襞が、ねちょりと微かな音を立てて開いた気がした。
「いいのよ、あんたになら」
景子の目がこちらを一瞬よぎる。しかし私へ咎めだてはしない。妻はまだ裕貴の肩に手を置いたまま、熱に浮かされた面持ちでこちらを見ていた。そこに夫への執着はない。あるのはただ、目の前の快楽と、隣で始まろうとする新しい秩序への、湿った好奇心だけだった。
私は麻衣の前ににじり寄り、彼女の膝をそっと押し開いた。跪く格好になる。床板の冷たさが膝頭を刺す。鼻先へ近づくと、彼女の陰毛はこんもりと柔く茂り、割れ目は熟した桃の皮のように艶を帯びてうっすらと膨らんでいた。親指と人差し指でそれを割り開くと、襞に溜まった愛液がとろりと手前へ溢れ、屋内の熱気に蒸された磯の匂いをふわりと放つ。甘くて、鋭い酸味。頭の芯が痺れる。
舌先で、まずは周囲の柔らかな産毛を辿った。麻衣の腰が小さく揺れ、太腿の内側がけいれんするように波打つ。こんもりした肉の谷へ鼻梁を沈め、舌を平たく這わせる。れろれろ、ちゅるちゅる、と自分の唾液が彼女の蜜と混ざり、音が生まれては消えていく。麻衣の汁気はしつこいほど強く、舐めても舐めても尽きることがない。
「あ……そう、もっと、ゆっくり……唾、含ませて」
麻衣が自分の太腿の裏を掴み、腰を浮かせた。私は言われるままに、舌の裏へ唾液を溜め、ゆっくりと襞の奥へ流し込む。舌先で内側を軽く押し上げると、ひくん、と肉が勝手に蠢き、ひと際どろりとした粘液が溢れてきた。私はそれを遠慮なく吸い上げ、すぼめた唇で小さな真珠を転がす。ぬちゃ、ぬちょ、と卑猥な音が続く。太腿の皮膚が熱に浮かされ、汗でべったりと張り付く。麻衣の爪が床板を引っ掻く。彼女の背が仰け反り、乳房が左右へ重たく揺れるのが、まぶたの裏に映る。
「いい、……あんた、ほんとに上手い……もっと、中まで舌、突っ込んで」
麻衣が私の頭を掴み、腰を押し付けてきた。年上女の余裕はすでに皮を剥がれ、指の力には遠慮がなくなっている。舌をひだに差し込み、柔らかくひだを割るように舐め上げる。奥から潮のような匂いがよじ登って、鼻と喉を灼いた。れろれろ、じゅる、ちゅ、……音だけがやけに遠くで弾む。股の向こうで妻たちの吐息が、男たちの荒い鼻息が、断続的なさざ波のように重なっていた。
視界の端で、景子が綾香の胸へ唇を寄せる。景子の舌先が、いかにも勝手知った動きで綾香の乳首を転がす。綾香は片手で目元を覆いながら、片方の指を自分の股へ差し込み始めた。若い女の指の節が、とろとろの肉筒を出入りする。景子の額には汗が滲み、艶声ともつかないようなため息をたびたび漏らす。私の目の前には麻衣の白い太腿と、既に大人の蔓の伸びた肉壺と、私を責める艶っぽい膝の動き。余白などどこにもなかった。
「あっ、……そこ、いい……もう、指で……舌も指も、両方」
麻衣の命令口調が、掠れて甘く裏返った。私は言われたまま、人差し指をぬかるみへ沈める。中は燃えるほど熱く、柔い襞が指へしっかりと絡みつく。第二関節まで挿れると、麻衣の内壁が一番締まる場所を舌先で探り、かつ、こつん、と己の下前歯を恥骨へぶつけた。彼女が身を震わせる。
「ひ……浅いとこ、だめ……もっと中、ゆっくり掻いて……」
私は媚るような声に従い、ゆっくりと内側を掻き出した。グチュ、グチュと粘液の渦が鳴り、自然と腰が揺れてしまう。麻衣の膣が私の指を貪る。とろけた襞が何層にも絡まり、指の先端を奥へ吸い込もうとする吸引力には、一片の理性も残されていなかった。熟れた女の味と匂い、そしてこの抽斗のように深い体内の蠢き。私は麻衣に喰われている。
一方、妻の方は綾香の中へ指を入れ、そうして何かを耳元で囁いた。綾香がこくりと頷き、自分の陰唇を指で左右に広げて、ぱっくりと湿った内側を晒す。景子がその窄まりへ舌を吸い付かせた。あどけない顔とは裏腹に、綾香の腰ががくがくと突き上げられるように跳ねる。
「あ、いや、そんな、……奥、……私、変になっちゃ……あぅっ」
涙の滲んだ高い声が、私の耳の奥を転がる。麻衣の息も、それに応えるようにどんどん肌の下の獣めいた音へ変わっていく。
「あんたも、もっと舌を……いい、あたし、あなたと……奥まで」
私は夢中で舌を差し込み、鼻先を割れ目の上の肉粒へ押し当てた。鼻から抜ける息が彼女の敏感な突起を震わせる。麻衣の腿が私の耳を挟み、その内側の産毛まで逆立って見えた。汗、湯、粘膜、精、酒、六人の体臭が全部まざり、暗い夜のリビングを別種の湯気のように満たしている。射精よりもずっと重苦しい痺れが、下腹の奥をじわりじわりと侵食していく。決して逃げられない甘美の最中へ、自分から頭を沈めていった。
「そろそろ……一回でいいから、だめだって言うほど、……あぁ……」
麻衣の腰が大きく浮いた。私は唇全体で彼女の花弁を挟み、はしたない音をわざと鳴らして啜る。ちゅ、ちゅるる、と唾液ごと愛液を吸い尽くせば、彼女は「あ────」と息だけの声を吐いて、大きく腿を痙攣させた。しばらくのあいだ、膣の周りがひくひくと波打った。首筋までが真っ白い桃色に染まっていた。
顔を離すと、口の周りが彼女の汁と私の唾液でぐちゃぐちゃに光っている。呼吸が乱れていた。私は手の甲で口元を拭い、息の苦しさを隠すようにうつむいた。指先にはまだ麻衣の熱がまとわりついていて、鼻の穴には彼女の濃厚な淫香がこびりついている。あまりに強烈で、まるで粘膜の奥まで味わい尽くされた気分だ。
顔を上げると、視界の隅で景子の指先が、崇の膝の上を弄んでいる。重なる指は白く汗ばんで、男の毛深い足を不埒に這い回っていた。妻の横顔はひどくのぼせ、唇を吸われた桃みたいに少し腫れている。私と目が合っても、景子は笑わなかった。ただ首を傾げるようにして、崇の腿に唇を寄せかけていく。
私は麻衣の太腿を掴んだ手を、ゆっくりと自分の膝の上へ戻した。空気は重く、川の音さえ耳へ届かない。全員の羞恥がとっくに麻痺してしまい、床の上には互いの涎と汗と蜜が小さな水たまりのように点在していた。折り重なる息継ぎだけが、この深い夜の底で、確かに生きている証のように鳴っていた。割り箸の一片が汗を含んだ床へ張り付き、誰の命令を待つでもなく、ぐにゃりと反り返っている。
第4章 王様ゲームの最後の命令で妻がHさんの巨根に跨り夫の目の前で白目を剥くまで喘ぎ切った寝室の夏の転落

第4章 王様ゲームの最後の命令で妻がHさんの巨根に跨り夫の目の前で白目を剥くまで喘ぎ切った寝室の夏の転落
割り箸の束を握りしめた景子が、深く息を吸い込む。その瞬間、彼女の指先からは、麻衣の愛液を拭いきれなかった私の口元へと、甘酸っぱく饐えた淫靡な残り香が流れ寄せてくるようだった。リビングの板床に点々と広がる唾液と愛蜜の水たまりが、間接照明のぬるい光をぬらぬらと照り返し、鬱陶しいほどに熱を孕んだ夏の夜気が、六人の裸体をぴったりと一枚の膜のように包み込んでいる。
景子は束の中からようやく一本を抜き、手のひらの下に隠すようにして番号を確かめると、そのまましばらく身じろぎひとつしなかった。白い喉がこくりと上下し、勝気な黒い瞳が細められる。その横顔を、隣に座る崇が低く笑って覗き込んだ。
「どうした、当たりかよ」
景子はゆっくり首を振り、それから濡れ光る瞳で崇をまっすぐに見据えた。私にはその眼差しの意味が一瞬わからなかった。いや、わかりたくなかっただけなのだろう。彼女の唇が薄く開き、そこから零れた言葉は、笑いの膜を一枚かぶったまま、最後の一音だけが裏返っていた。
「私と崇さん、ここでセックス」
その宣言は、湿った空気の底へ石を落としたように沈み、一拍遅れて綾香が小さく息を呑んだ。麻衣の指先が、するりと私の太腿を探ってくる。私は動揺を声にできず、いつもよりずっと低い場所――臓の奥、骨盤の底――から心臓が脈打つのを感じていた。喉は乾き、舌が上顎へ張り付く。妻が、他人の男と、この場で。その決定的な言葉が、頭の芯で何度も反響する。
「寝室の方がいいんじゃないか」
崇の声は、あくまでも落ち着き払っていた。まるで今夜の料理の段取りでも確認するような、穏やかで低い響きだった。景子は少しだけ顎を引き、彼の逞しいすねに手を添えたまま、こくりと小さく頷く。その仕草が、夫である私の知らない女のものに見えた。
六人が立ち上がる気配とともに、床に散らばったバスタオルの端が裸の足に引きずられていく。めくれ上がる布の縁が、女たちの足首や男たちの脛を、はだけた肌ごと撫でていく。私は床から目を離せなかった。そこに広がるのは、さっきまで九時からの酒盛りで笑い合っていた六人の残骸のようでもあり、これから始まる獣じみた宴の前触れのようでもあった。汗とハイボールと、熟れた粘膜の匂いが、人体の移動に押し出されるようにして廊下へ流れ出ていく。寝室の引き戸を裕貴が開けた。湿った夏の夜気が、山の暗さを帯びたまま室内へ沈み込み、照明に照らし出されたベッドの上では、白いシーツがひときわ清潔な獣皮のように横たわっていた。
景子がベッドへ乗り上げる。その拍子に跳ねた乳房を隠そうと腕を持ち上げ、けれどその動きはかえって、脇の下の薄く赤みを帯びた窪みを晒した。女の、それも妻の、日常ではけして見せない場所が、わずかな仕草の揺らぎから零れ落ちていく。崇は一度だけこちらを振り返り、何かを言いたげに口元を歪ませる。それが笑みなのか、それとも私への遠慮なのか、判断がつかないまま、私はベッドの足元へ正座するように腰を下ろしていた。麻衣がその隣にしゃがみ込み、綾香は裕貴の太腿に手を置き、裕貴は壁に背中をもたせかけて無言で腕を組む。五つの視線が、すでに堂々と景子と崇の裸を貫いている。この空間に羞恥を拒む隙間はなかった。観る側の私だけが、鳩尾のあたりに冷たい石を詰められたように息を詰めていた。
崇が景子の背中を抱いた。厚みのある胸板が、妻のしなやかな肩甲骨へ覆い被さる。彼は首筋へ鼻先を沈め、ゆっくりと舌を這わせた。ねっとりと湿った舌先が景子の耳の裏をたどるたび、彼女の背が波打ち、浜辺のさざ波みたいに小さな吐息が続けて漏れた。私の妻の粘膜から、嗅いだことのない匂いが立ち昇り始める。女の芯をそのまま煮詰め、熟しきる一歩手前で瓶に詰めたような、甘く饐えた誘淫臭だった。崇の大きな手が景子の乳房を下から掬い、親指の腹で先端を円を描くように押し潰す。ぷにゅん、と柔らかな果肉の揺れる気配が、距離を隔てた私の股間をじりじりと熱らせる。彼女の背中が、他人の手によってあんなにも敏感にしなる。私があの乳房へ触れるとき、彼女はいつも小さく身を捩って「くすぐったい」と笑った。それなのに。
麻衣の右手が私の太腿を這い上がり、萎えるどころかいっそう反り返った一物へ五本の指を絡めてきた。
「あんた、見てなさい。いいから、ここ、触られてなよ」
麻衣の声が、私の耳の奥へ湿った息と一緒に吹き込まれる。彼女は手指を軽く握り直し、手のひらの皺まで伝わる温度で、私の反応を面白がるようにゆっくりと上下へ扱きはじめた。こまめに擦られる刺激が、私の呼吸を不器用に途切れさせる。私は何かにしがみつくようにシーツの端を掴んだが、視界は犯人のように妻の肢体へ縫い付けられたまま、外れることができなかった。
崇が景子を仰向けに寝かせ、その太腿を両側からゆっくりと押し開いていく。十分に柔く開いた膝が、だらりと左右へ落ちていく様は、まるで人形の脚のようだった。麻衣とは違う、妻の若く張り詰めた秘部が、湿った夜気を噛むように露になる。秘肉はもうすでに汁気を湛えていて、あえかな襞を濡らし、小さな唇をひくひくと震わせていた。私はその光景から目を逸らすことができず、逸らしたいと思う自分と、もっと近くで見ていたいと思う自分とが、腹の中で獣同士のように組み合っていた。
崇は人差し指と中指を、ぬかるんだ窄まりへ音もなく沈めていく。いや、音はあった。ぐちゅ、と生活の音とは思えない粘液の音が、六人の息遣いの下を這った。
「あ……ひゃ……なに、崇さんの指……太……」
景子の声は、痛みと悦びを一本の細い糸で繋いだように震えていた。崇は中で指を曲げ、内壁を押し広げるように前後へ動かす。くちゅちゅ、ぬちゃ、と妻の中から湧き上がる愛液が、指の出入りにあわせて白い泡を窄まりの縁へ点々と縁取っていく。私は麻衣に根元を擦られながら、妻が他の男の指で掻き回される音を、夜の底に一音も聞き逃すまいと耳を澄ましていた。それは私の体を通過して、骨の髄へ沈んでいくようだった。
「あんたの奥さん、すごい音」
麻衣が、感情の読めない小声を私の耳元へ落とした。彼女は私の亀頭を掌から覗かせ、先走りでぬめる先端を親指の腹でくにくにと捏ねる。妻のひどく濡れた声音と連動するように、麻衣の指の締めつけが強くなっていく。私は二人の女に、まったく別の方法で追い詰められているようだった。
「誰か、コンドームある?」
景子が、喉を絞った声で問うた。天井を仰ぎ、荒い呼吸で胸を上下させながら、それでも現実の段取りだけは忘れていない。その平凡で、生活に根差した問いかけが、夫の私にはいちばん無慈悲な刃となって胸を割く。彼女は確かに、これから他人の男に抱かれるというのに、いつもの旅行のしおりを確認する声で、避妊具の在りかを尋ねた。
綾香が「あるわよ」と応じ、部屋の隅に置いた化粧ポーチへ手を伸ばした。四角い銀の包みが、ゆるい弧を描いて宙を切り、シーツの上に落ちる。硬質な包装の擦れる音が、やけに鋭く沈黙を破った。私は包みを拾い上げる崇の指先を見ながら、他人事のようにその手順を追っている自分に気づいた。避妊具を装着するという第三者同士の営みを、夫の位置から傍観している。その奇妙な現実感のなさが、視界のすべてを淫らな絵空事と地続きの光景として染め直していく。
避妊具を被せた崇の亀頭が、妻の窄まりへ押し当てられた。景子の両足が彼の腰へ絡みかける。楕円形の割れ目が巨大な先端を受け入れようと、唇をみるみる押し広げられ、空気の抜けるかすかな音が俄かに響いた。
「あなた、見ないで」
景子は首だけをこちらへ向けた。濡れた黒い瞳はとろけきっており、そのひと言の輪郭さえ溶けかけていた。私は、この言葉の奥にあるものを考えずにいられなかった。いや、考えてしまった。彼女は夫に見られたくないから言ったのか、それとも見られることを意識する自分の身体を、いっそう熱く感じているから言ったのか。おそらく、どちらも本当で、どちらも彼女を縛る羞恥と背中合わせなのだ。私に「見ないで」と言いながら、彼女の身体は崇の腰を両脚で抱き寄せている。目の前の男を拒めない、いや拒くつもりのない肢体が、言葉だけを私への免罪符のように投げて寄越したのだ。そう思った途端、腹の底から、侮辱としか呼べない鈍い熱が込み上げてきた。
私は視線を外せなかった。外すことを、身体が拒んでいた。妻の脚の先まで、舌で舐めるように見てしまう。崇の腰がゆっくりと沈んだ。
ずぶり……。
深い挿入の音が、長く耳に残った。景子の口が限界まで開き、声にならない吐息が喉の奥からひゅうと抜ける。彼女の額に青白い筋が浮き、黒い瞳がぐるりと上を向く。白目が露になった。私は、妻のあんな顔を初めて見た。普段の勝気な目元が、快楽に押し流されて焦点を失い、自分が誰の前で何をされているのか、もう彼女自身もわかっていないような貌だった。最初は浅く、しかし着実に、崇は彼女の肉の穴をこじ開けるように腰を使った。一回ごとに、妻の身体がベッドの上で数センチ押し上げられ、尻とシーツの擦れる音が夜の底で乾いていく。
「ちがう、だめ、奥、奥あたって、やだ、それ、……おく駄目、ああっ、あっ、あっ、あっ、いっぅ……」
景子の声が、夫の前であることも忘れた高さで裂けた。崇の大きな亀頭が内壁の奥をえぐるたび、彼女の膣口から愛液が泡立ち、ぬちゃぬちゃと粘液の悲鳴が湧き上がる。白く泡立った結合部が、照明の下で醜く、それでいて猟奇的なまでにうつくしかった。肉と肉の接合点から溢れる汁が、彼女の窄まりを太い幹へくっきりと貼り付けている。私は麻衣の手の中でぱんぱんに張り詰めていて、先走りでぬめる鈴口を指の腹で擦られるたび、膝の骨が笑うようだった。
「景子ちゃん、すごい……目、飛んじゃってるわよ」
綾香がかすれた声を溢した。彼女は裕貴の腕を握りしめ、自分の太腿をもじもじとすり合わせている。奥歯を噛み、頬を紅潮させ、その瞳は獣の発情めいた光でじめりと濡れていた。裕貴の肩が壁へ当たる音が、崇の律動に混ざる。部屋中に、人間の体温と汗と、昼間に浴びたはずの露天風呂の残り香までが、剥き出しのまま渦を巻いている。私の鼻の奥を灼くのは、妻なのに知らない女の饐えた匂いだった。
「そろそろ……動くぞ」
崇が短く告げた。景子は言葉の代わりに、両脚で彼の腰をきつく抱き寄せる。汗ばんだ背中に回した妻の指が、崇の広い肩甲骨の上で食い込み、爪の先が白く浮いているのが見えた。私は、妻という女を八年間、何ひとつ知らなかったのではないか。そう思えてならなかった。彼女の笑い声も泣き顔も、湯上がりの裸も、風邪で弱った寝息も、同じ布団の中で聞いてきたというのに、今この瞬間の景子は、私の知らない女として崇の下で背をしならせている。私が触れても、あんな風に全身で応えたことはない。私の指では届かなかった場所へ、崇の太い指は容易く入り込み、内壁を掻き回す度に妻の腰を跳ねさせている。拳を握りしめた指の付け根が白くなる。爪が掌へ食い込む痛みだけが、ようやく私を夫という形に縛り付けてくれた。なのに、私の身体は少しも正直ではなかった。麻衣の掌の中で反り返る一物は、妻が他人の男にあそこを貫かれているのを目の当たりにしながら、痛いほど芯を熱くして先端から透明な雫を溢れさせている。妻を守れなかった男の証であるかのように、それは麻衣の指の中で、浅ましく脈打っていた。
景子の顔から、私はもう目が離せなかった。勝気な黒い瞳はとろりと潤んで焦点を失い、崇に突き上げられる度に白目が覗く。私の前では明かりを消すことさえ恥ずかしがっていた妻が、今、他人の男の腰を脚で抱き寄せ、下品な水音を響かせながら抽送されている。彼女の口から漏れる声は、私が知っている女房の声ではなかった。あの日常の些細な笑い声でもなく、寝室で私の下で洩らす、どこか遠慮がちな喘ぎでもない。快楽の極限で搾り出される、野生の獣みたいな裏声が、寝室の空気を切り裂いて響いていた。
麻衣の手の動きが、再び私の意識を引き戻す。彼女は私が妻の痴態を見つめているあいだ、ずっと巧みに私を扱きつづけていた。掌の熱、指のやわらかな腹、亀頭の裏をなぞる執拗な動き。じゅぷり、と粘つく音が、妻の喘ぎの合間に私の耳へ届く。情けない話だが、妻の不貞と麻衣の手淫のあいだで、私の身体は完全に彼女の掌へ飼い慣らされていた。快感が背骨を這い上り、喉の奥に熱い塊がこみ上げる。張り詰めた肉の先から、恥辱と興奮の混ざった透明な雫が、麻衣の指の動きに合わせて止めどなく滲む。妻への嫉妬も、崇への劣等感も、彼女の掌から与えられる快楽がぜんぶ裏側へ押しやり、息を殺してこの女の手の中に沈み込んでしまいたいと、そう思わせるような色香がそこにはあった。
「ひぃ……崇さ……ん、あっ、それ、それ、……奥まで……あっ、あっ、く、ふ……」
景子は噛みしめるように喘ぎぎ、にわかに背を弓なりにのけぞらせた。下腹がびくびくと跳ね、膣の肉が崇の幹を絞り上げているのが、結合部の膨らみではっきりとわかる。麻衣がぐっと力を込めて私を二度、三度と上下へ扱き、そのたび快感が尾てい骨の裏を駆け上がって呼吸を乱した。妻の痴態と、麻衣の掌中という隘路とのあいだで、私は完全に前後不覚へ追いやられていく。
崇は景子の片脚を抱え上げ、ぐちゅぐちゅと音が立つほど性器を擦り込みながら抽送を続けた。妻の口からは、もう「見ないで」も「やめて」も消えている。上がるのは数秒おきの、熱に浮かされたような裏声の断末魔だけだった。彼女の額を汗が伝い、黒い瞳が度々白濁して隠れる。まぶたが落ち、開き、また焦点を失う。隣の麻衣が「奥さん、こわれてる」と息で笑い、私の耳たぶを歯で甘く噛んだ。痛みと、それに続く湿った舌の温もりが、私の意識をいっそう麻衣の掌中の律動へ絡め取っていく。
崇の腰が止まり、深く突き刺したまま、彼は「奥で、出す」と恐怖にも似た低い声を景子の耳へ注いだ。妻はにわかに首を振り、私の方を一瞬だけ見て、けれど続く突き上げに背を浮かせた。二人の抱き合う輪郭が、照明の熱でいびつに伸びる。二人が揺さぶり合う振動が床板を伝わって、私の正座した痺れる足を苛む。妻の腹の上に、崇の下腹がこすりつく音。ぎしぎしと軋むベッド。私はもう、止められもしなければ戻れもしない場所まで連れてこられていた。なのに足先から背骨を昇る怯えと興奮は、同量の熱で私の肉を燃やし尽くそうとしている。
私の隣で、麻衣が手のひらを返す。射精の予感が、会陰から尻穴の裏へ抜けていく冷たい痺れとなってせり上がってくる。妻が他人の精を、最奥で受けようとしている瞬間、私は麻衣の手の中へ洩らしかけ、それを歯を食いしばって堪える。視界は結合部に釘付けのまま、耳の奥では崇の荒い鼻息と、妻の変わり果てた嬌声が、いつまでも木霊していた。
第5章 帰りの車で眠る妻たちの寝息を背に熟れた年上妻が運転する私の膝へ顔を沈め半年後の再会を約束させる夜明けの長野路

薄明がカーテンの隙間から差し込み、昨夜の汗と精と女たちの蜜が染み込んだ空気を白々と浮かび上がらせていた。背中にへばりつくシーツの湿り気が、真夏の朝だというのに妙に冷たくて、私はしばらく目を開けたまま自分の呼吸だけを数えていた。腕の中には誰もいない。麻衣の体温は敷布の上にかすかな凹みを残して消えていて、隣では景子が裸の尻をこちらへ突き出すかたちで寝転がっている。その白い腰のあたりに目をやって、私はすぐに視線を天井へ戻した。窓の外では早朝の川が、眠りから醒めたばかりの喉でせせらぎをこぼしている。あの乱脈な夜の痕跡は、部屋のあちこちに転がるバスタオルと、笑い合った記憶だけが引き継いでいた。
いちばんに起き出したのは綾香だった。壁に手をついてゆっくり身を起こし、自分の腿のあいだに干からびた体液が白く筋になっているのを指でつまんで、眉をひそめている。
「タオル、借りるわね。誰か、どこ?」
掠れた低い声に、裕貴が床から半身を起こした。彼の太腿にも同じように乾いた跡がこびりついているのを認めて、私はこの夜が夢ではなかったことを改めて思い知らされる。ややあって、景子がむくりと上体を起こした。目はまだ半開きで、髪の毛が乱暴に頬へ張り付いている。
「あなた、何その格好。早く服着てよ」
景子の言葉は、私の股間をちらりと見てから放たれた。昨夜はあれほど他人の男へ躯を預けて喘いでいた妻が、朝になれば夫へ向かって日常の口調でそう言う。おかしな気分だったが、顔を洗い、荷物から着替えを取り出すあいだ、胸の内にうごめいていたのは失われた道徳への悔恨よりも、むしろ妙にさっぱりとした疲労と、体の芯に残った火の粉のような燻りだった。
朝の露天風呂は、白い湯気が昨日よりも濃く岩場を這っている。男三人は黙って湯に浸かり、湯温が骨の奥まで滲みていくのに任せていた。崇が肩まで湯に沈んだまま、誰へ言うでもなく口を開く。
「たく、ようやったな、昨日は」
声に力はなく、ただ酒と情交の後始末を流すような調子だった。私は彼の横顔を盗み見る。太い首筋には、景子が爪を立てたのだろう、赤く細い痕が二本走っていた。
「お前のとこも、すごかったな。声、だいぶ出てたぞ」
裕貴の声は低く、川音にすこし紛れた。私は「そうか」と短く答え、水面に浮く影をぼんやり眺めた。身体の芯に溜まった何かを、白い湯が根こそぎ浚ってくれることを祈るような心地だった。
「でも、悪くないだろ。たまにはああいうのも」
崇が小さく笑い、首を鳴らす。私の腦裡には、昨夜の結合部の生々しい音や、妻の見たこともない表情が繰り返し明滅していたが、それ以上に湯気の向こうで揺れていたのは、麻衣の熟れた白い裸身だった。ねっとりと絡みつくような白さ。私はそれを、罪悪感より先に欲深さとして抱えている自分を、水面の揺れにそっと沈めた。
湯に浸かりながら、私は昨夜の麻衣を思い返していた。あの白い肌が汗と精と唾液にまみれ、獣じみた呼吸で私を包み込んだ夜のことを。崇という夫がありながら、彼女はあれほど深い場所で私を咥え込み、膣の肉壁で私の肉茎を根元まで搾り上げた。あんな淫らな女が、社宅の奥様連中と同じ笑い方をする日常を生きているという事実は、私にとって男のどうしようもない弱さを抉り出す凶器のようなものだった。麻衣の体と麻衣の人柄。どちらが欲しいのかは、もう昨夜の歓びの中で判ってしまっている。体と人柄は彼女という一人の女の中でとっくに繋がっていて、その両方を知ってしまった私は、今さら友人宅の昼食会で微笑みなどを交わせる自分に戻れる気がしなかった。胸の奥で煤ける執着は、しかし朝の湯の中では不思議と柔らかく、私はただ、隣にいたはずの年上の女の体温を、失くしたくれに寂しんだ。
ざわり、と岩陰のあいだで空気が動いた。麻衣がタオルを胸元に押さえたまま、濡れた足裏を岩肌へ躊躇いがちに押し当てて降りてくる。白い足首が湯の縁へ沈み、一瞬ためらってから、彼女は手にしたバスタオルを岩の上に広げた。あらわになった乳房が、朝靄のなかで淡く立ち上る光を吸い込んで膨らみ、腰から尻へ続く曲線が湯気の白と溶け合う。私は湯の中の指をそっと曲げ、昨日あれほど貪った彼女の割れ目の匂いが、湯を伝って鼻の奥へ甦るのを感じた。ねっとりとする海の香り。あの下品でありながら上品な誘淫臭。私は息を細く吐き、湯の中の自分を宥めるように太腿の付け根を握った。
「いいわ、朝の露天も」
麻衣は昨日と同じゆったりした笑みを浮かべ、肩まで浸かってきた。私の隣に座るでもなく、崇の向かい側、つまり私の膝がかすかに触れそうな距離へ腰を下ろす。後部座席で眠る者たちのまとう火照りとは別の、醒めた穢れが混ざる湯の中で、ふくよかな腿が川砂を蹴った。私は彼女の白い喉から乳房の谷間、膨らんだ腹の線へ視線を落とし、昨夜あれほどねっとりと私の指を咥え込んだ肉裂が、今は静かに湯の中で眠っているのを想った。麻衣は私の視線に気づいているのかいないのか、睫毛の先から雫を落とし、朝日に透ける自分の鎖骨のくぼみへ手のひらで湯を掬いかけている。その素知らぬふうな仕草に、私はまた、彼女という女が夫の目を掠めて他人の男を濡らすことを、朝の空気と同じように当然のこととして呼吸しているのだと思った。欲が腹の底でのそりと首をもたげる。同時に、景子の寝顔が脳裡をよぎり、私は唇を水面まで沈めて、声にならないため息を泡に変えた。
帰り支度を整えてワンボックスカーへ乗り込むまで、誰も昨夜のことを根掘り葉掘り問い詰めたりはしなかった。景子は助手席へ座るつもりだったらしいが、荷物を積み終えないうちに「あんた、後ろいなよ。麻衣さんが地図見たいって」と景子に促され、麻衣が私の隣へ滑り込んだ。後部座席では、昼の酒と夜の情交の代償に眠りこけた四人が、発車して二十分もしないうちに互いの肩や腿へ頭をもたせかけ、浅い寝息をたてている。私は後ろを確認し、シートベルトを直してアクセルを踏んだ。
長野の山道を下り始めると、トンネルが頻繁に車を呑み、そのたびに車内が橙色の光で一色に染まる。風の音が変わり、ハンドルへ伝わるわずかな振動が掌を痺れさせた。麻衣は窓の外ではなく、私の膝のあたりをながめている。白いワンピースの裾が太腿に張り付き、熱気を帯びた車内の空気へ、昨日とはまた違う甘い汗の匂いを放っていた。その香りの奥に、朝の湯に残っていた彼女の蜜の味が、喉の奥で微かに震えるのを感じる。
「あんた、眠くない?」
前方のカーブへ差し掛かる手前で、麻衣が言った。その声は優しかったけど、手はすでに私の右太腿へ伸びている。布越しに指がゆっくりと円を描き、それから形を探るようにソフトながら執拗な圧力をかけた。
「大丈夫です。まだ平気ですよ」
「うそ。目、赤いわ。下りは居眠りが一番危ないんだから」
麻衣の指がタックの上を縫い、チャックの金具を確かめる。私は「奥さん」と低く制止めいた声を出したが、彼女は笑い声ひとつで流して、すでにスラックスの釦を外している。ジジ、と金属が噛み合う音が、寝息の下で異様に大きく響いた。後部座席の景子が寝返りを打つ気配に、私は息を詰め、あごの先で彼女の様子を確かめた。だが寝息は乱れない。隣の女の指先は、眠る妻に気取られることもなく、私の陰茎を布ごしに掌でまさぐり始めた。
「口でしてあげる。そのほうが、あなた起きてられるでしょ」
麻衣は言いながら、下着ごしに反り返りかけた陰茎を掌で押しつぶした。まだ射精の疲れが残っていたが、彼女の指が触れた途端、血液が下腹へ集まり、肉茎は痛いほど硬く張りを戻していく。私は両手でハンドルを握り直し、前方の黄色いセンターラインを睨みながら、深く息を吐き出した。
「ほら、やっぱり。こんなに反応しといて、眠くないなんて言えないでしょ」
麻衣の囁きは甘く湿り、私の耳たぶへ貼り付く。彼女は身を屈め、熱い舌先が先端へ触れた。下唇が亀頭へ吸い付き、ほどなく口腔全体で咥え込まれる。湿った内壁と、ざらりと微細な舌の凹凸。ちゅる、ちゅく、ぬるむ……唾液の粘度が増すほど、車内の風とトンネル反響が消え、耳には粘膜の重なり合う音だけがこびりつく。シートベルトの上から腋を開き、私は息を逃しながら、後部座席で眠る妻の横顔をバックミラーで捉えた。景子は外の光を受けてまぶたを閉ざしている。私のすぐ隣で、別の女にしゃぶられていることなど露ほども気づいていない。
その無防備な寝顔を見つめていると、昨夜この妻が崇の下で見せた、あの白目を剥いた淫らな貌がふいに重なって浮かぶ。景子は自分の意思で、他人の巨根をあれほど深く咥え、泣きながら腰を揺らした。それを許した私が、今さらに貞節だの裏切りだのを口にすることなどできない。できはしないのに、それでも眠る妻の名を心のどこかで呼んでしまうのは、夫としての情ではなく、むしろここで麻衣へ先端をしゃぶられる自分を、あのまま眠っている景子だけが見ていないという事実への、奇妙な侘しさだった。眠る後部座席の向こうから、私の背中へ刺さる視線は誰のものでもない。視線の主はおそらく私自身の、失われた後悔の残骸にすぎない。麻衣の舌が亀頭を啜るたび、その残骸がちかちかと点っては消え、消えるそばから新たな欲がぬめりを帯びて鎌首をもたげる。肘の先のハンドルだけが、唯一この私を現実へ縫いとめている。後ろで眠る妻への遠い罪悪感と、隣で年上の女の喉に呑まれていく浅ましい幸福とは、互いの輪郭を飲み合うようにして私の背筋を駆け上がり、オルガスムを少しだけ遠ざける。そのくせ、麻衣が頬の内側で強く吸引するたび、私はまたアクセルを踏み込みたくなる。誰にも気づかれぬまま、眠る四人の寝息の上を、こうして粘膜の水音だけが滑ってゆく。
熟練した唇ではあるけど、昨日と変わらぬ淫らな温もりが、私という男をまるで初めての快楽へ手繰りよせる。
「ん、……っぁ、おいしい……朝の、味が濃い」
麻衣は一旦口を離し、唾液を絡めた舌で尿道の窪みをちろちろと押してから、再び根元まで呑み下ろす。頬が内側へくぼみ、喉奥の箍が亀頭を搾るように狭まった。車が短いトンネルへ入る。オレンジの光が彼女の黒髪を金色に変え、その頭が私の腿へ沈み込む影は、ハンドルを握る私の指を何度も痙攣させた。射精感が尻の奥で灼けるように燃え広がっていく。後部座席には崇も裕貴も眠っている。自分の妻のすぐ後ろで、崇の妻が私の精を搾り取ろうとしている現実が、アクセルを踏む足の重さになってのしかかった。
「奥さん、私、そろそろ……」
声はひどく掠れて、自分のものとは思えぬほど浅い。麻衣は唇を肉茎から離したが、手は精管を絞るように根元を握り、ゆっくりと上下し続ける。射精を促すにはあまりに巧みな、年増特有の容赦のない音が、ぐちゅ、ちゅぶ、と暗い車内で跳ねた。
「出して。口の中に出して。私、のどで飲んであげるから」
麻衣は目を上げず、鼻先を陰毛へ埋めながら、ちゅるちゅると忙しない吸いつきを再会させる。私は声を飲み込み、両手へ力を込めすぎて指先が真っ白になった。下腹の奥、昨日の乱交ですっかり空っぽになったはずの袋のさらに先から、とろりと灼けた精がせり上がる。先端が麻衣の上顎を擦り、喉の襞がとぐろを巻いて亀頭を扱きあげてくる。のど、びくん、と車輪が目地を踏む。私の腰が浮き、ハンドルの先で世界が滲んだ。
びゅるる、どくん、と射精がはじまった。麻衣の舌が、腥い液を受け止めるように亀頭の縁へ巻き付き、一滴零さず呑み込むために奥歯を開ける。ちゅぽ、ぢゅる、と掃除する音が尾を引く。射精の余韻で首の後ろが香ばしい汗にまみれた。彼女は私の腿へ顔を押し付けたまま、何度か深く息をして、ごくりと喉を鳴らした。ごしごしと下生えを舐められて、遅れてふた筋分の残精が尿道へ押し出される。ともすれば古びた果実のような、牡の苦みと、唾液に溶けた射精後の甘さが、鼻の奥をまとわりついた。
麻衣が起き上がり、口元を上品に拭いながら小さく笑う。額にうっすらかいた汗が、ワンピースの白と朝の光とで銀色に光った。
「これで、だいぶ起きたでしょ。……事故るほうが怖いもの」
真面目な口調なのに、指先はまだ私のふとももをなぞっている。私は自分の股間をしまい直し、ワイパーもいらない乾いたフロントガラスの向こう、谷あいの町並みが明るみ始めるのを眺めた。麻衣の指が私の腿の内側をくすぐるたび、下腹にかつての熱がまた淡く灯りそうになるのを、私は意識して前方の白線へ目を逃がした。この年上の女に、私は確かに一つの夜と、これから半年に一度の再会と、妻へ向けるには切なすぎる恋情を掴まれている。それが不誠実の証しであれ、麻衣の肌の白さと、あの甘く腰を痺れさせる舌の動きだけは、私の体がいまだに鮮明に記憶していて、私という夫をしんとした孤独の底から、何度も安っぽい幸福へ引き上げようとする。
「半年に一度。この旅行、続けるんでしょう」
私が言うと、麻衣はハンドルの横へ肘をつき、外の生温かい風を切る音へ耳を傾けた。
「そうね。そのかわり、次からはきちんと避妊する。これは約束よ。昨夜みたいなありさま、続けば家庭が壊れるだけだもの」
臆面もなく昨夜のあれこれを肯定しているのでも、否定しているのでもない、年上の女の計算高い優しさが、彼女の声には混ざっていた。私はその横顔を見ながら、半年後へ手繰るための言葉を探す。彼女の指先はまだ私の腿に触れていて、離す気もないくせに、口元だけが真面目な主婦の形を作っている。射精を呑み込んだばかりの唇で「避妊」と囁く、その不敵な現実感が私にはひどく淫らに映り、同時に、翌朝には互いの伴侶と笑い合う日常を守るための、唯一の誠実のようにも思えた。麻衣と私は、今日帰ればもとの夫婦へ戻る。景子を抱くとき、私は麻衣の喉の温度を思い出すだろうし、崇に抱かれる麻衣も、私の精の味をどこかで反芻するのかもしれない。そういう半歩先の裏切りを、どちらが先に口にすることもなく薄い余白として共有しているからこそ、この約束は背徳ではなく、ほとんど夫婦単位の睦みごとに近いあたたかさで響いた。
「そしたらさ、次はあの子たちも、もっと大胆になるよね」
麻衣が小さな悪戯っぽい声を出した。あの子たち、とはもちろん景子と綾香のことで、崇や裕貴へ向けられた言葉でもある。後部座席ではいまだ四人が深い眠りの底にいて、景子の荒れた唇がほんの少し開いている。私はバックミラーを覗き、彼女の寝顔のあどけなさと、つい先ほどまで崇の腰を脚で抱いていた淫女ぶりとを、同じ輪郭の中へ沈めた。麻衣の声には、夫の情事を話題へ出すことへの嫉妬も、私の妻を肴にする罪悪感もなかった。それが何とも晴れやかで、私はハンドルを握り直した指を、ほんのすこしだけ彼女の膝へ伸ばした。麻衣はそれを払わず、逆に細く息を吐いて、私の指へ一瞬だけ触れてきた。これが最後の背徳であり、最初の約束でもあるような、中途半端だが肌理の細かい黙契だった。
長い下りが終わり、街灯とコンビニの明かりが点々と視界へ入り始める。麻衣が助手席の窓を少しだけ開けた。ぬるく湿った七月末の空気が流れ込み、車内にこもる精と唾液と汗の匂いを薄めていく。ハンドルを握る両手には、もはや迷いの類はない。日常に帰り着く数キロ手前で、私と麻衣のあいだには半年後の旅行と、避妊という小さな不誠実、そして互いの伴侶を抱いた記憶だけが、清々しい秘密として横たわっていた。夫婦の境界は曖昧なまま、開いた扉は、しばらく閉じそうにない。
登場人物
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木村政夫 きむら まさお男性 ・ 33
外見: 黒髪の短髪、やや垂れた黒い目、中肉中背のどこにでもいる体格、171cm。服装: 落ち着いた色味のポロシャツにチノパン。自分からは率先せず、場の空気を伺って動くタイプ。年上のHさんの奥さんに密かな憧れを抱き、妻が他の男に堕ちていく屈辱と興奮の間で揺れる。
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木村景子 きむら けいこ女性 ・ 33
外見: 肩より少し下で外巻きの明るい茶髪、勝気そうな黒い瞳、引き締まったしなやかな体つき、158cm。服装: 白の半袖ブラウスに花柄のロングスカート。酒席では自分から場を回す明るい中心人物で、夫の視線を意識しながらも他人の巨根に抗えず飲み込まれていく。
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秋永崇 あきなが たかし男性 ・ 39
外見: 目元の皺が色っぽい短い黒髪、柔らかく笑う茶色い瞳、厚い胸板と大きな手、178cm。服装: 紺のリネンシャツにベージュの短パン。口数は多くないが、王様ゲームの命令を淡々と実行し、誰よりも長く念入りな前戯で女を追い込む。
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秋永麻衣 あきなが まい女性 ・ 38
外見: 肩にかかる黒髪の毛先を内側に曲げた上品な髪型、深い黒の静かな目、白くて厚みのある肌、乳房と尻に豊かな丸み、162cm。服装: 生成りの七分袖ニットと黒いフレアスカート。普段は控えめだが、酒と羞恥でほどけると年上特有の執念深い淫らさを向けてくる。
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上村綾香 かみむら あやか女性 ・ 26
外見: 高い位置で結んだアッシュブラウンのポニーテール、栗色の瞳、日焼けの少ないすべらかな肌、肉付きの薄い若々しい肢体、165cm。服装: 白いタンクトップにデニムのショートパンツ。年の割にしっかり者で場を仕切るが、羞恥を煽られると一番濡れやすく声が出てしまう。
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上村裕貴 かみむら ゆうき男性 ・ 38
外見: 短く刈り込んだ黒髪、鋭く細めた黒い目、細身だが筋肉質の腕、175cm。服装: 黒いTシャツにデニムパンツ。軽口が少なく、行動で場を動かす。酔うと力加減が荒くなり、深く繋がる交尾を二度続ける持久力を持つ。





