隣の部屋で聞く妻の嬌声と絶頂
あらすじ
平穏だがどこか物足りない木下家の暮らし。そこへ大学時代の先輩、剛力刀也が単身赴任を機に強引に食い込んでくる。気弱な夫・裕二は逆らえず、雅恵は不快感を隠しきれない。剛力は雅恵の豊満な身体を品定めするような視線を注ぎ、お酌を強要し、ついに「やめてください」と雅恵が拒絶するボディタッチに及ぶ。しかし、裕二はおどおどとするだけで、妻を守れない。その無力な姿に、雅恵の心に初めて夫への失望と冷たい感情が芽生える。
第1章 不速の客と、歪む日常

第1章: 不速の客と、歪む日常
夕暮れの光が、リビングの窓から粘つくようなオレンジ色の帯を引き、浮遊する埃の踊る空間を甘く照らし出していた。食卓の上では、私、雅恵が心を込めて作った煮物が湯気を立ち上らせ、濃厚な醤油と出汁の甘い香りが部屋の隅々にまで染み渡っている。いつもの、穏やかな時間。夫の裕二との静かな食事は、何気ない日常の喜びそのものだった。彼は新聞の広告をめくりながら、時折「美味しいな」と呟くだけ。その沈黙が、私たちにとっては何より心地よい絆の証だった。けれど今日、その沈黙は違う重さを帯びていた。嵐の前の仄かな空気のように、張り詰めて、どこか胸の奥でじっとりと不安を孕んでいた。
ピンポンという、甲高い電子音がその緊張を鋭く切り裂いた。湯呑みを手にしたまま、私はふっと息を呑んだ。裕二は新聞から顔を上げ、その一瞬だけ、彼の瞳に明らかな狼狽が走ったのを見逃さなかった。立ち上がるのもためらうように、ソファに深く身を沈めたまま、小さく頷くしかない。誰か来るの?と私が尋ねる前に、もう一度、今度は少し強引に、チャイムが鳴らされた。その執拗さに、胸の奥で嫌な予感がこみ上げてくるのを感じた。
裕二はおどおどと玄関へ向かい、間もなく、部屋の空気がごっそりと入れ替わるような感覚に襲われた。「どうも、久しぶりな!」と、低く、それでいて天井を響くような威圧的な声が響く。大学の先輩、剛力刀也だった。彼は部屋に一歩足を踏み入れるなり、まるでこの家の主人であるかのように、上着を脱ぎ捨ててソファにどさりと投げ出した。高級なシャツからは、私の知らない、攻撃的ですらあるようなスパイシーなコロンが強く香り、煮物の優しい香気を一瞬でかき消してしまった。
その鋭い眼光が、すぐさま私の豊満な身体をなめるように舐め上げ、品定めするような、侮蔑的な色を浮かべていた。視線が針のように柔らかいニットの上から突き刺さり、肌の内側をじりじりと熱い痛みで苛む。
「ほう、これが木下の奥さんか。噂に聞いていたより、ずっと…なかなかのモンじゃないか」
剛力は不敵に笑い、私に近づいてくる。その大きな影が私を覆い、ただ立っているだけで、彼の視線が衣服を剥ぎ取っていくような感覚があった。裕二は「あ、あの、先輩…」と何か言おうとするが、その声は蚊の鳴くように小さく、すぐに剛力の気迫に飲み込まれてしまった。私は作り笑いを浮かべ、おもてなしのために立ち上がった。この男が苦手なのだと、裕二の表情からすぐに察した。けれど、この家の女として、無下にはできない。
「さっそくだが、一杯ごちそうになろうじゃないか。木下、俺が大学時代にどれだけ面倒を見てやったか、忘れたんじゃないだろうな?今日くらいは、奥さんにも手酌くらいさせてくれてもいいだろう?」
剛力は勝手に食卓に着き、自分の前に湯呑みを叩きつけるように置いた。その態度は、私を単なる酌婦でもあるかのように見なしているかのようだった。私は唇を噛みしめながらも、徳利を手に取り、彼の隣に立った。注ぐ酒のしずくが、テーブルの上に小さな染みを作る。その時、剛力のざらついた大きな手が、私が持つ徳利の手を覆った。ぎゅっと、と力が込められ、思わず「くっ」と息が漏れた。その指は太く、私の細い腕を容易く包み込んでいた。
「ああ、いい手つきだ…奥さんはそういうところも上品だな」
その声は耳元で囁かれ、吐息が首筋に触れて、私はゾッとした。彼は素早く手を引き抜き、一歩下がった。裕二はその光景を見ていたのに、ただ俯いて、自分の指先をいじるだけだった。何も言わない。何もできない。その無力な姿が、私の心に冷たい刃となって突き刺さった。食事は気まずい沈黙の中で進み、剛力の滔々と続く自慢話と、裕二の時折相槌を打つだけの小さな声だけが響いていた。私は箸を運ぶ手が震えるのを抑えるのに必死だった。
「そういえば、奥さん、そのスカート、似合ってるな。体の線がよく出ていて、見ていてこっちまで嬉しくなるよ」
食事も終わりに近づいた頃、剛力はそう言って立ち上がった。彼はトイレに行くと称して、私の背後を回り込んだ。そして、その瞬間。私の柔らかく、弾力ある尻肉を、ずしりと重量感のある手で掴んだ。生々しい熱と、男の掌の圧力が、薄いスカートの布地を通して伝わってきて、私の身体は凍りついた。息が詰まる。意識が白く溶けていく。
「やめてください!」
その声は、私自身でも驚くほど、鋭く、澄んでいた。私は振り返り、助けを求めるように裕二を見た。夫よ、私を守って。その瞳がそう訴えていた。しかし、裕二は青ざめた顔で、剛力と私の間を交互に見つめるだけで、唇を震わせることしかできなかった。まるで見知らぬ場所で起きた出来事を、茫然と眺めている観客のように。
「…あ…」
剛力は、あっけにとられた顔で裕二を見て、からからと笑い出した。
「おいおい、木下。何だその顔は。大学時代、俺がどれだけお前の面倒を見てやったか。このくらい、奥さんが少し我慢してくれてもいいんじゃないか?それに、俺はただ褒めてやっただけだ」
そう言い放ち、剛力は再び自分の席に戻った。まるで何もなかったかのように。けれど、私の臀部には、あの男の手の感触が焼き付いていて、消えない。裕二は、いつまでも俯いたままだった。その無防備で、情けなく、愛おしくさえある夫の姿に、私の心に何かがぽつりと落ちた。それは、これまで抱いていた温かい感情とは全く違う、冷たくて、硬い、失望のかけらだった。部屋の空気はもう、戻ることはできないほどに歪んでしまっていた。
第2章 屈辱の奉仕、溢れる濁流

第2章: 屈辱の奉仕、溢れる濁流
硝子のグラスに残る琥珀色の液体が、天井の蛍光灯を反射して妖しい光を放った。その一条の光が、剛力刀也の開け放ったシャツの胸元、汗でじっとりと濡れた濃い体毛を照らし出す。高級ウイスキーの甘い香りと、彼の肉体から立ち上る獣のような男臭が混じり合い、粘つく空気となって雅恵の頭を鈍く圧迫した。
隣に座る夫・裕二は、うつむいたまま自分の膝の上で固く握りしめた拳を見つめているだけ。その無力な横顔が、雅恵の心臓に冷たい刃となって突き刺さる。先ほど、スカートの上から撫でられた臀部の感触がまだ忘れられない。あの太く、粘つくような指の圧迫が、布地を通して今も焼き付いているようで、思わず体がこわばる。
「なあ、木下…」
剛力の低く、響くような声が静寂を裂いた。
「俺が大学時代、どれだけお前の面倒を見てやったか。忘れたんじゃないだろうな」
その言葉に、裕二の肩がびくりと震える。彼は顔を上げず、かろうじて小さく頷くだけ。その情けない仕草に、雅恵の胸の底で何かが冷たく砕け散る音がした。この男は、自分の妻さえ守れないのだと、突如として腹の底から理解してしまった。
「いいよな?」
剛力はにやりと唇を歪ませ、ぐらりと立ち上がると、自分のズボンの前に手をやった。
「奥さんにも、せいぜい俺の礼をさせてやるんだ。そうだろ、雅恵?」
唐突に呼び捨てにされた名前に、雅恵は息を呑む。
じりり、という金属の音が静寂の中で鋭く響き渡る。次の瞬間、雅恵の瞳に、信じがたい光景が焼き付いた。夫のものとは比較にならないほど、太く、長く、醜いまでに血管が浮き上がった肉の塊。それはまるで、異形の生き物が彼の股間から顔を出したかのようだった。先端からは粘つくような透明な液が糸を引き、濃密で生々しい匂いを放っている。熱気が、雅恵の顔に直接ぶつかる。
「…さあ、な」
その一言に、雅恵の体は凍りついた。逃げたい、叫びたい、この場から消えたいという衝動が全身を駆け巡る。しかし、その視線の先にいるのは、青ざめた顔で、しかしその目の奥だけは奇妙な輝きを浮かべてこの光景を見つめている夫・裕二だった。あの顔は、拒絶する勇気も、守る覚悟もない、ただの欲望の塊だった。
--絶望…。
力が、膝から抜けていく。自分の意志とは関係なく、体はじりじりと床に跪いていく。
ぐしゃっ、と畳の上に膝をつく乾いた音がした。目の前には、あの恐ろしいほどの巨根が、自分を待ち受けるかのようにそびえ立っている。剛力は雅恵の髪を乱暴に掴むと、何の抵抗も許さず顔を自分の股間に引き寄せた。
--嫌だ、嫌だ、やめて…。
心の中で叫んでも、唇は無防備に開かれ、熱くて硬い肉塊が、ねっとりと口内に滑り込んでくる。舌に当たるそのげっそりとした感触、塩辛く、独特の生臭さを帯びた味が、唾液と混じって瞬く間に広がる。
「くっ…んんっ…」
声にならない声が喉の奥から漏れる。剛力はその反応を気にする様子もなく、腰をずん、と突き上げる。肉棒が奥まで強く押し込まれ、吐き気がするほどの圧迫感に、涙が滲んでくる。
くちゅっ、じゅるじゅる、じゅぼっ…。
下品で淫靡な音が部屋に響き渡る。それは自分の口から発せられているのに、まるで他人事のように遠く聞こえる。溢れ出た唾液がねちょねちょと音を立て、屈辱をさらに深く、肉に刻み込んでいく。
「ふぅ…くっ…そうだ、その感じだよ…」
剛力の満足げな呻きが、雅恵の耳を直接刺激する。雅恵はただ、目を閉じて耐えるしかなかった。夫が隣で、この屈辱的な光景を、あの興奮した顔で見ている。その事実が、羞恥心を異常なほどに煽り立てる。
--なのに…。
どうしようもなく、自分の体の奥で、微かな熱がこみ上げてくるのを感じてしまう。それは、この屈辱と、この男の圧倒的な力に対する、許されない、けだるい反応だった。
その時、口内に収まった肉が、脈打つように激しく震え始めた。びくん、びくん、と。次の瞬間、熱くて粘度の高い液体が、勢いよく喉の奥に放たれる。
ぐぶっ、という不潔な音とともに、濃厚な精液が口いっぱいに広がり、その生臭く、塩辛い味が全ての感覚を支配した。息ができなくなり、思わずごくりと飲み込んでしまう。喉を通っていく精子の熱と感触が、忘れられない記念となる。
剛力はゆっくりと自分のペニスを引き抜くと、ズボンを仕舞うことなく、ぞんざいに椅子に腰掛けた。そして、情けない顔で、明らかに興奮に震えながらこちらを見ている裕二を睨みつけた。
「…どうした、木下」
「自分の嫁が目の前で他人のモノを咥え込んで、そのクソみたいな顔で興奮しやがって」
「情けないな、お前は」
その罵倒の言葉が、雅恵の鼓膜に突き刺さる。口の中には、まだあの男の精液の味と匂いが残っている。喉の奥は熱く、舌はまだびくびくと痙攣している。夫への失望、先輩への憎悪、そして、この屈辱の中で芽生えた自分でも理解できない奇妙な興奮。それらが混じり合って、雅恵の心の中で、ふつふつと黒い炎のように燃え上がり始めていた。
第3章 一度きりの契約と、蠢く欲望

第3章: 一度きりの契約と、蠢く欲望
翌朝の空気は、湿った鉛のように重く、淀んでいた。
昨夜のアルコールが吐き出す酸っぱい匂い。
そして、それとは全く異なる、より生々しく、動物的な粘つきを帯びた匂いが、部屋のカーペットの繊維一本一本に絡みつき、雅恵の鼻腔を執拗に刺激する。
台所では、裕二がおずおずとコーヒーを淹れているだけだった。
マグカップがカウンターに当たる、カチン、という小さな乾いた音だけが、不気味な静寂を破るが、その音さえも虚しく響いて消えていく。
雅恵は夫の痩せた背中を見つめた。
何も言わない。謝罪も、慰めの言葉も、この状況をどうしようという意志も、その背中からは一切感じ取れなかった。
ただ、逃げ腰な姿勢が、昨日の屈辱を何度も何度も再生させるかのようだった。
雅恵の唇には、まだあの男の精液の匂いが幻のようにこびりついている気がした。
くちゅっ、という下品な音と、喉の奥を伝う粘つく感触。
そして、夫の二倍はあろうかという、あの異様なほどに太く、長く、熱を帯びた肉塊の記憶。
指で触れたときの、あの驚くほどの硬さと、生きているかのように脈打つ生命力。
拒絶し、嫌悪すべきその感覚が、なぜか頭の中で繰り返し再生され、体の芯からじんわりと嫌らしい熱を煽っていた。
--自分は、おかしいのではないか。
夫の目の前で辱められながら、体が反応してしまったのではないか。
その罪悪感と、認めたくない好奇心が、内側でぐるぐると黒い渦を巻いていた。
昼過ぎ、インターホンの音が鋭く、その沈黙を切り裂いた。
ピピピッ、という甲高い電子音は、まるで警告のようだ。
裕二はびくっと肩をすくめ、顔色を変えて雅恵の方を見る。
その表情は、まるで犯行現場で警察の扉を叩かれた子供のように、恐怖で青ざめていた。
雅恵は何も言わずに立ち上がり、モニターに映る顔を見た。
やはり、剛力刀也だった。
昨日の乱暴な酒癖とはうって変わって、今日は潔いまでに研ぎ澄まされた表情で、少しもためらうことなく、こちらを見下ろしているような、侮蔑的な目つきだった。
「…誰、だろう…」
裕二の震える声が、まるで他人事のように遠く聞こえる。
雅恵は答えずに、チャイムを鳴らしたままのインターホンのボタンを押した。
黙って開けさせるという、無言の意思表示だった。
扉が開き、剛力が入ってくる。
高級なシャツに、その鍛え上げられた体格を際立たせるタイトなパンツ。
昨日の酒の匂いはなく、清潔で、しかし男の匂いをより強く主張するような、刺激的な香水の香りが一瞬で部屋の空気を支配した。
彼は裕二には目もくれず、まっすぐに雅恵に歩み寄る。
「よう、おはよう。…それにしても、二日酔いの顔じゃないな。俺のことは、どうだ?」
その声は、からかい半分、しかし底には冷たい確信があった。
雅恵は意を決して彼の目を見返した。
その瞳の奥には、自分の内面の欲望を暴き立てるような、侮辱的な好奇心が燃えていた。
「昨日の件、謝っておく。俺が少し乗り過ぎたようだ。だがな、奥さん…」
剛力は一歩近づき、雅恵の耳元で囁いた。
その温かい息が、敏感になった首筋にぞくっと電流を走らせる。
「お前の目は、正直だったぞ。アレを初めて見た時の、あの驚き…。あれは、ただの嫌悪じゃない。女として、本能で反応したんだろ?」
「…違います」
雅恵はかろうじて声を絞り出したが、それは自分自身に言い聞かせるための、あまりにも弱い抵抗にすぎなかった。
剛力は低く笑い、その手で雅恵の顎を優しく、しかし力強く掴み、顔を上げさせた。
「嘘をつくな。俺は女を知ってる。お前みたいに、体が正直な女ほど面白いもんはない。だから、頼む。たった一度でいい。俺のモノを、お前の体で味わわせてくれ。そうすれば、お前もすっきりするだろ。そして、俺も納得できる」
その言葉は、要求であり、同時に宣告だった。
雅恵の視線は、無意識に部屋の隅に立つ裕二へと移った。
相変わらず、青ざめた顔で唇をガタガタ震わせているだけで、妻が目の前で他の男に体を要求されているのに、一言も発することができない。
その情けなく、無力な姿を見た瞬間、雅恵の中で何かがぷつりと切れた。
怒り。失望。そして、どうせなら、この男にすべてを壊してほしいという、自暴自棄な衝動がこみ上げてくる。
雅恵は剛力の手を振り払い、一歩引いて彼の真っ直ぐに見つめた。
瞳の奥に涙を浮かべながらも、その声は、自分でも驚くほど冷たく澄んでいた。
「一回だけです」
その言葉に、裕二の肩ががくりと動くのが見えた。
剛力の口元に、勝利を確信したような、ゆがんだ笑みが浮かぶ。
「そして、これで、もうこの家には来ないでください。約束してください」
「ああ、約束しよう」
剛力は満足げに頷いた。
その瞬間、雅恵は自分が夫を見捨てたことを、はっきりと理解した。
これは、夫への復讐であり、同時に、自らの蠢く欲望に蓋をするための、最後の、そして最も危険な契約だった。
部屋の空気は、もはや夫婦のものではなく、新たな主と、その所有物となる女の間で張り詰めた、甘く、そして毒々しい空気へと変わっていた。
第4章 夫婦の寝室で、巨根に堕ちる

第4章: 夫婦の寝室で、巨根に堕ちる
剛力のその一言が、部屋に張り詰めた空気を一瞬で凍りつかせた。
雅恵は、隣の部屋で息を殺しているであろう夫の存在を、背中に灼ける痛みのように感じていた。
一度きりの契約。
それは夫への見捨ての宣告であり、同時に、自らの蠢く欲望に蓋をするための最後の抵抗だったはずなのに。
剛力の満足げな頷き一つで、その契約はまるで彼の勝利の証のように、雅恵の目に焼き付いた。
「さあ、始めようか」
そう言うと、まるでこの家の主人であるかのように、雅恵の背中に手を置き、寝室へと促した。
その手の熱と力強さが、薄いニットの生地を通して雅恵の皮膚に直接焼きつくようだ。
足が鉛のように重い。
何度も寝たことのある、夫と自分だけの聖域であるはずの寝室のドアが、今、自分と他の男のための、けだるい舞台へと変わろうとしていた。
寝室のドアが開き、二人が入ると、剛力は何のためらいもなくドアを閉めた。
カチャリ、という小さな音が、雅恵の心臓を鷲掴みにした。
部屋には、いつも使っている柔軟剤の香りが、かすかに残っている。
その穏やかな香りが、今や剛力の体から放たれる、野性的で刺激的な男の匂いに蹂躙されようとしていた。
中央に鎮座するキングサイズのベッド。
裕二と添い寝し、時々些細な喧嘩をし、朝の光を浴びながら目覚める、その日常の象徴が、雅恵の目に辱めの祭壇として映り込む。
「脱げよ」
剛力の命令は、問いかけではなく、絶対的な通告だった。
彼はベッドのフットボードに腰掛け、腕を組んで、まるで舞台の上の女を品定めするように雅恵を見下ろしている。
その視線に、雅恵は自らの指が震えるのを感じた。
ゆっくりと、ためらいがちに、自分のニットの裾を掴む。
生地が肌を撫で上がる感触が、今までとは全く違う恥ずかしさを引き起こす。
ブラウスを脱ぎ、スカートのファスナーに手をかけると、ジリジリと冷たい汗が背中を伝った。
「時間がない。俺がやる」
剛力は立ち上がると、苛立ちを含んだ足取りで雅恵の前に立った。
彼の大きな手が、雅恵の胸元のブラを無造作に引き裂く。
ゴムが軋む音と共に、豊満に実った乳房が冷たい空気に曝される。
乳首は、恐怖と羞恥で硬くこわばり、小さく震えている。
次に、彼はスカートの脇の縫い目をぐいと引っ張った。
びりっ、という布が裂ける音が、静寂な部屋で不気味に響いた。
下着だけになった体は、まるで屠殺場に引き出された獣のように、無防備で、屈辱的だった。
剛力は自分のシャツを脱ぎ捨て、鍛え上げられた厚い胸板と、腹筋が刻まれた肉体を曝した。
そして、彼はズボンのベルトを外した。
金属のバックルがカチン、と乾いた音を立てる。
その音に、雅恵の膣がびくっと痙攣するのを感じた。
ズボンと下着が一気に下ろされ、あの夜、口の中で辱められた、異様なほどに巨大な肉塊が、再び雅恵の目の前に現れた。
昼間の光の下で、それはさらに脅威的な存在感を放っていた。
夫のものとは全く次元が違う。
根元から亀頭まで、青黒い太い血管が脈打ち、うねりながら、まるで生き物のように蠢いている。
先端からは、粘つくような透明の液体が糸を引いて、床に滴り落ちそうになっている。
あの生々しい、雄特有の匂いが、鼻腔を直接刺激し、雅恵の頭を濁らせていく。
体中の血が、一気に下半身に駆け込むような、そんな感覚だった。
「ベッドに横になれ」
雅恵は、言われるがままに、ぐにゃりと膝が折れるようにベッドに移動し、背中を付けた。
シーツの冷たさが、背中とお尻に伝わる。
剛力はそのまま、雅恵の足の間に跪くと、その太いペニスを手で握り、潤っていない膣口に無慈悲に押し付けた。
熱すぎる、その硬さと熱に、雅恵は思わず息をのんだ。
「くっ…!」
剛力は、雅恵の反応を待つことなく、腰をずぶりと沈ませた。
ぬるっ、という嫌らしい音と共に、膣壁が引き裂かれるような、焼けるような痛みが雅恵の全身を襲った。
裕二のものとは比べ物にならない、その圧倒的な太さと長さ。
内側の柔らかい肉が、無理やり広げられ、奥まで押し上げられる感覚。
息が詰まる。
痛みで涙が滲み、視界が揺らぐ。
「ああっ…痛い…!ひぃっ…!」
雅恵は本能的に抵抗しようと腰を逃がしたが、剛力のその鋼のような力で、簡単に押さえつけられてしまう。
彼は全く容赦せず、さらに深く、ねじ込むようにペニスを押し進めていく。
ぐちゅ…ぐちゅ…という、内側が破壊されていくような下品な音が、寝室に響き渡る。
痛みで意識が遠のきかけたその時、剛力のペニスの先端が、何か硬い場所にドン、と突き当たった。
「んんっ…!?」
それは、雅恵が今まで経験したことのない、子宮の最深部だった。
その瞬間、焼けるような痛みが、一度、ひゅうっと引いていくような感覚に変わる。
そして、次の瞬間、今まで感じたことのない、鈍い、しかし全身を支配するような快感が、ドッと押し寄せてきた。
剛力はその反応を感じ取ったのか、意図的にその子宮口を抉るように、腰を突き始めた。
「ひゃあんっ!はぁんっ!ああっ…!」
痛みは消え、ただただ、巨大なものに内側から犯され、支配される快感だけが残った。
雅恵の体は、もう自分のものではなかった。
腰が、勝手に、剛力のピストンに合わせて動き始めている。
自分でも信じられないような、下品な声が、喉から漏れ出ていた。
膣内は、疼き、熱を帯び、剛力の巨根を締め付け、吸い付こうとしていた。
「どうだ?木下の奥さん」
剛力は、腰の動きを緩め、雅恵の耳元で、しかし隣の部屋にいる裕二にも聞こえるように、計算された声で囁いた。
「俺のと、あんなチビのと、どっちがいいか。
隣にいる亭主にも、はっきり聞こえるように教えてやれ」
その言葉に、雅恵の残っていた理性が、最後の抵抗を試みた。
--ダメ…こんなの…夫のことが…
しかし、その時、剛力のペニスが、再び子宮の奥を強く抉った。
イク、イク寸前の快感が、脳天まで駆け上がる。
そして、剛力は、その瞬間に、腰の動きを完全に止めた。
「ひっ…!あ…あの…!ダメ…!イク…!」
体中が、快楽のために痙攣している。
解放を求めて、膣がペニスを締め付け、腰が暴れる。
しかし、剛力は微動だにしない。
その微笑みは、悪魔のようだった。
「言え。
俺のがどれだけいいか、言ってみろ。
そうすりゃ、イかせてやる」
隣の部屋にいる夫の顔が、頭に浮かぶ。
情けない、守ってくれない夫。
しかし、この快感を手放すなんて、もうできない。
羞恥と欲望が、頭の中で激しくぶつかり合う。
そして、欲望が、羞恥を完全に飲み込んだ。
雅恵は、自分でも驚くほどの、甲高い嬌声を上げた。
「剛力さんのちんぽのほうが、何倍も気持ちいいぃぃっ!」
その言葉を口にした瞬間、全身の毛穴が開き、意識が吹っ飛ぶような激しい快感が襲ってきた。
剛力は、その言葉を合図に、再び激しいピストンを開始した。
ぐちゅぐちゅ、ずぶずぶという、淫らな音が部屋に充満する。
雅恵の体は、弓なりに反り返り、目の前が真っ白になった。
「ひゃあああああんっ!」
ぴしゃーっ、という大きな音と共に、膣内から大量の愛液が噴き出した。
潮を吹いている。
自分の体で、信じられない。
しかし、快感は止まらない。
剛力は、雅恵が何度もイき果てるまで、その巨根で突き続けた。
雅恵は、もう何も考えられなかった。
ただ、牝として、雄に犯され、その快楽に溺れることだけを、体中の細胞が叫んでいた。
夫婦の寝室で、夫の隣の部屋に聞こえるほどの声で、雅恵は、完全に、剛力の巨根に堕ちてしまったのだった。
第5章 隣の部屋で啼く夫と、新しい主人

第5章: 隣の部屋で啼く夫と、新しい主人
あの夜から、木下家の時間は、ねじ曲がってしまった。
壁に掛かった時計は秒を刻んでいるのに、部屋の空気は粘着質の蜜のように絡みつき、まるで沼の底で腐敗していくかのように澱んでいる。剛力刀也が来ない日、家は異様な静寂に包まれるが、それは安どなどではなく、次の訪れを待ちわびる、湿っぽい期待感に満ちていた。雅恵は、そんな歪んだ日常に、すでにその身と心を慣らしていた。
台所では、もう裕二の好物である優しい味噌汁の香りはしない。献立は、もっぱら剛力が好む、塩と脂に満ちた濃厚な肉料理、そして彼の地元である九州の、がつんとくる郷土料理だ。その日も、雅恵はエプロン姿で豚骨のラーメンを自前で作っていた。濃厚な白濁したスープの湯気が立ち上り、獣の脂と骨の匂いが家中に充満して、裕二の胸を締め付ける。
その匂いは、もはや家庭の温かさなどではない。ただ、男の獣欲を満たすための調度品が発する、けばけばしい匂いだった。
玄関のチャイムが鳴ることは、とっくになくなっていた。
カチャリ、と乾いた鍵が開けられる音が、裕二のいる書斎の薄いドアを突き抜けて脳に響く。ただいま、という声もない。ただ、重い革靴が乱暴に脱がれる音と、床を威圧するような、自信に満ちた足音がリビングに向かっていく。裕二は書斎の椅子に子供のように縮こまり、息を殺した。隣のリビングから、雅恵の、蜜を含んだように柔らかな声が聞こえる。
「お帰りなさいませ、剛力様。お風呂、ちょうど沸きましたから」
「ああ、悪いな。今日はくそ疲れた」
剛力様。その呼び方に、裕二の心臓がえぐり取られるような痛みを感じた。妻が、他の男を、まるでこの家の唯一の主人であるかのように呼んでいる。その声には、かつて自分に向けられた温かさとは全く違う、隷属と、そして見えない鞭を恐れるような媚びが混じり合っていた。裕二は顔を両手で覆った。指の隙間から、漏れ聞こえてくる会話が、彼をさらに深い絶望の淵へと突き落としていく。
「うまい、ご馳走様だ。今日のも最高の味だぜ、雅恵。お前の作る飯は、やっぱり一番だ」
「……嬉しいです。もっと、たくさん食べてもらわないと」
「そうだ。その後で、たっぷり運動させてくれるからな」
その言葉が持つ、あからさまな性的な含意。裕二は、それが自分の妻に向けられているという事実に、胃が腑に落ちるほど捻れるような悪寒がした。食事の後、二人が寝室に向かう足音。そして、ドアが静かに、しかし決定的に閉まる音。それが合図だった。裕二は、ぐにゃりと椅子から崩れ落ちるように膝をつき、汚い音を立ててズボンのファスナーに手をかけた。
隣の部屋から、聞こえてくる。
まず、衣ずれの、じゅりじゅりという音。そして、雅恵の、小さく漏れるような、甘い吐息。ひくっ、と布団が大きく揺れる音。裕二は、自分の陰萎したようなペニスを無理やり掴み、ぐりぐりと痛々しくこすり始めた。屈辱だった。しかし、この屈辱なしには、もう自分は興奮できないのだと、彼は悟っていた。
「んっ…あ、ああっ…!」
雅恵の声。それはもう、苦痛や抵抗の色など微塵もない。ただ、純粋な快楽に蕩けきった、牝の啼き声だった。ずっぽずっぽ、という、下品で生々しい音。あの巨根が、妻の膣内を容赦なく蹂躙している音だ。裕二は、その音を耳に焼き付けながら、自分の弱小で頼りないペニスをしごく。指先から伝わるのは、あの男のものとは比べ物にならない、哀れな硬さだけだ。
「そうだ、その声だ。もっと大きな声で、啼いてみろ」
剛力の、低く、支配的な声。裕二は、その声を聞くたびに、体中が羞恥で熱くなるのを感じる。自分の妻が、目の前で、他の男に啼くように命じられている。その状況が、彼の歪んだ欲望を煽り立てる。
「ひゃんっ!だめぇっ!そんなに、奥を…!ああんっ!」
「お前は、俺のモノだ。この膣も、この子宮も、全部俺のものだ。そうだろう?」
「はいっ!…あなたのものです…!剛力様の、膣です…!」
その告白を聞いた瞬間、裕二の頭が真っ白になった。妻は、もう自分のことを何一つ考えていない。ただ、あの男に奉仕し、その快楽に溺れることだけを求めている。その事実が、絶望であり、同時に、彼のオナニーを加速させる最後のスイッチだった。じゅるじゅる、という、より激しい音。ベッドがきしんで軋む音。雅恵の甲高い嬌声が、連続して響き渡る。
裕二は、片手で冷たい壁に突っ立ちながら、必死に腰を動かした。隣の部屋で繰り広げられる、夫婦の寝室での情事。その音は、もはや耐え難い拷問ではなく、彼の日常そのものだった。彼は、妻の絶頂の声を合図に、自分の掌の中に、惨めな量の白濁液を吐き出した。ぴちゃり、という小さな音が、書斎の静寂に消えた。
やがて、隣の部屋の音が静まる。
しばらくすると、雅恵の、それまでとは全く違う、満ち足りたような、小さなため息が聞こえた。裕二は、汚れた手を拭うこともせず、そのまま床に座り込んだ。寝室のドアが開き、雅恵が一人で出てくる。彼女は、裕二の方を一瞥するが、その目には何も映っていない。まるで、部屋の隅に置かれた家具を見るような、無関心で冷たい視線だ。彼女は水を飲みに台所へ向かい、再び寝室へと戻っていく。その背中には、もう妻としての温もりも、女としての恥じらいもなかった。ただ、一頭の雌が、自分の所属する縄張りへと帰っていく、そんな姿だけがあった。
木下家は、もはや木下裕二の家ではなかった。
新しい主人と、その忠実な雌。そして、その隣の部屋で、絶望の音を慰めに自らを慰める、元夫。歪んだ形ではあるが、この三人の新しい関係は、この夜を以て、不動のものとして確立されたのだった。
登場人物
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木下 裕二 きのした ゆうじ男性 ・ 32外見: 長めの黒髪で無造作、茶色の瞳、スレンダーな体型。服装: 少しシワのよったスーツ。気弱で優しい反面、強い態度の人に逆らえない性格。内心では不満を抱えているが、口に出せない。
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木下 雅恵 きのした まさえ女性 ・ 30外見: 豊かなウェーブのかかった茶髪、大きな瞳、豊満でグラマラスな体つき。服装: 柔らかいニットのトップスとロングスカート。夫想いで淑やかだが、内に秘めた強い芯と、抑圧された欲望を持つ。
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剛力 刀也 ごうりき とうや男性 ・ 34外見: 短く艶やかな黒髪、鋭い眼光、鍛え上げられたがっしりとした体格。服装: 高級感のあるシャツの上のボタンを開けた、自信に満ちた服装。傲慢で支配的、他人を意のままに操ることを楽しむ性格。





