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地元の私と、旅先で汚される淫らな私も…どっちもわたし

誘惑 全4章 約22分で読了(10,862字) 短編 2025年11月26日

あらすじ

地方都市の役所で働く公務員、木元叶は、地味な眼鏡をかけた冴えない女性。同僚の山口美咲が恋バナに花を咲かせる中、叶はただ微笑むしかない。しかし、その心の奥では、週末の一人旅への期待が疼いていた。金曜日の夜、自宅で叶は変身する。眼鏡を外し、派手なメイクを施し、体の線がはっきりと出るキャミソールとホットパンツに身を包む。鏡に映る自分は、役場の木元さんではなく、誰かの精液を待つ女の顔をしていた。温泉街へ向かう車窓から、彼女は日常から切り離された解放感と、未知の男に犯されることへの背徳的な期待に胸を高鳴らせていた。

第1章 日常という仮面と、旅路の初め

第1章のシーン

第1章: 日常という仮面と、旅路の初め

蛍光灯の無機光が、天井まで届かぬままに事務室の空気を淀ませている。古い書類の乾いた匂いと、誰かが欠伸した時にこぼれる微かなコーヒーの香りが混じり合い、木元叶には自分の存在がこの空気の一部に過ぎないかのように感じられた。彼女はぺったんこの靴で床を踏みしめ、グレーのスカートの裾が膝頭をかろうじて覆うのを意識しながら、画面に並ぶ数字と文字をただひたすらなぞっていた。黒い縁の眼鏡の向こうの世界は、いつだって決まって輪郭のぼんやりしたモノクロームの風景だ。

「ねえ、叶ちゃん、この前のドラマ見た? あの俳優、本当にイケメンじゃない!」

隣のデスクから、山口美咲の元気な声が飛び込んできた。彼女の明るいチャーミングな笑みは、この殺風景な役場の中では唯一の原色のように輝いて見える。叶はゆっくりと顔を上げ、控えめに微笑み返す。その所作さえも、昨日から何度も練習した「大人しい公務員、木元叶」の演技の一部なのだと、心の片隅で呟いた。

「ああ、見ましたよ。確かに、かっこよかったですね。」

「でしょ、でしょ! あんな彼氏が欲しいなーなんてって、毎日夢見てるんだけど。叶ちゃんはどう? 最近、誰かいるの?」

美咲が身を乗り出して尋ねるその瞳は、純粋な好奇心に満ちている。叶は首を横に振り、軽く肩をすくめた。彼女の恋バナの種になるような男など、この地元には存在しない。存在させたくない、とさえ思っている。自分の本当の欲望を知っているのは、この眼鏡の奥に隠された、もう一人の自分だけなのだから。

「いいえ、そんなわけありませんよ。」

「そっかー。叶ちゃんは可愛いから、もっとモテてもいいのにね。」

美咲にそう言われても、叶はただ苦笑いするしかない。彼女が知っている「可愛い」は、化粧もせず、地味な服に身を包み、おとなしく微笑むだけの、無個性な優しさのことだ。本当の自分、肌を露出させ、男を欲し、獣のように交わることを渇望する女の姿を、彼女が想像できるはずもない。壁に掛けられた時計の秒針が、チクタクと音を立てて、週末へのカウントダウンを刻んでいく。その音だけが、叶の鼓動と共鳴しているようだった。

やがて金曜日の終わりを告げるベルが鳴り、同僚たちが解放されたかのように笑い声を上げて事務室を後にしていく。叶も一人、鞄を手に静かに席を立つ。誰とも口を利かず、誰とも視線を合わせず、ただ灰色のビルの影に吸い込まれるようにして役所の敷地を出た。アスファルトの匂い、車の排気ガス、遠くで響く商店街の喧騒。日常の音と匂いが、彼女の肌にまとわりつく。しかし、その心は既に遠く、週末の旅路へと飛び立っていた。

自宅のドアに鍵をかけ、重い音が響いた瞬間、木元叶という仮面は剥がれ落ちた。まず、黒い縁の眼鏡を外す。世界の輪郭が一瞬ぼやけ、そして再び、より鋭く、より生々しく蘇る。次に、バスルームの鏡の前に立ち、地味なスーツを一枚、また一枚と脱ぎ捨てていく。ジャケット、ブラウス、スカート、そして下着まで。全ての「日常」の鎧を床に投げ出すと、そこにいるのは青白い、スレンダーな裸体だけだった。長い黒髪を解き放ち、櫛でとかす。そのしなやかな動きは、まるで蛇が脱皮をするかのようだ。

彼女は化粧台に座り、今日のために買っておいた高価な化粧品を手に取る。いつもの薄化粧とは正反対の、攻撃的なメイク。ファンデーションで肌の色を均一に整え、アイシャドウとアイライナーで瞼を深く、くっきりと描き込む。その目は、もはや役場の受付嬢のものではない。男の心を射抜く、飢えた獣の瞳だ。最後に、艶やかな赤いリップを唇に厚く塗り重ねる。その湿った光沢は、まるで誰かを誘うための蜜のようだった。

変身の最後の仕上げは、服だ。クローゼットから取り出したのは、真っ白なキャミソールと、黒いホットパンツ。普段は決して着ることのない、肌の線を隠すところのない服だ。キャミソールの生地は、貧乳である彼女の胸の形をあからさまに浮かび上がらせ、ホットパンツは、細い腿と、その間に深く刻まれた谷間を強調する。全身を鏡に映す。そこに立っているのは、眼鏡も地味な服もない、見目麗しい、そして明らかに「男を待つ女」の顔をした誰かだった。叶は鏡に映る自分の指で、乳首をそっと撫でた。小さな突起が、薄い生地の上からすぐに反応して硬くなるのを感じる。アソコは、まだ触ってもいないのに、じっとりと濡れ始めていた。これは発情のしるしだ。誰かの熱い精液でこの空洞を満たしてほしいと、身体全体が叫んでいるのだ。

夜行バスの窓から流れる街の灯りは、まるで遠い記憥の断片のようだった。隣の席には誰もおらず、叶は膝を抱え、自分の変わり果てた姿を窓ガラスに映して眺めている。車内の薄暗い光の中、派手なメイクと露出の多い服装は、より妖艶に輝いて見える。日常から切り離された解放感と、これから起こることへの背徳的な期待が、胸の奥で疼き、熱くなる。温泉街で、知らない男に声をかけられる。そして、何の前触れもなく、ホテルの部屋に連れ込まれる。遠慮のない男の欲望に、この身体は好き勝手に弄ばれるだろう。膣に、アナルに、たっぷりと濃い液を注ぎ込まれる。その汚らわしく、甘美な想像をするたびに、アソコの奥がきゅうっと締まり、熱くうねるのを感じた。バスは、静かに、そして確実に、彼女を獣たちの待つ闇へと運んでいくのだった。

第2章 温泉街で出会った男の、熱い視線

第2章のシーン

第2章: 温泉街で出会った男の、熱い視線

夜の温泉街は、昼間の湯けむりとは別の顔を持っていた。蒸し暑い空気に、看板のネオンが滲み、観光客の喧騒と土産物屋の呼び声が不協和音を奏でる中、木元叶はその熱気をまるで自分の体温のように感じ取っていた。白く細い脚が露わになる丈の短いホットパンツ、肩のラインと鎖骨を強調するキャミソール。普段の地味な自分からすると信じられないような姿だが、この道化のような衣装こそが、彼女を「木元叶」という名前の鎖から解放してくれる呪文だった。あちこちから感じられる男たちの視線は、もはや不快どころか、甘い蜜のように肌にまとわりつき、その一つひとつが彼女の女としての自信を満たしていく。彼女は意識的に歩幅を大きくし、腰を軽く揺らしながら、まるでこの街の女王であるかのように、見知らぬ欲望の海を泳いでいた。

喉が渇いたことと、人混みから少し離れたかったことを理由に、彼女は路地裏にひっそりと佇む古びた居酒屋の暖簾をくぐった。中は、煙と酒と油の匂いが混じり合った、まさに男の社交場といった空気。客はほとんどが一人で、黙々と酒を呷っている。そんな中、カウンターの隅に座っていた男の存在が、彼女の網膜に焼き付いた。短く刈り上げられた髪、日焼けした後ろ首、Tシャツの袖から覗く、がっしりとした腕に刻まれたタトゥー。彼はこちらを向いていないのに、その存在感だけでカウンターの空気を支配していた。叶は、彼の隣の席が空いていることに、運命を感じてしまった。なんて馬鹿な、と理性は突き放すが、足は勝手にその席へと向かっていた。

「すみません…」

彼女がそっと腰を下ろすと、隣の男がゆっくりとこちらへ顔を向けた。鋭い眼光が、一瞬で叶の全身をなめるように舐め上げた。その視線には、他の男たちが持っていたような単なる欲望ではなく、獲物を品定めするような、貪欲で危険な光が宿っていた。心臓が不意に跳ね上がる。彼は何も言わず、再び自分の酒に目を向けたが、その間の緊張感が、叶の背筋をじんわりと濡らしていく。

「いらっしゃい。何にします?」

店主の無愛想な声が、張り詰めた空気を少し緩めた。

「あ、とりあえず…生ビールを」

「よう」

隣の男が、低く、ほとんど咳き込むような声で呟いた。たった一言だったが、その声の響きが、鼓膜の奥まで震えてくるようだ。彼の腕に注いだビールの泡が、彼のタトゥーの黒いインクと対照的に白く輝いている。汗ばんだその腕から、汗と、何か作業らしい油の匂い、そして男の生々しい体臭が混じり合って、鼻孔をくすぐる。それは決して快い匂いではないはずなのに、叶の体の奥底で、何かが目覚めていくのを感じた。これは危険な匂いだ。捕食者の匂いだ。そう分かっているのに、その匂いに、より近づきたいという背徳的な衝動が駆け巡る。

「旅か?」

再び彼が口を開いた。相変わらず、視線は自分のジョッキに向けたままだ。

「え…はい。そうです。一人旅で」

「ふうん」

それきり。また沈黙が戻ってくる。だが、今度の沈黙は先程とは違う。彼の問いに答えたことで、何かが一つ、繋がったような気がする。叶はジョッキを傾け、冷たいビールで高鳴る胸を鎮めようとする。アルコールが回り始めた頭が、少しだけふわふわとする。その心地よい酔いが、理性の番人を眠らせていく。

「そんな格好で、一人でか」

今度は、彼が叶の横顔をじっと見ながら言った。その言葉に非難の色はない。ただ、純粋な驚きと、そして少し呆れたような、そんなニュアンスが含まれている。叶の頬が熱くなる。普段なら屈辱に感じるような一言が、今夜の彼女には、甘い挑発に聞こえてしまった。

「…はい。たまには、こういうこともしたくて」

「ふん」

彼は鼻で笑った。そして、ついに、彼の太い指が、自分のジョッキから叶のジョッキへと、数センチの距離を指し示した。

「もう一杯、俺が奢ってやる」

「えっ、でも…」

「いいんだ」

その言葉は、強制というよりは、断りようのない事実告知のようだった。叶は黙って頷くしかなかった。店主が新しいジョッキを運んできて、彼の前にもう一本置かれる。彼はそれを手に取ると、今度は叶のジョッキに軽く注いだ。グラスが触れそうになる瞬間、叶は息を飲んだ。彼の指先が、ごくごく短い時間だが、彼女の手の甲に触れた。その熱さに、ビールの冷たさなど霞んでしまうほどの衝撃が走る。

「田中だ」

「…あの、あたし木元と申します」

「木元さん、か」

彼は、彼女の名前を呟くように繰り返した。自分の名前を、この男の口から聞かされるだけで、体の芯がじんわりと熱くなる。乳首が、薄いキャミソールの生地の下で、硬くこぶしを握っているような感覚に苛まれる。下腹部には、鈍い疼きが広がり始め、アソコが、知らず知らずのうちにじっとりと濡れ始めていることに気づいてしまう。どうしよう。こんなに、見ず知らずの男に体が反応するなんて。私は、本当にダメな女なのね。

酒がさらに進み、会話はほとんどなかったが、二人の間には奇妙な一体感が生まれていた。時折、彼の視線が叶の脚や、胸の膨らみを執拗に舐める。その視線を感じるたびに、叶の体は小さく震え、濡れはさらに深くなっていく。これはもう、抗えない。この男に、この夜、何かをされる運命なのだ。そう悟った時、恐怖よりも、どこか安堵のような感情が彼女を包んだ。

「…疲れた」

彼は、残っていた酒を一気に流し込むと、立ち上がった。そして、叶の真横に立ち、上から見下ろすように言った。

「俺の部屋、近いんだが…行かないか?」

きた。その言葉は、予期してはいたが、やはり雷のように頭を殴りつける。理性が「危ない」「帰れ」「こんな男についていったら、どうなるか分からない」と必死に叫ぶ。でも、叶の体はもう、理性の声など聞いていなかった。濡れたアソコが、彼の硬そうな肉棒を求めてヒクつき、疼きは耐えがたい熱さに変わっていた。彼の獣のような匂いに、女としての本能が完全に揺さぶられていた。叶は、彼の鋭い目を真っ直ぐに見返した。そして、何も言えずに、ただ、小さく、しかしはっきりと頷いた。

その瞬間、理性の鎖が、最後の一本まで、ぷつりと音を立てて切れたのを感じた。彼は満足そうに口角を上げると、先に店を出ていく。叶は、いくらか置いたお金をカウンターに置くと、震える足で立ち上がり、彼の広い背中を追った。居酒屋の外の夜風は、火照った肌にひんやりと心地よく、同時に、これから自分が何をされるのかという、背徳的な期待感をさらに掻き立てた。彼の後ろ姿を、獣に従う雌のように、黙って、黙ってついていく。温泉街のネオンが、二人の影を長く、不気味に引き伸ばしていた。

第3章 理性が溶ける、濃密な夜の獣

第3章のシーン

第3章: 理性が溶ける、濃密な夜の獣

エレベーターが無機質な音を立てて上昇する間、叶は健司の腕に引かれるまま、まるで人形だった。廊いは薄暗く、蛍光灯の一部がちらつき、不気味な影を落としていた。彼が止まったのは、廊いの突き当たりにある、何の変哲もないドアの前。錠前がカチャリと乾いた音を立てて開かれ、男の生々しい体臭と、少しカビ臭いような空気が、一気に叶の鼻腔を襲った。彼女がためらう間もなく、健司は彼女を部屋の中へと押し込み、背後からドアを勢いよく閉めた。バタン、という重い音が、日常との最後の綱を断ち切る。

部屋は殺風景そのものだった。ベッドの上にはぐしゃぐしゃに丸められた毛布、床には空き缶がいくつか転がり、テーブルには吸い殻が山積みになっている。そして、何よりもこの部屋を支配していたのは、健司の汗と、彼が吐く息の匂い、そして性欲そのもののような、濃密で獣的な臭いだった。叶はその匂いを吸い込むたびに、頭がぼうっと熱くなり、足の力が抜けていくのを感じる。彼女が部屋の様子を呆然と見ていると、健司は彼女の背後に回り込み、何の前触れもなく、彼女のキャミソールの肩紐を両手で掴んだ。

「ひゃっ!」

悲鳴が漏れる間もなく、じゅりっ、という布が引き裂かれる鋭い音が響いた。薄い生地が簡単に破れ、叶の白く細い背中と、貧乳であることが分かる小さな乳房の脇が、無防備に空気に晒された。冷たい空気が肌に触れ、乳首がたちまち硬くこわばる。羞恥で顔が火照るが、健司はそんな彼女の感情を無視するかのように、破れたキャミソールの切れ端から、その舌を差し込んできた。

「んっ…あ…」

耳たぶを熱く濡らされ、歯で軽く噛まれる。首筋を舐め上げられ、唾液がじゅるじゅると肌を伝う。その舌は執拗で、獲物を味わい尽くすかのように丁寧だった。彼の指は背中を撫で、腰骨のくぼみをなぞり、そしてついに、小さな乳房を鷲掴みにした。片手で容易に収まるほどの大きさだが、健司はその乳首を指の腹で強くこねくり回す。

「くぅっ…!」

それは痛みと快感が入り混じった、耐え難い刺激だった。叶の体は勝手に反り返り、喉から押し殺したような喘ぎが漏れる。彼の舌と指によって、全身の感覚が一か所に集中していく。もう抵抗なんてできない。こんな風に、男に弄ばれるために、この体は存在しているのではないか、とさえ思わせるほどの、容赦ない愛撫だった。

健司はもう一方の手で、叶のホットパンツの上から、その熱を帯びた秘部を押さえる。ぺったんこだったはずの下腹部が、指の圧力でへこみ、ぬるぬると濡れた蜜が布地に染み出していくのを、彼女は明確に感じた。彼は鼻で笑うと、そのままズルッと、ホットパンツと下着をずり下ろした。青い陰毛に覆われた、ぱっくりと開いた性器が、彼の目の前に露わになる。

「…見てみな、この濡れ方。もうとっくに欲しがってたんだろ」

「…違う…んんっ!」

否定の言葉は、彼の太い指が濡れた肉裂けに無理やり挿入されたことで、途切れてしまった。くちゅっ、という下品な音が部屋に響く。指は一本、また一本と加わり、膣内をぐちゅぐちゅと掻き回し、熱くむくむくとした壁を刺激する。叶はもう何も言えない。ただ、彼の指の動きに合わせて腰をくねらせ、自分でも信じられないほど淫らな声を上げていた。羞恥心はもうどこかに飛んでいき、ただただ、この快感が止まないことを祈るだけだった。

すると、健司は突然指を抜き、叶の体を無理やりひっくり返した。彼女は四つん這いの姿勢にさせられ、崩れたベッドのシーツに顔をうずめる。そして、次の瞬間、尻の穴に、冷たい感触が走った。彼は自分の指に唾液を付け、それを肛門に押し当てていたのだ。

「やめて…こんなところ、ダメだよ…」

叶は震える声で抵抗した。そこは、汚い場所。誰にも触れられたことのない、最後の聖域だった。でも、その声は健司には全く響いていなかった。彼は黙って、その冷たい指を、固く閉ざした肛門の括約筋に、ゆっくりと、しかし確実にねじ込んでいく。

「ひっぐっ…!あああっ!」

裂けるような痛みが背筋を駆け上る。腸内をほじくるような、異物感と圧迫感。息が詰まりそうになった。でも、健司の指は動きを止めない。腸壁を内側から押し広げ、汚い音を立てて奥へと進んでいく。痛みの底に、なんだか見慣れない、くすぐったいような感覚が芽生え始めていることに、叶は恐怖を感じた。

そして、ついにその時が来た。健司は自分の硬くて熱くなった肉棒を、叶の濡れた膣口に押し当てた。潤滑ジェルもないままの、荒々しい侵入だ。先端がぬるりと粘膜を滑り、ぐりっと、と膣壁を広げながら、ずぶずぶと奥へと沈んでいく。

「んぐっ…!はぁああっ!」

太すぎる。熱すぎる。膣が引き裂かれるような痛みと、奥まで突き上げられる満足感が同時に襲いかかる。叶はもう思考を停止していた。ただ、獣のように喘ぎ、彼の欲望を受け入れる穴になることだけを許されていた。健司は何度も、何度も、激しく腰を突き上げる。そのたびに、叶の体はビクンと痙攣し、理性の破片が砕け散っていく音が聞こえるようだった。

やがて、彼は膣から抜き、今度はその濡れた肉棒を、先ほどまで指で犯したばかりの肛門に押し当てた。

「いやぁっ!そこは無理ぃっ!」

叫びは、彼の力強い腰の突き上げによって、言葉にならない。膣とは違う、より強烈で、焼けるような痛みが尻を貫く。腸がめくれ返るような感覚。意識が遠のく。でも、その痛みの向こう側に、これまで感じたことのないような、背徳的で深淵な快楽が潜んでいることを、叶の体は知っていた。

「ああっ…くぅっ…だめぇ…いい…いぃぃ…」

自分の口から出る言葉に、叶は絶望した。もうダメだ。私は、もう元の木元叶には戻れない。彼の肉棒が腸内を激しくかき回し、やがて、彼はうなると共に、熱い濁流をたっぷりと、叶の膣とアナルに注ぎ込んだ。その熱さに、彼女は初めての本当の満足感を覚えた。体中の細胞が、この男の精液を喜んで受け入れている。穴として、女として、完全に満たされた、静寂の瞬間だった。

第4章 穴の記憶に刻まれる、最後の濁流

第4章のシーン

第4章: 穴の記憶に刻まれる、最後の濁流

翌朝の光は、あまりに無慈悲だった。窓から差し込む白い光線が、シーツの上に散らばる黒い毛や、昨日の情事の痕跡を容赦なく照らし出している。体中が、まるで重い石で殴られたような鈍い痛みに支配されている。特に、股間と尻の穴が、熱く腫れ上がり、歩くたびにずきりと疼く。膣の奥には、まだ健司の濃い精液がぬるりと残っているような気がして、アナルは荒々しくほじくり返された記憶に、痙攣するようにきゅうと締まる。彼はもういなかった。朝の陽光を浴びながら、彼は何も言わずに部屋を出ていった。ベッドの上には、男の匂いと、自分の淫らな匂いが混じり合って、甘く、そして生々しい空気を漂わせている。叶はぐしゃぐしゃになったシーツに包まって、じっと天井を見つめていた。満たされたはずの体の奥に、不思議な虚無感が広がっていた。これでいいのだ。これが、自分が求めていたものなのだ。そう自分に言い聞かせるように、彼女はゆっくりと身を起こした。

帰りの列車を待つホームの喧騒は、まるで別世界の音のように聞こえた。昨夜引き裂かれたキャミソールの代わりに、コンビニで買った無地の白いTシャツを着ている。それでも、歩くたびに太ももが擦れ、膣がじくじくと濡れるような感覚が消えない。昨日の大胆なメイクは落ち、すっぴんの顔に疲れが浮かんでいる。それでも、鏡で見る自分の瞳は、どこかうつろで、そして輝いているようにさえ見えた。そんな彼女の背後に、柔らかな影が落ちた。

「やあ。一人旅?」

振り返ると、そこに明るい茶色の髪を無造作に伸ばした、細身ながらも筋肉質な体つきの若者が立っていた。チャーミングな笑みを浮かべ、お洒落なカジュアルウェアを着こなすその男は、まるで雑誌から抜け出てきたかのように、この温泉街の風景には少し不釣り合いだった。彼の名は、佐々木悠。後にそう名乗るのだが、その時の叶は、ただその妖しいほどに輝く瞳に見入っていた。

「…え、はい。そうです」

「そっか。僕もだよ。帰りの待ち?」

悠は、まるで昔からの友人のように、自然に隣に座った。彼からは、さわやかなシトラス系の香水の匂いがした。健司の獣のような体臭とは正反対の、洗練された匂い。それなのに、叶の体はなぜか、この男の匂いに反応して、背筋がじんわりと熱くなるのを感じた。

「いい顔してるね」

悠は、叶の横顔をじっと見ながら、突然そう囁いた。

「え…?」

「その、なんて言うんだろう。満たされたような、でも何かを求めているような顔。すごく、魅力的だよ」

その言葉に、叶の心臓が不意に掴み潰されるような衝撃を受けた。昨日の夜、何度も犯され、精液で満たされた自分の姿を、この男は見抜いてしまったのか? 恐怖と、そして屈辱的な興奮が、同時に頭を駆け巡る。

「最後の思い出、作らないか? 僕と」

悠の声は、甘く、そして人を惑わす蜂蜜のようだった。断るべきだ。もう、これ以上はダメだ。昨日の健司で、自分の穴はもう限界まで犯され、満たされたはずなのに。でも、悠の瞳は、叶の心の奥底にある、まだ満たされていない何かを的確に見抜いていた。彼女は、彼の誘いを断る言葉を見つけることができなかった。ただ、小さく、しかしはっきりと頷いてしまった。

ラブホテルの部屋は、健司の部屋とは全く違っていた。無機質で、清潔感があり、そして部屋の一面を占める巨大な鏡が、すべてを映し出している。ドアが閉まると、悠は何も言わずに叶のTシャツの裾を掴み、静かに、でも確実に脱がせ始めた。抵抗する気力もなく、叶は人形のように身を任せた。裸にされると、彼は彼女を鏡の前に立たせた。

「見て」

悠は、叶の背後に回り込み、その耳元で囁いた。鏡には、自分の裸体が映し出されている。貧乳で細い体、そして、股の間には、昨日の激しい情事のせいでまだ少し赤く腫れた性器が映っている。尻の穴も、鏡に映る自分の姿から、違和感を感じる。

「見て、君のアソコ。昨日誰かに犯されたままだね。ぱっくり開いて、まだ求めてるみたいじゃないか」

「…やめて…そんなこと、言わないで…」

叶の顔が、羞恥で真っ赤に染まる。でも、悠はそんな彼女の気持ちを無視するかのように、スマホを取り出した。カシャリ、というシャッター音が、静かな部屋に不気味に響いた。

「やめて! 撮らないで!」

「いいじゃないか、こんなに綺麗な姿だよ。君の、この淫らな顔も、しっかり記録してあげる」

悠はスマホを巧みに操り、様々な角度から叶の裸体を撮影していく。撮られるという屈辱が、奇妙な快感に変わっていく。自分が、男の欲望の対象として、記録されていく。その事実が、叶の体の奥に眠っていた何かを、再び目覚めさせていた。

「さあ、僕に仕えてごらん」

悠はベッドの縁に腰掛け、自分のジーンズのジッパーを下ろした。硬く膨れ上がった肉棒が、下着の上からその形をくっきりと現している。叶は、跪くように彼の前に進み出た。そして、震える指で、その熱い肉塊を解放した。グロテスクなほどに太く、青い血管が浮き出たその男根を前に、叶はもう考えることをやめていた。彼女は、その先端を自分の唇で優しく包み込み、舌でねぶるように舐め上げた。塩辛い、生々しい匂いが鼻腔を満たす。

「んっ…ぐぅ…」

彼女は、まるで聖餐を受けるかのように、その肉棒を深く喉奥まで飲み込んだ。悠は、叶の髪を優しく撫でながら、満足そうに息を呟いた。

「そう、いい子だ…その口、君のアソコもおなじように気持ちいいんだろうね…」

奉仕が終わると、悠は叶をベッドの上に寝かせ、彼女の足を大きく開いた。そして、彼は自分の硬い肉棒を、まだ濡れ残っている叶の膣口にゆっくりと押し当てた。

「今日は、特別に、君を天国に連れて行ってあげる」

そう言うと、彼は肉棒を膣にずぶずぶと挿入した。そして、驚くべきことに、彼はもう一方の手で、潤滑ジェルのようなものを取り出し、それを叶のアナルに塗り込み始めた。

「え…あっ!? そこは…ダメ…!」

「大丈夫、すぐに慣れるよ」

悠は、叶の抵抗をものともせず、潤滑剤で滑りやすくなった指を、固く閉ざされた肛門の中へと滑り込ませた。くちゅっ、という下品な音がする。膣を肉棒で突かれながら、アナルを指で犯される。二つの穴が、同時に、別の快感で満たされていく。それは、昨日の健司との獣のようなセックスとは全く違う、計算され尽くした、悪魔的な快楽だった。

「ああっ! だめぇ…! なんだか…おかしく…なるぅっ…!」

叶の意識が、少しずつ溶けていく。膣壁と腸壁が、ごく近い場所で同時に刺激され、その快感が互いに増幅し合い、脳に直接流れ込んでくる。悠は、膣に挿した肉棒を激しくピストンさせると同時に、アナルの中の指も、激しくかき回し始めた。

「んぐっ! はぁああああっ! ああっ! いい! いいぃぃぃっ!」

もう何も言えない。ただ、獣のように喘ぎ、二つの穴が同時に犯されるという、前代未聞の快楽に、自分のすべてを委ねることしかできなかった。悠は、叶の反応を楽しんでいるかのように、妖しい笑みを浮かべながら、その腰の動きをさらに加速させていく。やがて、彼はうなると共に、膣とアナルを犯していたものを同時に抜き、その熱い肉棒を叶の顔の上に向けた。

「受け取って、君の最後の思い出だ!」

びゅるるるっ! という濃厚な音と共に、熱い白い濁流が、叶の顔、胸、お腹に、勢いよくかけられた。その粘稠な感触と、生臭い匂い。叶は、目も口も開けたまま、そのザーメンのシャワーを全身で受け止めた。すべてが終わった後、彼女はただベッドの上で、満たされた虚無感に包まれていた。もう、元の地味な公務員、木元叶には戻れない。この体は、もう男の精液を求め、犯されることしかできない穴になってしまったのだ。その悟りは、悲しいというよりは、どこか救われたような、穏やかな感情だった。

悠は何も言わずに部屋を出ていった。静寂が戻った部屋で、叶はゆっくりと身を起こした。鏡に映る自分は、精液でぐちゃぐちゃに汚れ、しかし、どこか満ち足りた表情をしていた。彼女は、その顔を指でなぞり、白い濁流を少しだけ舐めてみた。塩辛く、そして甘い。満たされた虚無の中で、次の旅への計画が、自然と脳裏に浮かんでいた。次は、どんな街へ行こうか。どんな男に、この穴を犯してもらおうか。窓の外では、いつもの街の景色が、まるで別世界の出来事のように遠く見えていた。叶の唇に、かすかに、妖しい笑みが浮かんだ。

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読み終えたあとの余韻に。

OVA 夏妻 #2 を FANZA で見る →
登場人物
  • 木元 叶
    木元 叶 きもと かなえ
    女性 ・ 25

    外見: 長い黒髪を普段はおさげにしている、黒い瞳、スレンダーな体型で貧乳、青白い肌。服装: 地味な色合いのスーツに眼鏡をかけ、ぺったんこ靴。普段は大人しく目立たない性格だが、内に強い欲望と解放願望を秘めている。

  • 田中 健司 たなか けんじ
    男性 ・ 35

    外見: 短い刈り上げの髪、鋭い眼光、日焼けしたがっしりした体格、腕にタトゥーがある。服装: 汚れた作業着か、無地のTシャツにジーンズ。無口で直情的、自分の欲望に素直な男。

  • 佐々木 悠 ささき ゆう
    男性 ・ 22

    外見: 明るく茶色く染めた髪を無造作に伸ばしている、細身だが筋肉質な体、チャーミングな笑み。服装: お洒落なカジュアルウェア。口が達者で、相手の心理を弄ぶのが好きなプレイボーイタイプ。

  • 山口 美咲 やまぐち みさき
    女性 ・ 26

    外見: セミロングの髪をアレンジしている、柔和な顔立ち、平均的な体格。服装: オフィスカジュアル。叶の同僚で、明るく社交的な性格。叶の秘密には全く気づいていない。

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