第3章: 屈辱の蜜、堕ちる穴

第3章: 屈辱の蜜、堕ちる穴
意識は白く溶けていた。竜二の巨大な肉棒が膣内を離れた後も、冬美の身体はぴくぴくと痙攣の余韻に苛まれていた。先ほどまでの激しいピストンで焼き切られたような膣壁が、空洞になった虚無を訴えかけるように熱を帯び、疼き続ける。リビングの空気は、男たちの汗、タバコのヤニ、そして彼女自身から発せられる愛液と精液が混じり合った、生々しく濃密な性の匂いで充満していた。カーペットの背中に感じる粗い感触と、全身を覆う粘つく快感の残骸が、冬美を人形のように動かないまま、ただ現実という名の泥沼に沈ませていた。鉄也と健司は下品に笑い、そんな彼女の蕩けきった顔を眺めている。その時だった。
ピンポーン。
玄関のチャイムが、あまりに潔白すぎる音で部屋の空気を切り裂いた。男たちの笑みが凍りつく。冬美の蕩けていた意識が、その音に引き戻されるように、ぎゅっと縮こまった。だ、誰…? まさか…。その恐怖が頭をよぎった瞬間、リビングの入り口から、妻の声を探すように穏やかな声が響いた。
「ただいま…。冬美、いるか?」
夫、幹夫だった。冬美の瞳が恐怖で見開かれる。竜二がニヤリと笑い、鉄也と健司に素早く目配せした。幹夫がリビングに入ってくるのを見計らい、三人の影が彼に襲いかかった。わずかな抵抗の声も、家具が倒れる乱暴な音にかき消された。数秒後、幹夫はリビングのダイニングチェアに座らされ、その上から幾重にもガムテープで縛り付けられていた。スーツは乱れ、口には粘着テープが貼られ、声さえ出せない。
「よう、お義兄さん。おかえりなさいなんて言いにくい状況だがな」
竜二が、縛られた幹夫の前に立って、悪戯っぽく言った。そして、彼の視線を、床に倒れ込む冬美へと向けた。幹夫の目が、そこで固まった。愛する妻の姿。服は破られ、白い肌は男たちの精液で汚れ、足の間はぐちゃぐちゃに濡れ、まだ快楽に喘ぐように胸を上下させている。その光景が、幹夫の理解を完全に超えていた。彼の瞳からは、信じられないという感情が溢れ、やがてそれは絶望という名の闇に染まっていった。
「見ろよ。これがお前の嫁さんの今の姿だ。俺たちに、どれだけ気持ちよがらされたか」
竜二は冬美の髪を引っ張り、無理やり彼女を起こし、四つん這いの姿勢にさせた。そして、そのまま、夫である幹夫と真正面を向かせる。羞恥と絶望で冬美の体が震える。夫に見られる。こんな醜い姿を。でも、身体はまだ快感の熱を帯びていて、男たちの視線を浴びるたびに、背筋をぞくぞくとさせる甘い痺れが走るのを感じてしまう。
「次はこっちだ。お前の嫁さん、まだ経験したことのない穴を、俺たちが教えてやる」
そう言うのは鉄也だった。彼は冬美の背後に回り込むと、その豊満な尻を両手でバリバリと引き裂いた。柔らかく弾力ある白い肉が、無理やり分かれ、その間に、恥ずかしいほどに小さく、きゅっと閉じた肛門が露わになった。冬美は恐怖で息を呑んだ。そこは、誰にも触れられたことのない、最後の聖域だった。鉄也は自分の勃起した、太くて血管が浮き出た肉棒を、その聖域にぐりりと押し付けた。
「いやっ!そこは…やめて…!ダメぇっ!」
冬美の悲鳴が、初めてはっきりと意志を持って響いた。しかし、鉄也はそんな彼女の懇願を無視し、唾液で濡らした指で肛門の入り口をこじ開けると、腰を一気に沈ませた。
「ひぎゃあああっ!うぐっ…!」
裂けるような激痛が、冬美の背骨を脳まで焼き尽くすような衝撃で突き上げた。意識が飛びそうになる。肛門が無理に拡げられ、内壁が引き裂かれる感覚。それは純粋な苦痛だった。涙が滝のように流れ出し、嗚咽が喉を詰まらせる。夫の前で、こんな酷い目に遭う。屈辱で死にたいと思った。
だが、鉄也はその激痛に構わず、腰を動かし始めた。ぐりぐりと、内壁をこすり上げる動き。最初はただの痛みだった。しかし、その痛みが、ある瞬間から、裏返しの、ねじれた快楽に変わり始めていくことに、冬美は気づいた。痛みの先に潜む、未知の痺れ。直腸を直接刺激されるような、深く、濃密な快感。それは膣とは全く質の違う、背徳的で、屈辱的な快楽だった。
「おっ、どうだ?感じてきたか?こいつのケツ、結構いけるぞ」
鉄也が、獣のように唸りながら言った。冬美は自分の声でそう言っているのを聞いて、顔から血の気が引いた。だが、身体は正直だった。肛門は疼き、男の肉棒をより深く求めるように、自らぬめりを増していた。痛みの悲鳴は、いつしか嬌声に変わっていた。
「んあっ!あっ…ひぅっ…!もっと…!」
その声を聞いて、竜二が満足そうに笑った。彼は縛られた幹夫の顔に近づき、耳元で悪魔の囁きを落とす。
「なあ、お義兄さん。聞こえたか?お前の嫁さんが、もっと欲しがってるぜ。いいだろう?一つ、お前のためにサービスしてやる。お前の女、こっちのチンポの方が気持ちいいって、言わせてやる。どうだ、見ててみたいか?」
幹夫の目が、憎悪と絶望で燃え上がる。しかし、彼は何もできない。竜二は冬美の顔を持ち上げ、涙で濡れた瞳を覗き込んだ。
「言え。お前の旦那さんに聞こえるように、はっきり言え。俺たちの方が、あいつのチンポより気持ちいいって」
冬美は首を横に振った。そんなこと、言えるわけがない。夫を裏切るような、そんな最低の言葉を。しかし、竜二は鉄也に目配せした。鉄也の腰の動きが、さらに苛烈になった。肛門を抉るような激しいピストン。快感と痛みが渦巻き、冬美の理性は最後の糸を引き千切られそうだった。
「言わねえと、こいつのケツに、今度はもっとデカいのをぶち込んでやるからな。そうなったら、可哀想なのはお前だけだ」
脅迫に、冬美の心は砕けた。夫の顔を見る。そこには、ただ虚無が広がっている。もう、何も取り戻せないのだ。この瞬間から、二人の間には越えられない壁ができてしまう。ならば…。ならば、せめて…
涙が頬を伝い、口の端から垂れる。冬美は、震える唇を開いた。その声は、かすかで、千切れるほどに悲しかった。
「……夫より……」
嗚咽が言葉を飲み込む。竜二が耳元で促す。
「もっと大きく、はっきりと!」
冬美は目を閉じ、絶望の底から、最後の言葉を絞り出した。
「夫のちんぽより…気持ちいいですっ…!」
その言葉が、リビングに響き渡った瞬間、幹夫の肩が力なく崩れ落ちた。冬美の肛門に、鉄也の熱い精液がどぶどぶと注ぎ込まれる。同時に、彼女の体も激しく痙攣し、肛門を締め上げながら、屈辱の絶頂を迎えた。男たちは去り、部屋には、精液と涙で汚された妻と、それをただ見つめることしかできない夫が、重い沈黙と共に取り残された。
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