「誰もいない田んぼ道でジャージを脱ぎ捨て、クリトリスを弄りながら自分の尿の音と匂いに興奮する1◯歳の私」
あらすじ
中学2年の槇村朋美は陸上部の練習を終え、汗ばんだTシャツのまま家路につく。家族との夕食後、宿題をしながら小学3年の夏の川遊びを思い出す。男女4人で裸になって水遊びをした日、好きだった真壁優斗の性器が自分の裸に向かって立ち上がるのを見て呼吸が止まった瞬間。その時、股間に初めて感じた熱い疼きと、今でも消えない理不尽な「見られたい」衝動を反芻し、夜のランニングで何かが変わりそうな予感を抱く。
第1章 夕暮れの陸上部、蘇る川遊びの記憶——あの子が私の裸に勃起した瞬間に覚えた最初の羞恥と甘い疼き
第1章: 夕暮れの陸上部、蘇る川遊びの記憶——あの子が私の裸に勃起した瞬間に覚えた最初の羞恥と甘い疼き
夕暮れの校庭に、ひぐらしの声が降りしきっていた。陸上部の練習を終えた槇村朋美は、汗で肌に張りついた白いTシャツのまま、紺の短パンから伸びる細く日焼けした脚を投げ出すようにして、校門へと歩いていた。まだ十四歳の瘦身には、一日の疲れが重たくまとわりついている。それでも胸の奥では、何かが小さく脈打っていた。何か——それは言葉にならない期待のような、あるいは予感のような、甘やかな疼きだった。
朋美の長い黒髪が、汗で額やこめかみに貼りついている。茶色の大きな瞳は、沈みかけた陽の光を受けて、琥珀色に透けていた。家までは田んぼのあぜ道を十五分ほど歩く。稲の青い匂いが風に乗って鼻先をかすめ、朋美は無意識に、その匂いを深く吸い込んだ。土と水と、そして自分の汗の混じった匂い——それは幼い頃から変わることのない、田舎の夏の夕暮れの匂いだった。しかし朋美の心は、その懐かしい匂いに安らぐことなく、もっと別の、危うい記憶のほうへと引き寄せられていた。
家に着くと、玄関にはすでに兄の大輔のスニーカーが揃えてあった。祖母のくぐもった声が台所から聞こえてくる。朋美は「ただいま」と小さく言い、階段を上がって自室へと向かった。六人暮らしの家は、いつも誰かの気配で満ちていて、ひとりになるのは夜遅くか、こうして部屋にこもるときだけだった。汗に濡れたTシャツを脱ぎ、タオルで身体を拭きながら、窓の外に目をやる。すでに空は藍色に染まりはじめ、遠くの山並みが黒いシルエットに変わろうとしていた。
夕食の席で、母の吉乃が「今日はタイム、どうだった?」と明るく尋ねてくる。朋美は「まあまあ」とだけ答え、味噌汁を啜った。隣では大輔がスマホを片手に、どこか上の空でご飯をかきこんでいる。父も祖父も、テレビのニュースに気を取られていた。誰も朋美の心の奥底でうごめいているものには気づかない。いや、気づかれてはいけないのだ。朋美はそう思いながら、箸を置き、静かに席を立った。
部屋に戻り、机に向かう。開いた数学の教科書の上で、シャープペンシルが転がったまま動かない。頭のなかでは、夕暮れの風の感触や、あぜ道の匂いではなく、もっと遠い記憶——五年前の夏の川遊びの光景が、鮮やかに蘇りはじめていた。朋美は教科書を閉じ、背もたれに深く凭れかかる。瞼の裏に、あの日の太陽がじりじりと焼きついてくる。
小学三年の夏。朋美は近所の男女四人で、村はずれの小川へ遊びに行った。水は冷たく澄んでいて、膝ほどの深さしかない。最初はTシャツと短パンのまま水をかけ合っていたが、誰かが「裸になっちゃおうぜ」と言い出し、あっという間に四人とも素っ裸になっていた。朋美は恥ずかしかったけれど、みんなが笑っているから、自分も笑って水に飛び込んだ。肌の上を水がすべる感触が、くすぐったくて気持ちよかった。
そのときだった。好きだった男の子——真壁優斗の身体を見て、朋美の呼吸が止まった。優斗の脚のつけ根にある、普段は見たこともないそれが、ゆっくりと立ち上がっていく。優斗は慌てて手で隠そうとしたけれど、もう遅かった。先端はつやつやと光り、薄い皮の下から赤みを帯びたものが顔を覗かせている。優斗が真っ赤になりながら「見るなよ」と叫んだ声が、今も朋美の耳の奥にこびりついている。
朋美はあの瞬間、自分の股間がきゅうっと熱くなったのを感じた。水で冷えたはずの肌の奥で、何かが溶け出すような、甘くて怖い感覚だった。それは初めての疼きだった。以来、朋美は夜ごと布団のなかで、あのときの優斗の勃起した性器を思い出し、何度も何度も反芻するようになった。優斗が見ている——自分の裸を、じっと、隠すこともできずに見ている。そんな妄想が、まだ何も知らなかった朋美の身体を熱くさせ、やがて指を股間に這わせることを覚えた。
朋美は椅子の上で膝をぎゅっと閉じる。あのときの記憶が、いま、こうして座っているだけの自分の腿のあいだを、じんわりと湿らせている。なんて理不尽なんだろう、と朋美は思う。もう五年も前のことなのに、優斗はたぶん何も覚えていないのに、自分だけがこんなふうに、あの日の勃起に縛られている。見られたい——あのときのように、誰かに裸をじっと見られて、その結果があの勃起だと思うと、胸の奥がぎしぎしと音を立てるほど切なくなる。
朋美は立ち上がり、窓を開けた。夜気がひんやりと頰を撫でる。下の田んぼ道には街灯がぽつぽつと灯りはじめ、その光が稲の葉に淡く反射していた。誰も歩いていない。朋美は大きく息を吸い込み、そして決意する。今夜、ランニングをしよう。ただのランニングじゃない——あの日、水のなかで裸になったときの感覚を、もう一度、この肌で味わってみたい。誰かに見られるかもしれないというスリルのなかで、自分がどこまで変われるのか、試してみたい。
朋美はそっと部屋を出て、階段を下りた。居間からはテレビの音と家族の笑い声が漏れてくる。誰も朋美の異変には気づかないまま、夜は静かに更けていく。朋美は玄関でランニングシューズに足を通しながら、心臓がどくりどくりと早鐘を打ちはじめるのを感じていた。これから始まろうとしている何かが、きっと自分を変えてしまう——そんな予感が、甘く鋭く、朋美の全身を貫いていた。
第2章 Tシャツとジャージの下は全裸——夜のランニングで風が秘部を撫でるたびに濡れていく、誰かに見られるかもしれない快楽
第2章: Tシャツとジャージの下は全裸——夜のランニングで風が秘部を撫でるたびに濡れていく、誰かに見られるかもしれない快楽
夕食の片づけを終えた朋美は、台所で食器を拭く母の背中に声をかけた。
「ちょっと、走ってくるね。陸上の練習」
吉乃は振り返らずに、タオルで手を拭きながら答えた。
「あら、こんな時間に。暗いから気をつけなよ」
朋美は返事をせずに玄関へ向かった。胸の奥で小さな嘘がチクリと痛んだが、それ以上に今日のランニングへの期待が全身を満たしていた。彼女は自分の部屋に戻ると、部屋着のTシャツと薄いグレーのジャージを手に取った。鏡の前に立ち、深く息を吸い込む。それから、学校から帰って着替えた時にこっそり外したブラとショーツを、畳の上に置き去りにした。
下着をつけない。ただそれだけのことなのに、心臓が早鐘を打ち始める。自分の体が急に他人のものになったようで、肌がヒリヒリと敏感になるのがわかった。Tシャツの生地が乳首に触れるたび、サラサラとした感触が小さな突起をくすぐり、思わず肩をすくめる。まだぺたんことしている胸だけれど、その先端は布越しにかすかに膨らみを浮かび上がらせていた。ジャージを引き上げると、ナイロンの滑らかな感触が腰骨や太ももを撫でて、股間の薄い陰毛のすぐ上を縫い目が走った。朋美は自分の体を抱きしめるように両腕を組み、一瞬息を止めた。誰にもバレてはいけない。これは私だけの秘密。そう念じるほどに、アソコの奥がきゅん、と熱くなり、ほんのり濡れ始めるのを感じた。
玄関でスニーカーを履き、静かにドアを開ける。外はすっかり夜の帳に包まれていた。空気はひんやりとして、田んぼの稲の青い匂いがかすかに漂ってくる。街灯はまばらで、道は月明かりと星明かりにぼんやり照らされているだけだった。朋美は大きく息を吐くと、ゆっくりと走り出した。
まずは舗装された農道を選んだ。砂利道よりも足音が響かず、誰かに気づかれる心配が少ないからだ。最初の一歩を踏み出すと、Tシャツがふわりと膨らみ、夜風が背中を撫で上げた。その冷たい感触がブラのない胸に直に届き、乳首がはっきりと硬くなった。ジーン、と小さな電流が走るように、胸の先端がしびれて、自分から主張し始める。朋美は唇を噛みしめ、足のリズムを保とうとした。でも、走るたびにジャージが股間をこすった。縫い目の硬い部分が、まだ誰にも触られたことのない割れ目のちょうど真ん中に食い込む。ぬる、と愛液が滲み出て、薄い陰毛を濡らし始めた。アソコがじんじん熱くなり、太ももの内側がすべすべとすべるようで、まるで自分の意思で動く生き物がそこにいるみたいだった。
「はぁ、んっ」
小さな吐息が漏れる。田んぼの脇を通り過ぎると、蛙の声がけたたましく響いていたが、朋美の耳には自分の心音と荒い呼吸だけが届いていた。誰もいないはずなのに、いつ誰かに見つかるかわからない。遠くの民家の明かりが目に入ると、ギクリと肩が跳ねた。もし、あそこから誰かが私を見ていたら。Tシャツ一枚で、下はノーパンで、こんなにアソコを濡らして走っているのがバレたら。そう想像しただけで、クリトリスがずきん、と疼いた。恥ずかしいのに、もっと見てほしい。優斗くんに、学校の男子に、知らないおじさんに、この格好をじろじろ見られたらどうなるだろう。朋美の頭の中で、そんな妄想がぐるぐると渦を巻いた。
「やらしい格好だな、槇村」
「おまえのマンコ、まる見えじゃん」
「そんなに濡らして、見せたがりなんだな」
妄想の中の男子たちがヒソヒソと罵る言葉が、風に乗って聞こえてくる気がした。朋美はスピードを上げた。ジャージがさらに食い込み、股間がグチュリと音を立てそうになり、慌てて足を止める。見上げると、月が雲の切れ間から顔を出し、田んぼの水面が銀色に光っている。誰もいない。でも、闇の向こうに無数の目がある気がして、朋美はゾクゾクと震えた。その震えが快楽に変わって、アソコがぱっくりと開くような錯覚に陥った。
三十分ほど走り続けてから、彼女は家路についた。ジャージの股ぐりはじっとりと濡れ、冷たい夜気がその部分だけを冷やしていく。自分の淫らな臭いが、汗と混ざって鼻をついた。朋美は玄関をそっと開け、誰もいないのを確かめてから浴室へ急いだ。服を脱ぐと、立ち上がった乳首と、くっきりと割れ目に張り付いた陰毛が鏡に映った。アソコの周りはテラテラと光り、透明な蜜が太ももまで垂れている。
「はぁ……はぁ……」
息を整えながら、朋美は洗面台の隅からペン型ノリを取り出した。プラスチックの丸いキャップは、先端が少し尖っていて、少女の狭い膣にぴったりの大きさだった。彼女は浴槽の縁に腰掛けると、両足を大きく開き、右手にキャップを握った。左手で陰毛をかき分け、ぬるぬるした割れ目を開く。冷たい空気がひくつく肉襞に触れて、ヒリヒリした。
「んっ」
小さな声を漏らしながら、彼女はキャップの先端を膣口に押し当てた。ぬぷ、と小さな音を立てて入り口が吸い付く。ゆっくりと押し込むと、くちゅ、ずりゅ、と今まで聞いたこともない粘液の音が浴室にこだました。異物が中を広げていく感覚に、朋美は目をつむり、妄想を広げた。
優斗くんが、私のここを見ている。おちんちんを勃起させて、あの時のまま。先っぽから透明な汁を滲ませて。私に見せつけながら、汚い言葉で罵ってくる。
「槇村のここ、ぐちゃぐちゃで気持ち悪い」
「おまえ、それでいつもオナニーしてるのかよ」
朋美はキャップを奥まで沈め、指でクリトリスを押しつぶすようにこすり始めた。ぐちゅぐちゅ、ぬちゃ、ぬちゃ、と濡れた音が浴室に充満する。膣の中でキャップが動くたびに、中がきゅうきゅうと締まり、甘い痺れが子宮のあたりから這い上がってきた。
「あ、あ、あ……見て、見てよぉ……」
声にならない声で懇願しながら、朋美はついに小さな絶頂に達した。身体がビクン、と跳ね、膣がキャップをぎゅっと締め上げる。イク瞬間、頭の中が真っ白になり、それからゆっくりと快楽が引いていった。彼女はしばらくぼんやりと浴室の天井を見つめ、キャップを抜いた。ぬるり、と白っぽい汁が糸を引く。
朋美はそれを洗い流しながら、まだ満たされない自分を感じていた。今夜のランニングも、このオナニーも、ほんの序章に過ぎない。もっと、もっと大胆に、裸を晒したい。誰かに本当に見られたい。そんな思いが、胸の奥で燻りつづける。
彼女はタオルで体を拭きながら、ぼんやりと窓の外の月を眺めた。次のランニングでは、もしかしたら……。
第3章 月明かりのあぜ道、下半身を晒して——震える指でクリトリスを弄り、田んぼの暗がりに初めて孕ませた淫らな吐息

第3章: 月明かりのあぜ道、下半身を晒して——震える指でクリトリスを弄り、田んぼの暗がりに初めて孕ませた淫らな吐息
汗ばんだTシャツが夜風に冷やされ、背中にべったりと張りつく感触を朋美は走りながら味わっていた。ジャージの下は何も履いていない。太腿の内側を伝う自分のぬめりが、走るたびに肌と生地のあいだでくちゅ、くちゅ、と小さな音を立てているような気がして、耳の奥が熱くなった。心臓はもう、ランニングの鼓動だけではない早鐘を打っている。あぜ道の両側では青々とした稲が月明かりを浴びて銀色に波打ち、ざわざわという葉ずれの音だけが広がる闇のなかで朋美の存在を隠してくれているようだった。でも、それなのに、いや、それだからこそ、彼女はもっと露わになりたかった。誰かの視線が欲しかった。風が太腿の付け根をすり抜けるたび、薄く茂った陰毛がそよそよと撫でられ、そのくすぐったさが割れ目の奥をきゅんと疼かせる。私はいま、こんなに卑猥な身体になってる、と朋美は思った。だけど止められなかった。むしろ、その卑猥さこそが彼女の足をあぜ道のまんなかで止めさせたのだ。
月がちょうど頭上にかかり、あたりを青白く照らし出すなか、朋美は荒い息を整えながら立ち尽くした。誰もいない。家々の灯りは遠く、犬の鳴き声さえも聞こえない。完全な静寂が彼女を包んでいるのに、鼓膜の奥では自分の血流がどくどくと騒いでいた。指先が震えながらジャージのウエストに伸びる。ゴムの部分をつかむと、汗で湿った生地が肌にまとわりついて、すぐには下ろせなかった。朋美は唇を噛み、いちど深く息を吸い込む。田んぼから立ちのぼる水と土の匂いが肺いっぱいに広がり、彼女の決意を後押しした。次の瞬間、ぐい、と一気にジャージを膝まで引き下ろす。太腿をかすめる夜気がひんやりと冷たく、それでいて熱くなった肌には心地よい刺激だった。月明かりが白く照らし出す自分の脚、引き締まったふとももから膝下までのラインが、まるで他人の身体のように艶めかしく見える。朋美はゆっくりと視線を落とした。自分の股間が、まるで別の生き物のようにひくひくと動いている。薄い陰毛に隠された秘裂はすでにしっとりと濡れていて、月の光を受けてぬらぬらと光っていた。
指を伸ばす手がまだ震えている。中指の腹でそっと割れ目をなぞると、ぬちゃ、という粘ついた音が静寂のなかににじみ出た。朋美の喉がひく、と鳴る。触れただけなのに、クリトリスはずきんと痛いほど充血しているのがわかった。彼女は目を閉じ、小学三年生の川遊びの記憶をまぶたの裏に浮かべる。優斗の、あの勃ちあがったおちんちんの先から、透明な汁がにじんでいた瞬間。あのとき私、なにを思ったんだろう——朋美は自分の人さし指と中指でクリトリスの包皮をそっと剥くように開き、あらわになった敏感な肉芽に触れた。ぐちゅっ。湿った音がまた響く。指先に伝わる熱、ぷくっと膨らんだその感触が、朋美の全身を震わせた。彼女はゆっくりと、円を描くようにクリトリスを擦りはじめる。ぐちゅ、くちゅ、ぐちゅぐちゅ、と節をつけるたびに、淫らな水音が田んぼの静けさを冒瀆していく。
「はぁ、ん……っ」
と自分の口から漏れた声が、あまりに甘くて、朋美は慌てて唇を噛んだ。でも指は止まらない。むしろ速くなる。クリトリスの根元をぎゅうっと押しつぶし、そのまま上へしごきあげるたび、背筋にびりびりとした快感が走った。イク、と直感した。あっけないほど簡単に絶頂が近づいている。朋美はもう一方の手でTシャツの裾をぎゅっと握りしめ、腰をかすかに突き出すようにして、指の動きに体重を預けた。ぐちゅぐちゅぐちゅ、ぐっちゅ、ぐちゅん。水音がどんどん激しくなる。ああ、見られたい——優斗くんに、ここを、いまの私を——頭のなかで誰かの視線を妄想した瞬間、クリトリスがずきゅんと震え、そこから熱いものが一気に弾けるように広がった。
「ひ……っ、う、うぅ……っ」
朋美の膝ががくがくと震え、あやうくその場にしゃがみ込みそうになる。膣の奥がきゅうきゅうと何度も痙攣し、愛液がじゅわりと指のあいだからあふれて太腿を伝った。ぬるぬるとしたそれが月明かりに銀色の筋となって輝く。彼女は荒い息を繰り返しながら、まだ余韻の残るクリトリスを指の腹でゆっくりとなでさすった。くちゅ……くちゅ……今度は優しく。その刺激さえも気持ちよくて、腰がぴくぴくと跳ねる。私はいま、道のまんなかで、下半身裸でイったんだ——その事実がじわじわと朋美の胸に染み込んでくる。罪悪感よりも先に、ぞくぞくとした解放感と、もっと過激なことをしたいという渇望が彼女を満たしていた。
田んぼの稲がざあっと風に揺れ、朋美の濡れた股間を冷やしていった。彼女はゆっくりと顔を上げ、月を見つめる。誰もいなかった。誰にも見られなかった。でも、見られなかったからこそ、次は見られたい——その思いが喉の奥からせりあがってくる。ジャージを膝に引っかけたまま、朋美はもういちどだけクリトリスに触れ、ぐちゅ……と小さな音を立てさせて微笑んだ。この夜はまだ、始まったばかりだ。彼女の露出は、この月明かりの下で、もっと深く、もっと淫らな方向へと舵を切ろうとしている。
遠くのほうで、誰かの家の明かりがぽつりと消えた。朋美はそれを見届けると、ようやく動きはじめる。濡れた指先をそっと舐め、自分の味と匂いを確かめた。しょっぱくて、少しだけ潮の香りがする。その生々しさにまた胸が高鳴り、彼女はジャージをゆっくりと引き上げながら、次はどこで、どんなふうに裸になってやろうかと考えはじめていた。あぜ道の奥へ、もっと暗い場所へ。あるいは、いっそ誰かの家の近くで。心臓はまだ早鐘を打っている。でもその鼓動は恐怖ではなく、期待のためのものに変わっていた。
第4章 母の目を盗んで、ペン型ノリのキャップは私の秘密——狭い浴室で繰り返す自己開発と、忘れられない川の記憶の反芻
第4章: 母の目を盗んで、ペン型ノリのキャップは私の秘密——狭い浴室で繰り返す自己開発と、忘れられない川の記憶の反芻
昼下がりの台所には、味噌汁の煮える匂いと、母の吉乃がまな板を刻む小気味よい音が満ちていた。朋美は茶碗を布巾で拭きながら、窓から差し込む日差しが床に作る四角い光の枠をぼんやりと見つめていた。体育の授業で走り込んだ太腿がまだ熱を帯びていて、そのだるさがかえって朋美の意識を昨夜のあぜ道へと引き戻す。月明かりの下で露わにした下半身、ぐちゅぐちゅと鳴らした秘裂の感触、そしてイったあとの膝の震え——そうした記憶が、ふとした拍子にまぶたの裏でちかちかと瞬き、制服のスカートの奥で陰唇がきゅっと窄まるのを感じる。茶碗を棚に戻しながら、朋美は太腿をもじもじと擦り合わせた。布越しに伝わる自分の熱が、恥ずかしいのにいとおしかった。
「朋美、ちょっとおつかい頼める? お豆腐と油揚げ、切らしちゃって」
吉乃が振り向きざまに言った。朋美は慌てて手元の茶碗に視線を落とす。
「うん、いいよ。すぐ行く」
そう返事をしたものの、本当は今すぐにでも浴室へ駆け込んで、ペン型ノリのキャップを自分のなかへ沈めたくてたまらなかった。けれど母はそんな朋美の内側の疼きに気づくはずもなく、財布から小銭を取り出して手渡してくる。朋美はそれを受け取ると、サンダルをひっかけて表へ飛び出した。外の空気はむんと蒸し暑く、アスファルトから立ちのぼる陽炎が揺らめいている。自転車を漕ぎながら、サドルに当たる股間の圧迫感さえもが、今の朋美にはもどかしい刺激だった。誰もいないのに、誰かに見られているような気がして、ペダルを踏むたびにスカートの裾が太腿を撫でる感覚に、じわりと愛液が滲む。
豆腐屋の前で自転車を止め、朋美は店のおばあちゃんから品物を受け取る。豆腐のひんやりとした感触が手のひらに伝わって、それが逆に自分の股間の熱さを思い知らせるようで、朋美は小さく息をのんだ。帰宅して品物を母に渡すと、吉乃はにこにこと笑いながら、
「ありがとう、助かったわ。朋美、今日は部活ないの?」
と尋ねてきた。
「うん、今日はお休み。ちょっとお風呂場で汗流してくるね」
朋美はそう言うが早いか、脱衣所へと小走りに駆け込んだ。引き戸を閉めると同時に、詰めていた息をはあっと吐き出す。洗濯機の横に置かれた籠には、父や兄のTシャツ、祖父母の肌着などが無造作に積まれていて、そのむっとした男のにおいが朋美の鼻孔をくすぐった。彼女は素早く服を脱ぎ捨てていく。セーラー服のスカート、白いブラウス、そして汗を吸ってしっとりと湿った下着までも。脱衣所の鏡に映る自分の裸は、日に焼けた腕と脚に対し、胸や腰回りは驚くほど白く、そのコントラストが妙に淫靡に見えた。まだ小ぶりな胸の先端は、冷たい空気に触れてぷっくりと硬くなり、薄茶色の乳輪がぎゅっと縮まっている。朋美は鏡の中の自分と目を合わせ、そっと右手を股間に滑らせた。陰毛はまだ薄く、指先が直接、割れ目のふくらみに触れる。
くちゅ……。
わずかな水音が静かな脱衣所に響き、朋美は慌てて指を離した。母が台所にいるとはいえ、音が漏れてはいけないと思ったのだ。彼女は制服のポケットから、大切に隠し持っていたペン型ノリを取り出した。透明なプラスチックの軸と、丸みを帯びたキャップ——そのキャップこそが、朋美の秘密の道具だった。直径は指の第一関節よりも少し太いくらいで、表面はつるつると滑らか。膣に挿入するのにちょうどいい形をしている。朋美はキャップを指で摘むと、浴室のドアを静かに開け、中へと滑り込んだ。
浴室にはまだ微かに朝のシャワーの湿り気が残っていて、タイルの壁がひんやりと朋美の素肌を迎えた。彼女は壁に手をつき、ゆっくりと腰を落とす。膝をついたタイルの冷たさが、熱くなった身体には心地よい。右手にキャップを握りしめ、左手でそっと陰唇を押し開いた。ぬちゃ……と指に絡みつく愛液の感触。すでに膣口はとろりと濡れそぼっていて、入り口のひだひだがひくひくと痙攣しているのがわかる。朋美はそのひだのあいだにキャップの先端を押し当て、ぐっと力を込めた。
ぬぷ……っ。
丸いキャップが膣口を押し広げながら、ずぶりと沈み込んでいく。その異物感に、朋美の喉からひっ、と短い悲鳴が漏れた。内側の襞がキャップをぎゅうぎゅうと締めつけ、異物を押し出そうとするのに、朋美はさらに奥へ奥へと押し込んでいく。ぬぷ、ぬぷ、くちゅん……と、淫らな挿入音が浴室の壁に反響し、朋美の耳をくすぐった。キャップの縁が膣の中ほどにあるざらざらした部分を擦るたび、背中にぞくぞくと快感が走る。七割がた埋まったところで、朋美はキャップの軸をつまみ、ゆっくりと引き抜きはじめた。
ずりゅ……ずりゅりゅ……。
抜けるときの摩擦がまたたまらなかった。襞がキャップに絡みつき、愛液が白く泡立ってキャップの表面をぬらぬらと濡らしている。完全に抜ききる寸前で、朋美は再びぐっと奥へ押し込む。ぬちゃんっ、という粘着質の音がして、膣口がきゅうきゅうと締まった。これを何度も繰り返すうち、朋美の息はどんどん荒くなり、口からは熱い吐息が漏れはじめる。彼女はもう一方の手を自分のクリトリスへと伸ばした。指の腹で充血した肉芽を押しつぶすように擦りながら、キャップの抜き差しを続ける。
ぐちゅ、ぬぷ、ぐちゅぐちゅ、ずりゅん、くちゅ、ぬちゃ、ぐちゅっ……!
水音と粘液音が混ざり合い、浴室じゅうに下品な交響曲を奏でる。朋美の頭のなかでは、いつのまにか小学三年生の川遊びの光景がまざまざと蘇っていた。キラキラと反射する水面、裸のまま川へ飛び込んだ私たち、そして——優斗くんのおちんちんが、自分の裸を見てむくむくと立ちあがった瞬間。あのとき、優斗くんの先っぽがつるりと皮を被ったまま、それでも先端だけが少し覗いて、てらてらと光る透明な汁がにじみ出ていたのを、朋美ははっきりと覚えている。あの汁を見た瞬間、胸の奥が焼けるように熱くなって、なんだかわからないけどすごく恥ずかしくて、それなのに目が離せなかった。いま、キャップを自分の膣に出し入れしながら、朋美はあの汁のことを考えていた。優斗くんは、私の裸を見て、あんなに硬くして、先っぽから汁まで出して……。あれは、私の裸がやらしかったからなんだ。そう思うと、膣の奥がきゅんと疼き、愛液がじゅわりと溢れ出る。
「はぁ、ん……優斗くん……見て、見てよぉ……」
朋美は壁に額を押しつけ、くぐもった声で呟いた。妄想のなかの優斗は、浴室のドアを開けて入ってきて、朋美の淫らな姿をじっと見下ろしている。
「槇村、なにしてんだよ、そんなもん突っ込んで。マジ変態じゃん」
「でも、おまえのここ、ぐちょぐちょに濡れてて、すげえやらしいよ」
そんな言葉を投げかけられるたび、朋美のクリトリスはずきんずきんと痛いほど脈打った。キャップを抜き差しする手が速まる。ぐちゅぐちゅぐちゅ、ずりゅずりゅずりゅ。泡立った愛液が太腿を伝い、タイルの床にぽたりぽたりと落ちる。別の妄想が頭をもたげる。今度は見知らぬ男が、窓から朋美の裸を覗いているのだ。その男は息を荒くして、自分の股間をまさぐりながら、朋美にささやく。
「ほら、もっと奥まで入れろよ。その細い腰、くねらせてみせろ」
「おまえみたいなのが、こんな田舎にいるんだな。いい眺めだぜ」
朋美は言われるままに、腰をくねらせながらキャップを最奥まで押し込んだ。膣のいちばん深い部分、子宮の入り口と思われる柔らかな部分に、キャップの先端がこつんと当たる。その衝撃で、目の裏に火花が散った。
「あ……ああ……っ!」
自分でも驚くほど甘い声が漏れ、朋美はクリトリスを擦る指の動きをさらに速めた。包皮を押しあげ、むき出しになった肉芽をぐりぐりと親指の腹でこね回す。膣のなかではキャップが襞をこすりあげ、ぐちゃぐちゃと粘液音を立てている。妄想のなかの男も、優斗も、壁にいる誰かも見えない誰かも、一斉に朋美を見つめて言った。
「イケよ、槇村。俺たちに見せつけて、イッちまえ」
「おまえのマンコ、ひくひくさせて、思いきりイケって」
その瞬間、朋美の身体を巨大な快楽の波が襲った。膣の奥がきゅううっと強く痙攣し、キャップをぎゅっと締めつける。クリトリスからは電流のような刺激が全身に走り、膝ががくがくと震えて、あやうくその場に崩れ落ちそうになる。ずりゅん、と最後にキャップを引き抜くと、膣口から愛液がどろりと溢れ出し、タイルに銀色の水たまりを作った。
「はぁ……はぁ……ん、うう……」
朋美は荒い息を吐きながら、しばらく動けなかった。キャップを握った右手は愛液でべとべとに濡れていて、指のあいだから糸を引いている。やがてゆっくりと立ちあがり、シャワーの栓をひねると、冷たい水が朋美の頭から降り注いだ。熱くなりすぎた身体を冷やすように、しばらくそのまま水を浴びつづける。排水口へ流れていく水を見つめながら、朋美はぼんやりと思う。またやっちゃった。お母さんがすぐそこにいるのに。でも、やめられない。優斗くんや、誰かの視線を妄想しながらするこの時間が、何よりも大切なものになってしまっている。
朋美は濡れた髪を絞りながら、キャップを石鹸で丁寧に洗い、タオルで拭いて制服のポケットに戻した。浴室を出ると、脱衣所には母の吉乃が立っていた。
「朋美、長かったわね。大丈夫? のぼせてない?」
吉乃がそう言って朋美の顔を覗き込む。朋美はどきりと心臓を跳ねさせながらも、なんとか笑顔を作った。
「うん、大丈夫。さっぱりしたよ」
そう答える声が少し震えていたけれど、吉乃は特に気にする様子もなく、洗濯物を抱えて脱衣所を出ていった。朋美は胸をなでおろしながら、鏡に映る自分の裸をもう一度見つめた。さっきまであんなに淫らにひらいていた股間は、いまはおとなしく閉じている。でも、その奥ではまだ、次の快楽を求める疼きがくすぶっているのを感じる。朋美はそっと自分の下腹部を撫でながら、心のなかで呟いた。見てほしい、もっと、もっとたくさんの人に——。その願望は、浴室の湯気のように朋美の心に立ちこめ、彼女をまた次の夜のランニングへと駆り立てるのだった。
第5章 さんさんと降る月光の下、しゃがみ込み放尿する14歳——ぱしゃぱしゃと響く音と湯気立つ匂いが、私を変態に変えた夜
第5章: さんさんと降る月光の下、しゃがみ込み放尿する14歳——ぱしゃぱしゃと響く音と湯気立つ匂いが、私を変態に変えた夜
夕餉の香りが家じゅうにこもり、祖母のよそった味噌汁の湯気が食卓の上でゆらゆらと揺れていた。朋美は箸をくわえたまま、窓の外の暮れなずむ空をぼんやりと見つめている。母の吉乃が「ごちそうさま」と手を合わせる音に、はっと我に返り、あわてて茶碗の米粒をかきこんだ。胸の奥では、あの浴室での疼きがまだちろちろと燻っていて、味噌汁の熱さが喉を通るたびに、身体の芯がじんわりと火照るのを感じる。兄の大輔が「明日は早いからもう寝るわ」と立ち上がり、父も祖父もそれに続いて茶の間を出ていった。朋美は台所で母の皿洗いを手伝いながら、心臓をどくどくさせていた。今夜こそ、もっと先へ——頭のなかでそう呟き、蛇口から流れる水の冷たさを指先に感じながら、彼女は決意を固めていった。
朋美は自室に戻ると、音を立てないよう細心の注意を払いながら、制服を脱ぎ捨てた。鏡に映る自分の裸は、昼間の浴室で散々弄ったあとだというのに、すでに陰唇がむくむくと充血して、薄暗い部屋のなかでてらてらと湿り気を放っている。彼女はタンスからランニング用の白いスポーツブラだけを取り出すと、それを胸に当てがい、後ろ手にホックを留めた。小さな胸のふくらみをかすかに包む布地は、まだ肌になじんでいなくて、乳首のあたりがこすれるたびにぴりぴりと甘い痛みが走る。下は何も履かない。引き締まった太腿と、薄い陰毛に縁取られた割れ目が、月明かりの下でそのまま晒されるのだと思うと、膝がかくかくと震えた。彼女はその上から薄手のジャージを履き、Tシャツを頭からかぶる。布地が乳首を掠めるたび、ひくん、と腰が小さく跳ねた。
階下では母がまだ何やら片付けをしている気配がしたが、朋美は「ちょっと外の空気吸ってくるね」とだけ声をかけ、玄関を抜け出した。吉乃は「あんまり遅くならないでよ」と返したが、その声にはいつものおおらかさが滲んでいて、娘の内側で渦巻く淫らな決心には微塵も気づいていない。外へ出た瞬間、むわっとした夜気が朋美の肌を包み、汗ばんだTシャツの下で毛穴がきゅっと引き締まる。彼女は舗装された生活道路を小走りに抜け、田んぼへと続くあぜ道へと足を踏み入れた。稲の青臭い匂いがむんむんと立ちこめ、蛙の鳴き声がそこかしこでゲコゲコと響いている。頭上では満月が白々と輝き、道の凹凸を青白く照らし出していた。
走り出してしばらくすると、朋美の身体はすっかり火照り、ジャージの下の肌と布地のあいだにじっとりと汗が滲みはじめた。太腿の内側にぬるぬると伝うものがある。走るたびに陰唇が擦れ合い、くちゅ……くちゅ……と微かな粘液音が彼女の耳にまとわりついた。風がジャージ越しに割れ目をくすぐり、まだ誰もいないのに、見られているような気がして、心臓がどくんどくんと胸を叩く。朋美は奥へ奥へと進み、やがて四方を稲穂に囲まれた、ひときわ暗いあぜ道の曲がり角にたどり着いた。ここなら、家々の明かりも届かず、農道を車が通る気配もない。彼女は立ち止まり、肩で息をしながら見回した。180度、黄金色の稲穂が風にそよぎ、ざわざわと波打っている。その音だけが、世界に満ちているようだった。
朋美はまずTシャツの裾をぐいとまくり上げ、頭から一気に脱ぎ去った。むき出しになった肩と背中に、夜風がひやりと張りつく。スポーツブラだけになった上半身は、月の光を浴びて青白く浮かび上がり、日焼けした腕との境界がくっきりと淫靡なコントラストを描いている。続いて、彼女はジャージのウエストに指をかけ、ゆっくりと膝まで下ろした。下には何も履いていない。薄く茂った陰毛が、ふわりと夜気に撫でられ、秘裂の入り口がひくひくと痙攣した。両脚を露出した朋美は、あぜ道の真ん中で、まるで月に向かって祈るように、すうっとしゃがみ込んだ。膝を大きく開き、太腿の付け根を全開に晒す。股間には、すでにとろりと濡れたピンク色の襞が、月光にぬらぬらと輝いている。
朋美は大きく息を吸い込んだ。土と稲と、自分の汗の混じった匂いが肺を満たす。そして腹に力を込めると、尿道口を解放した。ぱしゃぁぁ……という、鋭くも生暖かい水音が、静寂を切り裂いてあたりに響き渡る。放たれた尿は銀色の放物線を描き、乾いた土の上に勢いよく叩きつけられた。ぱしゃぱしゃ、じょぼぼ……と、地面を打つ音が耳の奥で反響し、朋美の鼓膜を犯していく。自分の股のあいだからこんな下品な音が流れ出ているという事実が、頭の芯をじんと痺れさせた。尿の飛沫が太腿の内側に跳ね返り、ぬるい雫となって伝い落ちる。同時に、むわりとしたアンモニアの匂いが湯気のように立ちのぼり、朋美の鼻孔をくすぐった。自分自身の排泄物の匂いが、こんなにも淫らで、こんなにも気持ちいいなんて——朋美は目の前がクラクラするような倒錯感に襲われながら、放尿を続けた。
土に吸い込まれていく水音を聞きながら、彼女のクリトリスはずきんずきんと痛いほどに充血し、膣の奥がきゅうきゅうと切なく収縮した。頭のなかでは、妄想がふつふつと泡立つ。もしも優斗くんがこの場にいたら。あるいは兄の大輔が、夜の見回りで偶然ここを通りかかったら。彼らは朋美の晒した股間からほとばしる黄金の水を見て、なんて言うだろう。
「槇村……マジかよ、おまえ、道のまんなかでションベンしてんのか」
「すっげえ匂いだな。でも、おまえのオマンコ、びっしょり濡れて、ぐちゅぐちゅ言ってるじゃねえか」
そんな罵りと蔑みの言葉が、脳裏でこだました瞬間、尿道がきゅっと締まり、尿の流れが細くなって、ぽたり、ぽたり、と途切れた。朋美はしゃがみ込んだ姿勢のまま、荒い息をついた。太腿には尿と愛液が混ざり合ったぬめりが糸を引き、月明かりの下でいやらしく光っている。
尿が完全に止むか止まないかのうちに、朋美の右手はほとんど自動的に股間へと伸びていた。指先がぬるぬるとした秘裂に触れると、ぐちゅんっ、と粘着質の水音が鳴る。彼女は人差し指と中指の腹で、充血してぷっくりと隆起したクリトリスの包皮を押し広げ、敏感な肉芽をむき出しにした。そのままぐりぐりと押しつぶすように擦りあげる。ぐちゅっ、ぐちゅぐちゅっ。泡立った愛液が指のあいだから溢れ、手のひらをべとべとに濡らしていく。もう一方の手は、地面に落ちた自分の尿の水たまりをぐしゃりと掴み、そのぬるい感触を掌に味わった。自分の排泄物に塗れた指で、クリトリスを弄る——その背徳が、朋美の性感をさらに激しく煽り立てた。
「は……んっ……あ、あ……!」
声が漏れるのを抑えきれず、朋美はしゃがんだまま、腰をくねらせながら指を動かした。ぐちゅぐちゅぐちゅ、じゅぷじゅぷ、ぬちゃぬちゃ。静かな田んぼに、淫らな交響曲がこだまする。彼女の頭のなかの優斗は、呆れた顔で腰に手を当てながら、じっと彼女を見下ろしていた。
「見せたがりの変態だな、マジで。そんなに俺に見てほしいのかよ」
「ほら、もっと足開けよ。おまえの尿まみれのオマンコ、よく見えねえよ」
妄想の中の優斗が吐き捨てる。朋美は言われたとおりに、さらに膝を左右に割り開き、しゃがみ込んだ姿勢のまま、がに股になった。膣口がくぱぁ、とひらき、そこからとろりと愛液が滴り落ちる。彼女は中指を、ぬぷん……と音を立てて自分の膣に突き入れた。狭い肉襞が侵入者をぎゅうぎゅうと締めつけ、その異物感に全身がぶるぶると震える。同時に親指の腹でクリトリスをぐりぐりと押しつぶしながら、中指を抜き差ししはじめた。ずりゅ、ずりゅ、ぐちゅん、ぬぷぬぷ。指の根元まで愛液が糸を引き、手首までぬらぬらと汚れていく。
「はぁん……っ、も、イく……見て、見てよぉ……っ!」
朋美は半ば泣き声のような嬌声をあげて、指の動きを一気に加速させた。ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅッ! 尿道口からは残った尿がじわりと滲み、膣からはどろりと白く泡立った粘液が溢れ出す。妄想の中の優斗は、冷淡な目で彼女を見据えたまま、口元だけを歪めて言った。
「イキやがれ、このド変態。俺の目の前で、小便まき散らして、イッちまえよ」
その言葉が、朋美の内側で何かを完全にブチ壊した。膣の奥がぎゅうううっと、今までにない強さで痙攣し、クリトリスからは電撃のような快楽が全身に走り抜ける。膝ががくがくと揺れて、しゃがんだ姿勢を保てず、朋美はあぜ道の土の上にペタンと尻餅をついた。尻の割れ目に冷たい泥がまとわりつく感触と同時に、目の裏で火花が散り、彼女は声にならない叫びをあげた。
「ひ……っ、あ、あう……んんん……ッ!」
絶頂の波が、何度も何度も朋美の小さな身体を襲い、膣が指をきゅうきゅうと締めつけるなか、どくんどくんと愛液が太腿を伝って地面に染み込んでいく。彼女は全身を震わせながら、長い長い余韻に浸っていた。やがて、はぁ、はぁ、と荒い息だけが田んぼに響き、蛙の鳴き声が再び周囲を満たしはじめる。
朋美は泥まみれの尻を起こすこともできず、しばらくその場に座り込んでいた。右手はまだ股間に挟まったまま、指のあいだからは自分の体液と尿の混じった生臭い匂いが立ちのぼっている。顔を上げれば、月だけが変わらず彼女を照らしていた。誰も来なかった。でも、それはもう、悲しいことではなかった。だって、自分のなかの“変態”が、あんなにも気持ちよくて、あんなにも自然で——もう“ふつう”になんて戻りたくないと思ってしまったから。
朋美はゆっくりと立ち上がり、脱ぎ捨てたTシャツで泥まみれの尻と、ぐしょぐしょに濡れた股間を拭った。布地に染み込んだ自分の匂いが、鼻先でふわりと香る。彼女はそのTシャツを丸めて脇に抱え、ジャージだけを履いて上半身はブラのまま、ふらふらと家路についた。田んぼの稲穂が、まるで彼女の背徳を知っているかのように、ざわざわと静かに揺れ、見送っていた。
第6章 帰り道のジャージは冷たく重く、心は空っぽで満たされていた——だめ、やめられない、もっと誰かに裸を見せたいと願う罪悪感
第6章: 帰り道のジャージは冷たく重く、心は空っぽで満たされていた——だめ、やめられない、もっと誰かに裸を見せたいと願う罪悪感
泥まみれの尻を丸めたTシャツで拭い、朋美はふらりと立ち上がった。膝の裏がまだがくがくと震えていて、まともに歩けるか心もとない。それでも、冷えきった夜気が火照った肌を刺すように撫でていくものだから、一刻も早く家に帰らなければという焦りだけが彼女の足を動かした。履き直したジャージは、放尿の飛沫と濃厚な愛液を吸い込んでぐっしょりと重く、太腿の内側にべったりと張りついて離れない。歩くたびに、股布が陰唇をぬちゃ……ぬちゃ……と擦り、そのたびに朋美の腰がびくんと小さく跳ねた。
スポーツブラだけになった上半身を夜風が容赦なく撫でていく。汗でしっとりと濡れた鎖骨や、布地の上からぷっくりと硬くなった乳首の先端が、ひりひりと冷たさに焼かれるようだった。彼女は泥と自分の淫液でぐっしょり濡れたTシャツを胸に抱きしめるようにして、裸同然の姿であぜ道をとぼとぼと引き返しはじめた。周囲の稲穂は、さっきまで朋美の痴態を見守っていたのに、いまはただ無関心にざわざわと葉ずれの音を立てている。蛙の鳴き声も、遠くの犬の遠吠えも、すべてが彼女を責めているように聞こえて、朋美は唇を噛みしめた。
太腿のあいだはまだぐちょぐちょに濡れている。歩く振動で、さっきまで弄り倒したクリトリスがじんじんと疼き、尿道の奥にはまだ出し切れなかった尿がかすかに残っているようなむずがゆさがあった。風向きが変わるたび、自分の股ぐらから立ちのぼるツンとしたアンモニア臭と、熟れた愛液の生臭い匂いがふわりと鼻をつく。なんて臭いんだろう、わたし——朋美は胸の奥がぎゅうっと締めつけられるのを感じた。さっきまではあんなに気持ちよくて、開放感に浸っていたのに、いまはその反動で、どす黒い自己嫌悪がじわじわと腹の底から這い上がってくる。
頭のなかには、まださっきの妄想の残滓がこびりついていた。優斗くんでも、兄の大輔でも、見知らぬ誰かでもいいから、いまの自分を見てほしかった。道のまんなかで小便を撒き散らし、自分の尿でぐっしょり濡れた指でクリトリスをぐちゅぐちゅ擦りまくる、そんな無様で変態的な姿を、誰かにじっくりと眺められたい。あわよくば、「汚ねえな」とか「気持ち悪い」とか蔑みの言葉を投げつけられたい——そんな倒錯した欲望が、心臓の奥で燻っているのを感じて、朋美は無意識に太腿をもじもじと擦り合わせた。くちゃ……と、湿った布地がこすれる微かな水音がして、耳の奥がじんと熱くなる。
舗装された生活道路に出ると、街灯の橙色の光がぽつぽつと彼女を照らしはじめた。朋美は慌てて、抱えていたTシャツを頭からかぶった。泥と淫液でしめった布地が素肌に張りつき、ひんやりと冷たい。胸元の布が乳首にこすれるたび、ちりちりとした微弱な快感が走るけれど、いまはそれに浸っている余裕もなかった。早くお風呂で身体を洗わなければ——お母さんや、お兄ちゃんにこの匂いを嗅がれたら、なんて言われるかわからない。
自分の家の玄関にたどり着いたとき、朋美の身体はすっかり冷えきっていた。指先はかじかみ、唇の感覚もなくなっている。そっと引き戸を開けると、廊下の奥、茶の間のほうからかすかな明かりが漏れているのに気づいた。こんな時間にまだ誰か起きてる——心臓がどきんと跳ね上がる。朋美は音を立てないように靴を脱ぎ、忍び足で廊下を進もうとした。しかし、その瞬間、茶の間の戸がすうっと開いて、兄の大輔が顔をのぞかせた。寝間着替わりのスウェット姿で、眼鏡の奥の瞳は眠たげにしょぼついている。
「ともみ、いま何時だと思ってんだよ。こんな遅くまで外ほっつき歩いて、心配するだろ」
大輔の声は咎めるというより、呆れとほんの少しの安堵が混じっていた。朋美は胸がぎゅうっと締めつけられて、うまく言葉が出てこない。
「ごめん……ちょっと、走り込んでたら、つい遠くまで行っちゃって」
かすれた声でなんとかそう言うと、大輔はじろりと朋美の全身を見つめた。泥のはねたジャージ、ぐっしょり濡れて薄汚れたTシャツ、乱れて顔に張りついた髪の毛。そして——ふわりと、彼の鼻孔をかすめたのは、汗と土だけではない、ツンと鼻をつく獣くさい匂いだった。朋美の股間から漂う、間違いなく、性的な匂い。大輔の眉がぴくりと動き、視線が一瞬だけ朋美の腰のあたりに落ちた。
「……なんか、変な匂いしないか。おまえ、どっかで転んだのか」
その言葉に、朋美の顔からさあっと血の気が引いた。ばれてる——絶対に、なにかおかしいって気づかれてる。彼女はあわてて両手をジーンズの前でこすり合わせ、必死に言い訳を探した。
「う、うん、あぜ道で転んじゃって、泥んこになっちゃった。だからお風呂、入りたい。ごめん、お兄ちゃん、先に寝てていいよ」
朋美はそうまくし立てると、大輔の返事を待たずに脱衣所へと駆け込んだ。引き戸を閉めて鍵をかけ、その場にへたり込む。どくどくと心臓が暴れまわっていて、耳の奥で血液の流れる音がどくんどくんと反響している。膝を抱えてうずくまり、荒い息を整えようとしたけれど、まったく落ち着かない。大輔のあの疑わしげな目つき——もしかしたら、見抜かれていたかもしれない。
いや、見抜かれてなんていない。でも、もし見抜かれていたら? もしお兄ちゃんが、わたしが田んぼで下半身裸になって、おしっこしてる姿を想像したら? その妄想が頭をよぎった瞬間、朋美の膣がきゅうんと疼き、じゅわりと愛液が滲み出るのを感じた。だめ、そんなこと考えちゃだめだ。相手はお兄ちゃんなんだ。頭ではそう強く否定するのに、指先は無意識にジャージの上から割れ目をぐっと押さえつけていた。
朋美はふらふらと立ち上がり、衣服を一枚一枚剥ぎ取っていった。泥と汗と愛液と尿の混ざったジャージは、脱ぐときにじゅく……という湿った音を立てて、脱衣所の床にべちゃりと落ちる。Tシャツも、スポーツブラも、すべてが朋美の淫らな匂いを吸い込んでいた。裸になった自分の身体を、洗面台の鏡で見つめる。月明かりの下では気づかなかったけれど、太腿の内側は白く乾いた愛液の筋がいくつもこびりついているし、陰毛は尿と粘液でぐしょぐしょに固まって、陰唇はまだひくひくと赤く充血したままだ。ぷん……と立ちのぼる自分自身の匂いに、朋美は眉をひそめたけれど、同時にその生臭さが鼻の奥で甘く感じられてしまう自分がいるのを否定できなかった。
彼女は洗濯機の横の籠から、こっそり隠していたペン型ノリを取り出した。キャップの滑らかな表面が、脱衣所の裸電球の光を反射しててらてらと光っている。朋美はそれを握りしめ、浴室のドアを開けた。もう誰にも止められない。お母さんにも、お兄ちゃんにも、神様にだって——わたしは、いま、これを入れないと、おかしくなってしまいそうだ。
冷たいタイルの床に膝をつき、朋美は四つん這いの姿勢になった。お尻をぐっと突き出し、両脚を肩幅よりも広く割り開く。この体勢なら、膣の奥まで簡単に届くし、それに——誰かが後ろから覗き込んだら、わたしの肛門も、ひくつく膣口も、ぜんぶまる見えだ。そんな背徳的な想像が、ますます彼女の秘裂を濡らしていった。右手にキャップを握り、左手の人差し指と中指でぬるぬるの陰唇を押し広げる。くちゅ……ぐちゅん……と、泡立った愛液が指に絡みつき、糸を引いて床に落ちた。
ぬぷっ、ぬぷぷぷ……。
キャップの丸い先端が、ひらいた膣口に吸い込まれていく。内壁の襞がぎゅうぎゅうと異物を締めつけ、愛液がじゅわりと溢れ出してキャップの表面をぬらぬらと濡らした。朋美はそのまま、一気に奥まで押し込んだ。ずりゅんっ、と下品な挿入音が浴室にこだまして、彼女の喉からはひっ……と押し殺した悲鳴が漏れる。奥の奥、子宮の入り口と思しき柔らかな壁に、キャップの先端がこつんと当たった瞬間、目の裏にぱちぱちと火花が散った。
「んっ……あ……、ああ……っ」
朋美は額を冷たいタイルに押しつけ、腰を前後にゆっくりと動かしはじめた。自分でキャップを抜き差しするたび、ずりゅ、ずりゅ、ぐちゅぐちゅ、と淫らな水音が浴室の壁に反響し、それが耳から脳を犯していく。彼女の頭のなかには、先ほどの大輔の顔がちらついていた。眼鏡の奥の、どこか疑わしげな目。あの目が、いま、浴室のドアの隙間から、自分の痴態を覗き込んでいる——そんな妄想が、ふつふつと沸き上がってくる。
「おい、朋美……おまえ、またそんなもん突っ込んで、汚えマンコぐちゅぐちゅさせてんのかよ」
「さっき田んぼでションベンしてただけじゃ足りねえのか。どんだけ変態なんだよ、おまえ」
妄想のなかの大輔は、呆れ果てた顔で壁にもたれかかり、じっとりとした視線を朋美の股間に注いでいる。その視線を感じながら、朋美は腰の動きをどんどん速めていった。ぐちゅぐちゅぐちゅっ、ずちゅんっ、ぬぷぬぷぬぷっ。膣口からは白く泡立った愛液がどろりと溢れ出し、太腿を伝ってタイルの床に小さな水たまりを作る。彼女はもう一方の手をクリトリスに伸ばし、充血してぷっくりと膨らんだ肉芽を指の腹でぐりぐりと押しつぶした。
「はあ……っ、んん……お、お兄ちゃん……見て、見てるんでしょ……っ?」
「わたしのここ、こんなにぐちょぐちょで、汚くて、ごめんなさい……でも、やめられないの……っ」
自分でもなにを口走っているのかわからなかった。ただ、脳裏に浮かぶ大輔の幻影に向かって、懺悔するように、あるいは挑発するように、そんな言葉が勝手に唇からこぼれ落ちる。妄想のなかの大輔は、冷ややかな笑みを浮かべて朋美を見下ろしながら言った。
「謝りながら腰振ってんじゃねえよ。汚えマンコ、俺によく見せてみろ。ほら、もっと奥まで突っ込んで、イキやがれ」
その言葉が脳天を貫いた瞬間、朋美の身体は悲鳴をあげた。膣の奥がぎゅうううっと音を立てるように痙攣し、キャップをきつく締めつける。クリトリスから電撃のような快感が全身に走り、膝ががくがくと震えて、彼女はその場に崩れ落ちた。ずりゅんっ、と膣からキャップが抜け落ち、どろりと濃い愛液が糸を引いて床に飛び散る。口からは「ひ……っ、う、あ……あう……」と、言葉にならない嬌声が漏れ、目の裏で星が瞬いた。
数秒間、朋美はタイルの上に突っ伏したまま、肩でぜえぜえと荒い息を繰り返した。絶頂の余韻が全身を駆け巡り、指先までぴりぴりと痺れている。やがてゆっくりと顔を上げ、床に落ちたキャップを拾い上げた。表面は愛液でぬらぬらと輝き、かすかに泡立っている。それを見つめているうちに、朋美の目の奥から、熱いものがこみあげてきた。
ぽたり。
一滴の涙が、キャップの上に落ちて、愛液と混ざり合った。
ぽたり、ぽたり。
次から次へと、涙が溢れて止まらない。朋美は泣いている自分に驚きながらも、その理由をうまく言葉にできなかった。悲しいからじゃない。悔しいからでもない。ただ——嬉しいわけがないのに、身体の奥のほうがまだじんじんと気持ちよくて、その気持ちよさをこれからも絶対にやめられないという確信が、どうしようもなく哀しかった。だめ、やめられない。もうだめかも……わたし。今夜、田んぼでしたこと、いま浴室でしたこと、そしてこれからきっと、もっと酷いことをしてしまうんだろうという予感——そのすべてがぐちゃぐちゃに混ざり合って、涙というかたちで溢れ出しているようだった。
朋美は濡れた頬を手の甲で拭い、何度も鼻をすすった。排水口からは、さっき流したシャワーの残り水が、ちょろちょろと儚い音を立てている。彼女は重い腰をあげ、シャワーの栓をひねった。温かい湯が頭から降り注ぎ、泥と汗と愛液と涙を、いっしょくたに洗い流していく。湯気にけむる浴室のなかで、朋美はぼんやりと思った。次は、いつ田んぼに行こう。今度はどんなふうに裸になってやろう——そんなことばかり考えている自分のことを、やっぱり「変態」なんだと思う。でも、その言葉がもう、昔みたいに彼女を苦しめはしなかった。むしろ、その響きのなかに、甘やかな疼きを見つけてしまう自分がいる。
蛇口を閉め、朋美はバスタオルで身体を拭きながら、洗面台の鏡をもう一度覗き込んだ。濡れた髪が頬に張りつき、涙で赤くなった目の周りがすこし腫れぼったい。けれど、その瞳の奥には、昨夜までなかった種類のぎらぎらした決意が、かすかに灯っているように見えるのだった。彼女はペン型ノリをきれいに洗い、そっと制服のポケットに戻す。あしたも、あさっても、このキャップはきっと私のなかにある——そう思うだけで、子宮のあたりがきゅんと切なく痙攣した。
第7章 次の満月、私はもっと大胆になる——あぜ道の向こうで待つかもしれない誰かの視線を求めて、パンツを脱ぎ捨てる予感
第7章: 次の満月、私はもっと大胆になる——あぜ道の向こうで待つかもしれない誰かの視線を求めて、パンツを脱ぎ捨てる予感
翌朝、朋美はいつもより十分ほど早く目を覚ました。窓の外では雀がちゅんちゅんと騒がしく鳴きかわしていて、カーテンの隙間から差し込む日差しはもうすっかり夏の強さを帯びている。布団のなかで膝を抱え、昨夜のことを思い返そうとしたけれど、泥まみれのジャージも、浴室での涙も、すべてが遠い夢のようにぼんやりと霞んでいた。ただ、太腿の内側にまだかすかに残る擦過感と、尿道の奥でくすぶるむずがゆさだけが、あの行為が現実だったことを容赦なく告げている。
朋美は寝間着を脱ぎ、制服に袖を通しながら、大きな欠伸をひとつ噛み殺した。鏡に映る自分の顔は、泣き腫らしたせいでまぶたがほんの少し重たそうだったけれど、瞳の奥には昨夜までなかった静かなぎらつきが宿っている。彼女は机の引き出しをそっと開け、ペンケースの奥に隠しているペン型ノリを取り出した。キャップの表面は石鹸で丁寧に洗われていて、朝日にてらてらと無垢な輝きを放っている。昨夜これを膣の奥に沈めた感触がありありと蘇り、朋美の下腹部がきゅうんと疼いた。彼女はそれを制服のポケットに滑り込ませると、まるで秘密のお守りを携えるように、胸のあたりをそっと撫でた。
朝食の席では、母の吉乃がいつも通りあわただしく味噌汁をよそい、父は新聞を広げたままテレビの天気予報に耳を傾けていた。兄の大輔はすでに制服に着替えていて、眠そうな目でご飯をかきこんでいる。朋美が「おはよう」と小さく声をかけると、大輔はちらりと視線を寄越し、少しだけ眉をひそめた。
「おまえ、昨日ほんとに遅かったんだな。ちゃんと寝たのか」
その声には昨夜のような疑わしさはなく、ただの気遣いが滲んでいたけれど、朋美の胸はどきりと跳ね上がった。
「うん、ぐっすり。ちょっと走りすぎちゃって、疲れてたみたい」
朋美はそう答えながら、大輔の顔をまともに見ることができず、慌てて味噌汁をすする。汁の熱さが喉を焼き、胃のなかにじんわりと広がっていく感触が、かえって昨夜の冷たいタイルの記憶を呼び覚ますようだった。兄は私が田んぼで何をしていたか、きっと知らない——でも、もし知ったら。その想像に、朋美は太腿をもじもじと擦り合わせ、スカートの奥で陰唇がひくんと痙攣するのを感じた。
登校路は、夏草の匂いがむんむんとたちこめ、舗装された道の表面から陽炎が揺らめいていた。田んぼの稲は日に日に黄金色を増し、ざわざわという葉ずれの音が遠くから聞こえてくる。朋美はランドセルを背負いながら、昨夜自分があの稲穂のあいだで下半身を曝し、放尿し、クリトリスを擦りあげたことを思い出して、顔がかあっと熱くなった。誰も見ていなかったはずなのに、あの稲穂たちは全部知っている——そう思うと、足の裏がむずがゆくなるような羞恥と、同時に、もっともっと見られたいという倒錯した渇望が胸の奥でちろちろと燻った。
校門をくぐると、昇降口のあたりで数人の男子がふざけ合っている。朋美はそのなかに、真壁優斗の姿を見つけて、心臓がどくんと大きく跳ねた。優斗は短くくせのある髪を朝日に煌めかせ、切れ長の目を細めて友達と笑い合っている。学ランの下の白いシャツが汗でうっすらと透けていて、同年代より少し高い背が人混みのなかでひときわ目立つ。朋美は自分の心臓の音が優斗に聞こえてしまうのではないかと不安になり、視線を落としたけれど、その瞬間、優斗がふとこちらを向いて、本当になにげない、ただの挨拶のような軽さで目を合わせた。
一瞬だった。ほんの一秒にも満たない視線の交錯。けれど、朋美の股間はその一瞬でじゅわりと濡れた。恥丘の奥がきゅうんと収縮し、薄い下着に愛液が滲み出る感触がはっきりと伝わる。昨夜、妄想のなかで優斗に罵られながら絶頂した記憶が脳裏にフラッシュバックして、朋美は咄嗟に足を止めた。
(いま、優斗くん、わたしのこと、なんとも思ってない。でも、もしあの田んぼで私が裸になってるところを見たら、あのときみたいに勃起してくれるのかな……あの先っぽから、また透明な汁が出たりするのかな)
心のなかでそう呟きながら、朋美は太腿の内側をそっと擦り合わせた。湿った布地が陰唇に張りつき、くちゅ……というかすかな粘液音が自分の耳にだけ届く。彼女は自分の淫らな妄想にまた顔が熱くなり、足早に昇降口をくぐり抜けた。
放課後、グラウンドには真夏の日差しがじりじりと照りつけ、土の匂いと汗の匂いがむんむんとたちこめていた。陸上部の練習は、今日はインターバル走がメインだった。朋美は白いTシャツと紺の短パンに着替え、スタートラインに立つ。ユニフォームの下には何も着けていない。スポーツブラも、ショーツも、すべてロッカーに置いてきたのだ。だって、練習が終わったあとにまたランニングに行くかもしれない——そんな言い訳を自分に囁きながら、彼女はあえて裸のままユニフォームを羽織っていた。
走り出すと、Tシャツの布地が汗でしっとりと肌に張りつき、乳首のあたりがこすれるたびにぴりぴりとした微弱な刺激が走る。胸はまだ小ぶりで、膨らみもほんのわずかだったけれど、布越しに自分の乳首がこりこりと硬くなっていく感触がはっきりとわかって、朋美は息をのんだ。短パンの下も何も履いていないから、走るたびに太腿の付け根が露わになり、割れ目のふくらみが直接風をはらむ。ユニフォームの短パンは裾がゆるく開いているから、もしかしたら誰かが後ろから見たら、薄い陰毛や、ひくつく秘裂の入り口がまる見えかもしれない——そう思うと、恐怖と期待がせめぎ合い、膣の奥がきゅうきゅうと切なく痙攣した。
「槇村、タイム落ちてるぞ! もっと腕振れ!」
顧問の先生の怒鳴り声がグラウンドに響き、朋美ははっと我に返ってペースを上げた。脚を動かすたびに、ユニフォームの股布が陰唇をぬちゃ……ぬちゃ……と擦り、じんわりと愛液が布地に染み込んでいく。誰かに見られたらどうしよう——先生にも、チームメイトにも、もし下着を着けていないのがばれたら。でもその背徳感が、逆に朋美の足を軽くした。汗が額から滴り落ち、塩辛い雫が唇の端に流れ込む。彼女はそれをぺろりと舐め取りながら、自分がいま、こんなにも淫らな身体で走っているという事実を、誰も知らないのだと思った。
練習が終わると、朋美は誰よりも先に部室に戻り、タオルで汗を拭きながら、こっそりと自分の股間を触った。短パンの上から指で割れ目を押さえると、ぐちゅ……と湿った音がして、布地はもうびっしょりと濡れている。汗なのか愛液なのか、もう自分でもわからなかった。彼女は息を殺しながら、そっと指先で布越しにクリトリスの位置を確かめ、ぐりぐりと数回押しつぶす。
くちゅっ、ぐちゅっ。
小さな水音が無人の部室にこだまして、朋美の喉がひくっと鳴った。すぐにイキそうになる自分をなんとか抑えつけ、彼女は指を離す。まだ、まだだめだ。こんな場所でイッたら、誰かが戻ってきたときに言い訳ができない。朋美は乱れた息を整えながら、ロッカーから自分の通学用の下着を取り出すと、それを履かずにそのまま鞄に押し込んだ。
夜、朋美は自分の部屋で机に向かっていた。窓の外では月が細く欠けていて、あの満月の夜からもう一週間が経とうとしている。次の満月まで、あと何日だろう——彼女はカレンダーを指でなぞりながら、心臓をどくどくさせた。机の上には、小学校の頃から書き続けている日記帳が開かれている。彼女はペンを握りしめ、少し迷ってから、ゆっくりと文字を綴りはじめた。
『今日、学校で優斗くんと目があった。たったそれだけで、わたしのアソコはぐちょぐちょになった。練習でも、ユニフォームの下に何も着けてなかったから、誰かに見られてるかもって思うだけで、走ってるあいだずっと気持ちよくて、イキそうになるのを我慢するのが大変だった。次に満月の夜が来たら、田んぼのまんなかで全部脱いで寝転んでみたい。誰かが本当に見に来てくれたら、あの子のおちんちんの先っぽみたいに、わたしも汁をいっぱい出してあげるのに』
書き終えると、朋美はペンを置き、深く息を吐いた。自分の書いた文字が、あまりにも淫らで、あまりにも正直で、彼女はしばらくそのページをじっと見つめた。胸の奥がきゅうっと痛むような罪悪感と、それでもこんなことを考えずにはいられない自分の欲望が、日記のなかでぐちゃぐちゃに混ざり合っている。
朋美は引き出しから、新しいペン型ノリの箱を取り出した。今日、学校からの帰り道、こっそりと文房具屋で買っておいたものだ。前のものは、もう表面に細かい傷がついてしまって、衛生面でも少し不安があった。透明なプラスチックの軸と、つるつるに滑らかな丸いキャップ——新品のそれは、まだ誰の手にも触れていない純潔な輝きを放っている。
彼女はキャップを指でつまみ、そっと自分の唇に当てた。プラスチックの無機質な感触が、かすかに冷たくて、それでいて妙に官能的だった。彼女はキャップを口のなかに含み、舌で転がしてみる。れろり……と舌先が滑らかな曲面を這い、唾液がとろりとキャップを濡らした。自分の唾液でぬめるそれを、彼女はゆっくりと口から引き抜く。そして、スカートの下に手を伸ばし、すでにしっとりと濡れそぼった陰唇を押し広げた。
ぬぷ……。
キャップの先端が膣口に沈み込んでいく。新品のつるつるとした感触が、狭い膣の襞を押し広げながら奥へと進み、朋美は小さく息をのんだ。ずりゅりゅ……とゆっくり引き抜き、また奥へ。ぬぷ、くちゅ、ずりゅ。そのたびに、膣はキャップをぎゅうぎゅうと締めつけ、愛液がじゅわりと溢れ出して、指のあいだから糸を引いて滴り落ちた。
「はぁ……ん、誰か……次の満月の夜には、本当に誰かに見てほしい……」
朋美は椅子に座ったまま、ゆっくりと腰を前後に揺らしながら、ペン型ノリのキャップで自分自身を犯しつづける。頭のなかには、優斗の顔が浮かび、兄の大輔の顔が浮かび、やがて見知らぬ誰かの顔が浮かんだ。田んぼのまんなかで、全裸で寝転がりながら、大股を開いて、自分のぐちょぐちょの性器を月明かりに晒している自分——その姿を、誰かが稲穂の陰からじっと覗いている。そんな光景を思い描いた瞬間、朋美のなかで何かが弾けた。
ずりゅんっ、とキャップを最奥まで押し込みながら、彼女はクリトリスを親指の腹でぐりぐりと押しつぶす。ぐちゅぐちゅぐちゅ、ずりゅずりゅ、ぬぷぬぷ。粘液音と挿入音が混ざり合い、朋美の口からは「ひぅ……っ」と押し殺した嬌声が漏れた。膣の奥がぎゅうううっと痙攣し、愛液がどろりと溢れ出て、椅子の座面に染みを作る。
絶頂の余韻で膝を震わせながら、朋美はゆっくりとキャップを引き抜いた。ぬるぬると泡立った愛液が、キャップの表面をてらてらと濡らしている。彼女はそれを見つめながら、にっこりと笑った。次の満月は、もっと大胆になる。田んぼのまんなかで、本当に全裸になって、誰かが来るのを待つ。もし誰かが来たら、私は恥ずかしさで胸が張り裂けそうになりながら、きっとその人の前で脚を開いてしまうんだろう——そう思うと、子宮のあたりがまたきゅんと切なく疼いた。
朋美は日記を閉じ、ペン型ノリをきれいに拭いてから、机の引き出しのいちばん奥にしまい込んだ。窓の外では、細くなった月が雲の切れ間からほのかに覗き、田んぼの稲穂を青白く照らし出している。遠くで蛙が鳴き、夜風が稲をざわざわと揺らしていた。あのあぜ道のむこうで、だれかの視線が自分を待っている——そんな予感を胸に、朋美は布団のなかへ潜り込んだ。目を閉じても、まぶたの裏には次の満月の夜の妄想がちかちかと明滅していて、彼女は太腿をもじもじと擦り合わせながら、いつしか浅い眠りに落ちていった。
登場人物
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槇村朋美 まきむら ともみ女性 ・ 14
外見: 腰まで届く長い黒髪、茶色の大きな瞳、胸はまだ小さく陰毛の薄いスレンダーな体型、日焼けした健康的な肌。服装: 学校ではセーラー服、部活では白いTシャツと紺の短パン、家ではカジュアルな部屋着。内気だが秘めた欲望に忠実で、露出への憧れと罪悪感の間で揺れる。
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真壁優斗 まかべ ゆうと男性 ・ 14
外見: 短くくせのある黒髪、切れ長の黒い瞳、同年代よりやや背が高く筋肉質な体型。服装: 普段はTシャツに短パン、学校では学ラン。明るく活発で、小学3年の川遊びで朋美の裸に勃起してしまった、彼女の性的原体験の相手。
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槇村大輔 まきむら だいすけ男性 ・ 17
外見: 短い黒髪に眼鏡、茶色の瞳、中肉中背の穏やかな顔立ち。服装: 高校の制服か家ではスウェット。朋美の兄で、妹の異変にうっすら気づきながらもそっとしておく優しい性格。
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槇村吉乃 まきむら よしの女性 ・ 40
外見: 肩までの黒髪を一つ結びにし、茶色の瞳、田舎の暮らしで鍛えられた無駄のない体型。服装: 家事着にエプロン。朋美の母で、明るくおおらかだが娘の細かな変化には気づきにくい。





