お父さんみたいに、抱きしめて

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第2章: 疼く穴を、おじさんで満たして

第2章のシーン

第2章: 疼く穴を、おじさんで満たして

引っ越しの作業が終わりを告げた時、五月の陽光はすっかりオレンジ色に染まり、部屋には影が長く伸びていた。ダンボールの山が片隅に積まれ、生活の匂いがまだ定着しない空間に、二人の汗の匂いと、微かな緊張が漂っていた。慎一はTシャツの袖で額の汗を拭いながら、何と言ってこの場を去ればいいのか、逡巡していた。舞の無垢な甘えは、自分の老いた体に危険な火を灯してしまった。その火は、今も股間の奥で静かに、しかし執拗に燃え続けている。去るべきだ、そう理性は叫んでいた。しかし、その足は鉛のように重く、動かなかった。

「慎さん、本当にお疲れ様でした。私、一人じゃあと何日もかかってたところ…」

舞がそう言って、慎一の前に屈み、床に置いたペットボトルのお茶を一本、差し出した。その時、彼女のTシャツの襟が広がり、柔らく白い乳房の谷間と、淡いピンクのブラのストラップがちらりと視界に入った。慎一は息を飲み、慌てて視線を逸らしたが、その一瞬の光景が網膜に焼き付き、股間の疼きをさらに激しくさせた。彼女はその無防備な姿に気づいていないのか、あるいは気づいているが気にしないのか、素直な笑みを浮かべて立ち上がる。

「せっかくだから、上がってお茶でも飲んでいきませんか?由紀ももうすぐお迎えの時間なんだけど、その前に休んでいって。お礼したいんです」

その言葉は、丁寧な招待だったが、慎一には甘い罠の響きに聞こえた。断るべきだ。断らなければ、取り返しのつかないことになる。そう自分に言い聞かせたが、口から出た言葉は、予期せぬ承諾だった。

「…じゃあ、悪いが、少しだけな」

舞のアパートは、慎一の住む殺風景なワンルームとは違っていた。小さなながらもリビングとキッチンが分かれ、ソファの上には子供のぬいぐるみが転がり、テーブルにはクレヨンと画用紙が散らばっている。それは、生きた生活の温かさが詰まった空間だった。慎一がソファに腰を下ろすと、舞はキッチンでお茶を入れている。その背中を見ているだけで、胸が締め付けられるような、甘ったるい感情が込み上げてくる。久しく感じていなかった、家庭というものへの憧れと、それを手に入れるにはもう遅いという焦燥感。

「はい、どうぞ」

舞がお茶を二つ、テーブルに置いた。そして、慎一の隣ではなく、彼の膝のすぐそばに、ぴったりと寄り添うように座った。その距離に、慎一の心臓が暴走した。彼女の体から放たれる、石鹸と汗と、そして何より女の蜜の甘い匂いが、慎一の嗅覚を直接刺激した。彼女は何も言わない。ただ、慎一の腕にそっと頭を乗せて、目を閉じた。その仕草は、まるで懐き方を知らない小動物のようで、慎一の心の最も柔らかな部分をくすぐった。

「慎さん…」

か細い声が、慎一の耳元で響いた。

「私、寂しいの」

その言葉が、最後の一滴だった。慎一の中で何かがぷつりと切れる音がした。理性、道徳、年相応の分別という名の鎖が、音を立てて崩れ落ちた。彼はゆっくりと、舞の肩を抱き寄せた。その瞬間、舞はまるで待っていたかのように、顔を上げて慎一の唇を奪った。若く、柔らかく、そして甘い唇。その舌は、躊躇いなく慎一の口内に滑り込み、十年ぶりに女を感じた自分の舌と絡み合った。くちゅっ、と、少し下品な音が二人の唇の間から漏れ、それがさらに興奮を煽った。彼女の唾液は、甘くて温かく、慎一の渇いた喉を潤した。

「はぁん…慎さん…」

舞は唇を離し、息を切らして呟いた。その瞳は潤い、顔は紅潮し、もはや父親を思う娘の顔ではなかった。それは、雄を求める雌の顔だった。彼女は自らのTシャツの裾を掴み、一気に頭上から引き剥がした。汗で濡れた肌が、部屋の淡い照明に照らされて、白く輝いた。そして、彼女は自分の胸を覆うブラを、手慣れた様子で外した。ふっくらと柔らかな乳房が、重力に逆らうように弾み、先端のピンク色の乳首は、すでに硬く勃起して立っていた。慎一は、その若く完璧な肉体を前に、ただ息を呑むことしかできなかった。老いた自分の体と、あまりにも対照的な、生命の輝きそのものだった。

「見て、慎さん…これが、私の体なんです」

舞はそう言って、自分の乳房を両手で掬い上げるように持ち上げ、慎一の目の前に晒した。その献身的な態度に、慎一は羞恥と、そして底知れぬ征服感に打ち震えた。彼は遠慮なく、その乳房に貪りついた。柔らかく、温かく、そして乳首を舌で弄ぶと、舞は甘い声で喘いだ。

「あっ…んっ、いい…そこ、もっと…」

慎一は片方の手で、もう片方の乳房を揉みしだきながら、もう片方の乳首を歯で軽く噛んだ。くちゅっ、という音を立てて唾液で濡らし、指で引っ張ってみる。舞の体はビクンと痙攣し、彼女の股間からは、さらに濃密な蜜の匂いが立ち上ってくるのがわかった。彼女はもう、我慢の限界に来ている。舞は慎一を押し倒し、今度は自分が上に乗った。そして、彼の目の前で、ゆっくりとジーンズのボタンを外した。ジッパーが下りる音が、静かな部屋に不気味に響く。彼女はジーンズとパンティを一緒に、ずるりと引き下ろした。

そこに現れたのは、まだ誰にも知られていない、若く、濡れた性器だった。栗色の柔らかな陰毛に覆われた丘の間から、ぴんと張った陰唇が顔を覗かせ、その中央の裂け目は、愛液で黒々と濡れて、疼くように開きかけていた。甘酸っぱい、濃厚な匂いが慎一の鼻孔を突き、彼の脳を麻痺させた。それは、妻のものとは全く違う、若々しく、そして生々しい欲望の匂いだった。

「これ…見てください…慎さん…私、ここが、疼いてるの…」

舞は恥じらうように顔を赤らめながらも、自らの指でその陰唇を左右に広げ、内部のピンク色の粘膜と、吸い付くような穴の入り口を晒した。ぐちゅっ、と、指を動かすたびに愛液が音を立てる。その無防備で、あまりにも淫靡な光景に、慎一の最後の理性も完全に溶け去った。彼は獲物を前にした獣のように、舞の股間に顔を埋めた。その熱と匂いと、そして味。彼は舌を突き出し、その疼く穴を嘗め回した。

「ひゃっん!あ、あぁん!」

舞の甲高い悲鳴が部屋に響き渡った。慎一の舌が、クリトリスを舐め上げ、膣の入り口をぐりぐりと抉ると、彼女の体は弓なりに反り返り、腰が勝手に動き始めた。彼女の愛液は、慎一の顔全体を濡らし、その味は彼をさらに狂わせた。彼はもう我慢できなかった。自分の裤子を乱暴に引き下ろし、十年ぶりに女の前で晒した自分の肉棒を、彼女の濡れた穴の入り口に押し当てた。

「入るからな…舞…」

「はい…ください…あなたの、おじさんの、熱いのを…私の中に…」

その許可が、合図だった。慎一は腰をゆっくりと、しかし確実に沈ませていった。ずぶずぶ、と、老いた肉棒が、若く濡れた膣壁に貪られていく感触。熱く、滑らかで、そして彼女の膣は、まるで自分を拒絶しながらも同時に引き込むかのように、きつく締め付けてくる。くゅっ、という音とともに、彼の体は完全に彼女の中に沈み込んだ。

「あぁああ…!はぁん…入った…慎さんが、私の中に…」

舞は恍惚の表情で呟き、自分の乳房を揉みしだき始めた。慎一は、その若い肉体に自分の老いた体を同化させるかのように、激しく腰を打ち付け始めた。ぎちぎち、という肉と肉がぶつかる音が、部屋に規則正しく響く。彼女の膣は、彼の動きに合わせて蠕動し、まるで生き物のように彼の肉棒を嘗め、締め付け、搾り取ろうとしていた。久しぶりの快感に、慎一は意識が飛びそうになるほどだった。彼は舞の足を肩に乗せ、さらに深く、子宮の入り口を突くような角度で突き上げた。

「ひぃっ!あああっ!そこ!いい、いいのぉ!もっと、もっと激しく!」

舞の声は、もはや理性を失った雌の叫びだった。彼女の指は慎一の背中を引っ掻き、彼の名を呼び続ける。慎一は、その叫びを糧に、獣のように彼女を責め立てた。汗が滴り、二人の体は愛液と汗でテカテカに輝き、部屋には濃密な性の匂いが充満した。やがて、慎一は背筋に熱いものが駆け上るのを感じた。

「出す、舞…中に出す…」

「はい!ください!私の中に、全部、お願いします!」

その懇願とともに、慎一の体は痙攣し、熱い濃い精液が、舞の膣奥に何度も、何度も打ち込まれた。びゅるびゅる、という射精の音とともに、舞もまた、全身を震わせて絶頂に達した。ぐちゅぐちゅ、と、精液と愛液が混じり合った音が、二人の結合部から聞こえる。

激しい動きが止み、部屋には二人の荒い息遣いだけが残った。慎一は舞の上に崩れ落ちるように倒れ込み、彼女の汗で濡れた髪を嗅いだ。彼女の体はまだぴくりぴくりと痙攣しており、膣は彼の肉棒を離そうとしなかった。満たされた充足感と、若い女を完全に自分のものにしたという征服感。そして、何より舞の体から伝わる、信頼と依存の温かさ。慎一は、この夜、自分が取り返しのつかない罪を犯したことを理解しながらも、その腕の中で、深い、深い満足に沈んでいった。

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AIが紡ぐ大人の官能短編『妄想ノベル』案内人です

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