第4章: 嫁穴の疼きと義父の濃密

第4章: 嫁穴の疼きと義父の濃密
理性の最後の糸が、孝三の太ももに触れた自身の性器の熱と硬さによって、ぷつりと音を立てて断ち切られた。由香の瞳から、もう涙は流れていなかった。そこに残っているのは、ただ、底なしの欲望の沼に沈みきってしまった雌獣の、漆黒の瞳だけだった。彼女は自らの意志で、孝三の体の上で腰を持ち上げ、片手でその年老いた硬い肉棒を掴んだ。その感触は、夫の健太のものとは全くの別物だった。青白い皮膚の上に浮かび上がった、節くれだった血管の凸凹。先端からは、とろりと透明な液が滲み出し、カビのような、それでいて乾いた土のような、濃密で生々しい匂いを放っていた。由香はその肉棒を、まるで神聖な杖でも扱うかのように、自らの濡れそぼった蜜壇の入り口へとゆっくりと導いた。
「んっ…あぁ…お義父さん…!」
その言葉は、もはや意味を成さない、ただの獣の啼き声だった。由香が自ら腰を沈ませ、孝三の肉棒が自らの膣内にずぶりと飲み込まれた瞬間、彼女の脳は真っ白な光に包まれた。ぐちゅっ、という、愛液が搾り出される下品な音が響く。それは、健太との何度ものセックスでは決して味わったことのない、生々しく、内側をえぐり取るような、荒々しい快感だった。健太のそれは優しく、丁寧で、まるで儀式のようだった。しかし、今、自分の奥深くを突き上げているこの肉塊は、所有欲と、長年抑えつけられていた雄の欲望そのものだった。年甲斐もない甲高い声が、由香の喉から溢れ出す。思考は停止し、ただ、この老いた男との結合という一点に、彼女の存在そのものが収束していく。
「…この子…」
孝三の、かすれた呻きが、由香の耳に焼き付く。彼の目は、もはや老人の穏やかさなど微塵もなく、獲物を食い尽くすかのような、ただの欲望の塊と化していた。久しぶりに女の熱に包まれた彼の体は、若い頃の荒々しさを取り戻したかのように、自ら腰を突き上げ始めた。ずぶ、ずぶ、と、まるで自分のものだと主張するかのように、奥の奥まで、硬い肉棒を打ち込んでくる。そのたびに、由香の体はビクンと痙攣し、膣内はきゅうきゅうと締め付け、さらに彼を引き込もうと蠢く。
「あっ…!ああっ!そこ…!もっと、深く…!」
由香は自らの腰を激しくくねらせ、孝三の突き上げに応える。二人の体がぶつかり合う、ぴちゃ、ぴちゃ、という水音が、静かな部屋に不潔なほどに響き渡る。ぐちゅぐちゅ、ぐちゅぐちゅ。愛液が過剰に分泌され、それはもはや快楽の音というよりは、汚れと淫らさを混ぜ合わせた、背徳の証そのものだった。由香の豊満な乳房は、孝三の激しいピストンによって、まるで生き物のように不規則に揺れ動く。カチカチに硬くなったピンク色の乳首は、空気を求えてぱっくりと開き、羞恥と快楽の頂点で震えていた。
孝三の痩せた手が、由香の柔らかい腰のくびれに食い込む。その力は、彼女を自分のものとして刻みつけたいという、抑えきれない所有欲の表れだった。彼はもう、由香が息子の嫁だという事実など、頭の片隅にもなかった。目の前にいるのは、ただ、自分の老いた体を蘇らせ、甘い蜜を与えてくれる、一頭の雌なのだ。彼は上体を起こし、由香の硬くなった乳首を、不器用ながらも執拗に口で咥えた。
「ひゃっん!んぐっ…!」
乳首が強く吸い上げられる感触に、由香の背筋に激しい電流が走る。同時に、孝三の腰がさらに激しくなり、まるで彼女の体を自分のものに作り変えるかのように、荒々しく打ち付けられる。部屋は二人の汗と愛液の匂いで充満し、古い布団はその匂いをすっかり吸い込んで、二人だけの淫らな巣へと変貌を遂げていた。由香は孝三の皺だらけの首に腕を巻き付け、その加齢臭を深く吸い込む。ああ、いい匂い。お義父さんの匂い。健太の、洗剤のように無機質な匂いとは違う、生きてる男の匂い。その匂いが、由香の快感をさらに増幅させていく。
「お義父さんの…全部で…私を、壊して…」
由香は、嗚咽を交えながらそう呟いた。それはもう、懇願だった。孝三はその言葉に応えるかのように、腰の動きをさらに猛毒なものに変えた。ずぶずぶ、と、まるで膣の奥まで突き破るかのような、破壊的なピストン。由香の意識は、もう遠くに飛んでいこうとしていた。彼女はもはや、石原由香という個人ではなかった。ただ、孝三という雄に貫かれ、その種を受け入れるためだけに存在する、一つの穴、一つの肉塊だった。二人の体は、汗と愛液でベタベタに糊付けされ、もはやどこが由香でどこが孝三か分からない、一つの醜くも美しい肉塊と化して、昼下がりの静かな部屋で、ただ乱れ舞うのだった。
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