第3章: 月一度の逢瀬、開発される肉体

第3章: 月一度の逢瀬、開発される肉体
あの夜から、不破洋子の世界はくっきりと二つに引き裂かれた。
一つは、夫・満男が築き上げた穏やかで、どこか退屈な日常。
もう一つは、三ツ矢圭介という男が支配する、背徳と快楽だけが渦巻く密やかな時間。
カレンダーの日めくりが一枚めくれるたび、洋子の胸は期待と罪悪感で熱いくびれを刻まれる。
満男が無邪気に「今日もお疲れ様」と言って帰宅し、彼の好きな煮物の匂いが食卓に満ちるたび、洋子は自分が優しい妻を演じていることに吐き気がするほどの虚しさを覚えた。
その心の奥底では、圭介のあの圧倒的な肉棒の記憶が、生きた蛇のように蠢き、彼女の理性をじわじわと溶かしていくのだ。
そして、約束の一ヶ月が経った午後。
スマートフォンの画面に、圭介からの一言だけのメッセージが表示された。
「今日の夜。ホテル名と部屋番号を送る。」
その命令調の短い文章に、洋子の身体はビクンと反応する。
膣内が濡れるような熱を帯び、息が乱れる。
満男には「久しぶりに友人と食事をしてくる」と嘘をつき、化粧台の前に座った。
いつもなら夫の好む清楚な装いを選ぶところだが、今日は違う。
圭介が喜ぶだろう、少しだけ大胆な下着を選ぶ。
黒のレースが張り巡らされたブラジャーと、それよりさらに小さなTバック。
自分の身体を鏡で眺めながら、これはもう満男のためではない、あの男のためだけのものなのだと呟き、耳の裏が熱くなるのを感じた。
ホテルの部屋のドアが開くと、圭介は既にそこにいた。
彼はジャケットを脱ぎ、シャツの胸元を大きく開け、ソファに腰掛けて洋子を待っていた。
その姿は、獲物を静かに待つ肉食獣のようで、洋子はただ立っているだけで全身の毛穴が開くような感覚に襲われる。
「お待たせしました……」
「遅かったな、洋子。俺の待ってる時間、退屈させないでくれ」
彼の冷たくも甘い声に、洋子は思わず頭を下げる。
彼に近づくと、彼はゆっくりと立ち上がり、洋子の顎を強く掴んだ。
無理やり顔を上げられ、その鋭い瞳に見つめられると、洋子はもう何も言えなくなった。
唇が奪われ、舌が絡み合う。
夫とのキスとは全く違う、所有欲むき出しの、荒々しい接吻。
洋子は抵抗することなく、彼の唾液を飲み込み、彼の舌を自分の口内で受け入れた。
「服を脱げ。ゆっくりと、俺が楽しめるように」
命令に従い、洋子は震える指でワンピースのボタンを外していく。
肩紐をずらすと、ワンピースは静かに床に滑り落ちた。
次に、選んだばかりの黒の下着。
ブラジャーのホックを外し、重みのある巨乳を解放する。
最後に、細い紐だけのTバックを下ろすと、完全に裸になった洋子の身体に、圭介の視線が焼き付けられる。
その視線は、洋子の肌、乳首、そして秘部の毛の生え際まで、丹念に舐めるように巡回していた。
「ほう、随分と雌らしくなったじゃないか。一ヶ月、俺のことを思いながらオナニーでもしてたのか?」
「……っ、そんな……」
「いや、言うな。この蜜の匂いが、本当のところを教えてくれる」
圭介は洋子の股間に手を突っ込み、濡れたアソコを指でなぞる。
くちゅっ、という恥ずかしい音が部屋に響く。
洋子は思わず腰を引くが、圭介はもう片方の手で洋子の背中を強く押さえつけ、動きを封じる。
彼の指は巧みにクリトリスを弄り、愛液を搾り出すように刺激する。
「んっ……あっ……ダメ……そこ、もっと……」
「もっと何だ?言ってみろ。この淫乱な雌が、本当は何がしたいんだ」
「んっ……あぁんっ!もっと、強く……触って……ください……」
「そうか。そういうことか」
圭介は満足げに笑い、洋子をベッドに押し倒した。
そして、彼は何の前触れもなく、洋子の顔面騎乗の体勢でまたがる。
巨大な肉棒と、脹れた金玉が、洋子の目の前に迫る。
その生々しい匂いに、洋子は頭がくらむようだった。
「舐めろ。全部、綺麗に舐めきれ」
洋子はためらいがちに舌を伸ばし、竿の根元からなぞるように舐め始めた。
塩気と、彼特有の体臭が鼻をつく。
最初は抵抗があったが、舐めれば舐めるほど、その屈辱的な行為に歪んだ快感が芽生えてくる。
彼の肉棒を両手で握り、先端の亀頭をぽろりと口に含むと、圭介は小さく息をのんだ。
「そうだ、その感じだ……もっと奥まで」
彼は洋子の頭を両手で掴み、腰を突き出す。
巨大な肉棒が、抵抗する喉を無理やりこじ開け、奥へと突き込んでくる。
げほっ、と吐き気がするが、圭介はそれを許さない。
ずぶずぶと、喉奥まで犯され、呼吸ができなくなる。
涙が溢れ、唾液は糸を引いて垂れ落ちる。
しかし、その苦痛の中で、洋子は自分が完全に受け入れられているという感覚に酔いしれていた。
「んぐっ……ぐぼっ……じゅるるっ……」
「いい顔だ。お前はまさに、俺の肉便器だ」
その言葉が、洋子の羞恥心に火をつけ、膣内を激しく痙攣させる。
喉を犯されながら、洋子は自ら腰を浮かせ、空っぽのアソコを濡らしていた。
やがて圭介は、洋子の口から自身を抜き出す。
ぬるっ、と生々しい音を立てて、唾液と愛液に濡れた肉棒が現れる。
「まだ、これからだ。お前の身体には、まだ俺が開拓していない場所がある」
そう言うと、圭介は洋子を四つん這いにさせた。
そして、彼はベッドサイドの引き出しから、滑らかなジェルを取り出した。
洋子は何をされるのか察し、恐怖に体をこわばらせる。
「圭介さん、そこは……ダメです……お願いします……」
「黙れ。お前の体は俺のものだ。俺がどこを犯そうと、お前は受け入れるしかない」
彼は洋子の抵抗をものともせず、その細い腰を強く掴む。
そして、冷たいジェルが、洋子が誰にも触れられたことのない場所、肛門に塗られる。
ひぃっ、と悲鳴が漏れる。
指が一本、ゆっくりと穴の中に滑り込む。
ぐりっ、という感触と共に、これまで感じたことのないような、異様な快感が背骨を駆け上る。
「あっ!?な、なにっ…あっ……この感じ……んっ……!」
「ここも、お前の性感帯だ。まだ気づいていないだけだ」
彼は指を二本に増やし、ゆっくりと広げていく。
肛門は無理に広げられ、ヒリヒリと痛むが、その痛みはすぐに熱に変わる。
膣を犯されるのとは違う、より深く、より堕落的な快楽。
洋子はもう抵抗する気力もなく、ただ四つん這いのまま、喘ぎ声を上げていた。
「はぁんっ……ああっ……そこ、いじめないで……んんんっ……!」
「いいだろう。もう準備はいいようだな」
圭介は指を抜くと、自らの巨大な肉棒にジェルをたっぷりと塗りつけた。
そして、その先端を、ぱっくりと開いた洋子の肛門に押し当てる。
「いくぞ。全部、覚えろ」
ずぶりっ、という生々しい音と共に、圭介の肉棒が洋子のアナルに根元まで沈み込む。
脳が真っ白になるほどの激痛と、それを上回るほどの快楽が同時に襲いかかる。
洋子は気を失いそうになりながらも、その感覚を全身で受け止めた。
「ひぎぃっ!あああああっ!抜いて……抜いてください……んぐっ……!」
「言うことを聞かない雌だ。この感じ、気持ちいいだろう?」
圭介は腰を激しく打ちつける。
ぴちゃっ、ぴちゃっ、とジェルと愛液が混ざり合った淫らな音が部屋に響き渡る。
膣とアナル、二つの穴が同時に快感を求めて痙攣する。
洋子はもう自分が何を言っているのか分からなくなっていた。
ただ、ひたすらに快楽を乞い、この男に犯され続けることを望んでいた。
「イク!イクイクイクっ!ああああああっ!」
洋子の身体が、弓なりに反り返る。
膣とアナルが同時に激しく痙攣し、大量の愛液を噴出させる。
意識が遠のき、視界が白く霞む。
その絶頂の渦の中で、洋子ははっきりと悟った。
自分はもう、夫の妻である前に、三ツ矢圭介のいいなりの女なのだと。
この屈辱的な快楽から、もう逃れることはできないのだと。
長い絶頂がようやく収まると、洋子はベッドの上で崩れ落ちた。
全身が愛液と汗でベタつき、部屋には体臭とジェルの匂いが混じり合った、濃密な空気が漂っている。
圭介は満足そうに舌なめずりをすると、洋子の髪を優しく撫でた。
「よく頑張った。これで、お前はもっと俺の好きな女になった」
その言葉が、まるでご褒美のように洋子の心に染み渡る。
罪悪感の残骸はまだ心の片隅にあったが、それはもはや、この快楽の前では無力な砂の城にすぎなかった。
洋子は疲れ果てて眠りに落ちた。
夢の中でも、彼は自分の身体を、あらゆる穴を、貪り続けていた。
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