快楽の代償、秘められた企業秘密

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第2章: 禁断の告白、初めての蜜夜

第2章のシーン

第2章: 禁断の告白、初めての蜜夜

二次会の店は、居酒屋の喧騒から一転、重厚な木の扉の先には、大人の雰囲気が漂うバーが広がっていた。薄暗い照明に浮かび上がむグラスの輝き、氷がカランと澄んだ音を立てる。カウンター席に誘われ、隣に座った三ツ矢圭介の、そのじんわりと滲み出る体温が、薄い夏物のワンピースの生地を通して洋子の脇腹を熱い塊のように抉る。

その熱気に、洋子の自身の体温が反応するかのように、首筋から頬へと恥ずかしい熱がこみ上げてくる。琥珀色の液体を口に含めば、アルコールの刺激が舌をひりつかせ、同時に彼の体から漂う、洗練されたオーデコロンのかすかな香りが鼻腔をくすぐった。甘く、どこか危険な匂いだった。

――ねぇ、洋子さん

三ツ矢の低く、響きのある声が、バーカウンターの陽気な雑音をかき消して、まっすぐに洋子の鼓膜に震えた。彼はグラスを片手に、洋子の横顔をじっと見つめている。その瞳は、さっきの会場で感じたのとは違う、もっと深く、もっと飢えた色を帯びているように思えた。

「高校の時、卒業式の日。僕が君に声をかけられなかったこと、ずっと後悔してるんだ」

突然の告白に、洋子はハッとして息をのんだ。十年も前の、忘れてしまったつもりの記憶が、鮮やかな色を取り戻して蘇る。式の後、人波に消えていく彼の後ろ姿を、ただ遠くから見つめていた自分。その胸に秘めた想いを、誰にも告げずに、時間の中に埋葬したはずだった。

「……どうして、そんなことを……」

かろうじて絞り出した声は、自分でも驚くほど震え、かすれていた。三ツ矢は、その震えを見逃さずに、口角をわずかに引き上げた。その笑みは、優しさというよりは、獲物を見定めた狩人のそれに酷似していた。

「言わなきゃ、一生後悔すると思ったから。十年かかって、ようやく言える気になったんだよ。洋子さんのこと、あの時も、ずっと欲しかった」

「欲しかった」という、あまりに直接的で、生々しい言葉に、洋子の心臓が激しく跳ねる。それは恋愛感情とは少し違う、より原始的な、男の欲望そのものだった。その言葉に抵抗する理性は、もうどこにもなかった。アルコールに溶け出した抑えきれない感情が、唇からこぼれ落ちた。

「……私も。あなたのこと、ずっと……」

告白した途端、世界の音が消えた。三ツ矢の目が、さらに深く、より暗く輝いた。彼はグラスを置くと、洋子の手をそっと掴んだ。その手は大きく、温かく、決して離さないという強い意志を感じさせる。バーを出て、流れるような街灯を眺めながら乗り込んだタクシーの中は、二人の熱い呼吸音と、衣服が擦れる音以外には何も聞こえなかった。

ホテルの部屋のドアが、静かにカチリと音を立てて閉まる。その音は、日常との決別を告げる、最後の鐘のように洋子の頭に響いた。三ツ矢は何も言わずに、洋子のウェーブがかった髪を優しく撫で、そのまま唇を重ねた。初めはそっと、しかし次第に強くなるキスは、彼の所有欲をそのままに、洋子の口内を侵し、唾液を絡め取り、息を奪っていく。

洋子はもはや、抵抗するどころか、自ら彼の舌を受け入れ、甘く濡れた音を立てて応えていた。じゅるじゅると、唾液が音を立てる。彼は洋子のワンピースの肩紐を指でずらし、布地を滑り落とす。下着姿になった洋子の身体を、貪るように見つめる三ツ矢の視線が、恥ずかしさと同時に、全身をじりじりと熱くさせた。

彼は自分のシャツを脱ぎ捨て、引き締まった逞しい胸板と腹筋を露わにする。そして、彼がベルトを外す金属音が、静かな部屋に不気味に響いた。洋子の目が、凍りついた。そこに現れたものは、夫の満男のそれとは、あらゆる次元が違う、醜悪なまでに雄々しい肉塊だった。

青黒い血管がうねり、搏動と共に先端がうっすらと濡れ、獣のようにも見える生きた器官が、威嚇するように突き出ていた。それは、ただの性器ではなく、女を犯し、屈服させるための、生きた武器のように見えた。恐怖と、それを上回るほどの好奇心と、自分がこの巨根で蹂躙されるのだという予感に、秘部が激しく疼き、愛液が滲み出すのを感じた。

「……怖い?」

三ツ矢が、その肉塊を手に握りながら、低く問いかける。洋子は首を横に振った。言葉は出ないが、全身で受け入れる準備ができていることを伝えた。彼はベッドに洋子を優しく押し倒すと、その太い腿の間に顔をうずめた。舌先が、濡れた布地の上からクリトリスを探り当て、巧みに弄ぶ。

「あんっ……!んっ……!」

意識のしないところから、嬌声が漏れる。下着ずらされ、剥き出しになった秘部に、彼の熱い舌が直接触れた瞬間、洋子の背中に電流が走った。くちゅっ、という下品な音を立てて彼は舌を動かし、膣内をねじるように掻きまわす。ぐちゅぐちゅ、と愛液が音を立てて溢れ出す。

夫が与えてくれたことのない、この濃密で、卑猥な快楽に、洋子の理性は溶けていった。充分に濡れ、準備が整ったと判断したのだろう。三ツ矢は体を起こし、その巨大な肉塊を洋子の膣口に押し当てた。その熱と硬さだけでも、洋子は身を震わせた。

ゆっくりと、しかし確実に、圧力が増していく。膣壁が、これまで経験したことのない太さに抵抗し、裂けるような痛みと快感が混じり合う。

「んぐっ……!あっ……!」

膣口が、悲鳴を上げるように広けられ、ぬるっ、という音を立てて、彼の亀頭がずぶりと中に滑り込んだ。その瞬間、洋子の脳に、真っ白な閃光が走った。意識が飛ぶかと思ったほどの、強烈な衝撃。彼はそこで一度止まらずに、さらに奥へ、奥へと、その巨大なペニスを押し込んでくる。

子宮が押し上げられ、内臓がその存在に屈服していくような感覚。

「う、動かないで……なんだか、壊れちゃいそう……」

洋子は泣き声混じりに呟く。しかし三ツ矢は、そんな彼女の言葉を聞き入れず、腰をゆっくりと動かし始めた。抜くときには膣壁が吸い付くように絡みつき、挿入するときには内壁のすべてをこすり上げていく。その動きは、まるで丁寧に、女の性感を一つ一つ解き明かしていくかのようだった。

「はぁんっ!あっ!んんんっ!っ!」

洋子はもう、何を言っているのか分からなかった。ただ、本能のままに声を上げ、体を震わせる。ぐちゅぐちゅ、ずぷずぷ、という二人の結合部から響く、淫らで生々しい音が、部屋中に充満する。三ツ矢は洋子の両脚を肩に乗せ、より深く、より激しく突き始めた。

そのたびに、洋子の巨乳は激しく揺れ、先端が硬く尖っていく。

「イク!イクっ!ああああっ!イっちゃううううっ!」

最初の絶頂が、津波のように洋子を襲う。視界が白く染まり、足のつま先が痙攣する。しかし、三ツ矢は止まらない。彼は、絶頂で痙攣する膣を締め上げながら、さらに猛スピードでピストンを続ける。一つの絶頂が収まる暇もなく、次、次と、連続する快感の波が洋子の意識を洗い流していく。

もう何回イッたのか分からない。ただ、彼の肉棒に犯され、蹂躙されることだけが、この世の全てだった。

やがて、三ツ矢の動きがさらに荒くなり、彼の喉から低い唸り声が漏れる。そして、熱く、濃い何かが、洋子の奥深くに、どくどくと注ぎ込まれるのを感じた。その量の多さと、勢いに、洋子は息をのんだ。彼はゆっくりとペニスを抜き、横に倒れる。

膣からは、白濁した液体が、じゅるじゅると溢れ出て、シーツを汚していく。洋子は、ただ茫然と天井を見つめていた。体中が愛液と汗でベトベトに濡れ、足の力は全く残っていない。罪悪感と、未だ残る強烈な快感の余韻が、混じり合って頭を巡る。

もう、元の自分には戻れない。そう悟った瞬間、新しい恐怖と、それ以上の期待が、胸の奥で芽生えていた。

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AIが紡ぐ大人の官能短編『妄想ノベル』案内人です

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