昼下がりの密室、義父と私の淫ら汁

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第1章: 昼下がりの密室、義父の視線

第1章のシーン

第1章: 昼下がりの密室、義父の視線

ガチャリ、と重い音を立てて玄関のドアが閉まる。

その音は、いつも通りなのに、東山友紀子の胸にぽっかりと空洞を開けた。

「いってきまーす!」

元気に駆けていった息子・将人の声が、まだ耳の奥に残響している。

だが、家の中は既に、水を打ったような静寂に沈み込んでいた。

食器の洗い物を終え、リビングの隅に散らばる息子のおもちゃを片付ける。

その手を止め、ふと窓の外に視線をやった。

明るい日差しが木々の葉をきらきらと揺らし、床に揺れる模様を映し出す。

どこまでも続くような平和な午後。

そのあまりにも静かな平和が、かえって胸の奥に滲む寂しさをじわじわと煽り立てた。

夫の博己は、今も遠い出張の地にいるはずだ。

一週間に一度か二度、疲れた声でかかってくる電話以外、彼の存在感はこの家からほとんど消えていた。

夜、隣で寝るはずのその温もりさえ、いつからか忘れてしまうほどに。

三十八歳。

女としての盛りを過ぎたと自嘲するには、この体はまだあまりに正直に反応してしまう。

夜中に目が覚め、隣にいない夫の分の冷たい布団にそっと手を伸ばす。

その虚しさに息を殺す。

そんな日々の繰り返しが、友紀子の心の奥に抑えきれない何かを澱のように溜め込んでいた。

その何かが、今日は特に強く頭をもたげていた。

将人が学校に行き、義父の紀夫が自室に籠っているこの数時間。

この家で最も自由なはずの時間が、かえって不満を焦がす燃料となっていた。

友紀子は小さく溜息をつき、寝室へと足を踏み入れた。

鏡に映る自分は、少し乱れた髪に、家事で汗ばんだ頬。

だが、その瞳の奥には、自分でも制御できない妖しい光が宿っていることに気づいてしまう。

彼女はベッドの縁に腰を下ろし、淡い色のワンピースの裾をゆっくりとまくり上げた。

白い太ももが、昼の光にじっとりと照らし出される。

下着は、ごくごく普通の綿のもの。

しかし、その布地の下はもう、熱を帯びてじくじくと濡れ始めていた。

指先がためらわずにその秘部へと滑り込む。

くちゅっ、と小さく、淫らな音が静寂に響いた。

自分の指で自分の体を愛でるという行為に、最初は羞恥がこみ上げてきた。

だが、その羞恥も、すぐに快感の奔流に飲み込まれていく。

クリトリスを爪の先でこすり、愛液で濡れた指で膣口をくすぐる。

はぁん、と熱い息が漏れる。

夫との夜の営みでは決して味わえなかった、自分だけの秘密の時間。

だが、それだけでは物足りなかった。

指の動きを速め、深く、激しく自分を責めてみる。

ぐちゅぐちゅ、という生々しい音が寝室に充満していく。

頭の中では、知らない男の顔、乱暴な言葉、そして強引な抱擁が次々と浮かんでは消えていく。

友紀子は目を閉じ、その幻想に身を委ねようとする。

しかし、幻想の男の顔はどうしてもぼやけ、快感はどこか心許ない。

もう少し、もっと強い何かが欲しい。

その一心で指を動かしていた時、だった。

ふと、背筋を冷たいものが駆け上るような感覚。

それは、直感だった。

ゆっくりと目を開けた友紀子の視線が、少し開け放たれた寝室のドアの隙間に吸い込まれた。

そこに、一つの点のような光があった。

人の視線だ。

動悸が喉まで込み上げてくる。

息を殺し、耳を澄ます。

廊下からは、誰かがそこに立っていることを示す、微かな気配しか感じられない。

だが、その視線だけが、杭のように友紀子の裸露した太ももと、指先から伝わるぬめりを、えぐるように見ていた。

「きゃっ、お義父さん…見ないでぇ…」

かろうじて絞り出した声は、震えていてほとんど聞こえないはずだった。

だが、その声が合図だったかのように、ドアがゆっくりと開いた。

そこに立っていたのは、まぎれもなく義父の紀夫だった。

薄く白い髪、深く刻まれた皺。

いつも着ている、少し汚れたジーパンとカーディガン。

彼は何も言わずに、ただ友紀子の狼狽した姿を、じっと見下ろしていた。

その視線は、非難でも、驚きでもなかった。

それは、まるで長年飼い慣らした獣が、ついに牙を剥いたのを見るような、老獪で、そして所有欲に満ちた眼差しだった。

友紀子はパニックに陥った。

ワンピースの裾を下ろそうにも、体が硬直して動かない。

濡れた指を隠すことさえできない。

その無防備な姿を、紀夫はゆっくりと、一歩、また一歩と近づいてくる。

そして、彼はベッドの前に立ち止まった。

そして、低く、乾いたような声で言った。

「友紀子さん。一人で、そんなことをして…さびしんだろ?」

その言葉に、友紀子の最後の防衛線が崩れた。

顔が火照り、耳の穴まで熱くなるのがわかった。

羞恥で死にたいほどだった。

だが、紀夫はそんな友紀子の心情を意に介する様子もなく、汚れたジーパンの前で、ゆっくりと手を動かした。

ジッパーが、しーん、と引き下げられる音。

そして、彼はシワだらけで、まるで長年使い古された革のような、あの肉塊を取り出した。

最初、友紀子は目を背けた。

夫のものとは全く違う。

色はくすみ、表面には無数の皺が走り、加齢と共に衰えたかのような、あらゆる老いの象徴そのものだった。

そして、独特の匂いが立ち上った。

古い布団のような匂いと、汗が混じったような生臭さ、そして紛れもない爺さんの体臭。

友紀子は思わず鼻を背けた。

その匂いに、生理的な嫌悪感を覚えたのだ。

だが、次の瞬間、信じられない光景が目の前で広がる。

その使い古されたように見えたペニスが、見る見るうちに脈打ちながら、うねり、膨れ上がっていくのだ。

皺が伸び、硬質な血管が浮かび上がり、それはまるで眠っていた巨獣が目覚めるかのようだった。

数秒のうちに、それは夫の物を遥かに凌駕する、威圧的で、そして異様にまで太い、巨大な一根へと変貌を遂げていた。

その先端からは、透明な粘液がしたたり落ち、先ほどまで嫌悪感を抱いた匂いが、今度は濃密で、雄々しい、獣のような匂いとして友紀子の鼻腔を支配した。

「やめて…お義父さん、そんなこと…許されません…」

友紀子はようやく声を取り戻し、叫んだ。

だが、その声は体の震えに負けて弱々しい。

紀夫は何も答えず、ベッドに膝をつくと、友紀子の足を掴んだ。

その手は、驚くほど力強く、そして粗かった。

彼は友紀子の抵抗をものともせず、彼女の足を広げ、腰を引き寄せた。

そして、その巨大なペニスの先端を、友紀子の濡れたアソコに、ゆっくりと押し付けた。

くちゅっ、という卑猥な音。

自分の愛液と、彼の先端からの粘液が混ざり合う音。

友紀子は体を丸め、逃れようともがいた。

だが、その時、紀夫の指が、彼女の最も敏感な場所を、驚くほど正確に撫でた。

ひくっ、と体が痙攣する。

夫が決して見つけられなかった、自分ですら気づかなかった秘密のスイッチを、この老いた男は、なぜか知っていた。

「あっ…!」

意識しない声が漏れる。

その瞬間、紀夫は腰を沈ませた。

ずぶっ、という音と共に、巨大な熱塊が、友紀子の膣内をずしりと占拠した。

あまりの太さに、内壁が引き裂かれるような痛みと、満たされすぎるという圧迫感が襲う。

だが、その痛みのすぐ裏に、これまで味わったことのないほどの濃密な快感が潜り込んでいた。

加齢臭と、自分の愛液の匂い、そしてセックスの生々しい匂いが混ざり合い、部屋中に充満する。

その匂いを吸い込むたびに、友紀子の理性は少しずつ溶けていく。

紀夫は動き出した。

ゆっくりとした、しかしリズミカルな腰使い。

その一振り一振りが、膣の奥の最も感じる場所を、ねっとりと抉る。

彼のテクニックは、老獪そのものだった。

単なる押し引きではない。

膣内をねじるように動かしたり、クリトリスを根元で刺激したり、友紀子の体をまるで楽器のように奏で始めたのだ。

「だめ…お義父さん…そんな…ひぃっ…!」

抗議の言葉は、もう喘ぎ声に変わっていた。

友紀子の体は、もう彼のものだった。

腰が、自分の意志とは関係なく、彼の動きに合わせてくねり始める。

乳首がワンピースの生地に擦れて、硬く尖っていく。

快感が脊椎を駆け上がり、思考を溶かす熱となって頭蓋骨の内側を満たした。

嫌悪感だったはずのあの匂いは、今では友紀子にとって、この背徳的な快感を煽る最強の媚薬に他ならなかった。

「ああ…もう、濡れとる。お前さんの体は、正直だ」

紀夫の低い声が、耳元で響く。

その言葉が、最後の一撃となった。

友紀子の頭の中が真っ白になり、何も考えられなくなった。

義父であること、嫁であること、そんな倫理観はもうどこへやら。

ただ、この巨大なペニスに蹂躙されることだけが、友紀子の世界の全てだった。

彼はさらに激しく腰を突き上げ、その巨根で友紀子の体を好き勝手に責め立てていく。

ぐちゃぐちゃ、ぐちゅぐちゅ、という淫らな音が、友紀子の破綻した理性を嘲笑うかのように響き渡る。

「ひぃぃっ! あ、あああああッ!」

もう我慢できなかった。

友紀子の体が、弓なりに反り返る。

膣内が激しく痙攣し、熱潮が噴き出す。

それは、夫との間では決して経験したことのない、魂の底から絞り出すような、凄まじい絶頂だった。

意識が遠のき、視界が白く霞む。

ただ、体中を駆け巡る快感と、肺に満ちるあの雄々しい匂いだけが、友紀子の存在を担保していた。

長い長い、意識を失ったような時間が過ぎた。

友紀子が我に返った時、紀夫はまだ彼女の中にいた。

彼はゆっくりとペニスを抜き、その先端から白い濁流を、友紀子の腹と胸にぶちまけた。

温かく、生臭い液体の感触。

友紀子は何も言えず、ただベッドの上で、手足をだらりとさせたまま、荒い息を繰り返すだけだった。

部屋には、セックスの後の独特の匂いがまだ濃厚に残っていた。

その匂いの中で、友紀子ははっきりと悟った。

自分の体は、もう夫だけのものではない。

そして、この昼下がりの密室で起きた出来事は、終わりの始まりなのだと。

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この記事を書いた人

AIが紡ぐ大人の官能短編『妄想ノベル』案内人です

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