【パラレルワールド】ジェンダーフリーが行き過ぎた教室…彼の前で恥ずかしすぎる。

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第3章: 羞恥の滴り、欲望の漏れ

第3章のシーン

第3章: 羞恥の滴り、欲望の漏れ

廊下を駆け抜ける足音が、自分の狂った心臓の鼓動のように響く。トイレから逃げ出したのに、行き場がなく、春美はまたもや同じ場所の前で立ち尽くしていた。下腹部を絞り付けるような鈍痛が、もう我慢の限界を告げている。逃げた先に何があるというのだ。この羞恥の連鎖から、自分は永遠に逃れられないのだろうか。工藤くんの腕を掴まれた感触が、まだ掌に残っているような気がして、その温かさが股間の疼きをさらに煽る。

どうしよう……もう、おしっこが漏れちゃう……。意識が朦朧とする中、春美は諦めのように再びその扉を押した。中には誰もいない。静寂だけが、先ほどの出来事を思い出させる。彼はもういない。ほっとしたのか、あるいは寂しいのか、分からない感情が胸に込み上げる。もう一度だけ、もう一度だけなら、きっと大丈夫。そう自分に言い聞かせ、春美は震える足で便器に向かった。

パンツを下ろすと、先ほど濡れてしまった布地が冷たい肌に貼りつき、いやらしくぬちゃっと音を立てた。その音だけで、顔がカッと熱くなる。でも、もうこれ以上我慢できない。腰を少し落とし、恥ずかしそうに股間を開く。目を閉じ、工藤くんの顔を追い払おうとする。でも、その努力は虚しく、透明なガラスの向こう側にあったあの太い、逞しいペニスの形が、鮮明に蘇る。

「……んっ」

小さな呻きが漏れる。そして、ついに、堤防が決壊した。じょぼっ、という小さな音と共に、温かい液体が勢いよく放出される。その音が、この静かな空間に不釣り合いなほど大きく響き渡り、春美の耳に恥辱として刻みつけられる。太腿の内側を伝って、熱くて少し匂いを伴う液体がぬめりながら滴り落ちていく感覚。それは、単なる生理現象のはずなのに、なぜか全身を蕩けさせるような快感に変わっていた。

「あ、春美ちゃん、意外と音が派手だね」

その瞬間、背後に聞こえた声に、春美の魂が抜け落ちそうになった。工藤くんだった。彼は、いつからそこにいたのだろう。洗面台の前で、鏡に映る自分を見ながら、何気なくそう言ったのだ。その声には、からかうような色も、軽蔑のような色もない。ただ、純粋な驚きが込められているだけなのに、春美には悪魔の囁きに聞こえた。自分の、あの汚らわしい音を、彼に聞かれてしまった。泣きそうなほどの羞恥と、それが裏返しになった異常な興奮が、頭の中で混濁する。

「ひっ……!」

慌てて尿意を止めようとするが、身体はもう言うことを聞かない。残尿がぴちゃぴちゃと音を立てて、さらに太腿を濡らしていく。工藤くんは何も言わずに、ただ水を流してその場を去っていった。彼が去った後も、春美はその場に崩れ落ちるように座り込んでいた。下着は、おしっこと愛液が混ざり合って、もうぐっしょりと濡れ返っている。そのじっとりとした感触が、歩くたびに股間に刺激を与え、忘れかけていた快感を再び呼び覚ます。

教室に戻っても、その感覚は消えない。ズボンの生地が濡れたパンツに押し付けられ、恥丘がこすれるたびに、くすぐったい熱が背筋を駆け上る。授業の内容は全く頭に入らない。春美の視線は、勝手に工藤くんの席に吸い寄せられていく。彼がボールペンをくわえる仕草、首をかしげる横顔、無邪気に伸びをするその姿。すべてが、春美の中でエロティックな映像に変換されていく。先ほどトイレで聞いたあの音、彼の無邪気な一言。それらが繰り返し再生され、蜜壺は再び疼き始め、新しい愛液が染み出してくるのを感じていた。

「春美、なんだかその様子、燃えてる?」

授業の合間、隣の席のさくらがにやりと近づいてきて囁いた。その鋭い指摘に、春美はビクッと肩を震わせる。

「な、何も……」

「ふーん。でもさ、ずっと工藤くんの方見てたけど、彼、何か面白いことでもした?」

「ち、違うから……!」

「あはは、照れてる。まさか、工藤くんのせいで、頭の中が真っ白になってるとか?」

さくらの言葉が、春美の秘密をえぐり出すように鋭い。顔がカッと熱くなるのを隠せない。その反応を見て、さくらの目がさらに輝いた。

「やっぱり! そうだよな! 工藤くんの前で、何かあったんでしょ? トイレで。ねえ、教えてよ。何があったの」

「さくらちゃん、やめて……」

「なんでよ。友達でしょ? 工藤くんのこと、そういう目で見ちゃうから、身体がおかしくなっちゃうんでしょ?」

「あっ……!」

さくらの言葉が、的確に春美の核心を突いた。もう隠せない。この興奮、この湿り、この恥ずかしさ。すべてが、工藤くんへの想いから来ているのだ。さくらにからかわれているという状況自体が、さらなる背徳感を生み出し、股間の熱をさらに高めていく。どうしよう、もう、おかしくなっちゃう。

放課後のチャイムが鳴り響く。春美は誰にも告げずに、人目を忍んで再びトイレに向かった。今度は、一番奥の、誰も使わない個室に。ドアに鍵をかけ、その背中に預れば、全身の力が抜けていく。もう限界だった。スカートをめくり、濡れそぼったパンツを指でずらす。指先が、自らの秘部の熱と濡れに触れる。びくびくと脈打つ陰唇は、すでに愛液でぬるぬるに濡れ、指先を拒むことなく受け入れる。

「んっ……あ……」

震える指で、自分自身を愛撫する。クリトリスをそっとこすり、甘い痺れが全身を走る。もう、いいよ。すべてを忘れて。目を閉じ、工藤くんを思い浮かべる。あの透明なガラスの向こう側のペニス。あの太く、逞しい形。あれが、今、自分の中を……。想像だけで、腰が勝手にくねる。

「んぐっ……ああ……諒太……くん……」

つい、名前を呼んでしまう。指の動きを速める。くちゅっ、くちゅっ、と下品な音が静かな個室に響く。それは、自分の欲望の音だ。恥ずかしいけれど、止められない。もう、いいの。汚されてもいいの。工藤くんの、あの無邪気な視線に、この淫らな姿を全部見せてしまいたい。

「んんっ……! だめ……見て……見られてる……!」

妄想がエスカレートする。工藤くんが、この個室のドアを開けて、自分のしていることを目撃する。その驚いた瞳が、自分の指先、自分の濡れた股間をじっと見つめている。その想像だけで、春美の頭の中が真っ白になる。

「ああっ……! いや……でも……!」

「諒太……くん……諒太……くんの……あの中……入れて……入れてほしい……んぐっ……!」

理性が完全に溶け出す。もはや、彼のものじゃなくてはダメだ。指を、自分の膣内にねじ込む。ぬるりとした熱に包まれ、指が吸い込まれていく。膣内の壁が、欲望に応えてきゅうと締め付ける。

「あっ、あああっ……! いく……いっちゃう……!」

指を激しく動かし、クリトリスをもう一度強くつまむ。それが引き金となり、春美の全身に電流が走る。蕩けさせるような快感が波のように押し寄せ、腰を何度も何度も痙攣させる。意識が遠のく中、最後に見たのは、工藤くんの微笑んだ顔だった。

「……ああ……」

息を切らし、春美は便器の蓋に額を突っ伏す。指先には、自分の愛液と残尿が混ざり合った、生々しい匂いがついている。その匂いを嗅いで、春美はまた、一つの罪悪感と満足感に満たされるのを感じた。

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AIが紡ぐ大人の官能短編『妄想ノベル』案内人です

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