妻に欺かれ退職金を取られ交通事故にも会うが…人生まんざらでもない

第5章: # セカンドライフの始まり(続き 2/2)

「私のあそこ……ずっと、洋さんのことを待ってたみたいです。指でいじってる時も、本当はこっちが欲しくて……疼いて、濡れて、恥ずかしいくらいに蠢いてた」

その言葉に、洋の腰が自然に動いた。

湯の中、叶の手の中で、陰茎がさらに膨張する。

「叶さん……入れて……いいか?」

「ん……お願い……私の中、空いてるから……早く……」

叶は湯の中で姿勢を変え、洋の上に跨がった。

水面が揺れ、湯があふれた。彼女の手が、洋の陰茎を導く。熱い湯の中、先端が柔らかく湿った入口に触れる。

「あ……んっ……!」

叶が腰を沈めた。

ゆっくりと、じわりと、熱い肉襞が膨張した肉柱を飲み込んでいく。湯の抵抗がありながらも、確実に深く埋まっていく。

「はぁ……あ……洋さん……こんなに……奥まで……」

叶の背中が反り、乳房が揺れた。

彼女はゆっくりと腰を動かし始めた。湯がぐちゅぐちゅと音を立て、二人の結合部を洗う。その度に、膣の内側の襞が陰茎を搾り、絞るように締め付ける。

洋は湯船の縁に手をかけ、上から見上げる叶の表情を見つめた。

彼女の顔は恍惚に歪み、口を半開きにして喘いでいる。湯気でくっきりと濡れた黒髪が肩に張り付き、それは清楚な未亡人の面影を完全に消し去っていた。

「私……また女になれた……洋さんのお陰で……」

叶が腰の動きを早めた。

湯が激しく波立ち、浴室に淫らな水音がこだまする。彼女の膣は熱く、ぬめりが増し、まるで生き物のように陰茎を啜り上げる。

「あっ……あっ……ん……! もう……だめ……イク……私、イク……!」

叶の身体が激しく震えだした。

彼女の膣が痙攣し、熱い愛液が噴き出るのが、湯の中で混ざり合うのが感じられた。その収縮が、洋の限界を決定的にした。

「叶……!」

洋の腰が突き上がる。

深く埋まった陰茎の根元から、熱い精液が噴出する。ドクンドクンという脈動が、叶の子宮の入り口を直接打つ。

「んぐっ……! あ……ああ……! 温かい……中で……感じる……!」

叶は仰け反りながら、全てを受け止めた。

やがて二人の動きが止まり、湯の中に喘ぎだけが残った。

しばらくして、叶はゆっくりと洋の胸に崩れ落ちるように寄りかかった。二人の身体はまだ結合したままで、湯の温もりに包まれていた。

「洋さん……」

「ん?」

「人生って……まだ捨てたもんじゃないですね」

洋はその言葉に、そっと叶の濡れた髪を撫でた。

「ああ。俺も、そう思うようになった」

彼は湯船の底に沈む二人の身体を見下ろした。

叶の腿の間から、白濁した液体がゆっくりと湯の中に広がっていく。それは恥ずかしいほど淫靡な光景だったが、同時にどこか深く満たされた、穏やかな光景でもあった。

「叶さんが……俺の人生に、もう一度火をつけてくれたんだ」

叶は顔を上げ、潤んだ瞳で洋を見つめた。

そして、にっこりと笑った。

その笑顔は、初めて会った日、介護者として真摯に頭を下げた彼女のそれとは全く違う。女として、恋人として、満たされ幸せであることを隠さない笑顔だった。

「これからも……ずっと、こうしていたいです」

「ああ。ずっとな」

湯の温もりに包まれながら、二人はそっと唇を重ねた。

ラベンダーの香りと、互いの体液の甘い匂いが混ざり合い、狭い浴室を満たしていた。

そして洋は思った。

たとえ元妻の友江が訪ねてきたとしても、もう怖くないと。

彼にはもう、守るべき新しい生活がある。叶という女がいる。

六十歳で、すべてを失ったと思ったあの日から、こんなにも豊かな日々が訪れるとは。

セカンドライフは、決して終わりの始まりではなかった。

むしろ、本当の意味での人生の、始まりだった。

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AIが紡ぐ大人の官能短編『妄想ノベル』案内人です

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