第七章「バイブと通学」
朝、目が覚めてすぐに感じたのは、膣の奥のじんじんとした疼きだった。
まるで、身体の一部になってしまったみたいに、昨夜のバイブの形が、感触ごと残っていた。
私は起きて、シャワーを浴びて、鏡の前に立った。
顔はいつものように整っていて、どこからどう見てもただの清楚な大学生。
でも、脚を開いて見下ろせば、その間の膣は、欲を覚えた女の口をしていた。
「……今日は、入れて行く」
決めた。
今日は、バイブを挿れたまま、家を出る。
リモコン付きのタイプだから、出先でも振動を操作できる。
パンティの代わりに膣が玩具を咥えている。
それだけで、私は“普通の通学”という仮面の裏で、どうしようもない興奮に震えていた。
バイブをローションでたっぷり濡らし、ベッドの上で膣に押し込む。
「んんっ、ふぁ……っ♡ は……ぃ、入った……」
くちゅくちゅと音を立てて、自分の中がまた異物を受け入れていく。
お腹の下に重みが走り、膣口が密閉される感覚に、思わず太ももが震えた。
リモコンをポケットに忍ばせて、ショーツを穿き、その上からスカートを整える。
制服じゃなく、大学の私服だけど――そのスカートの奥で、私の身体は玩具を咥えていた。
階段を降りるとき、太ももを閉じるとバイブがぐりっと奥に押し込まれて、
思わず「ひっ……」と小さく声が漏れた。
外はいつも通りの朝。
でも、私にとっては、すべてが淫靡だった。
駅までの道。人通り。すれ違う学生。
誰も、私の股間にバイブが挿入されているなんて気づかない。
電車が来る直前、私はこっそりリモコンのスイッチを押した。
ブルッ……!
「っ、くぅっ……!!♡」
一瞬、膣が跳ねた。
膣内で咥えているバイブが小刻みに震え、内壁を撫でていく。
電車の騒音に紛れて、私はかろうじて声を噛み殺した。
乗車。
押し込まれるように車内へ。背中から人の体温が押し寄せ、私の股間ではバイブが振動している。
「は……んっ……♡」
太ももを閉じて、押し当てる。
振動が膣口に伝わって、体の奥が反応する。
クリトリスがうずく。乳首がスカートの下で立ってきた。
目の前の窓に映る、自分の顔。
普通の顔。だけど、私は今――イキそうになってる。
駅に着き、大学に到着。
講義室へ向かう。
着席。スカートを整える。周囲には友達もいる。
だけど、私だけが――
今、股の奥で、バイブを咥えてる。
「……はぁ……♡」
私は机の下で、ポケットの中に指を忍ばせ、リモコンのスイッチをまた押した。
ビィィィィ……ッ!
「んっ!!」
全身が震えた。
教室のざわつきの中で、私は声を出すのを必死でこらえた。
でも、膣がバイブをぎゅぅっと締めつけて、逃がしてくれない。
振動が深部を揺らし、また浅い絶頂が迫ってくる。
「……イ、き……そう……♡」
私の瞳からうっすらと涙がにじむ。
誰にも気づかれないように、机に顔を伏せて、筆箱を開くフリをしながら肩を震わせた。
バイブが震え、膣が痙攣する。
ジワリとあふれ出す蜜がショーツを濡らし、じっとりと座面に染み込んでいく。
「っ、く……あ、ああ……♡♡」
声は出さなかったけど、私は明確にイッた。
震えながら、絶頂の波に全身を飲み込まれていた。
講義中、私は何度も微振動を断続的に繰り返した。
そのたびに、じんわり濡れて、くちゅくちゅと密かに音がしていた。
私の中はもう、バイブを“道具”としてではなく、“一部”として扱っていた。
帰宅して、膣からそれを引き抜いたとき――
びゅるん、といやらしい音とともに、混ざった愛液がぽたぽたと垂れた。
私は、鏡の前でそれを見ながら、微笑んでいた。
「……これが、私の通学」
もう、普通の女子大生じゃない。
私は、変態の道を、誇らしく歩いていた。
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