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お父さんみたいに、抱きしめて

シニア官能 / 人妻/主婦 全3章 約21分で読了(10,111字) 短編 2025年11月14日

あらすじ

引っ越しの手伝いを縁で、慎一はシングルマザーの舞とその娘・由紀と親しくなる。舞は物怖じしないボディタッチで慎一に近づき、その加齢臭さえ「お父さんを思い出して安心する」と鼻をくすぐる。彼女の無垢な眼差しと甘える声に、慎一の枯れた心がざわめき、忘れていた男性としての本能が静かに、しかし確かに目覚め始める。

第1章 おじさんの匂い、安心するの

第1章のシーン

第1章: おじさんの匂い、安心するの

五月の陽光が、まだ開けっぱなしの窓から白く射し込み、埃の舞う室内にじっとりと汗ばんだ空気を満たしていた。渡辺慎一は、自分の年齢を思い知るような重いダンボール箱を腰の辺りで支えながら、息を切らしていた。六十三歳という歳には、若い頃のような無茶はきかない。背中には汗のじっとりとした膜が張り、無地の綿シャツは肌に張り付いて不快なほどの熱をこもらせている。引っ越しの手伝いを申し出たのは、たまたま隣のアパートに越してきたという若い女性、佐伯舞が一人で荷物を運ぶ姿を見かけて、放っておけなかったからだ。彼女が頼りなさげにこぼした「おじさん、もしよかったら少し手伝っていただけませんか」という声に、抗う理由はどこにもなかった。そう、彼女は自分を「おじさん」と呼んだ。最初は少しだけ胸に刺さるようなものがあったが、その無垢な眼差しと、申し訳なさそうに首をかしげる仕草に、すぐに許してしまった。

「慎さん、大丈夫ですか?無理しないでくださいね、こっちは軽いから」

その声が背後から響き、慎一は振り返った。佐伯舞は、長くウェーブのかかった栗色の髪を首筋でひとつに縛り、Tシャツの袖が腕を上げるたびに滑り落ちて、汗で濡れた白い脇の下をちらりと見せている。彼女の身体は、スレンダーでありながら、出産を経験した女ならではの柔らかな曲線を帯びていて、動くたびにその豊かな尻がジーンズの生地の上で魅力的に揺れた。その姿に、慎一はふと、自分の枯れた心臓がざわめくのを感じた。久しく感じていなかった、まるで乾いた地面が雨を待ちわびるような、そんな渇きが。彼女の大きなヘーゼル色の瞳は、汗で少し潤んで見え、その視線が自分に注がれるだけで、老いた体の芯からじんわりと熱が込み上げてくるようだった。

「ああ、大丈夫だ。お前さんの方が大変だろう。子供さんは?」

「由紀はお絵描きしてる。ほら、あそこ」

舞が指差す隅には、五歳になる娘の由紀が、キャラクターもののTシャツを着て、床に広げった画用紙に夢中になっていた。小柄な彼女は、時々こちらをちらちらと見ては、すぐに視線を逸らす。人見知りするらしいが、母親である舞の言うことには素直に従う、可愛らしい子だ。そんな母と子の姿が、慎一の孤独な日常にはない温かさを放っていて、胸が温かくなるような、そして同時にどこか切ないような気持ちにさせられた。

「おじさんみたいな人、大好きなんです」

突然、舞がそう言った。ダンボールを重ねていた慎一の隣に、ぴたりと寄ってきて言った。彼女の甘い、でも汗で少し塩辛い匂いが鼻をつく。その距離の近さに、慎一は心臓がどきりと音を立てたのを隠せない。

「え、そうか」

「はい。なんだか、すごく安心するんです。うちの父さんも、こんな感じでしたから」

そう言って、舞は慎一の腕にそっと自分の腕を絡ませた。その柔らかく、温かい肌の感触に、慎一は息を呑んだ。若い女の肌は、こうも滑らかで、弾力があるものなのか。妻に死なれてから十年、他人の女と肌を触れ合わせることなどなかった自分にとって、その感触はあまりにも鮮烈で、忘れていた欲望の火種に、油を注がれたような衝撃だった。彼女は無垢だ。その眼差しには、下心や計算といったものは一切見えない。ただ純粋に、父親を懐かしむように、自分に甘えてきているだけなのだ。そう分かっていながら、慎一の体は勝手に反応してしまう。絡められた腕から伝わる熱が、血管を伝って全身に駆け巡り、股間がじりじりと疼き始めるのを感じた。

「お父さん…か」

「はい。早く亡くなっちゃったけど、優しい人でした。慎さんに、ちょっと似てるかも」

舞は顔を慎一の肩に寄せ、深く息を吸い込んだ。その瞬間、慎一は自分の体の匂いを意識してしまって固くなった。汗と、加齢と、そして少しの洗剤の匂いが混ざり合った、決して快いとは言えない「おじさん」の匂い。若い女に嗅がれるようなものではない。羞恥と嫌悪がこみ上げてくるが、次の瞬間、舞の言葉がそれを粉々に打ち砕いた。

「……この匂い、お父さんの匂いに似てる。安心するの」

なんだ、というのだ。この老いた男の、汗で蒸れたような体臭を。彼女は小首をかしげ、本当に安心したような表情で、慎一の胸に顔をうずめた。その栗色の髪が、顎にちくちくと触れる。その仕草はあまりにも無防備で、だからこそ、慎一の心の鎧を容赦なく剥がしていく。これは誘惑なのか。それとも、ただの無垢な甘えなのか。判断がつかない。ただ確実に言えるのは、自分の体が、この若い母親の無垢な求めに、喜びで応えようとしているということだ。彼女の吐息が、シャツの生地を通して胸の皮膚に温かく伝わり、その熱が胸の奥でじくじくと疼かせる。抑え込んできた、男としての本能が、静かに、しかし確かに目覚め始めていた。まるで冬眠から覚めた熊のように、長い飢えの後に、目の前に現れた温かい獲物を見つめるような、そんな原始的な眼差しで、慎一は舞の頭を無意識に撫でていた。その指先に伝わる、髪の柔らかさと、彼女の体温。この夜、二人の間に何かが起こる予感が、部屋に満ちる汗の匂いと混じり合って、濃密に立ち込めていくのを感じていた。

第2章 疼く穴を、おじさんで満たして

第2章のシーン

第2章: 疼く穴を、おじさんで満たして

引っ越しの作業が終わりを告げた時、五月の陽光はすっかりオレンジ色に染まり、部屋には影が長く伸びていた。ダンボールの山が片隅に積まれ、生活の匂いがまだ定着しない空間に、二人の汗の匂いと、微かな緊張が漂っていた。慎一はTシャツの袖で額の汗を拭いながら、何と言ってこの場を去ればいいのか、逡巡していた。舞の無垢な甘えは、自分の老いた体に危険な火を灯してしまった。その火は、今も股間の奥で静かに、しかし執拗に燃え続けている。去るべきだ、そう理性は叫んでいた。しかし、その足は鉛のように重く、動かなかった。

「慎さん、本当にお疲れ様でした。私、一人じゃあと何日もかかってたところ…」

舞がそう言って、慎一の前に屈み、床に置いたペットボトルのお茶を一本、差し出した。その時、彼女のTシャツの襟が広がり、柔らく白い乳房の谷間と、淡いピンクのブラのストラップがちらりと視界に入った。慎一は息を飲み、慌てて視線を逸らしたが、その一瞬の光景が網膜に焼き付き、股間の疼きをさらに激しくさせた。彼女はその無防備な姿に気づいていないのか、あるいは気づいているが気にしないのか、素直な笑みを浮かべて立ち上がる。

「せっかくだから、上がってお茶でも飲んでいきませんか?由紀ももうすぐお迎えの時間なんだけど、その前に休んでいって。お礼したいんです」

その言葉は、丁寧な招待だったが、慎一には甘い罠の響きに聞こえた。断るべきだ。断らなければ、取り返しのつかないことになる。そう自分に言い聞かせたが、口から出た言葉は、予期せぬ承諾だった。

「…じゃあ、悪いが、少しだけな」

舞のアパートは、慎一の住む殺風景なワンルームとは違っていた。小さなながらもリビングとキッチンが分かれ、ソファの上には子供のぬいぐるみが転がり、テーブルにはクレヨンと画用紙が散らばっている。それは、生きた生活の温かさが詰まった空間だった。慎一がソファに腰を下ろすと、舞はキッチンでお茶を入れている。その背中を見ているだけで、胸が締め付けられるような、甘ったるい感情が込み上げてくる。久しく感じていなかった、家庭というものへの憧れと、それを手に入れるにはもう遅いという焦燥感。

「はい、どうぞ」

舞がお茶を二つ、テーブルに置いた。そして、慎一の隣ではなく、彼の膝のすぐそばに、ぴったりと寄り添うように座った。その距離に、慎一の心臓が暴走した。彼女の体から放たれる、石鹸と汗と、そして何より女の蜜の甘い匂いが、慎一の嗅覚を直接刺激した。彼女は何も言わない。ただ、慎一の腕にそっと頭を乗せて、目を閉じた。その仕草は、まるで懐き方を知らない小動物のようで、慎一の心の最も柔らかな部分をくすぐった。

「慎さん…」

か細い声が、慎一の耳元で響いた。

「私、寂しいの」

その言葉が、最後の一滴だった。慎一の中で何かがぷつりと切れる音がした。理性、道徳、年相応の分別という名の鎖が、音を立てて崩れ落ちた。彼はゆっくりと、舞の肩を抱き寄せた。その瞬間、舞はまるで待っていたかのように、顔を上げて慎一の唇を奪った。若く、柔らかく、そして甘い唇。その舌は、躊躇いなく慎一の口内に滑り込み、十年ぶりに女を感じた自分の舌と絡み合った。くちゅっ、と、少し下品な音が二人の唇の間から漏れ、それがさらに興奮を煽った。彼女の唾液は、甘くて温かく、慎一の渇いた喉を潤した。

「はぁん…慎さん…」

舞は唇を離し、息を切らして呟いた。その瞳は潤い、顔は紅潮し、もはや父親を思う娘の顔ではなかった。それは、雄を求める雌の顔だった。彼女は自らのTシャツの裾を掴み、一気に頭上から引き剥がした。汗で濡れた肌が、部屋の淡い照明に照らされて、白く輝いた。そして、彼女は自分の胸を覆うブラを、手慣れた様子で外した。ふっくらと柔らかな乳房が、重力に逆らうように弾み、先端のピンク色の乳首は、すでに硬く勃起して立っていた。慎一は、その若く完璧な肉体を前に、ただ息を呑むことしかできなかった。老いた自分の体と、あまりにも対照的な、生命の輝きそのものだった。

「見て、慎さん…これが、私の体なんです」

舞はそう言って、自分の乳房を両手で掬い上げるように持ち上げ、慎一の目の前に晒した。その献身的な態度に、慎一は羞恥と、そして底知れぬ征服感に打ち震えた。彼は遠慮なく、その乳房に貪りついた。柔らかく、温かく、そして乳首を舌で弄ぶと、舞は甘い声で喘いだ。

「あっ…んっ、いい…そこ、もっと…」

慎一は片方の手で、もう片方の乳房を揉みしだきながら、もう片方の乳首を歯で軽く噛んだ。くちゅっ、という音を立てて唾液で濡らし、指で引っ張ってみる。舞の体はビクンと痙攣し、彼女の股間からは、さらに濃密な蜜の匂いが立ち上ってくるのがわかった。彼女はもう、我慢の限界に来ている。舞は慎一を押し倒し、今度は自分が上に乗った。そして、彼の目の前で、ゆっくりとジーンズのボタンを外した。ジッパーが下りる音が、静かな部屋に不気味に響く。彼女はジーンズとパンティを一緒に、ずるりと引き下ろした。

そこに現れたのは、まだ誰にも知られていない、若く、濡れた性器だった。栗色の柔らかな陰毛に覆われた丘の間から、ぴんと張った陰唇が顔を覗かせ、その中央の裂け目は、愛液で黒々と濡れて、疼くように開きかけていた。甘酸っぱい、濃厚な匂いが慎一の鼻孔を突き、彼の脳を麻痺させた。それは、妻のものとは全く違う、若々しく、そして生々しい欲望の匂いだった。

「これ…見てください…慎さん…私、ここが、疼いてるの…」

舞は恥じらうように顔を赤らめながらも、自らの指でその陰唇を左右に広げ、内部のピンク色の粘膜と、吸い付くような穴の入り口を晒した。ぐちゅっ、と、指を動かすたびに愛液が音を立てる。その無防備で、あまりにも淫靡な光景に、慎一の最後の理性も完全に溶け去った。彼は獲物を前にした獣のように、舞の股間に顔を埋めた。その熱と匂いと、そして味。彼は舌を突き出し、その疼く穴を嘗め回した。

「ひゃっん!あ、あぁん!」

舞の甲高い悲鳴が部屋に響き渡った。慎一の舌が、クリトリスを舐め上げ、膣の入り口をぐりぐりと抉ると、彼女の体は弓なりに反り返り、腰が勝手に動き始めた。彼女の愛液は、慎一の顔全体を濡らし、その味は彼をさらに狂わせた。彼はもう我慢できなかった。自分の裤子を乱暴に引き下ろし、十年ぶりに女の前で晒した自分の肉棒を、彼女の濡れた穴の入り口に押し当てた。

「入るからな…舞…」

「はい…ください…あなたの、おじさんの、熱いのを…私の中に…」

その許可が、合図だった。慎一は腰をゆっくりと、しかし確実に沈ませていった。ずぶずぶ、と、老いた肉棒が、若く濡れた膣壁に貪られていく感触。熱く、滑らかで、そして彼女の膣は、まるで自分を拒絶しながらも同時に引き込むかのように、きつく締め付けてくる。くゅっ、という音とともに、彼の体は完全に彼女の中に沈み込んだ。

「あぁああ…!はぁん…入った…慎さんが、私の中に…」

舞は恍惚の表情で呟き、自分の乳房を揉みしだき始めた。慎一は、その若い肉体に自分の老いた体を同化させるかのように、激しく腰を打ち付け始めた。ぎちぎち、という肉と肉がぶつかる音が、部屋に規則正しく響く。彼女の膣は、彼の動きに合わせて蠕動し、まるで生き物のように彼の肉棒を嘗め、締め付け、搾り取ろうとしていた。久しぶりの快感に、慎一は意識が飛びそうになるほどだった。彼は舞の足を肩に乗せ、さらに深く、子宮の入り口を突くような角度で突き上げた。

「ひぃっ!あああっ!そこ!いい、いいのぉ!もっと、もっと激しく!」

舞の声は、もはや理性を失った雌の叫びだった。彼女の指は慎一の背中を引っ掻き、彼の名を呼び続ける。慎一は、その叫びを糧に、獣のように彼女を責め立てた。汗が滴り、二人の体は愛液と汗でテカテカに輝き、部屋には濃密な性の匂いが充満した。やがて、慎一は背筋に熱いものが駆け上るのを感じた。

「出す、舞…中に出す…」

「はい!ください!私の中に、全部、お願いします!」

その懇願とともに、慎一の体は痙攣し、熱い濃い精液が、舞の膣奥に何度も、何度も打ち込まれた。びゅるびゅる、という射精の音とともに、舞もまた、全身を震わせて絶頂に達した。ぐちゅぐちゅ、と、精液と愛液が混じり合った音が、二人の結合部から聞こえる。

激しい動きが止み、部屋には二人の荒い息遣いだけが残った。慎一は舞の上に崩れ落ちるように倒れ込み、彼女の汗で濡れた髪を嗅いだ。彼女の体はまだぴくりぴくりと痙攣しており、膣は彼の肉棒を離そうとしなかった。満たされた充足感と、若い女を完全に自分のものにしたという征服感。そして、何より舞の体から伝わる、信頼と依存の温かさ。慎一は、この夜、自分が取り返しのつかない罪を犯したことを理解しながらも、その腕の中で、深い、深い満足に沈んでいった。

第3章 朝も、夜も、慎さんのもの

第3章のシーン

第3章: 朝も、夜も、慎さんのもの

意識が浮上するのと同時に、罪悪感の粘ついた膜が全身を覆い、隣で眠る舞の温もりと、昨夜の激しい情事の生々しい匂いが、老いた男の理性を静かに、しかし確実に締め上げていくのを感じた。慎一はゆっくりと瞼を開けた。五月の朝の光が、カーテンの隙間から細い筋となって差し込み、舞の寝顔を白く照らし出していた。その栗色の髪は枕に散らばり、少し開いた唇からは、甘くて温かい吐息が絶え間なく漏れている。一晩を共に過ごした女の寝顔を、こんなに間近で見るのは、死んだ妻以来だ。その無防備な美しさに、胸が締め付けられるが、同時に、この体に何をしたのかという自己嫌悪が、胃の底でどろりと重くなっていた。自分は六十三歳。彼女は二十七歳。そして、あの部屋には五歳の娘がいる。断り続けるべきだった、そう分かっていながら、自分はこの若い肉体の熱に溺れ、獣のように彼女を貪り、自分のものとしてしまったのだ。慎一はそっと身を起こそうとしたが、その瞬間、舞がぐっと彼の腕にしがみついてきた。

「…ん、慎さん?」

眠気ぼんやりとした声が、彼の胸元で響く。その声には、昨夜の淫らな喘ぎとは全く異なる、子犬のような無垢さが混じっていた。

「…ごめん、起こしちゃったか」

「ううん…。起きたくない。このまま、ずっと一緒にいたい」

舞は顔を慎一の胸に埋め、鼻をくすぐるように深く息を吸った。その仕草に、慎一は固くなる。彼女は、自分の体から立ち上る、汗と精液と、そして加齢の匂いが混じり合った、決して芳しいとは言えない匂いを嗅いでいる。そして、その表情は、嫌悪ではなく、むしろ安堵と満足に満ちているのだ。

「…慎さんの匂いがする。私の体の中も、まだ慎さんの匂いでいっぱい」

そう呟きながら、舞の片手が、そっと慎一の股間へと滑り込んでいく。その指先が、まだ寝ている自分の肉棒に触れた瞬間、ぬるりとした感触とともに、遅ればせながら欲望が目覚めていく。彼女は握ったり、こすったりはしない。ただ、そっと、自分のものだと確認するように、その温かさと硬さを掌に包み込んだ。

「…また、大きくなってる。私のこと、求めてるんでしょ?」

その言葉は、問いかけではなく、断定だった。彼女の性器は、もう彼の匂いを覚え、彼の肉を求めてひくつき始めている。一夜の情事で、この若い母親の体は、完全に自分のものに刻み込まれてしまったのだ。その事実が、慎一に罪悪感と同時に、底知れぬ支配欲と幸福感を与える。彼はもう、逃げられない。

その時、隣の部屋から小さな声が聞こえた。

「ママ、おはよう…」

由紀だった。その声に、慎一の体はびくりと跳ねた。現実が、目の前に突きつけられる。舞は、彼の腕から離れるそぶりも見せずに、こちらを向いて微笑んだ。

「おはよう、由紀。ママはここにいるよ」

由紀が眠たげな目でこくりこくりとしながらリビングに入ってきて、その瞬間、固まった。ベッドの上で、見知らぬおじさんに抱きつかれている母親の姿を見て、大きな黒い瞳に驚きと不安が浮かんだ。

「…ママ、そのおじさん、だれ…?」

舞は、由紀を自分の方に招き寄せると、慎一の腕に依然としてしがみついたまま、娘の髪を優しく撫でた。

「由紀に紹介するね。こちらは、慎さんっていうの。ママの、とっても大切な人」

その言葉に、慎一は息をのんだ。大切な人。そんな軽々しい言葉で、自分とこの一夜の関係を定義するのか。しかし、由紀は不思議そうな顔で慎一を見つめていたが、母親が平然としているのを見て、恐怖心は薄らいでいったようだ。舞はさらに、由紀の手を取って、慎一の頬にそっと触れさせた。

「ほら、慎さん、優しいでしょ?大丈夫だよ」

その無垢な行為が、慎一の心をえぐる。これは一体、何なんだ。この歪で、甘美で、そして断ち切れない関係は。彼は罪悪感に顔をしかめながらも、由紀の小さな手のぬくもりに、抗いがたい幸福感を感じてしまう自分がいた。自分は、この母と子の日常に、深く、深く侵入してしまったのだ。

朝食は、奇妙な調和の中で済ませられた。舞は何事もなかったかのように、慎一のために味噌汁を作り、焼き魚をよそった。由紀は最初は慎一を警戒していたが、舞が「慎さん、おいしいって言ってるよ」と慎一のおかずを取って食べる姿を見て、少しずつ心を開いていった。慎一は、そんな母と子の姿をテーブルの向こう側に見ながら、自分がこの家庭の一員になったかのような、幻想に浸っていた。この幸福感は、禁断の毒だった。味わえば味わうほど、体の芯から侵食されていく。

「由紀、保育園の時間だよ。早く準備して」

舞がそう言うと、由紀は「いやだ、もっとおじさんと遊びたい」と駄々をこねた。その言葉に、慎一の胸が熱くなる。おじさん、と。昨夜まで、自分を女として求めていた彼女が、今朝には、娘の前で「おじさん」という言葉を使い、自分を家族の枠組みに引き込もうとしている。その計算し尽くされた、あるいは無垢なまでの策略に、慎一は完全に屈服しかけていた。

由紀を送り出し、アパートのドアが閉まった瞬間、部屋の空気がまた変わった。朝の穏やかな空気は一瞬で蒸発し、濃密で粘ついた欲望の雰囲気が再び二人を包み込んだ。舞は背後から慎一に抱きつき、その顔を彼の背中に押し付けた。

「…やっと、二人きりになれた」

その声は、もはや甘えだけではない。渇望だった。

「私、朝からずっと、我慢してたの。由紀の前で、慎さんを抱きしめるのも、キスするのも。全部、我慢してた」

彼女の手が、再び慎一の股間を探り、今度は大胆に、裤子の上からその硬さを握りしめた。

「私、もう我慢できない。慎さん、私の中に入って。今すぐ」

彼女は慎一をソファに押し倒し、自らスカートをまくり上げた。昨夜、自分が貫いたあの穴が、もう一度、彼の目の前に現れた。パンティは穿いていない。朝の光を浴びて、ぬらりと濡れた陰唇が、昨夜の激しさを物語るように少し赤く腫れ、愛液が糸を引いていた。ぐちゅっ、と、彼女が指で自分の陰裂をなぞると、さらに濃い蜜が溢れ出す。

「見て…こんなに、慎さんを待ってたの。昨夜の、慎さんの熱いお汁が、まだ中に残ってるのに…また、出ちゃう…」

その言葉は、慎一の最後の理性を完全に破壊した。彼は獲物に食いつく獣のように、舞の股間に顔を埋めた。まだ彼の精液が残っているであろう、その穴の奥深くまで舌を突き込み、昨夜の自分の匂いと、彼女の新鮮な蜜の味を嘗め尽くした。

「ひゃっ…!あぁん!慎さん…!そこ、汚いよぉ…!」

「汚いのか?お前のこの穴は、俺のものだ。俺がどうしてもいい」

慎一は、彼女のクリトリスを唇で強く吸い上げ、舌で執拗に弄んだ。ぴくりぴくりと、舞の膣が反応し、彼女の腰が激しく跳ねる。彼女はもう、何も言えない。ただ、甲高い声を上げながら、快感に溺れていくだけだった。慎一は自分の裤子をずり下ろし、先端からうっかりと零れそうなほどに硬くなった肉棒を、彼女の濡れた裂け目にゴツンと押し当てた。

「舞、今度はお前の番だ。自分から、俺のものをしゃぶれ」

その命令に、舞は恍惚の表情で頷くと、四つん這いになり、慎一の股間に顔をうずめた。そして、彼女の小さな舌が、じゅるりと、肉棒の根元から亀頭までを舐め上げていく。その舌先は、まるで初めてのお菓子を味わうかのように、慎重に、そして貪欲に動いた。くちゅっ、と、彼女が肉棒を口に含み、奥まで咥え込むと、その温かくて濡れた口腔が、慎一の脳を直撃した。

「…うぐ…んっ…じゅるじゅる…」

舞は経験豊かだった。舌で裏筋をなぞり、手で玉袋を優しく揉みしだきながら、リズミカルに腰を動かして彼を奉仕する。その献身的な姿に、慎一は征服感と愛情が入り混じった、複雑な感情で胸がいっぱいになった。もう我慢の限界だ。彼は舞の頭を押さえつけ、喉の奥まで自分の肉棒を突き刺した。ずぶずぶ、と、唾液と愛液が混じり合った下品な音が響く。

「んぐっ!…はぁん…!」

舞は少しむせるが、それを拒絶しない。むしろ、その暴力的な行為に喜びを感じているかのように、彼の股間をより一層激しく愛でる。やがて、慎一は彼女を放すと、今度は彼女をソファの背もたれに押し付け、足を大きく開かせた。そこには、完全に欲望で開ききった、彼女のすべてが晒されていた。

「今度は、子宮の奥まで俺の印を刻んでやる」

慎一は、彼女の足を自分の肩に乗せ、まっすぐに立ち上がった肉棒を、そのぬめった穴の入り口に、ゆっくりと、しかし容赦なく押し込んでいった。ずぶっ、という鈍い音とともに、肉棒は根元まで、彼女の膣内に飲み込まれた。

「あああああっ!入った!慎さんの、熱いのが…私の全部を、満たしてるっ!」

舞の叫びは、もはや快楽の雄叫びだった。慎一は、彼女の若く柔らかな体を抱きしめ、獣のように激しく腰を打ち付けた。ぎちぎち、ぎちぎち、という肉の衝突音が部屋に響き渡り、二人の体は汗と愛液で輝き、部屋には濃厚な性の匂いが充満した。彼女の膣は、昨日の記憶を覚えているかのように、彼の肉棒をきつく、きつく締め付け、蠕動させながら搾り取ろうとする。それはもはや、ただの性交ではない。お互いの所有権を確認し、相手を自分の体に刻み込むための、原始的な儀式だった。

「私のものだよ、舞…この膣も、この子宮も、全部俺のものだ」

「はいっ!…ああん!慎さんのものだけ…!他の誰にも渡さないから…!もっと、もっと深く突いて!私を、慎さんの赤ちゃんが欲しくなるくらいに…!」

その言葉に、慎一の理性が完全に吹っ飛んだ。彼は彼女の腰を持ち上げ、自分の腰を振り下ろすたびに、子宮の入り口を抉るように突き上げた。やがて、背筋を電流が走り、熱いものがせり上がってくるのを感じた。

「出す…舞の中に、全部注ぎ込む…!」

「はいっ!お願いします!私の中で、ぜんぶ、解放してください!」

その懇願とともに、慎一の体は激しく痙攣し、熱い濃い精液が、昨夜のものと混じり合うように、舞の膣奥に打ち込まれた。びゅるるるっ!という長い射精の音とともに、舞もまた、全身を震わせながら、彼の名を呼んで絶頂に達した。

すべてが終わり、二人は汗と愛液にまみれたまま、ソファの上で崩れ落ちた。朝の光は、さらに強くなり、部屋の中を明るく照らしていた。慎一は、息も絶え絶えの舞を腕に抱きしめた。罪悪感はもうどこにもなかった。ただ、この若い母親と、その娘と共に過ごす、この歪で、甘美な日常に、完全に自分を委ねることしかできなかった。朝も、夜も、この体は、もう、自分のものではない。慎一のものだった。誰にも止められない濃密な渦の中へ、二人は、もはや戻ることのできない地点まで沈み込んでいくのを感じていた。

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読み終えたあとの余韻に。

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登場人物
  • 渡辺 慎一
    渡辺 慎一
    男性 ・ 63

    外見: 短く白髪混じりの髪、深く落ち着いた茶色の瞳、がっしりとした体格。服装: 無地のシャツとチノパンといったシンプルで落ち着いた服装。物静かで頼りになるが、内には寂しさと抑圧された欲望を秘めている。

  • 佐伯 舞
    佐伯 舞
    女性 ・ 27

    外見: 長くウェーブのかかった栗色の髪、大きくて表情豊かなヘーゼル色の瞳、スレンダーだが柔らかな曲線美を持つ体格。服装: Tシャツにジーンズといった動きやすいカジュアルな服装。素直で明るく、甘え上手だが、欲望には正直で肉食的な一面を持つ。

  • 佐伯 由紀
    佐伯 由紀
    女性 ・ 5

    外見: 顔周りでカットした短い茶色の髪、大きな黒い瞳、小柄で華奢な体格。服装: キャラクターもののTシャツにカラフルなショートパンツ。人見知りするが一度懐くと明るく、母親の舞に非常に甘える。

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