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神社の境内で不良三人に恋人のを囲まれ俺の目の前で処女を奪われた彼女は次第に喘ぎ声をあげた

学生/いけない / 寝取られ(NTR) 全7章 約74分で読了(36,759字) 2026年8月31日

あらすじ

放課後の柔らかな夕暮れが神社の境内を包み込む中、酒井和也はベンチに座る平田咲良の横顔を見つめていた。まだ手を握るのが精一杯の奥手な二人は、この神社で毎日のように語り合っている。境内には風に揺れる木々のざわめきと遠くの小鳥のさえずりだけが聞こえる静かな空間で、咲良は和也に今日の授業の話を微笑みながら語り、時折メガネを指で押し上げる仕草を見せた。和也は彼女の小さな手を見つめながら、勇気を振り絞って指先を伸ばす。咲良は驚いたように肩を震わせたが、ゆっくりと彼の手に自分の指を絡めた。互いの体温が伝わる手のひらの感触に、和也は心臓が早鐘を打つのを感じる。咲良の白い肌が夕日に染まり、メガネの奥の瞳がきらめきながら和也を見つめ返した。社の柱の傍らに置かれたランドセルや鞄の影が長く伸び、世界は二人だけのもののように感じられた。この温かな時間こそが日常のすべてだった。和也は心の中で、明日もまたここで咲良と手を繋ごうと密かに誓う。第1章は、和也が咲良と手を繋いだまま「また明日」と別れを告げ、神社の石段を降りていく場面で終了する。

第1章 夕暮れの境内でふたりきりのやわらかな時間

第1章のシーン

放課後の柔らかな夕暮れが、神社の境内を蜜のようにとろりと包み込んでいた。石畳のあちこちに積もった落ち葉が、風に吹かれてかさこそと乾いた音を立て、そのたびに空気の匂いが少しだけ秋めいて揺れる。和也はベンチに座りながら、隣に腰かけた咲良の横顔をそっと見つめていた。彼女の肩にかかる黒い髪が、午後の終わりの光を受けてほのかに透き通り、白い肌が淡い橙色に染まっている。まだ手を握るのが精一杯の奥手なふたりは、この神社で毎日のように語り合っていた。境内には風に揺れる木々のざわめきと、遠くの小鳥のさえずりだけが聞こえる。賽銭箱の向こうにある社の柱は、長い歳月を経て黒ずみ、それがふたりを見守っているようにも思えた。

和也の隣で、咲良は膝の上に置いた両手を所在なげに組み合わせながら、今日あった出来事をぽつりぽつりと語り始めている。黒いセミロングの髪は、うなじにかかるあたりでほんのりと夕陽を透かし、産毛の一本一本まで金色の輪郭をまとっていた。白いブラウスの襟元から覗く鎖骨は薄く繊細な影を落とし、呼吸のたびに彼女の小さな胸が、つん、と控えめに布を押し上げる。まだ少女らしさの抜けきらない、線の細い肩や、骨ばってはいないのにどこか頼りない手首。紺のプリーツスカートから伸びる膝下のうぶ毛は、夕暮れの光を受けて細く透き通り、その先で折り重なる白いソックスが、小柄な彼女の足をいっそう幼げに見せていた。

咲良は今日の授業の話を、か細い声でぽつりぽつりと語っていた。数学の先生が黒板に書いた数式がどうしても理解できなくて、休み時間に友達に教えてもらったこと。それでも最後の問題だけは解けずに、少し悔しかったこと。話すたびに、彼女のメガネの奥の大きな瞳がくるくると動き、夕日を受けてきらめく。和也はその仕草を見るのが好きだった。彼女は時折、細い指でメガネのフレームを押し上げる。そのたびに、レンズの向こうの黒目がちの瞳が、和也の胸の奥をくすぐるような感覚を運んでくる。白い頬、小さな鼻先、言葉を選ぶように動く薄紅色の唇。その控えめな唇が開くたび、こぼれる声は風に乗る前からかすかに震えていて、和也は耳の奥をくすぐられるような、むず痒い心地に襲われるのだった。

「和也くんは、今日の体育、どうだった?」

咲良が首をかしげて尋ねた。彼女の声は風に紛れてしまうほど小さく、和也は少し身を乗り出して聞き返す。かすかに動いた彼女の髪から、石鹸ともシャンプーともつかない、清潔な花の匂いがふわりと流れてきて、和也の胸の奥を焦れったく揺らした。

「体育? ああ、持久走だったから、ちょっと疲れたかな」

和也は照れくさそうに頭をかいた。本当は咲良に格好悪いところを見せたくなくて、最後まで必死に走ったのだ。息が切れて胸が苦しかったけれど、咲良が授業の合間に窓から見ていたかもしれないと思うと、自然と足が速くなった。彼女の視線を意識するたび、背中が熱くなり、汗ばんだ手のひらが自分の情けない心臓の音をそのまま握っているようで、落ち着かなかった。

「ふふ、和也くん、走るの速くなったよね。中学のときよりずっと」

咲良は口元をほころばせた。その笑顔が夕暮れの光に溶け込み、境内の静けさとひとつになる。白い頬に浮かぶ淡い笑窪のあたりに、橙色の光が溜まって、彼女のやわらかな輪郭を縁取っていた。和也は心臓の鼓動が少し速くなるのを感じた。彼女とふたりきりでいると、いつもこうだ。言葉がうまく出てこなくて、ただ彼女の一挙手一投足に目を奪われてしまう。

「そんなことないよ。咲良こそ、このあいだの国語の発表、すごくよかった」

和也がそう言うと、咲良は恥ずかしそうにうつむいた。メガネの奥のまつげが影を落とし、白い頬がほんのりと赤らんでいる。彼女の小さな手が、スカートの上で所在なさげに動くのを、和也はじっと見つめていた。握りたい。この手を、自分の手で包みたい。そんな衝動が胸の奥から湧き上がってくる。けれど、いざとなると指先が震えて、どうしてもあと一歩が踏み出せない。彼女の細い指がプリーツスカートの折り目をそっとなぞるたび、布地がかすかな音を立てて、その先にある体温を想像させるのだった。

「ねえ、和也くん」

咲良が顔を上げた。その瞳が真っ直ぐに和也を映している。彼女のメガネの奥で、夕焼けが小さな火のように揺らめいていた。

「この前、図書室で借りた本、すごく面白かったの。主人公の女の子が、ずっと想っていた人と手を繋ぐシーンがあって……なんだか、じーんとしちゃった」

彼女の声は、最後のほうになるとほとんどささやきに近くなり、うつむき加減で言葉を紡いだ。白い喉が細かく上下し、スカートの上に置いた指が、悔いを押し込めるみたいにぎゅっと折り目を掴んでいる。その横顔を見つめながら、和也の胸はぎゅっと締めつけられる。彼女もまた、自分と同じ気持ちなのだろうか。手を繋ぎたいと、そう願っているのだろうか。この距離のまま、互いの影だけが石畳に長く伸びて重なりそうになっているのに、現実の指先はまだ数センチも近づけずにいる。その隔たりが、和也には夕暮れに広がる海よりも果てしなく思えてならなかった。

勇気を振り絞って、和也は自分の右手をそっとベンチの上に滑らせた。指先がひやりとした木の感触を伝える。そこからもう少しだけ伸ばせば、咲良の小さな左手に触れられる距離だった。彼女の指はスカートの上でかすかに震えている。和也は息を詰め、心臓が早鐘を打つのを感じながら、指先を伸ばしていった。ひんやりとした秋の空気が、手の甲をなでていくたび、彼女に触れたいという熱だけが際立って、自分の輪郭さえ曖昧になっていくようだ。

咲良が小さく息をのんだ。肩がぴくりと震え、彼女の視線が和也の手に注がれる。一瞬の沈黙のあと、咲良はおずおずと自分の左手をベンチの上に滑らせた。冷たい空気に晒されていた彼女の指先が、和也の指に触れる。そのかすかな接触だけで、和也の全身に甘い痺れが走った。彼女の指は細く、ほんの少し冷たかった。けれど触れ合った部分から、じんわりとした温もりが伝わってくる。木のベンチのざらついた感触の上を、彼女の指先が迷いながら近づいてくる。爪の薄い桜色、力の入らない関節、そのすべてが今にも壊れてしまいそうなほど繊細で、和也は呼吸を止めた。

「……あったかいね」

咲良が消え入りそうな声でつぶやいた。彼女は和也の手に自分の指を絡めてくる。ゆっくりと、まるで壊れものを扱うかのように、細い指が和也の手のひらに収まっていく。指と指のあいだを、お互いの体温が溶け合うように満たしていき、節くれだった少年の指に、少女のしなやかな指がそっと巻きつく。その感触があまりにも愛おしくて、和也は言葉を失った。互いの体温が混ざり合い、手のひらがしっとりと汗ばんでくる。脈拍が指先にまで伝わり、どちらの鼓動かわからないほどにふたつの心臓が近くで響き合っていた。

「咲良……」

和也は彼女の名を呼んだ。それだけで精一杯だった。咲良は顔を上げ、メガネの奥の瞳を潤ませながら和也を見つめ返す。その視線が、何も言わなくてもすべてを伝えてくれる気がした。境内を吹き抜ける風が、咲良の髪をそっと揺らし、彼女の白い肌が夕日に染まっていく。首筋に張りついた数本の黒髪が、汗ばんだ肌の熱を隠すようにかかり、かえって彼女の白さを際立たせていた。ベンチのすぐ傍らには古びた社の柱が立ち、その影が長く伸びてふたりの足元にまで届いていた。まるで、ふたりだけの世界を切り取ったかのような静けさが、そこにはあった。

「明日も、ここに来ていい?」

和也が尋ねると、咲良はこくりとうなずいた。彼女の指が、和也の手をぎゅっと握り返してくる。その力は弱々しいのに、不思議なほど確かな意志がこもっているように感じられた。

「うん……私も、来たい」

咲良が答えた声は、風に乗って境内の奥へと消えていった。和也は手を繋いだまま、しばらくふたりで夕暮れの空を見上げていた。橙色と紫が混ざり合う空の色、遠くの山並みに沈みかけている太陽、そして鳥居の向こうに広がる田舎街のシルエット。そのすべてが、今日という一日を優しく包み込んで、ゆっくりと夜へと移ろうとしている。手のひらの内側では、彼女の汗ばむ温度がゆっくりと熟れていく果実のように甘く滲み、互いの脈だけが静寂のなかでとくとくと時を刻んでいた。

やがて、完全に日が落ちる前に、ふたりはベンチから立ち上がった。繋いだ手はそのままに、石段へと歩き出す。社の柱が、そのふたりの背中を静かに見送っているようだった。石段を一段ずつ降りながら、和也は手のひらに残る彼女の温もりを離したくなくて、そっと指に力を込めた。彼女の小さな手が、応えるようにまた微かに握り返してくる。その繰り返しだけが、二人の足取りをやわらかく結んでいた。

「また明日ね、和也くん」

石段の下で、咲良が名残惜しそうに手を離した。彼女のメガネの奥の瞳が、薄暗がりのなかでほのかに光っている。離れた指先から、夜の空気が忍び込み、名残の温もりを少しずつ奪っていく。それでも和也の手のひらには、彼女の指の形に沿った熱だけが、まだ灯りのように残されていた。

「うん、また明日。気をつけて帰って」

和也がそう言うと、咲良は小さく手を振り、通学路のほうへと歩き出した。彼女の背中が街灯の明かりに照らされ、やがて角を曲がって見えなくなる。その小さな背中が闇に溶けるまで、和也は息を潜めて見送っていた。和也はその場に立ち尽くしたまま、自分の手のひらを見つめた。まだ彼女の体温が残っている気がして、そっと握りしめる。明日も、またここで咲良と手を繋ごう。心のなかでそう誓いながら、和也はひとり、夜の帳が下りた神社をあとにした。

第2章 鳥居の向こうから現れた影

第2章 鳥居の向こうから現れた影

放課後の空気はまだ柔らかく、昨日と同じ橙色が石畳の上をゆっくりと這っていた。風はほとんどなく、境内を包む楠の葉擦れの音だけが、かすかなざわめきを二人に届けている。和也はベンチに腰を下ろしたまま、隣に座る咲良の横顔を盗み見た。彼女は膝の上に両手を重ねて、時折、何かを言おうとしては唇を引き結び、そのたびに小さく肩が上下する。そんな仕草ひとつひとつが、昨日よりももっと近くに感じられて、和也の胸はわけもなく温かく軋んだ。

「今日、美術の時間にね」

咲良がようやく言葉を紡いだ。声はかすれていて、まるで水底から浮かび上がる泡のように頼りない。

「先生が、私の絵をみんなに見せたの。なんだか、すごく恥ずかしかった……」

「絵、か。咲良は絵がうまいもんな」

和也はそう返しながら、自分の声が少し上ずっているのに気づいた。彼女の名前を呼ぶたびに、喉の奥がくすぐったくなるような感覚があって、どうにも落ち着かない。

「うまくなんかないよ。でも、和也くんにそう言ってもらえると、ちょっと嬉しいな」

咲良が横を向く。メガネの奥の黒い瞳が、夕日を受けてきらりと光った。和也はそれ以上、言葉を継げなくなって、代わりに自分の膝の上に置いた拳をぎゅっと握った。昨日、この手で彼女の指に触れた。その感触がまだ皮膚の上にこびりついていて、今すぐにでももう一度、同じ温もりを確かめたくてたまらなかった。けれど勇気はまだ足りず、指先は空を切ったまま固まっている。

境内の静けさは、まるで世界じゅうから音を吸い取ってしまったかのように深かった。遠くの小鳥のさえずりも、今日はひどく控えめで、ときおり風が境内の砂利をひとつふたつ転がすだけだった。社の柱は太く、古びた木肌を夕日に照らされて鈍く輝き、その影が長く伸びて二人の足元を覆い隠している。

不意に、和也は背筋を冷たいものが走るのを感じた。それが何かはわからなかったが、どこか遠くで空気の質が変わったような、そんな予兆めいた違和感だった。鳥居の方角から、砂利を踏む音が聞こえてくる。一つではない。複数の、重くて乱暴な足取りが、こちらに向かってくる。

振り返るよりも早く、鳥居の朱塗りの柱の陰からぬっと人影が現れた。先頭に立つ男は茶髪を逆立てて、裾が短い学生服を羽織っただけの崩した格好をしている。鋭い目つきが境内をざっと舐め、ベンチに座る和也と咲良を捉えると、口元がゆっくりと歪んだ。その後ろから、金髪を後ろで束ねた取り巻きと、丸刈りの大柄な男が続く。三人の足音は遠慮というものを知らず、境内の静寂を踏みにじるように石畳を蹴立てた。

和也はとっさに立ち上がった。心臓が急に早鐘を打ち始め、耳の奥で血液がどくどくと騒ぐ。咲良の前に立とうと足を踏み出した瞬間、金髪の取り巻きの手が伸びて、和也の胸ぐらを乱暴に突き飛ばした。

「なに、カレピ、かっこつけてんの」

軽薄な口調と同時に、和也の身体はやすやすと宙に浮き、背中から砂利の上に叩きつけられた。制服越しに石の尖った感触が背骨を打ち、肺の中の空気が強制的に押し出される。視界が一瞬、白くかすれて、遠くで咲良の悲鳴が鋭く響いた。

「和也くんっ!」

その声は恐怖に裏返り、境内の空気を切り裂くようにして和也の耳に届いた。起き上がろうと必死に肘をつくが、すかさず金髪の男が和也の鳩尾めがけて爪先を突き入れた。革靴の先端が胃袋をえぐるように沈み、和也は声にならない叫びを漏らして身体をくの字に折った。口の中に酸っぱい胃液が広がり、砂利の上にげほげほと吐き散らすような格好になる。

「かっけーところ見せてくれてんのに、悪いなあ」

金髪の男がしゃがみ込み、和也の髪を掴んで顔を上げさせる。そのまま二度、三度と頬を殴りつけた。小さな骨の上を硬い拳が滑るたびに、和也の首がぐらぐらと揺れ、視界が明滅する。唇の内側が切れて、ぬるい鉄の味が舌に広がっていった。咲良が見ている前で、唾と涎と血の混じった粘液が口元を伝い、石畳の上に黒い染みを作る。和也は息をすることさえ許されず、ただ酸素を求めて魚のように口を開閉させた。耳の奥で金髪の男の笑い声が、くぐもった水音のように響いている。

「和也くん……和也くんっ!」

咲良の悲鳴が再び境内を切り裂く。和也は痛みに霞む目を必死に開き、咲良の無事だけを確認しようとした。けれど首を曲げるたびに、頭の中を割るような痺れが走り、彼女の姿が二重にゆらめいて見える。ベンチの横で、咲良が立ち上がりかけている。その華奢な輪郭が、夕日の朱に滲んで、和也の視界の中でふるふると震えていた。

丸刈りの男が無言で和也に歩み寄り、その大柄な体躯を屈めて和也の左腕を掴む。手のひらは骨ばっていて、皮膚の上からでも分かるほど厚みがあり、まるで万力のようにギリギリと締め上げてきた。間髪を入れず、和也の右腕を金髪の男が捻り上げる。二人分の体重を無理やり背中の方に回された瞬間、肩甲骨の間で引き裂かれそうな痛みが炸裂した。関節が外れるのではないかという圧迫感が、後頭部を突き抜けて冷汗を額に滲ませる。

「おとなしくしてろよ、彼氏くん。痛いのイヤだろ?」

リーダー格の声が頭上から降ってきた。太く、よく通る声で、相手の反応など最初から期待していないような一方的な響きがある。彼は倒れたままの和也にちらりと目をくれただけで、すぐに興味を失ったかのように咲良の方を向き直った。そのまま咲良に向かって歩き出す背中は、恐怖で縮こまる二人に影を落とす壁のように大きく見える。

咲良はベンチから立ち上がろうとしたところを、リーダー格に細い手首を掴まれて引き寄せられていた。彼女の小さな身体が、男の腕の中に無理やり抱え込まれる。咲良は必死に身をよじり、自由な方の手で男の胸を押し返そうとしたが、力の差はあまりにも明らかだった。メガネがずり落ちかけ、レンズ越しの瞳が大きく見開かれて、涙の膜を張っている。

「やめて……離して……!」

咲良の声は震えきっていて、まるで折れそうな枝のようにか細い。それでも男の腕は緩むことなく、むしろ彼女がもがくたびに、そのからだはさらにきつく抱え込まれていった。咲良の紺のブレザーが皺になり、肩にかかる黒髪が乱れて頬の上に絡みつく。

和也は歯を食いしばって砂利を掴み、もう一度立ち上がろうとした。けれど両脇から金髪と丸刈りの男に腕を掴まれ、強引に引き起こされたかと思うと、そのまま境内の奥へと引きずられていく。足が砂利の上を滑り、踵が石畳の縁にぶつかって痛みが走った。二人の男の手は、まるで鉄の枷のように和也の細い腕に食い込み、抗うことなど許さない。

「どこに連れてくんだよ、離せ……離せって!」

和也の叫びは、自分でも驚くほど頼りなく、境内の空気に吸い込まれて消えた。男たちは何も答えない。ただ無言で和也を引きずり、社の太い柱の前に放り出すようにして立ち止まった。和也の背中が柱のざらついた木肌に押しつけられる。古びた木材の冷たさが制服越しに伝わり、かすかに嗅いだことのない黴と埃の混じった匂いが鼻をついた。

金髪の取り巻きが、和也の前にしゃがみ込む。垂れ目の茶色い瞳が、獲物をいたぶる野良猫のように細められて、口元がにやにやと歪んでいた。

「彼氏くん、動かないでね。痛いの、イヤでしょ」

声はやや高く、語尾が伸びるような軽い口調だった。その言葉とは裏腹に、男の手は手際よく和也のベルトに伸び、金属のバックルをかちゃかちゃと鳴らしながら外していく。和也は腰を引こうとしたが、もう一人の丸刈りの男が和也の両腕を柱の後ろに回して拘束し、身動きを完全に封じていた。

「なにをするんだ、やめろ……!」

和也の声はみっともなく震え、語尾が掠れて消える。自分が今、なにをされているのか、状況を理解するよりも先に、下半身を冷たい外気が撫でた。金髪の男が和也のズボンと下着を一緒に無造作に膝のあたりまで引き下ろしたのだ。制服のシャツの裾が腿の付け根をかろうじて隠しているが、それ以外は何もかもが晒されていた。

恥辱が全身を貫き、和也の顔から血の気が引いていく。耳の奥でざあざあと潮騒のような音がして、視界が狭まった。誰かの視線が自分の剥き出しになった部分に突き刺さっている。その感覚だけで、胃の底からせり上がってくる吐き気を必死にこらえた。

「ちっせえ、ちんちんしてんな」

丸刈りの男が、ほとんど感情のこもらない平坦な声で呟いた。彼はそれだけ言うと、あらかじめ用意していたのか、手際よく柱の背面に回り、和也の手首を縄で縛りつける。荒縄のざらついた繊維が皮膚に食い込み、手首を動かすたびに細かな痛みが走った。結び目は固く、逃れようともがくほどに縄は肉に深く沈み、じわじわと鈍い痺れが指先にまで広がっていく。

「ほら、彼女の大好きなカレピの大事なとこ、ちゃんと見えてるぜ」

金髪の男がわざとらしく声を張り上げる。その声に誘われるように、リーダー格が咲良の顎を掴んで和也の方を向かせる。咲良の涙に濡れた瞳が、柱に縛りつけられ下半身を晒した和也を映した瞬間、彼女の喉が引き攣るように小さく鳴った。唇がひくひくと震え、白い頬がさらに青ざめていく。その表情は、悲鳴を上げることもできずに、目の前の光景に心ごと押し潰されてしまったかのようだった。

「さくら……さくらっ!」

和也は縛られたまま、声の限りに叫んだ。柱に背中を押しつけられ、両手を頭上で縛られた姿勢は、自分がどれほど無力であるかを嫌というほど思い知らせる。足は自由だが、膝のあたりでずり下げられたズボンが絡まり、動くこともままならない。

和也の目に映るのは、社の柱のすぐ近くで、リーダー格に後ろから抱え込まれたままの咲良の姿だった。彼女のメガネはもうほとんど外れかけて片方の耳からぶら下がり、涙で濡れた瞳が必死に和也を探している。咲良の口から漏れるのは、言葉にならない細い嗚咽だけで、その白い喉がひくひくと震えていた。ブレザーの下の白いブラウスは乱れて襟元がくしゃくしゃになり、スカートの裾はまだ膝を隠したままだが、いつ暴かれてもおかしくない緊張感がその場の空気を支配していた。

「彼女さん、震えちゃって、かわいそうに」

金髪の男がわざとらしく同情めいた口調で言い、咲良の顔を覗き込む。彼女はぎゅっと目を閉じて、顔を背けた。

「目を開けなよ。彼氏が、あんなに心配して呼んでるぜ」

リーダー格が咲良の耳元に顔を近づけ、低く囁く。その声は太く、そしてどこか愉しげな響きを含んでいた。

和也の喉からは、もうまともに声が出なかった。足が震え、腰が抜けそうになるのを、背後の柱が辛うじて支えている。目の前で咲良が辱めを受けようとしているのに、自分は指一本動かせない。今にも地面に崩れ落ちてしまいそうな無力感が、冷たい泥のように心の底に沈殿していく。夕暮れの朱の光はなおも境内を染め続けているのに、世界は音も色も失って縮こまってしまったかのようだった。

「さくらっ……!」

それでも和也は叫ばずにいられなかった。その声だけが虚しく境内に響き、鳥居の向こうの空に吸い込まれていく。咲良はもはや目を開けることもできず、ただか細く泣きじゃくりながら、リーダー格の腕の中で縮こまっていた。

第3章 彼女のおまんこですと差し出された陰部

第3章のシーン

リーダー格の不良が、後ろから咲良の細い身体を抱え込んだまま、境内の砂利の上に無造作に引き倒した。ざりっ、と小石が擦れる音がして、咲良の華奢な背中が無慈悲に地面へ押しつけられる。その衝撃で彼女のメガネが片方の耳から外れ、レンズが夕暮れの鈍い光を反射しながら、耳のそばでぶらりと無力に揺れた。咲良の黒い瞳は涙で歪み、まつげが濡れて束になりながら、必死に和也のほうを見つめている。夕日に照らし出された彼女の白い肌は、まるで境内の空気に溶けていってしまいそうなほど儚く、薄く張りつめた湯気のようにも見えた。

「和也くん……み、見ちゃ、だめ……いやぁっ……」

咲良の声は震え、語尾がかすれて消えかかった。制服のブラウスの胸元が縒れ、白い喉がむき出しになっている。細い鎖骨のあたりには薄い汗の膜が張り、夕日を浴びてうっすらと光っていた。両腕をリーダー格に頭上でまとめて押さえつけられ、細い二の腕は産毛ごとぷるぷると震えている。その腕は、折れてしまいそうなほど華奢で、けれど逃れようともがくたびに、皮膚の下の細い腱が哀れなほど浮き上がっていた。

取り巻きBが無言で咲良の足元にしゃがみ込む。がっしりした手が彼女のプリーツスカートの裾を掴み、ためらいなく一気に腰のあたりまでまくり上げた。スカートの布が擦れる音は、静まり返った境内にやけに大きく和也の耳へ届く。紺色の布地に包まれていた部分が晒され、白い太ももが夕暮れの空気に容赦なくさらけ出された。太ももの内側の肌はきめ細かく、うっすらと生えた産毛が日の光を捉えて、哀しいほど美しく輝いている。膝のあたりまでずり下げられた生成りの下着は、咲良が今朝、どんな気持ちでそれを選んだのか、和也には想像することさえできなかった。飾り気のない、ただ清潔で簡素な一枚。その下着の股布は、幼い少女のもののように薄く、頼りなく、彼女の秘部を覆い隠すにはあまりに心許なかった。

和也は息が止まりそうになった。自分の心臓が社の柱にまで響くほど激しく脈打ち、鼓動のたびにこめかみの血管がはち切れそうに脈打つ。縛られた手首に力が入り、荒縄が食い込んで肉を締めつける痛みが走ったが、それよりも目の前の光景が信じられなかった。咲良の太ももが、下着が、こんなに近くで晒されている。自分はそれを、まばたきもせずに見ている。その事実が頭の中でぐるぐる回り、思考がばらばらに砕けていく。みるみるうちに意識はあらぬ方向へ流され、喉の奥がひりつくような渇きに襲われた。

「いやぁっ……はなして、はなしてよぉっ」

咲良は叫びながら足をばたつかせた。剥き出しの踵が地面を叩き、片方の靴が脱げて境内の砂利の上に飛んでいく。乾いた小石の音が、耳の奥でいつまでもこだました。スカートがさらに乱れ、細い腰のくびれが露わになる。彼女の身体は本当に未発達で、子供の頃の面影を色濃く残していた。腰骨のあたりのラインは華奢で、皮膚の下に浮き出た骨の形がかすかに透けて見える。肋骨のいくつかも薄い肉越しに確認できて、その危うさが和也の胸を締めつける。腹部は浅くへこみ、へその周りの白い肌は陶器のようで、触れたらひびが入ってしまいそうな危うい滑らかさをしていた。

取り巻きAがにやにやと笑いながら咲良のそばに近づき、両手で彼女の膝頭をぐっと掴んだ。長めの金髪が揺れ、垂れ目の奥の茶色い瞳がぎらついている。夕日を受けて、その瞳はまるで蜜でも煮詰めたような、ねっとりとした光を帯びていた。

「そんなに暴れんなって。彼氏に見せてやりなよ、彼女の恥ずかしいとこ。ほら、脚、開けって」

太い指が咲良の膝の内側に食い込む。ぐっ、と力を入れられると、彼女の細い両脚は無理やり左右に押し開かれた。閉じていた太もものあいだから、空気の冷たさが入り込み、和也の視界に太ももの付け根までが飛び込んでくる。生成りの布地は太ももの内側にぴったりと貼りつき、中央のほんの少しふくらんだ部分には、うっすらと湿った染みが浮かびかけて、夕日の中でその輪郭をじわじわと濃くしていく。

「やめて……おねがい、やめてください……和也くん、こっち見ないで……おねがいだから……」

咲良の声は泣きじゃくりながら、それでも和也を気遣う言葉を必死に紡ごうとしていた。メガネのレンズに涙が落ちて、小さな水滴が夕日を乱反射させる。彼女の鼻の頭は赤く染まり、唇は震えてうまく閉じられず、切れ切れの息が漏れ続けている。唇の輪郭からは唾液が細く糸を引き、顎の先へと伝って、白い喉元を静かに濡らしていた。

リーダー格は咲良の耳元に顔を近づけると、唾液の混じった湿った声で囁いた。茶色く逆立った髪が咲良のこめかみに触れ、彼女の身体がびくっと跳ねる。その声は、まるで彼女の内側に直接ねじ込まれるように、ねちっこくて生温かかった。

「なあ、彼女。まだ彼氏にも見せたことねえんだろ。こうやって脚開いて、おまんこ晒すなんて、初めてなんだよなぁ」

咲良は首を激しく横に振った。耳の外れたメガネが揺れ、こめかみのあたりに汗で黒い髪が貼りついている。涙の筋が何本も頬を伝い、顎の先からぽたぽたと滴り落ちては、地面の砂利に小さな染みを作っていく。その雫ひとつでさえ、和也には彼女の痛みのように見えた。

「ちがう……ちがいます……いやぁっ……そんなの……許して……」

彼女の声は掠れ、喉の奥から絞り出すような叫びに変わる。小さな胸が制服のブラウスの下で必死に上下し、肋骨のあたりの細さが浮き彫りになっていた。ブラウスの布がそのたびに波打ち、汗で透けた生地の向こうから、薄い胸の肉がうっすらと浮かび上がる。

リーダー格はゆっくりと、まるで和也に見せつけるかのように、右手の人差し指を咲良の下着の上から押し当てた。ふるり、と彼女の腰が震え、太ももが内側へ閉じようと動くが、取り巻きAの手がそれを阻む。リーダー格の指は、生成りの布越しに閉じられた襞の形を確かめるように、ゆるやかに上下した。布がわずかに食い込み、うっすらと浮かび上がる秘部の形が、夕日の中でくっきりと陰影をつくっていく。

「ほら、ここ。まだ誰も触ったことねえんだろ。彼氏も、まだなんだよな」

リーダー格は和也のほうに顔を向けてにやりと笑った。鋭い目つきの黒い瞳が細められ、唇の端が釣り上がる。その笑みには、和也を蹂躙するための残虐な喜びが、隠しようもなく滲んでいた。和也は視線を外せなかった。心の中で何かが叫んでいる。見るな、目を閉じろ、咲良を守れ。けれど、頭の中の命令は身体に届かず、目は咲良の下着の上に置かれた不良の指をじっと見つめ続けている。眼球の奥が熱くて、まばたきさえもできなかった。

「じゃあ、特別に見せてやるよ。彼女のおまんこをさ。お前、ずっと見たかったんだろ。こんな清楚な彼女が、どんなふうになってるか」

そう言ってリーダー格は咲良の下着の股の部分を指で横にずらした。布が食い込み、薄い陰毛が露わになり、そしてその下から、まだ誰の目にも触れたことのない咲良の性器が和也の前に差し出された。陰部に残っていた湿った空気が露わになった瞬間、夕暮れの外気に触れて、かすかに白い湯気のように揺らめく。和也の鼻腔には、汗と、それから貝を開いたときのような、けぶるような淡い匂いが届いた。

和也は言葉を失った。喉の奥からかすれた吐息が漏れるだけで、どんな声も出てこない。唾液を飲み込むことさえ難しく、呼吸が不規則に途切れ途切れになる。

咲良の陰部は、本当に小さくて、清らかだった。うっすらと生えた陰毛は色素が薄く、産毛のように柔らかそうで、大陰唇のまわりにだけ控えめに広がっている。まるで夜明けの草むらに降りた薄霜のように頼りなく、その下にある秘めた花がくっきりと浮かんでいた。その中央で、閉じられた襞はほんのりと赤みを帯び、朝露に濡れた桜の花びらのように恥じらいながら重なり合っている。まだ誰にも触れられたことがなく、自分自身でもまじまじと見つめたことなどないであろうその場所は、十六歳の少女の肉体の最も秘められた部分だった。太ももの付け根から込み上げる清潔な女の匂いが、和也の鼻孔をくすぐり、涙と精液とが入り混じったような悔しさを胸の奥に満たしていく。

「いやぁっ……み、見ないで……和也くん、おねがい……見ないでぇ……」

咲良の声はもはや悲鳴というより懇願に近かった。目は固く閉じられ、まつげが震えている。顔全体が羞恥と恐怖で紅潮し、耳の先まで真っ赤に染まっていた。耳殻の薄い皮一枚まで朱に透けていて、その奥の細い毛細血管までもが見えそうなほどである。開かれた両脚はみっともなく震え、太ももの内側の筋肉がひくひくと痙攣していた。脚が開かれるたび、小さな性器の形もまた、しっとりした軌跡とともに露わになる。

リーダー格の指が、咲良の大陰唇のふちをゆっくりとなぞった。まだ柔らかな産毛のあいだを、指先がそっと這う。それから指の腹が、閉じた襞のあいだに、一寸ずつ押し入るように差し込まれる。

「ひぁっ……」

咲良の口から鋭い声が漏れた。腰が跳ね、背中が反り返る。押さえつけられた両腕が必死に抜け出そうと動いたが、リーダー格のもう片方の手はびくともしない。細い手首をまとめて掴んだまま、乱暴に地面へ押し戻す。

「おお、感じてる感じてる。まだ何もしてねえのに、もう濡れかけてんじゃん」

リーダー格の声には楽しげな響きがあった。彼の指先は閉じられた襞をそっと割り開き、内側からとろりとした淡い粘膜を覗かせる。小陰唇は薄紅色で、ぬらぬらと光っていた。まだほんのわずかだが、透明に近い粘液が襞のあちこちから滲み始めているのが、和也にもはっきり見てとれた。その滴には夕日が絡み、咲良の恥辱そのもののようにきらきらと濡れている。和也は、ごく小さな音さえ聞き逃すまいとしていた。くちゅ、とどこかが湿るような音が、自分の耳の奥で大きくなる。

和也の下半身は、意思に反して熱くなっていた。縛られたまま晒されている陰茎が硬く勃起し、亀頭が制服の裾の下から覗くほどに反り返っている。先端はすでに透明な先走りで濡れて光り、自分の身体がこんな反応をしていることへの激しい羞恥がこみ上げた。咲良が犯されようとしている。それなのに俺は勃起している。そんな自分が汚らわしくて、吐き気がするほど嫌だった。けれど血液は股間に集まり続け、陰茎は痛いほどに張りつめている。先走りの匂いが自分の鼻先をかすめ、その自分本位な匂いがもう一つの呵責となって胸を突き刺す。

取り巻きAが和也の陰茎を見て、げらげらと笑った。耳障りな笑い声が、境内の沈黙を乱暴に破り、木々のあいだに木霊した。

「見ろよ、カレピのちんこ、おっ勃ってるぜ。彼女が犯されそうなのに、興奮してんのかよ」

取り巻きBも無言で和也のほうを見た。細い一重の目が陰茎をじろりと眺め、鼻の奥でかすかに笑う気配が伝わってくる。その無言の嘲笑が、言葉よりも鋭く和也を刺した。

和也は顔から火が出る思いだった。違う、違うんだ、俺はこんなつもりじゃない。心の中で必死に否定するが、現実に陰茎は勃起し、それを二人の不良に見られている。二人だけでなく、目の前には咲良もいる。その事実がどうしようもなく屈辱的で、涙がじわりと滲んだ。目の奥が熱くなり、視界がわずかに歪む。それでも咲良の姿から目を離せなかった。

「ちっせえちんちんだな。こんなんじゃ、彼女の中、埋まらねえだろ」

リーダー格は苦笑しながら、咲良の大陰唇をさらに左右に開いた。まるで果実を割るように、ゆっくりと、けれど容赦なく。今や襞の奥の襞までが露わになり、その頂点に小さなクリトリスが頭をのぞかせている。薄い包皮の先から、桃色の粒がつんと突き出していて、まだほんの子どもっぽい小ささで、つやつやと濡れていた。

「これがクリトリスってやつなんだよ。ここを弄ると、女はみんな感じちまうんだぜ。なあ、彼女。どれ、気持ちよくしてやるから、彼氏に声聞かせてやれよ」

リーダー格の指の腹が、咲良のクリトリスにそっと触れた。包皮の上から、くるくると小さな円を描くように撫で回す。湿った指先が、その粒を転がすたび、かすかにぬめった音を立てた。

「ひぅっ……や、やめて……そこ、さわらないでぇ……」

咲良の身体が大きく跳ねた。腰が浮き、太ももがぶるぶると震える。閉じていた目が見開かれ、黒い瞳が和也を捉えた。その瞳は涙で潤み、助けを求めるように揺れている。夕日がその瞳の奥に沈んで、飴色に溶けていた。

「和也くん……たすけ……」

最後の言葉は声にならなかった。代わりに、リーダー格の指がクリトリスを押し上げるように強く撫で上げると、咲良の口からは「んぁっ……」という、それまでとは違う響きの声が漏れた。尖った喘ぎは、境内の静けさを破って和也の鼓膜に突き刺さり、腹の奥でこだまのように響く。

和也はその声を聞いて、背筋に冷たいものが走るのを感じた。同時に陰茎はさらに硬くなり、先端からあふれた先走りが一滴、太ももを伝って落ちた。ぬめる感触が皮膚を滑り、膝のあたりまで冷たく跡を残す。自分の身体が、咲良の声に反応している。その事実が耐えがたく、和也は唇を噛みしめた。歯のあいだから血の味が滲む。鉄のような、生々しい味だった。

「これが彼女のおまんこです、ってとこだな。なかなか上等な、生まれたての割れ目じゃねえか」

リーダー格は和也に向かってそう言い放つと、咲良のクリトリスをもう一度、今度は指で直接つまむように摘み上げた。薄紅色の粒が指のあいだで押しつぶされそうに形を変え、白く変色する。その小さな肉の真珠から、止めどなく透明な汁が染み出し、指の股を濡らしていた。

「いやぁぁぁっ!」

咲良の叫び声が境内に響き渡った。全身が引き攣るように震え、開かれた両脚が痙攣する。頭は大きくのけぞり、外れかけたメガネがついに地面に落ちて乾いた音を立てた。彼女の小さな身体は、初めて与えられた性的な刺激の強さに、拒絶と困惑と、そしてわずかに芽生えた未知の感覚に翻弄されて震え続けている。陰部からは、夕暮れの空気に触れてますます色を深めた獣じみた匂いが、和也の嗅覚を粘つくようにくすぐった。

和也は縛られた手首の痛みも忘れ、ただ咲良のその姿を見つめていた。勃起した陰茎は依然として硬く反り返り、制服の裾の下で露わになったまま、自分自身の浅ましさを突きつけている。境内の空気は重く澱み、鳥の声も風の音も消え、ただ咲良の乱れた息と、下腹部から立ちのぼる匂いと、社の柱に縛られた和也の耳にいつまでもこびりつく彼女の涙声だけが、夕闇のなかにいつまでも溶け残っていた。

第4章 処女膜を破る巨根と泣き叫ぶ声

第4章のシーン

薄闇が降り始めた境内に、咲良の押し殺した悲鳴が幾度もこだました。

リーダー格の指は、彼女のもっとも敏感な蕾から片時も離れようとしない。さきほど容赦なく追い立てられた叫びの余韻が、まだ木々の梢に吸い込まれきらぬうちに、今度はぬめりはじめた粘膜へ、直接、指の腹が押し当てられる。くるくると円を描き、ときおり押しつぶすような動きに、咲良の全身がびくん、びくんと跳ねた。

「ひぅっ……や、やめ……あぁっ……」

声は泣き濡れて震え、言葉の先端が喉の奥で砕ける。地面に落ちた眼鏡のレンズが、夕暮れの鈍い橙を反射し、そのかたわらで咲良の頬を幾筋もの涙が伝っていた。取り巻きBは無言のまま、小さな両膝を押さえつけ、だらしなく左右に開いた太腿が小刻みに戦慄くさまを、ただじっと見下ろしている。

リーダー格はもう一方の手の指で、薄紅色に充血した大陰唇をぐいと押し広げた。誰にも覗かれたことのない内側の襞が露わになり、透明でとろりとした愛液がか細く糸を引いている。その中心で、クリトリスはさきほどよりくっきりと頭をもたげ、包皮のあいだから恥ずかしげに顔を覗かせていた。それは彼女自身の意思に反して、確かに感じている証だった。

「……見ろよ、もうこんなだ。クリトリス、ぷっくり腫れてきてるぜ」

リーダー格の低い声は、勝ち誇った愉悦を隠そうともしない。鋭い双眸が、ちら、と和也のほうへ向けられ、口元が嗜虐的に歪んだ。

「彼女、ちゃんと感じてんだよな。彼氏の目の前でクリトリス弄られて、気持ちよくなっちゃってる」

咲良は激しく首を振る。汗で額に貼りついた前髪がばらばらと乱れ、新しい涙の筋が何本も走った。

「ちが……ちがうの……わたし、気持ちよくなんか……んぁっ!」

否定の言葉は、指が充血した蕾をつまみ上げた瞬間、鋭い声に変えられた。リーダー格の親指と人差し指が、その小さな粒を軽く押しつぶすように挟み込み、こりこりと容赦なく捏ね回す。咲良の腰がびくんと浮き上がり、押さえつけられた両脚が震え、足の指がぎゅっと丸まった。

和也は、その光景から目を離せない自分を、どこか遠くから見つめているようだった。縛られた手首に縄が食い込む痛みだけが、これが現実だと告げている。社の柱の冷たい感触が背中にめり込み、晒された陰茎は硬く反り返り、先端からは透明な先走りがとめどなく溢れては滴り落ちた。止めたいのに、止まらない。見たくないのに、目が離せない。心のどこかで金切り声のような悲鳴がこだましているのに、血液は熱く、陰茎は張り裂けそうなほどに痛い。

取り巻きAが和也のそばにしゃがみ込み、陰茎をまじまじと眺め回した。長めの金髪が揺れ、茶色い瞳がいやらしく細められる。

「すっげぇガチガチじゃね。先走りもダラダラ垂らしてよぉ」

伸びてきた指が、ぬるりと光る亀頭の先端を、わざと音を立てて弾いた。透明な液体が糸を引く。和也は全身を震わせて身を引こうとしたが、柱に縛られていては為す術もない。

「……やめろ……」

搾り出すような声は、うわ言のようにかすれていた。取り巻きAはただ、にやにやと笑う。

「やめろじゃねえだろ。彼女の恥ずかしいとこ見て、ちんこビンビンにしてるやつがよ」

その間にも、リーダー格の指は咲良を執拗に責め続けている。クリトリスを親指で押し上げ、人差し指でくるくると弄び、時折つまんで軽く引っ張る。そのたびに咲良の口からは「んっ……ひっ……あぁ……」という、悲痛な叫びとは微妙に異なる響きの声が漏れた。彼女自身、身体の奥からせり上がってくる未知の感覚に戸惑い、怯えているのが痛いほど伝わる。

「ほら、こっちもぐちょぐちょだぜ」

リーダー格の中指が、咲良の膣口にそっと触れた。まだ蕾のように固く閉じかけた襞のあいだから、透明な蜜がじわりと滲み出し、指の腹を濡らしていく。そのまま、ゆっくりと第一関節までが沈み込んだ。

「ひぁぁっ……!」

咲良の背中が弓なりに反り返る。異物を受け入れたことのないその場所は、たった一本の指でさえ拒むように狭く、熱く、強く締めつけてくる。リーダー格の指がさらに奥へと慎重に進むたび、彼女の内壁はひくひくと痙攣し、押し返そうとするかのように収縮を繰り返した。

「やべえ、処女のまんこってこんなにキツいのかよ。指一本でこれとか、俺のチンチン入れたらどうなっちまうんだ……?」

リーダー格は、わざと和也に聞こえるよう、感嘆とも嘲笑ともつかぬ声を上げる。そして、指をゆっくりと抜き差ししはじめた。くちゅ……くちゅ……という湿った水音が、静寂に包まれた境内にやけに大きく響き渡る。愛液が指に絡みつき、抜けるたびに透明な糸を幾本も引き、それは夕暮れの光を受けていやらしく輝いた。

和也は唇を噛みしめた。歯のあいだから鉄の味が広がる。咲良の中に、他人の指が入っている。その紛れもない事実が頭の中でぐるぐると渦を巻き、嫉妬と無力感、そしてどうしようもない背徳の興奮がぐちゃぐちゃに混ざり合い、煮えくり返る。陰茎は痛いほどに硬く、透明な先走りが太ももを伝って幾筋も滴っていた。

「……さくら……」

思わず漏れた声は、かすれてほとんど空気だけだった。咲良が、涙で濡れた目をかろうじて和也へ向けようとする。その瞬間、彼女の瞳が一瞬、困惑したように和也を揺らめきながら見つめ、それから恥じらいに揺れた。見られている、しかも和也に見られているという状況が、彼女の内側で混乱と、そして名状しがたい熱を呼び覚ましているのを、その震える瞳が物語っていた。だが、すぐにリーダー格の指が膣内でくいっと曲げられると、咲良の首は再びのけぞる。

「んぁっ……! や……中、さわらな……でぇ……!」

「さわるな、じゃなくて、ちゃんと言わなきゃダメだろ。どこをどうしてほしいか、彼氏の前で言ってみなよ」

リーダー格の声は嗜虐的に響く。指は未知の領域を探るように動き、浅いところをぐるりと撫で、あるいは奥のざらりとした襞を押し上げる。まだ未発達な彼女の膣は狭く、指一本でいっぱいいっぱいのはずなのに、それでも愛液の量は増え続け、くちゅくちゅという水音は次第に粘り気を帯びて大きく、耳を塞ぎたくなるほど生々しくなっていった。

「やだ……いや……言えな……ひぅっ!」

咲良が拒絶の言葉を紡ごうとするたび、リーダー格は容赦なく二点を同時に責め上げた。親指がクリトリスを押し上げ、膣内の指が内壁を擦り上げる。二つの快感の芽が同時に攻められ、彼女の小さな身体はシーツもない固い地面の上で大きく跳ねる。

「言えないなら、もっとよくしてやるよ。ほら、彼氏もちゃんと見てるぜ」

リーダー格はそう言うと、咲良から指を引き抜いた。くちゅっ、と卑猥な音がして、指にはとろりとした愛液が絡みつき、粘り気のある糸を引く。それを和也に見せつけるように掲げてから、彼はゆっくりと立ち上がった。

「そろそろ、本物を味わわせてやるか」

ベルトに手がかかる。金属のバックルがカチャカチャと無機質な音を立て、ジッパーが下ろされる音が、やけに大きく和也の鼓膜を叩いた。崩した学ランのあいだから、太めのズボンと下着が一気に膝まで引き下ろされる。

露わになった陰茎を見て、和也は息を呑んだ。それは自分のものとは比べものにならない、異形とも言える質量だった。太く長く、硬く反り返った陰茎は、薄闇のなかで血管が浮き上がり、不気味なほどに脈打っている。亀頭はぬらぬらと光り、尿道口からはすでに透明な汁が滲み出ていた。陰嚢は重く垂れ下がり、そのなかに、これから咲良の胎内に注ぎ込まれる精液がどろりと詰まっているのだと思うと、和也の胸は激しく締めつけられ、吐き気にも似た絶望がこみ上げた。

「……や……なに、それ……」

咲良は恐怖のあまり、固く閉じていた目を見開く。黒い瞳がリーダー格の陰茎を捉え、あまりの質量に全身が強張った。唇がわなわなと震え、そこから漏れる声はもはや言葉を成さない。

「なにって、チンチンだよ。初めて見るか? これから彼女の中に入れて、処女もらってやるやつさ、有り難いと思え」

リーダー格は言い放つと、仰向けの咲良の両脚のあいだに膝をついた。ずにゅ……という重圧を伴いそうなほどの質量をもつ亀頭が、彼女の割り開かれた陰部に狙いを定めて近づいてくる。

「いや……いやぁ……! やめて、おねがい、だめ、だめぇ……!」

咲良の声が、張り裂けるような悲鳴に変わった。両腕を必死に動かそうとするが、取り巻きBが無言で押さえつける。足を閉じようとしても、がっしりとした手に膝を掴まれていては、どうにもならない。

「ごめんね、カレピ。お先にいただいちゃうね」

リーダー格は柱に縛られた和也に向かって、口元を歪めて笑った。そして、凶器のような亀頭の先端を、咲良の愛液で濡れそぼった膣口にぐっと押し当てる。ぬるり、とした感触とともに、亀頭の先がわずかにめり込んだ瞬間、咲良の全身が硬直した。

「ひぎっ……!」

今までにない、か細い悲鳴が、引き裂かれたように漏れた。膣口が異物に押し広げられ、いままで固く閉じていた襞が無理やりに開かされていく。リーダー格は、その引き伸ばされるような締めつけに額へ汗を浮かべて笑いながら、ゆっくりと腰を沈め、亀頭全体が彼女のなかに飲み込まれるまで押し込んだ。

「……っ、きっつ……処女膜まで、めちゃくちゃ狭いな……」

咲良の未発達な膣は、あまりにも狭く熱く、亀頭だけでもういっぱいいっぱいなのが、結合部を見れば明らかだった。膣口のまわりの襞が引き伸ばされ、薄紅色の皮膚が今にも裂けてしまいそうなほど窮屈に陰茎を締めあげている。

和也はその光景を、ただ呆然と見つめていた。咲良とリーダー格の、結合部がはっきりと見える。彼女の小さな膣口に、異様に太い陰茎の先端がめり込み、そこから滲む愛液が夕暮れの最後の光を反射してぬらぬらと輝いていた。自分が触れたことも、見たこともない場所に、いま他人の巨根が入り込もうとしている。その事実に胸が張り裂けそうなのに、陰茎は痛いほどに硬く、先走りは止めどなく溢れ続けている。

「さくら……!」

和也は絶叫した。その声は掠れ、縛られた手は無我夢中で縄を解こうと暴れる。手首の皮が擦り切れ、血が滲む。だが、そんな痛みは意識の彼方だった。

「じゃあ、もらうぜ。彼女の処女」

リーダー格が低く宣言し、腰を一度引いてから、一気に突き入れた。

ずぶっ……という、鈍く濡れた破裂音が、境内に満ちた。

陰茎の半ばまでが、一息に咲良のなかへと押し込まれる。彼女の口からは声にならない叫びが迸り、細い身体が弓なりにしなった。内側で何かが、破れる感触が、リーダー格の陰茎に克明に伝わる。

「ひぎぃい、ぎゃあぁぁぁぁ……!!」

咲良の絶叫が、薄闇に包まれた神社の境内を震わせた。目は見開かれ、ぼろぼろと涙と透明な鼻水が溢れ落ちる。全身が激しく震え、押さえつけられた足が、死に際の虫のように痙攣した。膣口からはうっすらと血が滲み、陰茎に絡みつく愛液が、ほんのりと赤く染まっていく。それは、彼女の純潔の終わりを、あまりにも生々しく現実のものとして突きつける証だった。

「……ああ、やっぱり処女だったんだな。血がついてるぜ」

リーダー格は汗ばんだ顔でにやりと笑い、その目は和也をまっすぐに射抜いた。

「残念だったな、カレピ。彼女の初めては、俺のチンチンがもらっちまったよ」

和也は言葉を失った。目の前で、咲良の処女が奪われた。彼女の膣から滲む血と愛液の混じった液体が、陰茎を赤く伝い、陰嚢のあたりまで滴り落ちている。咲良は痛みと衝撃のあまり声も出せず、ただ口を開けてはくはくと空気を求める小魚のように喘いでいた。汗と涙でぐしゃぐしゃになった顔、ずり落ちたブラウスから覗く華奢な鎖骨、そして見知らぬ男の巨根に貫かれた結合部。そのすべてが、和也の網膜に焼きついて離れない。

リーダー格はしばらく動かず、彼女の内側がわずかに馴染むのを待っていたが、やがて容赦なく腰を動かし始めた。引き抜くたびに血の混じった愛液が泡立ち、押し込むたびにぐちゅ……という粘着質な水音が響く。

「ひっ……うぅ……あ……あぁ……」

咲良の口から漏れる声が、少しずつ、しかし確実に変わり始める。まだ痛みに歪んだ泣き声なのに、その奥に、何か別の響きが混じり始めているのを、和也は感じずにはいられなかった。腰が動くたびに押し出される吐息が、ほんのわずかだが熱を帯び、語尾がかすかに震える。

「んっ……あぁ……ひぁ……」

それはまだ、喘ぎとは呼べない。けれども、最初の絶叫とは明らかに違う。処女を奪われた痛みの向こうに、彼女の未発達な身体は未知の感覚を見つけ始めている。和也はそれを、ただ無力なまま見つめ続けるしかなかった。縛られた手首の痛みと、勃起した陰茎の疼きだけが、この悪夢が現実だと、残酷なまでに如実に告げていた。

第5章 代わる代わる犯され堕ちていく彼女の喘ぎ

第5章のシーン

# 第5章 代わる代わる犯され堕ちていく彼女の喘ぎ

夕暮れの境内に、粘着質な水音が満ちていた。

ぐちゅっ……ぐちゅっ……ぐちゅっ……

リーダー格の腰が、時を刻むごとに深く、重く、咲良の中へ沈み込んでいく。静寂に包まれた神社の境内で、その音だけが異様なほど鮮明に響き渡り、和也の鼓膜をじりじりと灼いた。少女の純潔を奪ったばかりの怒張した肉茎は、狭く締まった膣壁を無遠慮に擦り上げ、引き抜くたびにほんのりと血の色を帯びた蜜が泡立ち、根元に白く絡みついては卑猥な音を立てる。まるで熟れすぎた果実を潰すような、濡れた粘膜同士が吸い合い、離れがたく縺れるたびに、咲良の小さな身体がびくんと跳ねた。

「はぁ……っ、ん……ひぅ……っ」

咲良の唇から漏れ出る声は、つい先ほどまでの鋭い悲痛な泣き声とは、もう明らかに質が異なっていた。痛みと衝撃に歪んだ泣き声の奥底から、かすかながらも確かな熱を帯びた吐息が、宥めるように、あるいは誘うように混じり始めている。涙に濡れた長いまつげが小刻みに震え、汗で額に張りついた前髪が揺れるたび、差し込む夕陽の翳りが彼女の表情を陰影豊かに彩った。地面に落ちたメガネのレンズが、沈みゆく陽の鈍い光を反射して、虚ろに、けれど何かを訴えるように輝いている。

リーダー格は咲良の細い腰を両手でしっかりと掴み、自らの腰を打ちつける速度をさらに加速させた。パンッ……パンッ……と、汗ばんだ下腹部が彼女の小さな尻に当たる乾いた音が幾重にも重なり、境内の静けさを破っていく。未発達な彼女の華奢な身体は、そのたびに大きく揺さぶられ、制服のブラウスのボタンが一つ、音を立てて弾け飛び、境内の石畳の上をころころと転がっていった。

「あぁ……っ、きっついな……処女のまんこは、やっぱ締まりが桁違いだぜ……」

リーダー格が汗ばんだ顔でうめくように言い、咲良の膣内で肉茎をさらに奥深くまで容赦なく押し込んだ。亀頭が子宮口に届きそうになるたび、咲良の細い身体がびくんびくんと跳ね上がり、押さえつけられた両脚がぶるぶると震える。リーダー格は嗜虐的な笑みを浮かべ、わざと咲良の一番深い場所を亀頭でぐりぐりと押し上げるように腰を動かした。

「ひぁぁっ……! おく……おく、あたって……っ」

咲良の口から、それまでとは全く違う響きの声が迸った。彼女自身、自分の身に何が起こっているのか理解できないまま、身体の深奥からこみ上げてくる未知の感覚に翻弄されている。涙でぐしゃぐしゃになった顔が左右に激しく振られ、石畳に押さえつけられた両脚が小刻みに震え続けた。

「奥、好きなのかよ。彼女、なかなかいい反応するじゃん」

リーダー格の言葉に、咲良ははっとしたように目を見開いた。違う、これは痛いから出る声だ、苦しいから溢れる反応だ、と、彼女の心のどこかで必死に言い訳が駆け巡る。けれど、その言い訳を打ち破るように、身体の奥で何かが、小さな小さな火種のように、ちりちりと点っては消え、また点っては揺らめく。彼女の知らない、誰にも教わったことのない熱だった。

「やぁっ……! そこ……っ、だめ……なんか、へんになる……っ」

咲良の声は半ば泣き声でありながら、その語尾には甘い響きが混じり始めている。彼女の膣壁は異物を拒むようにきつく締めつけながらも、同時に蜜を溢れさせ、肉茎の動きをぬめぬめと受け入れていた。くちゅっ……ぐぽっ……という湿った音が、結合部から絶え間なく響き、夕闇の静寂を侵していく。

和也は縛られたまま、その光景を呆然と見つめていた。彼女の中に他人の肉茎が出入りするたび、咲良の小さな膣口が引き伸ばされ、愛液と血液の混じった液体が泡立ってこぼれ落ちる。肉茎の根元までがぬらぬらと光り、抜けるたびに透明な糸を引いた。見てはいけないと思うのに、目が離せない。心臓が激しく脈打ち、自分の陰茎は痛いほどに硬く反り返って、先端からとめどなく先走りを垂らしている。その自分の身体の反応が、何よりも許せなかった。

「……さくら……」

和也の唇から、かすれた声が漏れた。縛られた手首に力が入り、縄が食い込んで血が滲む。その痛みだけが、この悪夢が現実だと彼に知らせていた。けれど、それでもなお、彼の目は咲良の淫らに変わっていく姿から離れない。離せない。離してはいけない気がした。あの笑顔を、あの面影を、この手で繋ぎとめておかなければ、彼女はもうどこかへ行ってしまう――そんな恐れが、無力な彼の瞼を焼いていた。

リーダー格は数分間にわたって腰を打ちつけ続けたあと、突然、動きを止めた。太い肉茎を咲良の最奥まで押し込んだまま、彼は低くうめく。

「……出る……っ、中に出すぜ……彼女の、まんこの中に……」

「いや……っ! なかに……それだけは……っ!」

咲良がか細い声で叫んだが、身体は押さえつけられたままでどうにもならない。リーダー格は咲良の腰をぐっと引き寄せ、亀頭を子宮口に押しつけるようにして腰を震わせた。

びゅっ……びゅるっ……

和也にも聞こえるほどの勢いで、リーダー格の精液が咲良の膣内に注ぎ込まれていく。肉茎が脈打つたび、膣内に熱い液体が広がる感触に、咲良の身体はびくんびくんと大きく痙攣した。

「あぁ……っ、あつい……なか、あついのが……ひぁっ……」

咲良の声は震え、彼女の膣壁が不随意に痙攣して、リーダー格の肉茎をぎゅうぎゅうと締めつける。その締めつけは、もはや拒絶のための収縮ではないようにも感じられた。熱い液体が最奥にぶつかるたび、彼女の身体が、自分の意志とは関係なく跳ねる。涙で滲んだ視界の向こうで、和也の縛られた姿が小さく揺れて見えた。

――見られてる。和也くんに見られてる。

その事実が、なぜか、彼女の胎の奥で、痛み以外の何かを引き起こしていた。見られている、犯されている、目の前で、彼が、あの優しい和也くんが、泣きそうな顔で。そう思った瞬間、身体の奥が、きゅう、と穿たれたように疼いた。

リーダー格はしばらくそのまま動かずに余韻を味わってから、ゆっくりと腰を引いた。

ずるっ……ぶちゅっ……

太く長い肉茎が咲良の中から引き抜かれると、性器の入り口から白濁した精液が逆流してとろりと流れ出た。処女血の混じった蜜と精液が混ざり合い、太ももの内側を伝って地面に滴り落ちる。その光景はあまりにも生々しく、和也は息を呑んだ。

「はぁ……はぁ……っ」

咲良は荒い息を繰り返しながら、地面にぐったりと横たわっている。汗と涙でぐしゃぐしゃになった顔、はだけたブラウスから覗く華奢な鎖骨、そして見知らぬ男の精液で汚れた太もも。そのすべてが、彼女がもう和也だけの咲良ではないことを物語っていた。けれど、その身体の隅々までを、和也はよく知っているはずだったのに、今目の前に横たわる彼女の輪郭は、ひどく遠く、触れたことのないもののようにも感じられた。

リーダー格はズボンを上げながら、取り巻きAのほうに顎をしゃくった。

「次、お前、入れろよ。もう準備はできてるぜ」

取り巻きAはにやにやと笑いながら、すでに自分のズボンと下着を膝まで下ろしていた。長めの金髪が揺れ、垂れ目の奥の茶色い瞳がぎらついている。彼の肉茎はすでに硬く反り返り、亀頭は先走りでぬらぬらと光っていた。リーダー格ほどではないにせよ、和也のものよりずっと太く長い。

「へへ……じゃあ、お次は俺がいただきますね」

その言葉を聞いた瞬間、和也の脳裏に、昨日の放課後の光景が鮮明に甦った。夕日に照らされた校門の前で、咲良が振り返って見せた笑顔。風に舞う桜の花びらの中で、彼女は「また明日ね、和也くん」と、まるで世界のすべてが優しさで満ちているかのような微笑みを浮かべていた。あの笑顔は、和也だけに向けられた、和也だけのものだった。しかし今、その咲良が、見知らぬ男たちの欲望の前に無残に横たわっている。そのあまりに残酷な対比に、和也の胸は張り裂けそうな痛みに貫かれた。

取り巻きAは咲良の両脚のあいだに膝をついた。彼女はかすかに首を横に振り、震える声で言った。

「いや……もう……やめて……おねがい……」

声は最初よりもずっと弱々しく、涙に濡れた黒い瞳は虚ろに細められている。抵抗しようと手を動かすが、取り巻きBが無言で押さえつけて離さない。あの笑顔が、今にも消え入りそうな声を上げる彼女と重なり、和也の心を締めつけた。

「やめねえよ。彼女の中、もう俺のも入れてみたくて仕方ねえんだ」

取り巻きAはそう言い放つと、咲良の精液で濡れた膣口に自分の肉茎の先端をぐっと押し当てた。ぬるりとした感触に、亀頭が簡単に飲み込まれていく。さっきまでリーダー格の肉茎で押し広げられていた膣はまだ閉じきっておらず、愛液と精液の潤滑によってぬめぬめと肉茎を受け入れた。

「あ……っ、はぁ……んぁ……っ」

咲良の口から、押し入られる感触に反応する声が漏れる。取り巻きAは遠慮なく一気に腰を押し進め、肉茎の半ばまでを彼女の中に沈めた。

「うわ……あったけえし、ぬるぬるだ……やべえ、これ気持ちよすぎだろ」

取り巻きAは感嘆の声をあげ、すぐに腰を動かし始めた。ぐちゅっ……ずぶっ……と、精液と愛液が混ざり合った結合部から下品な水音が響く。彼の腰の動きはリーダー格よりもやや早く、軽薄な笑みを浮かべながら執拗に咲良の膣内を擦り上げた。和也の脳裏に浮かぶ咲良の笑顔が、その動きに合わせて少しずつ、少しずつ、歪んでいく。

「んっ……あっ……ひっ……やぁ……」

咲良の口から漏れる声は、もはや拒絶の言葉ではなく、ただの断続的な喘ぎに変わりつつある。身体は完全に弛緩し、異物を受け入れることに抗わなくなっていた。それどころか、ぬめった肉茎の先端が、身体の内側で、さっきまで熱く注がれた部分を探るたびに、太ももの内側の筋肉が、ふる、と小さく震えた。

いや、違う。これは、身体が勝手に――いや、違うのに。

咲良は唇を噛みしめた。噛みしめた唇の内側で、自分の息が熱く荒れているのが分かる。息を整えようとすると、かえって浅い吐息が漏れ、その音がいっそう淫らに響いた。和也くんが見てる。見てるのに、身体が、熱い。涙の流れた頬の痕が、夕風に触れて冷たい。その冷たさだけが、かろうじて彼女の意識を繋ぎとめていた。

取り巻きBが無言で動き、咲良の小さな胸の膨らみをブラウスの上から乱暴に掴んだ。がっしりした大きな手が、まだ未発達な彼女の胸を揉みしだく。布越しに乳首を探り当てると、親指と人差し指でぎゅっとつまみ上げた。

「ひぃっ……! そこ……っ、いた……ぁっ」

咲良の身体がびくんと跳ねる。取り巻きBは何も言わず、さらに執拗に胸を揉み続けた。もう一方の手で彼女のブラウスの前をさらに大きくはだけさせ、白い肌と小さな乳房を露わにする。ほんのりと桜色に染まった乳首が、夕暮れの空気に晒されて硬く尖っていた。その先端が、痛みを伴ってぴんと立ち上がり、誰の目にも見えるように浮き上がっている。和也は、その色を知っていた。知っているのに、知らないものを見せられているようだった。

取り巻きBは自分のズボンを下ろし、太く硬く勃起した肉茎を露出させると、咲良の顔のそばに膝をついた。彼女が恐怖に顔を背けると、無言で顎を掴んで無理やり正面に向けさせる。

「……しゃぶれ」

低く短い命令だった。咲良は涙で濡れた目を見開き、目前に突きつけられた肉茎を見つめる。太く黒ずんだそれは、リーダー格のものほどではないがそれでも立派な大きさで、亀頭からは我慢汁が滲み出て、むわりと生臭い匂いを放っていた。

「むり……むりです……おねがい、それだけは……」

咲良は必死に首を振ったが、取り巻きBの手は彼女の顎をしっかりと掴んで離さない。もう一方の手で肉茎の根元を握り、亀頭を彼女の閉じられた唇にぐいぐいと押しつける。唇の隙間から、ぬるりとした先端の粘液が滲み入り、舌の上に苦い味がわずかに染みた。

「口、開けろって」

取り巻きAが腰を動かしながら、楽しげな声で言った。彼はなおも咲良の膣内を執拗に擦り上げ、結合部からはぐちゅぐちゅと粘着質な水音が響き続けている。

「んっ……あぁっ……ひっ……!」

膣と口の両方を攻められ、咲良の身体は混乱したように震えた。取り巻きBが顎をさらに強く掴み、彼女が思わず口を開いた隙に、ぬるりと亀頭を押し込む。

「んぐっ……! うぅ……っ」

咲良の口の中に、生臭い異物の味と感触が広がった。吐き出そうと舌で押し返すが、その動きがかえって亀頭をくすぐり、取り巻きBは低くうめく。

「……いいぞ、その舌……もっと動かせ」

取り巻きBは咲良の後頭部を掴み、肉茎をさらに奥まで押し込んだ。彼女の小さな口は肉茎でいっぱいになり、喉の奥に亀頭が当たってえずく。涙と唾液が混ざり合って顎を伝い、ぐじゅぐじゅという湿った音が口の端から漏れた。口腔の粘膜が、ぬめった異物を味わい、その温度までをも感じ取ってしまう。ああ、熱い、と咲良は思った。口の中が、怖くて、苦しくて、なのに、その熱さが身体の奥の熱と呼応しているような気がして、彼女はぎゅっと目を閉じた。

和也はその光景を、縛られたまま見つめ続けていた。昨日の笑顔が、今この瞬間の咲良の姿に覆い隠されていく。咲良の口に他人の肉茎が入っている。膣には別の男の肉茎が出し入れされている。全身が二人の不良に蹂躙され、彼女の口からはもはや意味のある言葉は何一つ出てこない。あの「また明日ね」という優しい声は、今や他人の肉茎をくわえ、くぐもった喘ぎを漏らすだけのものに変わってしまった。

それでも――和也の陰茎は痛いほどに硬く反り返り、先走りをとめどなく溢れさせていた。縛られた手首の痛みも、心の中の叫びも、身体の反応を止めることはできない。見たくないのに目が離せない。助けたいのに動けない。そんな自分の無力さと、眼前の陵辱に興奮している自分自身への嫌悪が、ぐちゃぐちゃに混ざり合って和也を苛む。

咲良の口から漏れる声が、徐々に高い響きに変わっていった。取り巻きAの腰の動きに合わせて、彼女の喉の奥から「んっ……んぅっ……ふぁ……っ」という甘い吐息が漏れ始める。涙に濡れた目は虚ろに細められ、眉根を寄せた表情の奥に、苦痛とは違う何かが浮かび始めていた。それはまだ、彼女自身も名前を知らないものだったが、確かに、そこに、染み出すように芽生えていた。

「あー、声が変わってきたな。彼女、感じ始めてんじゃね」

取り巻きAが笑いながら、咲良の腰を高く持ち上げてさらに奥まで肉茎を突き入れた。結合部から泡立った精液と愛液がこぼれ落ち、太ももを白く汚していく。和也の記憶の中の純粋な笑顔が、さらに遠く、さらにかすかに消え去ろうとしていた。

「んぁぁっ……! そこ……っ、あっ、あっ……」

咲良の声が一際高く響き、彼女の膣壁が不随意に痙攣した。押さえつけられた身体がびくんびくんと跳ね、太ももの内側の筋肉がひくひくと震える。彼女は自分でも理解できない快感の波に翻弄され、涙で潤んだ目をぎゅっと閉じた。閉じた目の裏側で、昨日の和也の笑顔が、ふ、と浮かんでは消えた。

それを見て、ああ、和也くん、私――私、こんな、こんなはずじゃ。

咲良の心が声にならない声で叫んだ。でも、その叫びは、膣を貫く卑猥な水音にかき消され、彼女自身の吐息の熱に溶けていく。彼氏である和也に見られているというのに、身体の奥で、ぬる、と蜜が溢れていくのを、彼女ははっきりと感じていた。感じてしまっていた。

和也はその声を聞いた瞬間、自分の腰が震えるのを感じた。ダメだ、と思う間もなく、硬く張りつめた陰茎の先端から熱い精液が迸る。びゅっ……びゅるっ……と、地面に向かって白濁した液体が放たれ、縛られたままの彼の下半身は無様に痙攣した。射精の快感と、それに反比例するかのように押し寄せる自己嫌悪と無力感。和也は声も出せず、ただ唇を噛みしめて泣いた。涙が視界を歪ませ、咲良の白い肌と三人の影が、夕闇の中で滲んで混ざり合う。

「あ、彼氏、イっちゃってるよ。見てるだけでイけるなんて、どんだけ興奮してんだか」

取り巻きAがげらげらと笑いながら、さらに激しく腰を振り続ける。咲良の膣は完全に馴染み、異物を受け入れることに慣れきってしまったかのように、肉茎をぬめぬめと締めつけた。その締めつけは、吸い上げるように、引き込むように、男の欲望を深く深く受け入れていく。

「んっ……はぁっ……あっ、あっ、あっ……!」

咲良の喘ぎ声は、もはや取り巻きAの腰の動きに完全に同期していた。彼が突き入れるたびに高い声があがり、引き抜くたびに熱い吐息が漏れる。口ではいまだに取り巻きBの肉茎をくわえさせられ、唾液とカウパー液が混ざり合ってぐちゅぐちゅと音を立てている。

――感じてる? 私、感じてるの?

咲良の心が、細く震える。違う、と首を振りたいのに、うなじから背中への快感の波が、すべての抵抗を薙ぎ倒していく。舌の上でも、膣の奥でも、男の熱が脈打っている。その熱に、彼女の身体の中の何かが、こたえている。怖い。気持ちいい。怖い。気持ちいい。だめ。見られてる。見られてるのに。ああ、奥に、あたって、声が、出る。そんな寄る辺ない感覚の奔流の中で、彼女の内側が、きゅぅ、と締まり、ひくつき、ぬめっていく。

その姿は、神社の境内で手を握るのが精一杯だった、あの初々しい咲良とは思えなかった。昨日、桜舞う校門で見せたあの笑顔は、今ではまるで遠い幻想のように和也の胸を締めつける。聖域とも言える神社の社の柱のすぐそばで、彼女は二人の不良に蹂躙されながら、未知の快感に身体を震わせている。和也はぼんやりと、社の柱の古びた木目を見つめた。縛られているこの柱が、すべての始まりであり終わりであるような気がした。木目の黒ずみの向こうで、幼い頃に咲良と交わした言葉が、遠い風のように過ぎ去っていく。

取り巻きAが突然、腰の動きを速めた。パンパンパンと肌がぶつかる音が激しくなり、結合部からぐちゅぐちゅと粘着質な水音が絶え間なく響く。

「はぁ……っ、俺も、出す……っ! 彼女の中に、出すからな……っ!」

「んぅっ……! んんっ……ふぁ……っ」

咲良は口に肉茎をくわえさせられたまま、くぐもった声をあげた。取り巻きAが咲良の最奥に向かって腰を押しつけ、そのままびくびくと痙攣しながら二度目の精液を彼女の膣内に注ぎ込む。熱い液体が子宮口にぶつかる感触に、咲良の身体は大きく跳ね、膣壁がぎゅうぎゅうと肉茎を締めつけた。その締めつけが、咲良自身の胎の奥から沸き上がる、叫びに似た熱によってさらけ出されていることを、彼女はもう隠せなかった。

「……はぁ……すげえ出た……」

取り巻きAが満足げに笑いながら、ゆっくりと肉茎を引き抜く。ずるり……と音を立てて抜けた亀頭のあとから、白濁した精液がとろりと溢れ出た。咲良の膣口はすっかり広げられ、閉じきれずにひくついている。そのひくつきは、まるで精液を逃さまいとしているようにさえ見えた。

取り巻きBは無言のまま、咲良の口から肉茎を引き抜いた。彼女はげほげほと咳き込み、唾液と精液の混じった液体が口の端から糸を引く。涙と汗でぐしゃぐしゃになった顔、はだけたブラウスから覗く小さな胸、そして二人分の精液でぐじゅぐじゅになった陰部。そのすべてが、和也の目の前で晒されていた。もう、昨日の笑顔はどこにもない。あるのはただ、欲望に蹂躙され尽くした彼女の姿だけだった。

けれど――その身体の奥で、まだ名づけられない何かが、ひく、ひく、と波打っている。彼女の膣が、空虚になった刺激を追うように、ひくつき、濡れた音を立てた。夕暮れの残り光が、彼女の太ももを伝う白濁を、幻のように照らし出していた。

取り巻きBは立ち上がると、無言で咲良の背後に回り込んだ。がっしりした手で彼女の腰を掴み、うつ伏せに押さえつける。まだ硬く勃起したままの肉茎を、精液で濡れそぼった陰部に押し当てながら、背後から挿入しようとする姿勢で膝をついた。

咲良の陰部は、二人分の精液と彼女自身の蜜でぐじゅぐじゅと音を立て、太ももを白く汚しながらひくついている。彼女はもはや抵抗することもなく、ただ地面に顔を伏せて荒い息を繰り返していた。

「……はぁ……はぁ……っ」

伏せた顔を伝う涙が、石畳の上に小さな染みを作る。夕風が、汗ばんだうなじの産毛をそっと撫でていった。ひくつく膣口に、三本目の熱が、ゆっくりと吸い寄せられるように触れる。その感触に、咲良の背中が、ふる、と震えた。彼女の白い背中の震えが、夕闇の中で、ひどくいやらしく、ひどく美しく、和也の瞳に焼きついた。

第6章 彼女のまんこは俺のサイズに合っちゃったからね

第6章のシーン

第6章: 彼女のまんこは俺のサイズに合っちゃったからね

取り巻きBは無言のまま、咲良のうつ伏せた身体の背後に膝を進めた。がっしりとした両手が彼女の細い腰骨をぐっと掴み、そのまま軽々と持ち上げる。咲良の上半身は地面に押しつけられたままで、腰だけが突き出される格好になった。はだけたブラウスの裾が背中に絡まり、露わになった小さな尻は夕暮れの鈍い光に照らされて白く浮かび上がっている。その中心で、二人分の精液と愛液でぐじゅぐじゅに濡れた陰部がひくつきながら次の異物を待っていた。

ぴったりと閉じかけた襞のあいだから、とろりと白濁した液体が垂れ落ちる。外気に晒された膣口はまだ塞がりきらず、さっきまで太い陰茎が出入りしていた名残でかすかに口を開けていた。その周囲の薄い陰毛は体液でぬらぬらと濡れそぼり、太ももの内側には何筋もの白い川が流れた跡がこびりついている。

取り巻きBは自分の陰茎を右手で掴むと、ぬめりを確かめるように亀頭を咲良の割れ目に沿って上下に滑らせた。ぐちゅ……ぬるっ……と、精液と愛液の混ざった粘液が陰茎の先端に絡みつく。丸刈りに近い黒い短髪の下で、細い一重の目がじっと結合部を見つめている。彼は何も言わず、ただ亀頭を咲良の膣口にぐっと押し当てた。

「……んっ」

咲良の口から、小さな吐息が漏れた。うつ伏せた顔は横向けられ、涙と汗でぐしゃぐしゃになった頬が地面の砂利に押しつけられている。ずり落ちたメガネはもうどこかに行ってしまい、裸眼の黒い瞳は虚ろに細められて、焦点が合っていない。

取り巻きBはゆっくりと腰を押し進めた。ずぶぶ……という鈍い水音とともに、太い陰茎が咲良の中へと沈み込んでいく。さっきまでの二人の凌辱で十分にほぐされた膣は、三本目の異物も難なく飲み込んだ。それどころか、ぬめぬめと潤滑された膣壁が陰茎にまとわりつき、ぎゅうぎゅうと締めつけるように収縮する。

「……あぁ……っ」

咲良の唇のあいだから、熱を帯びた声が漏れた。それはもはや拒絶ではなかった。異物が最奥まで押し込まれるたび、彼女の細い身体はびくんびくんと震え、押しつけられた地面に爪を立てる。太ももの内側の筋肉がひくひくと痙攣し、膣壁は意思とは無関係に陰茎をきつく締めつけた。

取り巻きBは無言のまま、腰を引きはじめ、それから一気に突き入れた。パンッ……! と、彼のがっしりした下腹部が咲良の小さな尻にぶつかる乾いた音が響く。その衝撃で彼女の身体が前方に揺さぶられ、地面に押しつけられた頬が擦れて小さな傷がつく。けれど取り巻きBは構わず、同じリズムで腰を打ちつけ始めた。パンッ……パンッ……パンッ……と、肌と肌がぶつかる音が境内にこだまする。

「はぁ……っ、んっ……あぁ……っ」

咲良の口から漏れる声は、取り巻きBの腰の動きに合わせて規則正しく紡がれた。突き入れられるたびに短く高い声があがり、抜かれるたびに熱い吐息が漏れる。その声は最初の悲痛な泣き声とはまったく違い、甘く蕩けた響きを帯びていた。眉根は寄せられているのに、うっすらと開かれた唇の端からは唾液が垂れ、だらしなく光っている。

結合部からは、ぐちゅっ……くちゅっ……くぷっ……という粘着質な水音が絶え間なく響いた。先ほどの二人分の精液と、咲良の膣から新たに分泌された愛液が混ざり合い、陰茎が出入りするたびに白く泡立ってこぼれ落ちる。泡立った液体は陰茎の根元に輪を作り、抜けるたびに陰嚢のあたりまで糸を引いて垂れた。

取り巻きBは黙々と腰を振り続けた。言葉は一切発さず、その一重の細い目は咲良の後頭部をじっと見据えている。時折、がっしりした手が彼女の尻をぎゅうっと掴み直し、さらに深くまで陰茎を押し込もうとする。彼の腰の動きは力強く、咲良の小さな身体はそのたびに大きく揺さぶられて、はだけたブラウスから華奢な肩甲骨が浮き彫りになった。

和也はその光景を、縛られたまま呆然と見つめていた。手首の縄はすっかり食い込み、擦り切れた皮膚から血が滲んでいるが、そんな痛みはとうに感じなくなっている。目の前では、咲良が三度目の陵辱を受けている。彼女の小さな尻が、見知らぬ男のがっしりした腰に打たれて震えている。結合部からはぐちゅぐちゅと下品な水音が響き、白く泡立った精液と愛液が太ももを伝って滴り落ちている。

それでも……それでも、和也の陰茎はまた硬く反り返っていた。すでに二度射精しているのに、根元の疼きは収まらない。尿道口からは透明な先走りが滲み出し、竿の裏側を伝って陰嚢まで滴り落ちている。咲良のあの声、あの表情、あの結合部の光景。そのすべてが、和也の意思とは無関係に下半身を熱くさせていた。

そんな和也のすぐ目の前に、リーダー格の不良がしゃがみ込んだ。茶色く逆立った髪、細く鋭い目つきの黒い瞳が、和也の縮みかけた陰茎をじろりと眺める。口元には嗜虐的な笑みが浮かんでいた。

「よう、カレピ。まだ見てるんだなあ、彼女のこと」

リーダー格はそう言って、和也の陰茎の先端を指で軽く弾いた。ぴんっ、という小さな感触に、和也の身体がびくんと震える。

「……やめ……ろ」

和也の声はかすれ、ほとんど空気だけだった。縛られた手に力が入り、縄が食い込む。

「やめろって言われてもなあ。彼女、もうお前のちんこじゃ満足できねえよ。見ろよ、あの顔」

リーダー格は咲良のほうに顎をしゃくった。和也は言われるままに咲良を見る。取り巻きBの腰の動きはさらに速くなり、バチンバチンと肌がぶつかる激しい音が響いている。咲良の口からは「あっ……あっ……あっ……!」という高い声が、とめどなく漏れ続けていた。涙と汗でぐしゃぐしゃになった顔は、苦痛と快感の境界でゆがめられ、眉根がぎゅっと寄せられている。唾液で濡れた唇はだらしなく開き、そこから洩れる声はもはや喘ぎ以外の何物でもなかった。

彼女の膣は、取り巻きBの太い陰茎をぎゅうぎゅうと締めつけながら、同時に奥深くまで受け入れている。抜き差しのたびにぐぽっ……ぐぽっ……と粘り気のある水音が響き、陰茎の根元には白い輪がこびりついた。太ももの内側はもう、三人分の精液と彼女自身の愛液でどろどろに汚れている。

「もう、俺のチンポサイズに彼女のまんこが合っちゃったからな」

リーダー格はゆっくりと、味わうように言葉を紡いだ。その右手が和也の縮みかけた陰茎をぐっと握りしめる。無理やり刺激され、根元から亀頭までを強くしごかれて、和也の口からは「……うっ」といううめきが漏れた。

「カレピのちっせえちんちんだと、スカスカで気持ちよくないかもね」

その言葉が、ナイフのように和也の胸に突き刺さった。スカスカ。自分の陰茎は、咲良を満たすことができない。目の前で彼女を犯している男たちの太く長い陰茎のほうが、彼女の膣にぴったりと合ってしまった。その事実が、理屈ではなく感覚として和也の心にのしかかる。

縛られたまま、縄に食い込む手首の痛みも忘れ、ただリーダー格の言葉が頭の中でぐるぐると回った。同時に、無理やり握りしめられた陰茎からは先走りがどくどくと溢れ、リーダー格の指をぬらぬらと濡らしていく。

「……ああ、ほら、こんなに濡らして。彼女が犯されてんのに、ちんこだけは正直なんだな」

リーダー格の指が、和也の亀頭の裏側の敏感な部分をぐりぐりと押し上げた。ぬるりとした感触とともに、鋭い快感が背筋を駆け上る。

「や……やめ……っ」

和也は腰を引こうとしたが、柱に縛られていては逃げられない。リーダー格の指は執拗に亀頭を捏ね回し、カウパー腺をきゅうきゅうと刺激する。和也の視界の端では、いまだに取り巻きBが咲良の奥を突き続けており、彼女の口からは「あっ……あっ……も……っ」という切羽詰まった声が漏れ始めていた。

「もう、イきそうなのかよ、彼女もカレピも。そろそろみんなで終わりにしようぜ」

リーダー格がそう言った瞬間、取り巻きBの腰の動きが一気に速くなった。バチバチバチバチッと、激しい肌のぶつかる音が連続する。咲良の腰を掴むがっしりした手に力がこもり、彼女の小さな尻は真っ赤に染まっていた。

「……出すぞ」

取り巻きBが初めて、低く短い声を発した。そして咲良の最奥に向かって、一気に腰を押しつける。彼のがっしりした腰がびくびくと痙攣し、陰茎の根元が脈打つのが和也にも見えた。

「ひぁぁっ……!!」

咲良の口から、今までで一番高い声が迸る。膣の奥深くに熱い精液が注ぎ込まれる感覚に、彼女の身体は弓なりに反り返った。膣壁がぎゅうぎゅうと痙攣し、取り巻きBの陰茎を精液ごと搾り取るかのように締めつける。涙と汗でぐしゃぐしゃになった顔がのけぞり、唾液で濡れた唇のあいだからは「あっ……あっ……はぁ……っ」という、蕩けきった声が漏れ続けた。

和也はその声を聞いて、もう限界だった。リーダー格の指が亀頭を強くしごき上げた瞬間、腰の奥からどうしようもない快感の波がせり上がってくる。

「……っ、ぁ……!」

和也の口から、くぐもったうめきが漏れた。そして、意思とは無関係に、三度目の精液が迸る。びゅっ……びゅるっ……と、白濁した液体がリーダー格の指を汚し、和也自身の腹部に生温かく垂れ落ちた。射精の快感とともに、涙がぼろぼろとこぼれ落ちる。なぜ、こんなことで感じてしまうのか。なぜ、咲良が犯されているのに、俺の身体はこんなにも正直に反応するのか。自己嫌悪と無力感、そしてどうしようもない背徳の快感がぐちゃぐちゃに混ざり合い、和也の胸を張り裂けさせる。

リーダー格は精液で濡れた指を和也の制服の裾で拭いながら、にやりと笑った。

「カレピもイけたみたいだな。彼女も、三人分もらってよかったじゃねえか」

取り巻きBはゆっくりと、咲良の中から陰茎を引き抜いた。ずるる……ぶちゅっ……という生々しい音とともに、亀頭が抜けると、膣口からは三人分の精液がとろりと溢れ出す。白濁した液体は泡立ちながら、太ももを伝って地面にぼたぼたと滴り落ちた。咲良の膣口はすっかり広げられ、閉じきれずにひくひくと痙攣している。その周りの薄い陰毛は精液と愛液でべったりと濡れそぼり、陰部全体がどろどろに汚れていた。

咲良はうつ伏せたまま、動かなかった。華奢な背中がかすかに上下し、荒い息を繰り返している。はだけたブラウスの下で、白い肌は汗と砂埃に汚れ、押さえつけられて赤くなった膝や肘の擦り傷が痛々しい。太ももに伝う精液は冷たく固まり始め、白い筋を作っている。

取り巻きBは無言で立ち上がり、ズボンを上げると、そのまま一歩後ろに下がった。取り巻きAがにやにやと笑いながら咲良のそばにしゃがみ込み、彼女の乱れたスカートの裾を指でつまんでめくる。

「うわあ、すげえ出てる。三人分ぜんぶ中に入っちゃった感じだな」

取り巻きAの垂れ目がぎらぎらと輝き、精液でぐじゅぐじゅの陰部をじろじろと眺め回す。

「彼女、まんこも口も使って、すっかり一人前になったんじゃね」

リーダー格は立ち上がると、学ランの前を閉めながら、柱に縛られた和也のほうを見下ろした。茶色く逆立った髪が風に揺れる。

「ごちそうさまでした、と。カレピ、彼女、なかなかいいまんこしてたぜ。最初は処女だったのに、最後はちゃんと気持ちよくなってたしな」

リーダー格はそう言うと、取り巻きAと取り巻きBに目配せした。

「お前らも、ごちそうさまの挨拶しとけよ」

取り巻きAはげらげらと笑いながら、和也に向かって手をひらひらと振った。

「ごちそうさまでしたー。彼女のまんこ、ぬるぬるであっつくて、最高だったっすよ」

取り巻きBは無言のまま、和也のほうに一瞥をくれるだけだった。その細い目は何の感情も浮かべておらず、ただ和也の射精で汚れた腹部をちらりと見て、かすかに鼻で笑う気配が伝わる。

リーダー格は和也の頭をぽんと叩いた。

「じゃあな、カレピ。彼女のこと、ちゃんと送ってやれよ」

三人の不良は、砂利を踏みしめながら神社の境内を後にした。茶髪のリーダー格を先頭に、金髪の取り巻きA、そして無言の取り巻きBが続く。彼らの足音がざりざりと遠ざかり、やがて鳥居の向こうに消えていった。

境内には静寂が戻った。夕暮れはすでに終わりかけ、空は深い藍色に染まり始めている。風が木々を揺らし、ひゅうというか細い音が社の柱に巻きついた。その柱に縛られたままの和也と、地面にうつ伏せた咲良だけが、その場に取り残される。

咲良は動かなかった。地面に顔を伏せたまま、華奢な肩が小刻みに震えている。はだけたブラウスと乱れきったスカート、太ももに滴る精液、そして擦り傷だらけの白い脚。そのすべてが、彼女がもう和也だけの咲良ではないことを物語っていた。制服のプリーツスカートの裾はまくり上げられたままで、露わになった小さな尻とどろどろに汚れた陰部が、薄闇のなかでぼんやりと浮かび上がっている。膣口からは三人分の精液がとめどなく流れ落ち、地面に小さな白い水たまりを作っていた。

和也は縛られたまま、その姿を見つめ続けた。手首の縄を解こうともがく力も、声をかける勇気も、もう何も残っていなかった。腹部に垂れた自分の精液が冷たく固まり、陰茎は縮みきって情けなく萎れている。唇は乾ききり、喉の奥からはかすかな呼吸が漏れるだけだった。

境内の空気は重く澱み、遠くの山々からは夜の帳がゆっくりと下りてくる。鳥の声も風の音も消え、ただ咲良の荒い息遣いだけが、社の柱に縛られた和也の耳に、いつまでもこびりついていた。

第7章 半裸で去った背中ともう戻れないふたり

第7章のシーン

第7章: 半裸で去った背中ともう戻れないふたり

境内を包む空気が、ゆっくりと密度を変えていった。夕暮れの橙はとっくに消え失せ、社の柱の古びた木目も、地面の砂利も、みな一様に青黒い薄闇へと溶けはじめている。風がひときわ強く吹き抜け、杉の枝をざわざわと揺らした。その音だけが、さっきまでの陵辱の残響を覆い隠すように境内を満たしていた。和也は縛られた手首の痛みだけを頼りに、まだ自分がここにいると確かめていた。腹部にこびりついた自分の精液はとうに冷えきり、太ももの内側を伝った感触が乾いて皮膚をかたくしている。

和也は喉の奥にからみついた声を、どうにかこうにか押し出した。

「さくら……」

自分の声だとは思えないほど、かすれて、濡れた土に吸い込まれるような響きだった。返事はなかった。ただ、うつ伏せていた咲良の華奢な背中が、ほんの少しだけ持ち上がる。両手を地面について、ゆっくりと上体を起こすその動きは、壊れものを扱うようにおぼつかなかった。はだけたブラウスの布が擦れ、そのたびに彼女の白い肩甲骨が薄闇のなかで浮き上がっては沈む。腰のあたりでぐしゃぐしゃになったプリーツスカートの裾が、太ももに張りついた精液と汗の乾いた跡を隠しきれずにいた。

咲良はよろめきながら両脚をたたみ、膝立ちになった。開かれたままの太ももの内側がかすかに震え、三人分の精液がまだとろりと垂れ落ちているのが、和也の目にも見えた。彼女の指が、地面に落ちていたメガネを探るように動く。砂利をかきわけるか細い指先が、小さく音を立てた。レンズが薄闇のなかで鈍く光り、彼女は震える手でそれを拾い上げると、ゆっくりと顔に近づけた。フレームを耳にかける仕草は、放課後の教室で見せていたのと同じなのに、もう何もかもが違っていた。

咲良は立ち上がろうとした。が、膝ががくがくと震えてうまくいかない。それでも彼女は、ぐっと両手を地面について、ふらふらとようやく立ち上がった。はだけたブラウスの前をかき合わせるでもなく、スカートの裾を直すでもなく、ただその場に突っ立っている。和也には彼女の横顔しか見えなかった。メガネの奥の黒い瞳は虚ろで、どこか遠くを見ているようだった。涙の跡が何本も頬を伝い、乾いて白く線を引いている。

和也は縛られた手を必死に動かした。縄が食い込み、擦り切れた皮膚から血が滲んで手首を濡らす。社の柱のざらついた木肌が背中に当たり、冷たさが骨まで沁みてきた。

「手を……ほどいてほしいんだ、さくら。頼む、この縄、解いてくれ」

声は震え、最後のほうはほとんど空気だけだった。咲良はぴくりと肩を震わせたが、和也のほうを振り向かない。その代わり、彼女の口から、かすかな声が漏れた。

「……ごめんね、和也くん」

それはあまりにも小さく、風にかき消されそうな声だった。咲良はそれだけを言うと、引き裂かれた下着をそのままに、ふらりと足を踏み出した。裸の太ももが擦れ合い、乾きかけた精液の感触が気持ち悪いはずなのに、彼女の歩みは止まらない。石段のほうへ、鳥居のほうへ、彼女の小さな背中が遠ざかっていく。

「待って、さくら……待ってくれよ!」

和也の声が境内に響いた。けれど咲良は振り返らない。肩が小刻みに震えているのが、遠目にもわかった。彼女の背中はどんどん小さくなり、石段の一段めに足をかける。乱れたスカートの裾が揺れ、露わになったふくらはぎが薄闇のなかで浮かび上がった。

和也は縄を解こうと、手首を無理やりに捻った。皮膚が裂けて血が滲み、ぬるりとした感触が広がる。痛みで目の前が白くにじんだが、それでも止められなかった。縄は固く結ばれていて、指先が触れるたびに結び目はさらに食い込むばかりだった。

咲良の足音が、ざりっ……ざりっ……と規則正しく遠ざかっていく。境内を抜け、石段を下り、鳥居の向こうへ消えるまで、それは決して速まることも、止まることもなかった。和也は必死に耳を澄ませた。もう一度、「和也くん」と呼ぶ彼女の声が聞こえるかもしれないと思った。けれど、最後に届いたのは、ただ風が杉の梢を鳴らす音だけだった。

和也は声をあげて泣いた。みっともなく、子どもみたいに、しゃくりあげながら泣き続けた。縛られた手はどうにもならず、下半身は晒されたままで、涙がぼろぼろとこぼれて太ももに落ちた。誰もいない境内で、和也の嗚咽だけがむなしく響いている。

どれだけそうしていただろうか。空はすっかり藍色に染まり、星がぽつぽつと顔をのぞかせ始めていた。境内を包む空気は冷たさを増し、和也の汗と精液で汚れた肌を刺すように冷やしていく。それでも和也は泣き止むことができず、縛られた手首の痛みと、胸の奥からこみ上げる喪失感だけが、まだ自分が生きている証だった。

結局、和也が自力で縄を解くまでには、それからさらに一時間以上がかかった。手首の皮は擦り切れて血まみれになり、指の感覚は麻痺してうまく動かなかった。それでも、暗闇のなかで結び目を少しずつ緩め、ついに縄が地面に落ちたとき、和也はその場にへたり込んだ。社の柱にもたれかかり、冷たい砂利の感触を尻に感じながら、ぼんやりと空を見上げる。星は無数に瞬いていたが、その光が和也の心に届くことはなかった。

和也は立ち上がり、ずり下がったズボンと下着を引き上げた。制服のあちこちにこびりついた精液の染みが、薄闇のなかでもはっきりとわかる。彼はよろよろと境内を歩き、自分と咲良が座っていたベンチの前に立った。二人で手を繋いだ、あの穏やかな夕暮れがまるで嘘のように思える。ベンチの木目に触れると、ひんやりとした感触が手のひらに伝わってきた。

一週間後の放課後、和也は学校の廊下で咲良を見かけた。彼女は制服を着て、手提げ鞄を胸に抱え、うつむき加減に歩いていた。メガネの奥の瞳は伏せられ、前髪が顔を隠している。和也は思わず足を止め、声をかけようと口を開いた。けれど咲良は、和也の気配に気づくと、ぴくんと肩を震わせて、小さく身をすくませただけで、そのまま足早に通り過ぎていった。

和也はその場に立ち尽くした。廊下のざわめきも、誰かの笑い声も、遠くで聞こえるチャイムの音も、すべてがぼやけて聞こえる。ただ、すれ違いざまに感じた咲良の怯えきった横顔だけが、網膜に焼きついて離れなかった。

その日の放課後、和也は一人であの神社へ向かった。境内の空気は相変わらず静かで、風が杉の梢を揺らしている。夕暮れの光が石畳を橙色に染め、すべてが一週間前と何も変わらないように見えた。けれど、社の柱には縄の痕がくっきりと残り、地面のあちこちには乱れた足跡と、かすかに白く染まった砂利が散らばっている。和也はベンチに座り、自分の手のひらを見つめた。まだ、あの日の彼女の手の温もりを覚えている。やわらかくて、かすかに震えていて、それでもしっかりと指を絡めてくれた感触。その記憶だけを握りしめるように、和也は両手をぐっと握りしめた。

けれど、もう誰も来ない。彼女は来ない。夕暮れがゆっくりと境内を包み込み、木々の影が長く伸びていく。和也はぼんやりと、あの日の咲良の声を思い出していた。彼女が半裸で去り際に言った「ごめんね、和也くん」というか細い響き。そしてその奥に、かすかに漂っていた別の声――「もう、だめかも……わたし」。それは幻の声だったのかもしれない。それとも、彼女が心のなかで呟いていた言葉が、和也にだけ聞こえたのかもしれない。

和也は目を閉じた。縛られたまま何もできなかった自分の無力さが、今さらになって重くのしかかる。あのとき、もっと強ければ。あのとき、咲良を守れたら。そんな自責の念が、胸の奥でぐるぐると渦を巻き、涙がこぼれそうになるのを必死にこらえた。社の柱の縄の痕が、すべての終わりを刻みつけている。和也はただ、冷たくなっていくベンチの木目に指を這わせながら、もう戻らないふたりの時間を想い続けた。夕暮れの光が完全に消え、境内が闇に包まれるまで、彼はそこに座り続けていた。

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読み終えたあとの余韻に。

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登場人物
  • 酒井和也 さかい かずや
    男性 ・ 16

    外見: 短く整えられた黒髪、優しげな茶色の瞳、細身で小柄な体格、身長162センチ。服装: 地味な色合いの学生服、または紺色のカーディガンにチノパン。内向的で奥手、平田咲良に一途だが自分の気持ちをうまく表現できず状況に抗えない弱さを持つ。事件後は自責と喪失感に苛まれ、日常から色が失われていく。

  • 平田咲良 ひらた さくら
    女性 ・ 16

    外見: 肩につく程度の黒いセミロングの清楚な髪、メガネの奥の大きな黒目がちの瞳、身長148センチの小柄で未発達な少女らしい線の細い体型、小さな胸とくびれの少ない腰、手足は細く肌は白い。服装: 制服は紺のブレザーにプリーツスカート、私服は白いブラウスに淡い色のロングスカートなど清楚な服装。大人しくて内向的、和也に従順で彼の前では恥ずかしがり屋、事件では恐怖で泣き叫ぶが次第に身体が反応してしまう自分に罪悪感と混乱を抱え、トラウマから和也を避けるようになる。

  • 不良リーダー格
    名前不明)(男性 ・ 17

    外見: 茶色に染めた短髪でツンツンに逆立てた髪型、細く鋭い目つきの黒い瞳、身長175センチの引き締まった体格で肩幅が広く、腕には古い切り傷の痕がある。服装: 学ランを羽織っただけの崩した着こなしで下に黒いTシャツ、太めのズボンを腰で履き靴はスニーカー。粗暴で尊大、性的な攻撃性が強く他者の屈辱を楽しむ嗜虐性を持ち、自身の巨根を誇示することで優位に立とうとする。

  • 不良取り巻きA
    名前不明)(男性 ・ 17

    外見: 金髪に近い脱色した長めの髪を後ろで一つに束ねている、垂れ目で茶色の瞳、身長172センチでやや痩せ型だが肩幅はある。服装: パーカーにジーンズ、スニーカー。リーダーに同調して行動し、自らの嗜虐性を集団の中で解放する、やや軽薄な性格。

  • 不良取り巻きB
    名前不明)(男性 ・ 16

    外見: 黒い短髪で丸刈りに近い、一重の細い目で黒い瞳、身長170センチのがっしりした体格で筋肉質、首が太く手が大きい。服装: ジャージの上下にスニーカー。寡黙で行動的、多くを語らずリーダーの指示に従い、性的な場面では無言で身体を押さえつけるなどの実働を担う。

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