第2章: 土曜日の誘いと無防備な肌

第2章: 土曜日の誘いと無防備な肌
朝の光がリビングのフローリングを優しく照らしていた。
カーテンを開けながら、香里は自身の体内に残る、昨夜の蠢きの余韻をそっと嚙みしめた。あのぬらぬらとした罪悪感と、疼きが混ざり合った感覚は、朝になってもまだ膣の奥で微かに脈打っているようだった。
――あの子、ちゃんと眠れたかしら。
そう思うと同時に、机の上に広げられた自分のパンティを、必死な面持ちで嗅ぎしめるあの小さな姿が脳裏を掠めた。胸がぎゅっと締め付けられるような疼きが、再び下腹部を温めた。
「おはよう、冬馬」
声は、いつもより少しだけ高く、明るく響くよう意識した。
冬馬は食堂のテーブルで、牛乳を飲みながら参考書を開いていた。寝ぐせのついた黒髪が朝日で柔らかく光っている。まだ幼さの残るほっそりとした肩が、白い半袖シャツの下でかすかに動く。
「……おはよう、ママ」
彼は顔を上げ、きょとんとしたような表情で返事をした。
その無邪気な様子に、香里の胸の中では、昨夜あれほど激しく疼いた欲望と、母親としての心配が絡み合った。彼はあの後、どうしたのだろう。あのまま眠りについたのか、それとも……。
「今日は土曜日ね。塾は午前中だけでしょう?」
「うん。十二時には終わるよ」
冬馬が答える声は、まだ眠気を含んでいる。香里は流し台に向かい、コーヒーポットをセットしながら、背中越しに言葉を続けた。
「じゃあ、午後はちょっと息抜きしよっか。毎日勉強ばかりじゃ、頭がパンクしちゃうよ」
「息抜き?」
「うん。ゲームでも、なんでもいいのよ。ママも一緒に遊んであげる」
振り返ると、冬馬は少し驚いたような顔をしていた。しかしその目は、わずかに輝きを宿しているように見えた。
「……本当に?」
「もちろんよ。たまにはそういう日もあっていいでしょ」
香里は微笑んだ。その笑顔の裏で、彼女の心臓は少し早く打ち始めていた。今日の午後。あの計画が、ゆっくりと形になりつつある実感が、子宮の奥をじんわりと温める。
「じゃあ、行ってきます」
「いってらっしゃい。気をつけてね」
ドアが閉まる音が響いた。
家の中に静けさが戻ると、香里は流し台にもたれかかり、深く息を吐いた。胸の内側で蠢く熱いものが、ゆっくりと全身に広がっていくのを感じた。
――あの子のためよ。
――勉強ばかりじゃ、かわいそうだもの。
都合の良い理由が、心の隙間をぬらぬらと埋めていく。彼女は自分に言い聞かせるように、その言葉を繰り返した。しかし股間の奥でうずく疼きは、そんな正当化など軽々と飛び越え、もっと淫らで確かな欲望へと変容しつつあった。
午前中、香里は家事を済ませると、長い時間をかけてシャワーを浴びた。
湯気の立つ浴室で、彼女は自身の体をくまなく洗い、観察した。鏡に映る肉体は、三十八歳とは思えない張りと柔らかさを保っていた。ふっくらと膨らんだ乳房は、先端の乳首が少し色濃く、湯気で敏感にそそり立っている。くびれたウエストから広がる腰の曲線、そして大きく丸みを帯びた尻。
指が、自然と股間に向かう。
Tバックの紐が食い込んだ割れ目を、そっと撫でてみる。昨日の夜、あのパンティを握りしめていた冬馬の小さな手のことを考えると、膣の内側がきゅっと縮むような感覚が走った。
――あの子の手で、ここを触られたら……。
考えただけで、腿の内側が熱く濡れていく。彼女は目を閉じ、シャワーの音に紛れて、そっと陰唇を広げる指を滑り込ませた。ぬめっとした愛液が、指先を包み込む。
「んっ……」
思わず漏れた声が、浴室のタイルに反響する。彼女は慌てて口を押さえたが、もう止まらない。昨夜味わったあの快楽の記憶が、一気に蘇ってきた。
小さなペニス。皮に包まれた、まだ幼い形。それを一生懸命にしごく冬馬の姿。
「あ……はぁ……」
香里は壁に手をつき、腰をわずかにくねらせた。挿入した指が、膣の襞をかき分けながら奥へと進む。熱く締まりつつある内壁が、指を拒みながらも貪る。
彼女は、今日の午後のために、この体を準備していた。すべては計画通り。いや、計画以上に、彼女自身の欲望が暴走し始めていた。
シャワーを止め、バスタオルで体を拭きながら、香里は今日着るものを選んだ。
いつもの部屋着ではなく、薄いグレーのロングTシャツ一枚。これだけだ。下には、ごく細い紐のTバックを通した。ブラジャーはつけない。布地が乳房に直接触れる感触が、乳首をより敏感にさせる。
鏡の前で少し体をひねってみる。
Tシャツの裾が上がれば、くびれた腰のラインが露わになる。そして後ろを向けば、Tバックの紐が尻の割れ目に食い込み、丸く膨らんだ臀部を左右に分断しているのが、かすかに透けて見える。
――これで、いい。
彼女は唇を噛みしめた。胸の鼓動が早い。興奮と、わずかな罪悪感が混ざり合い、子宮のあたりが重たく熱い。
時計の針が、午後零時を指した頃、インターホンが鳴った。
「ただいま」
ドアを開けると、塾のバッグを肩にかけた冬馬が立っていた。少し汗ばんだ顔に、幼さが残る。
「おかえりなさい。暑かったでしょう?」
香里はわざとらしく涼しい声で応えながら、ドアの傍に立ち、わずかに体をくねらせた。Tシャツの裾が、腿の付け根あたりまで上がる動きを計算していた。
冬馬の視線が、一瞬、彼女の体を掠めた。
そして、彼の頬がほんのりと赤らんだ。
「マ、ママ……その格好……」
声が上ずっている。香里は内心で笑った。計画通りだ。いや、彼の反応は、期待以上に純粋で、そして確実に動揺していた。
「あら、だって家の中だもの。シャワー浴びたばっかりで、まだほてってるのよ。涼しい格好のほうが気持ちいいでしょ?」
彼女は涼しい顔をしながら、キッチンへと歩き出した。Tシャツの薄い布地が、ノーブラの乳房の動きをそのまま伝える。乳首が布に擦れるたびに、ちくちくとした快感が背筋を走る。
背中越しに、冬馬が立ち尽くしているのが感じられた。
「お、お昼ご飯……なに?」
「カレーよ。すぐに食べられるように温めてあるから、着替えてきなさい」
「う、うん……」
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