雨の日に刻まれた背徳の記憶

第4章: 甘く生臭い衝撃(続き 2/2)

朋美はにやにやと笑い、そのまま立ち上がった。窓の外を見ると、雨はまだ降り続けている。しかし、さっきまでの激しい雨脚ではなく、静かな霧雨のようなものに変わっていた。

「……面白い経験だった」

彼女が振り返って言った。

「徹の体って、すごく正直なんだね」

その言葉の意味を、徹はすぐには理解できなかった。ただ、自分が今経験したことが、この先の人生でずっと忘れられないものになるだろうという予感だけが、胸の奥に重く沈んでいった。

部屋の中には、二人の吐息と、さっきまでの行為の余韻がじんわりと漂っている。甘く、生臭く、背徳的で、それでいてどこか純粋な匂い。

徹はまだ座り込んだまま、自分の膝を見つめていた。太腿には、朋美が飲みきれなかった白濁の痕が、かすかに光っていた。

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