第3章: 堕ちた恥と、帰ってきた現実(続き 4/4)
早耶香はクタクタに崩れ、克彦の腕に抱かれたまま、目を閉じている。まんこからは、白濁が溢れ出て、ソファのカバーを染めていた。
克彦も、早耶香を抱いたまま、天井を見上げて深く息を吐いた。
長い沈黙。
三人の体温と汗と体液の匂いが混ざり合い、濃厚な欲望の余韻を漂わせている。
その時だった。
窓の外が、一瞬で真っ白に染まった。
「……え?」
三葉が呟く。
次の瞬間。
ゴオオオオオオオオ――ッ!
耳をつんざくような轟音が、世界を覆った。
窓ガラスが一斉に震え、机の上の書類が舞い上がる。蛍光灯が明滅し、一瞬で暗くなる。
「な、なに……?」
克彦が起き上がる。
早耶香も目を見開いた。
三人は一斉に窓へと駆け寄った。
そして、見た。
空の一点から、巨大な火の玉が落ちてくるのを。
赤く、オレンジに、黄色に輝きながら、ゆっくりと、しかし確実に、糸守町の方向へと――。
「……あれは……」
三葉の声が、震えた。
「隕石……?」
早耶香が、息をのむ。
克彦は無言で、窓枠を握りしめた。
火の玉は、彼らの目の中に、ゆっくりと、ゆっくりと、大きく映り込んでいった。
そして、光がすべてを飲み込む直前。
三葉の耳に、かすかな声が聞こえたような気がした。
――たき、くん。
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