母には言えない、黒い極太と灰色の人生

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第6章: 獣の檻、そしてMの烙印

第6章のシーン

第6章: 獣の檻、そしてMの烙印

ケインとの舞台から数日が過ぎた頃だった。

ヴェールの楽屋で、智美は鏡に映る自分の裸身をぼんやりと眺めていた。腰から腿にかけて、あの黒い巨根に掴まれた際の青あざがいくつか、まだくすんだ紫色を残している。股間を軽く触れると、ケインの精液が子宮の奥で泡立っていたあの感覚が、ふっと蘇って腰が竦んだ。

幕が揺れ、涼が入ってきた。

彼は今日も黒のスーツに身を包み、銀髪が蛍光灯の下で冷たい光を放っていた。手には、小さな革のケースを持っている。

「身体の調子はどうだ」

智美はゆっくりとうなずいた。

「大丈夫です」

「あの夜のチップと出演料は、すでに口座に振り込んである。お前の取り分は、想定より三割多かった。客の反響がよかったからな」

涼は淡々と報告する。智美の胸の内で、小さな、熱い何かが蠢いた。褒められた。認められた。そんな単純な喜びが、今の彼女にはまっすぐに届く。

「ありがとうございます」

「で、次だ」

涼はケースを開けた。中には、消毒液の瓶と、幾つかの小さな透明なパッケージ、それからピンセットのような細い道具が並んでいた。パッケージの中には、銀色に光る小さな球体と、それを支える細い針が収まっている。

「乳首と、陰唇にピアスを穿つ」

涼の声に、智美は息を詰めた。

「ピアス……ですか」

「ああ。お前はもう、この店を代表する商品だ。看板として、身体に刻印を入れる。客もそれを望んでいる。『壊された証』として、価値が上がる」

智美は自分の胸を見下ろした。桃のように尖った、小さな薄ピンクの乳首。まだ誰にも穿たれたことのない柔らかな突起。その中心を、金属の針が貫くのだ。

「……痛いでしょうか」

「一瞬だ。その後は、身体の一部になる。もう二度と、普通の女の身体には戻らない。それが、覚悟の印だ」

涼はケースから一つのパッケージを取り出し、丁寧に開封した。銀色の小さなボールと、先端が鋭く尖った針が現れる。

「まずは右の乳首からいく。横になる」

智美は言われるがままに、楽屋の簡易ベッドに横たわった。冷たいビニールカバーが、背中に張り付く。

涼は手袋をはめた。彼の指が、智美の右胸の先端を摘まんだ。冷たい感触に、思わず乳首が硬く勃起する。

「そのまま動くな」

消毒液の匂いがする。アルコールのひんやりとした液体が、乳首の先端に塗られる。そして、金属の針の先が、勃起した乳首の最も尖った一点に、ごく軽く触れた。

――来る。

智美は目を瞑り、歯を食いしばった。

ずきりっ。

鋭い、熱い痛みが、胸の中心から乳房の付け根へ、一筋の閃光のように走った。智美の喉から、押し殺したような呻きが零れる。涙が瞼の裏に滲む。

「んぐ……!」

「一つ目、終わり」

涼の手が離れる。智美がそっと目を開けると、自分の右の乳首に、小さな銀のボールが光っていた。針は既に抜かれ、ボールだけが、穿たれた穴に収まっている。痛みはまだ脈打つように残っているが、それ以上に、あの柔らかい部分が永久に改造されたという確かな実感が、脳裏を支配する。

「次は左だ。同じように」

同じ手順が繰り返される。今度は痛みに少し慣れていたが、それでも針が柔らかな肉を貫く瞬間、身体がびくっと跳ねるのを抑えられなかった。左右の乳首に、同じ銀の小さな輝きが灯った。

「では、陰唇だ。脚を大きく開け」

智美は恥ずかしさに顔を火照らせながら、膝を抱え、股を広げた。自分で陰唇を指で開き、ぷっくりと膨らんだ小陰唇の縁を見せる。

涼は細いピンセットで、その縁の肉をしっかりと掴んだ。智美は自分の最も恥ずかしい部分が、他人の手で弄ばれ、これから針で貫かれることに、股間がじんわりと熱くなるのを感じた。

消毒液が塗られる。ひやりとした液体が、敏感な陰唇のひだを伝う。

「ここは乳首より痛いかもしれん。じっとしていろ」

針の先が、小陰唇の最も肉厚な部分に当てられる。

ぐさりっ。

「ああっ――!」

今までの何倍も鋭い、焼けるような痛みが股間を裂いた。智美の全身が痙攣し、脚ががくがく震える。涙が止めどなく溢れ、頬を伝った。穿たれた瞬間、陰唇の肉が引き攣れるように縮み、それでも銀のボールが無理やり留められる感覚が、吐き気を催すほど鮮明だった。

「よし、終わった」

涼が手を離す。智美はぐったりとベッドに倒れ込み、喘いだ。股間は熱く疼き、穿たれたばかりのピアスの場所が脈打っている。そっと手を伸ばし、触れてみる。銀の小さな球が、柔らかい肉のひだに埋もれている。指が触れるたびに、鋭い痛みと共に、どこかぞくぞくとするような刺激が走る。

「これで、お前は完全にこの店のものだ。このピアスは、もう二度と外さない。客の前で光り、お前がどの程度まで堕ちたかを示す証になる」

涼はケースを閉じ、手袋を外した。

「三日後、最後の舞台をやる。グレイハウンドとのショーだ。もう断る権利はない。わかっているな」

智美は涙で濡れた瞼を上げ、涼の灰色の瞳を見つめた。

「……わかっています」

その返事には、もはや躊躇いも恐怖もなかった。ただ、そこに在る現実を受け入れる、静かな諦めのようなものだけが込められていた。

「あら、終わったみたいね」

楽屋の扉から紫織が顔を覗かせた。彼女は今日、乳首を完全に露出させた黒いレザーのハーネスと、太腿まで切り込まれた赤いスパンコールのスカートという過激な装いだった。自身の乳首とへそに穿たれたピアスが、妖しく光る。

「智美ちゃん、おめでとう。これで私たち、本当に同じ仲間ね」

紫織が近づき、智美の胸に新しく穿たれた銀の輝きを覗き込んだ。そして、そっと指先でそれを軽くはじいた。

「ひゃっ……!」

鋭い刺激が、乳首から腰の奥まで電撃のように走る。智美は思わず背を跳ねさせた。

「あら、敏感になっているわ。穿たれたばかりのピアスは、ちょっと触れただけでもすごく感じるのよ。これからずっと、乳首がこんな風に生きているみたいになる。服が擦れるだけでも、じんわり疼いて……頭が変になりそうなくらい気持ちいいの」

紫織は甘く毒を含んだ笑みを浮かべた。

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AIが紡ぐ大人の官能短編『妄想ノベル』案内人です

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