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あの夏、僕の彼女は先生に跪いた

学生/いけない / 寝取られ(NTR) 全5章 約21分で読了(10,033字) 短編 2025年11月20日

あらすじ

放課後、彼女の板橋みつはを待つ海斗悠真は、彼女がいないことに不安を感じ、国語準備室へ向かう。ドアの隙間から覗くと、そこには信じられない光景が広がっていた。教師の桜井の前に跪き、みつはが彼の年老いた尻穴を、まるで神聖な儀式のように舐め奉げているのだ。濃密な匂いと、くちゅっという恥ずかしい音。まだ一度もキスをしたことのない彼女の、知らない顔に、悠真の世界は音を立てて崩れ始めた。

第1章 覗き窓からの絶望

第1章のシーン

第1章: 覗き窓からの絶望

放課後のチャイムが、まるで遠い国の鐘の音のように響いて消えた。

教室にはもう、海斗悠真一人しかいなかった。

彼の柔らかい茶色の髪に、西日が斜めに差し込み、穏やかな茶色の瞳をきらきらと照らしていた。

彼は自分の鞄を片付けながら、何度も何度も窓の外のグラウンドへ視線を走らせていた。

板橋みつはを待っていたのだ。

まだ一度も唇を重ねたことのない、彼のたった一人の彼女。

彼女のさらりとした長い黒髪が風に揺れる様子を、潤んだ大きな黒瞳がこちらを向くのを、ただ待っていた。

時間が、粘つく蜂蜜のようにゆっくりと流れていく。

教室の空気は、誰もいなくなると寂しくなり、残る粉塵の匂いだけが際立つ。

彼女はいつもなら、すぐにここに駆けつけてくるはずだった。

今日は、少し体調が悪いと言っていたけれど、それにしても遅すぎる。

心臓が、小さな不安な生き物のように胸の奥で騒ぎ始める。

彼は立ち上がり、教室を後にした。

廊下は、自分の足音だけが不気味に反響する空洞だった。

彼の細身で華奢な体が、見えない何かに押し戻されるように、少しずつ足を進めていく。

「みつは…どこにいるんだろう…」

彼の唇から、かすれた声が漏れた。

彼女のいそうな場所を頭の中で巡らせる。

図書室?それとも、屋上?

でも、どこのドアも閉まっていて、彼女の気配は感じられない。

そうだ、国語の準備室だ。

みつはは国語が好きで、桜井先生に質問に行くこともあった。

あの、白髪混じりの髪と、深い皺に刻まれた鋭い目を持つ、少し気味の悪い先生。

でも、もしかしたら、先生に呼ばれて勉強しているのかもしれない。

その淡い期待を胸に、悠真は古びた廊下の奥へと足を運んだ。

国語準備室のドアは、ほんの少し、本当にほんの数センチだけ開いていた。

カラン、と古い金具が軋む音がしないように、彼は息を殺してそっと近づいた。

ドアの隙間から、予期せぬ匂いが漏れ出てきた。

それは、ただの古い本やホコリの匂いではなかった。

濃密で、動物的な、甘ったるい腐臭のような、何かが深く熟してしまったような匂いだった。

彼の鼻孔をくすぐり、頭をぼんやりとさせるような、禁断の香り。

好奇心と、それを上回る悪い予感が、彼の背中を押した。

彼は、震える指でドアをそっと押し広げ、片目を隙間に寄せた。

そこに広がっていた光景は、悠真の世界のすべての法則を、音を立てて粉々に砕いた。

跪いている。

それは、板橋みつはだった。

彼女の学校制服、スカートの丈はいつもより短く、白いハイソックスの太ももが、緊張したように固くなっていた。

さらりとした長い黒髪は、汗で数本こびりつき、うなじの白い肌を濡らしている。

彼女は、誰の前にも跪いていた。

古びたジャケットとズボンを穿いた、痩せ型で少し背の曲がった男の前に。

それは、国語教師の桜井宗介だった。

彼は眼鏡をかけたまま、悠真の気配に気づくことなく、傲慢な神のようにそこに立っていた。

そして、悠真の信じられない瞳が捉えたのは、みつはの、その顔だった。

彼女は、桜井の年老いた尻に、自分の顔を押し付けていた。

スラックスの上からではなく、ズボンと下着はずりりと下げられ、皺の刻まれた、白く、弛んだ尻の肉が、みつはの頬に挟まれている。

そして、彼女の小さく、ピンク色の舌が、信じられない場所を、ゆっくりと、しかし確実に舐め上げていた。

それは、肛門だった。

くちゅっ、という、恥ずかしく、濡れた音が、静かな部屋に不快に響いた。

まだ、キスをしたことのない彼女の唇が、その舌が、年老いた教師の最も穢らわしい場所を、まるで神聖な儀式のように、愛撫していた。

悠真の喉から、声にならない何かが漏れそうになった。

彼の足は地面に釘付けになり、動かせなかった。

逃げるべきだった。

目を背けるべきだった。

でも、その光景は、彼の眼球に焼き付いて離れなかった。

みつはの表情は、苦痛でも、嫌悪でもなかった。

それは、陶酔と、恍惚と、何かへの深い屈服願望に満ちた、彼が知らない顔だった。

彼女の瞳は潤み、頬は赤く染まり、その舌は、まるで美味しい蜜を舐めるかのように、老いた穴の縁をねっとりと濡らし、中心へと舌先を滑り込ませていく。

「んっ…ぅ…」

かすかな、甘い吐息が、みつはの唇から漏れた。

その声は、悠真が一度も聞いたことのない、淫らな響きを帯びていた。

桜井は、満足げに、ほくそ笑んでいた。

その皺が深い口元が、歪んだ喜びでゆがんでいるのが見えた。

彼は、悠真の彼女を、目の前で、自分のものに変えていた。

純粋だったものを、穢し、犯し、自分の欲望の道具へと作り変えていく愉悦。

その空気は、濃密な匂いと共に、悠真の肺を満たし、彼の精神を侵食していく。

くちゅっ、ぐちゅ…、舌が粘膜を撫で、唾液が混じり合う、生々しい音が、悠真の鼓膜を直接抉った。

世界が、ゆっくりと回り始めた。

教室の窓から差し込む夕日は、まるで血のように赤く、すべてを不気味に染めていた。

彼の愛していた世界は、音を立てて崩れ始めていた。

彼女の髪の香り、彼女の笑い声、彼女と交わした約束。

すべてが、この一瞬の光景の前で、偽物のように色褪せていく。

彼は、もう何も感じられなかった。

悲しみも、怒りも、すべてが凍りついて、ただ、底なしの絶望が、彼の体の芯からじわじわと滲み出てくるのを感じるだけだった。

彼の、まだ何も知らない純情な世界は、その覗き窓から、永遠に終わりを告げたのだ。

第2章 偽りの日常と歪んだ香り

第2章のシーン

第2章: 偽りの日常と歪んだ香り

夜明けのアラームが、海斗悠真の耳に鋭く突き刺さった。

昨日まで信じていた世界が、音を立てて崩れ落ちた音が、今も脳髄の奥で轟いている。

ベッドから起き上がることさえ、鉛の重さに四肢を引かれるようで困難だった。

瞼を閉じれば、国語準備室の薄暗い光と、濃密な匂い、そして信じられない光景が鮮明に蘇る。

愛する彼女、板橋みつはが、あの老教師、桜井宗介の前に跪き、まるで神聖な儀式のように、その老いた尻穴を舌で愛でていた。

くちゅっ、という恥ずかしくも生々しい音。

まだ一度も唇を重ねたことのない、みつはの知らない顔。

悠真の胃袋が、何度も何度も痙攣するのを感じながら、彼は学校へ向かう準備を始めた。

何もかもが偽物に見える。

鏡に映る自分の顔、歯ブラシのミントの香り、朝食のパンの焦げ目。

すべてが、あの薄汚い秘密を覆い隠すための、薄っぺらい舞台装置に過ぎなかった。

登校路の喧騒は、悠真にはまるで遠い国の音のように聞こえた。

クラスメイトたちの陽気な声も、自転車の鋭いベルの音も、彼の耳を素通りしていく。

彼の意識は、ただ一点に集中していた。

今日、みつはに会ったら、どうすればいいのか。

何を言えばいいのか。

普通に「おはよう」と声をかけることさえ、喉の奥で渋く固まってしまう。

もし彼女が、昨日と同じように、あの穢れた香りをまとっていたら。

もし、あの老教師と再び……

そんな考えが頭をよぎるたび、胸の奥がえぐられるような痛みに襲われる。

彼はただ、昨日までの日常が、嘘でも幻でもいいから、もう一度だけ戻ってきてくれないかと、心の中で叫んでいた。

校門をくぐり、廊下を歩く。

他の生徒たちのざわめきが、次第に大きくなってくる。

そして、彼はそこで彼女を見つけた。

下駄箱の前で、一人、俯いて靴を履き替えているみつは。

さらりとした長い黒髪が、窓から差し込む朝の光を浴びて、絹糸のように輝いている。

一瞬、悠真は息をのんだ。

あれは、彼が愛した、あの板橋みつはだ。

けれど、その次の瞬間、昨日の記憶が黒い波のように彼を飲み込み、その光景を穢していく。

足が動かない。

動かそうとすると、心臓が異常な速さで鼓動を打ち、手のひらに冷や汗が滲む。

悠真は、自らの足が動くのを感じながら、ゆっくりと彼女に近づいた。

距離が縮まるにつれて、いつもと違う何かに気づいた。

それは、匂いだった。

みつはの周りに漂う、いつものシャンプーの微かな香りとは全く異なる、粘つくような、歪んだ香り。

古い本の積まれた書斎の黴臭さと、どこか甘ったるい、腐敗したような果物の匂いが混ざり合っている。

それは、まさしく、昨日、国語準備室のドアの隙間から漂ってきた、あの老教師とみつはの匂いだった。

その匂いが、みつはの制服のセーラー襟や、スカートの裾にまとわりつき、悠真の鼻腔を執拗に刺激した。

「おはよう、みつは」

どうにか絞り出した声は、自分でも驚くほどか細く、震えていた。

みつはは、びくりと肩をすくめ、ゆっくりと顔を上げた。

その潤んだ大きな黒瞳は、いつもなら悠真を見つめるときに澄んだ光を放つのに、今日はどこか曇っていて、視線が泳いでいる。

まるに、彼の目を避けるかのように。

「…あ、悠真くん。おはよう」

声はかすれ、彼女はすぐに目を伏せ、自分の靴の先を見つめていた。

その様子が、悠真の不安にさらに油を注いだ。

彼は一歩、さらに近づいた。

歪んだ香りが、ますます濃くなる。

「眠れた?昨日、結構遅かったみたいだし」

悠真は、必死に普段の自分を演じようとした。

だけど、その声は明らかに緊張を帯び、疑念の色を隠せていなかった。

みつはは、カバンの持ち手を両手で強く握りしめ、指の関節が白くなっているのが見えた。

「うん…、大丈夫」

短い、突き放したような返事。

それ以上、何も語ろうとしない。

その態度が、悠真の心に少しずつ棘を刺していく。

何かを隠している。

その瞳の奥に、自分には見せまいとする暗闇が広がっているのを、彼は肌で感じていた。

我慢できなかった。

問い詰めてしまうべきではないと分かっていながら、言葉が溢れ出てしまった。

「昨日、何してたの?」

その瞬間、廊下の空気が凍りついた。

みつはの体が、微かに震える。

彼女はゆっくりと、ゆっくりと顔を上げた。

そして、悠真の目をまっすぐに見た。

その瞳の奥に、悠真は今まで見たことのない色を見つけた。

それは、恐怖でも、悲しみでもない。

羞恥と、そして何より、濃密な、甘美な欲望の色だった。

それは、あの老教師に支配されることで初めて開かれた、秘密の園の色だった。

「…先生と、勉強してただけよ」

静かに、しかし、はっきりと嘘が口から出た。

その言葉は、悠真の耳に、くちゅっというあの生々しい音と共に、焼き付いた。

みつはの瞳の奥で、欲望の色がゆらめき、彼に言い渡すかのようだった。

「あなたには、分からない」と。

そう言い捨てると、彼女は悠真の横を通り過ぎ、廊下の奥へと歩き去っていく。

その背中からは、まだあの歪んだ香りが立ち上っていた。

悠真は、ただ一人、廊下に立ち尽くすことしかできなかった。

偽りの日常が、始まったばかりだった。

第3章 奪われた放課後

第3章のシーン

第3章: 奪われた放課後

あの光景から逃れるように、歪んだ日常を正したいという必死の思いが、海斗悠真の胸を焦がしていた。

国語準備室のドアの隙間から脳裏に焼き付いた、板橋みつはの知らない顔。

あの濃密で、陰鬱な空気を打ち破り、二人だけの普通を取り戻したい。

その一心で、彼は放課後の教室で、一人で鞄を整えるみつはに声をかけた。

彼女の細い指が、教科書の角をそっと撫でる仕草に、悠真は胸が締め付けられるのを感じた。

「ねえ、みつは。週末、予定ある?」

彼の声は、自分でも驚くほど震えていた。

みつははゆっくりと顔を上げ、その潤んだ黒瞳が一瞬、悠真のことを認識しているかのように揺らめいた。

しかし、すぐにその視線は宙を彷徨い、彼女の唇がかすかに噛まれた。

その仕草は、何かを隠していることの証明のように、彼の心に突き刺さった。

「…ううん、別に。どうして?」

「あの、僕と、どこかへ行かない?二人で、久しぶりに。」

懇願するような口調だった。

みつははしばらく俯いたまま、黒髪のカーテンの向こうで何を考えているのか分からなかった。

教室の窓から射し込む夕日が、彼女のシルエットを縁取って、まるで手の届かない存在のように見せていた。

やがて、彼女は小さく息を吐くと、渋々という声で応えた。

「…いいわよ。仕方ないから。」

その言葉に、悠真は救われたと感じた。

まだ間に合う。

まだ、僕たちの関係は元に戻せる。

そう信じ込もうと、彼は力強く頷いたのだった。

週末のデート。

繁華街の雑踏の中、悠真は必死に「普通」を演じようとしていた。

みつはが好きな苺とクリームのクレープを買い、彼女に差し出す。

しかし、彼女は有り難そうに受け取るどころか、スマートフォンの画面をちらちらと見るばかりで、クレープも半分ほどしか食べずに紙袋にしまった。

その冷めた態度が、悠真の熱意を少しずつ奪っていく。

甘い香りの中に、昨日と同じ、古い書斎のような黴臭くて甘ったるい匂いが混じっているように感じて、彼は息を殺した。

「この前の映画、面白かったって。次、一緒に行かない?」

「…ああ、そう。」

「疲れてるの?なんだか、元気ないみたいだけど。」

「…別に。そうでもないわ。」

会話はいつも途切れ、沈黙が二人の間に深い溝を作った。

その溝を埋めようと、悠真が彼女の手を握ろうとした瞬間、みつははハッとして身をよじり、スマホを胸に抱きしめた。

その防御的な姿勢に、悠真の指は空中で凍りついた。

その時、彼の目に、彼女が抱きしめたスマホの画面が一瞬、映り込んだ。

そこには、差出人「桜井」と表示された、背筋が凍るような一文が輝いていた。

『今日もお前のその唇が恋しい。』

唇。

まだ一度も悠真が触れたことのない、彼女の唇。

その唇を恋しがっているのは、自分ではなく、あの国語の教師だった。

頭の中が真っ白になった。

クレープの甘い匂いが、急に吐き気を催させるほど嫌になった。

彼女は、ただの勉強なんてじゃない。

あの男と、こんな言葉を交わし合う関係なんだ。

その事実が、鉄槌のように悠真の心を打ち砕いた。

デートは、途中で終わった。

何も言えず、ただ黙って彼女を見送るしかなかった。

それから数日後、学校も早く終わった日、理由もなく街を彷徨っていた悠真は、駅前のネオンが煌めく路地裏で、足が凍りついた。

人混みに紛れる、見慣れた制服の姿。

板橋みつはだった。

しかし、彼女は一人じゃなかった。

隣を歩いているのは、白髪混じりの髪と、古びたジャケットを着た、あの桜井宗介に他ならなかった。

悠真は、思わず路地の陰に身を潜めた。

みつはの表情は、悠真が知っているものとは全く違っていた。

不安と羞恥に顔を赤らめながらも、その瞳の奥には、何かを決意したかのような覚悟と、奇妙な陶酔が宿っていた。

桜井は満面の笑みで、彼女の肩にそっと手を回し、耳元で何か囁いた。

みつはは小さく頷くと、彼に導かれるように、ピンク色のネオンが輝く建物の中へと足を踏み入れた。

ラブホテル。

自動ドアが静かに開き、二人の姿を闇に呑み込むと、また静かに閉ざした。

その音が、悠真の世界の終わりを告げる鐘のように聞こえた。

彼は動けなかった。

叫ぶことも、問い詰めることもできなかった。

ただ、冷たいコンクリートの壁に背中を預け、彼女が消えた入口を虚空を見つめることしかできなかった。

奪われた。

放課後の時間だけじゃない。

デートも、会話も、そして、彼女の唇そのものが、あの男に奪われてしまった。

悠真の想像を遥かに超えて、二人の関係は、もうとっくに戻れない地点まで進んでいたのだ。

彼の頬を、ぬるい涙が一筋、伝っていった。

第4章 屈服の証明

第4章のシーン

第4章: 屈服の証明

ピンク色のネオンが不気味に脈打つ建物の自動ドアが、静かに二人の背後で閉ざされた。その重く、乾いた金属音が、海斗悠真の世界の終わりを告げる最後の鎮魂歌のように、頭蓋の内側で反響した。背中に触れる冷たいコンクリートの感触と、路地裏特有の薄汚い水の匂いが、彼の現実感を奪っていく。足が鉛のように沈み込み、声は喉の奥で凍りつき、息すらままならない。奪われた。愛する彼女が、自分の知らない老いた男と、あのような穢れた場所へ消えた。現実が、歪んだフィルターを通して見る悪夢のように、ゆっくりと形を変えていく。

「みつは…っ!」

どういうわけか、凍りついた足が意識に反して一歩、踏み出した。叫ぶというよりは、絞り出すような嗚声だった。そのか細い声に、二人のうちの片方、男の方がゆっくりと振り返った。白髪混じりの髪、深い皺に刻まれた鋭い目。国語教師の桜井宗介だ。その目に、驚きも戸惑いもなく、ただ面白そうな、冷たい好奇心が宿っているだけだった。ネオンの光が彼の眼鏡レンズを反射し、一瞬、金色の悪魔のような瞳が煌めいた。そして、彼の陰に隠れていたみつはの姿が、震えながら見えた。

「悠真くん…?」

彼女の声は、まるで切れそうな糸のように細く、震えていた。その顔は、恐怖と羞恥で真っ白に血の気を失い、唇だけが不自然に青ざめている。しかし、その次の瞬間、彼女の瞳に何かが切り替わるのが分かった。迷いが消え、覚悟のような、諦めのような、奇妙な光が灯るのだ。彼女はまるで、獣に追われる小動物のように、慌てて桜井の背後に隠れた。その仕草が、悠真の心臓にさらに深い棘を突き刺し、ねじり潰した。

「悠真くん、もうやめて…。」

彼女は桜井の背中に顔を埋めるようにして、顔だけをのぞかせて言った。その声は、先程までの震えを消し、意外なほどの冷たさと毅然とした響きを持っていた。

「先生のこと、邪魔しないで。」

その言葉は、鋭い氷の刃となって悠真の心臓を貫き、真っ二つに引き裂いた。邪魔する、だと。僕が、君を守ろうとしているのが、邪魔なのか。街の喧騒が急に遠のき、耳鳴りだけが残った。愛していたという記憶、二人で過ごした時間という感覚が、砂のように指の間からこぼれ落ちていく。彼女はもう、自分の彼女じゃない。そう確信した瞬間、桜井が低く、侮辱的な笑みを浮かべた。

「フッ…。言ってることが分からんのか。」

彼は悠真を見下ろし、あごで軽くしゃくってみせた。その仕草は、虫を眺めるような、完全な無関心さに満ちていた。

「お前には、この子の本当の美しさは分からん。純粋なものが、汚れに身を委ねるときにこそ開花する、その絶頂の美しさをな。」

その時、桜井の背後に隠れていたみつはの、細い腕がゆっくりと動き出した。悠真の目が、その動きに釘付けになった。彼女の白くて細い指が、桜井の古びたジャケットの腰のあたりを、そっと撫でる。そして、ためらうことなく、ジャケットの裾からズボンの中へと滑り込んでいった。その光景が、スローモーションのように悠真の網膜に焼き付いた。

衣服が擦れる、じゅるっという湿った音が、悠真の鼓膜に直接響いた。みつはの顔は、羞恥と陶酔が入り混じった、蕩けた表情になっていた。目は半ば閉じ、唇はわずかに開いて、熱い息を吐いている。彼女は、悠真のことをもう見ていない。ただ、自分が触れている、あの男の股間だけに全ての感覚を集中させているのだ。ズボンの上から、彼女の指の形が、うねる蛇のように浮かび上がっては消える。優しく、しかし執拗に、老教師の股間を撫で上げていく。

「んっ…」

桜井が、満足げに喉を鳴らした。彼は悠真を見下ろしたまま、みつはの頭にそっと手を置き、優しく撫でた。その仕草は、飼い主が従順なペットを褒めるように、愛情深く、そして絶対的に支配的だった。みつははその感触に、さらに体を震わせ、股間を撫でる手の動きを速めた。ぬるっ、という生々しい音が、ネオンの光に照らされた路地にこだました。

悠真の世界から、音が消えた。色彩が失われ、ただ、白と黒のフィルムのように、その場面だけが焼き付けられていく。愛する彼女が、自分を拒絶し、目の前で、年配の教師の性器を愛撫している。その服従の証明を、悠真に見せつけるために。彼女の指が、あの男の欲望を形作り、育てている。その光景は、あまりに卑しく、あまりに美しく、悠真の心を完全に粉々に打ち砕いた。もう何も感じられない。ただ、彼女の服従の証が刻まれた、その画面を、虚ろに見つめることしかできなかった。

第5章 僕の彼女は先生のもの

第5章のシーン

第5章: 僕の彼女は先生のもの

路地裏のネオンが、海斗悠真の網膜から焼き付かれることなく消え、数週間という名の、まるで粘土のように重くて流動的な時間が過ぎていった。彼は学校で幽霊のように過ごしていた。教室の窓際の席から、廊下を騒がしく通り過ぎていく生徒たちの声が、まるで水中で聞こえるように歪んで聞こえる。その喧騒の中に、板橋みつはの姿は常にあった。しかし、それはもう彼のものではなかった。

彼女の周りには、常に桜井宗介の気配がまとわりついていた。休み時間、彼女は国語準備室の前で桜井と二人きりで話している。その姿は、もはや隠すことも憚らない、公然たるものだった。悠真が遠くから見ていると、みつはは桜井に何かを囁かれ、はっと顔を赤らめては、甘えるように彼の腕にそっと触れる。その表情は、悠真が知っていた引っ込み思案な少女のものではない。支配されていることへの安堵と、その歪んだ関係に陶酔する、妖艶な女の顔だった。

ある日、廊下ですれ違った。悠真が無意識に目を合わせようとすると、みつはの視線は、彼を完全に貫通して、その先にいる桜井に吸い寄せられていった。彼女の瞳には悠真の姿が映っていなかった。ただ、年上の男を求める渇いた瞳だけが輝いていた。彼女が通り過ぎた後、古い書斎の黴と、甘ったるい香水が混ざり合ったような、あの独特の匂いが残った。それは、もはや彼女の体の一部となり、彼女を所有する男の刻印だった。悠真の胸に、もう痛みさえ感じなかった。ただ、ぽっかりと空いた穴に、冷たい風が吹き抜けていくだけだった。

そんな放課後、教室で一人、鞄をまとめていると、ポケットの中のスマートフォンが静かに振動した。誰からのメッセージでも、もう彼の心を動かすことはできないと思っていた。だが、画面に表示された差出人の名前を見た瞬間、彼の呼吸が浅くなった。『桜井宗介』。それは、悪魔からの招待状だった。彼の指は、恐怖と諦めが混じり合った、奇妙な冷静さで、画面をタップした。

動画ファイルだった。再生ボタンを押す指が、震えを抑えきれずにわずかにぶれる。画面が暗闇からゆっくりと明るくなっていく。見覚えのある、ラブホテルの寝室だ。薄汚れた壁紙、ぐしゃぐしゃに乱れたシーツ。そして、その中央に、信じられない光景が映し出されていた。全裸で四つん這いになっている、板橋みつは。彼女の長い黒髪が、汗で濡れて背中に張り付き、思春期の丸みを帯びた尻が、正面に向けて高く突き出されている。カメラの前で、彼女はゆっくりと顔を上げ、画面のこちら、つまり桜井の目を見つめている。その瞳は、羞恥と快楽で完全に蕩けきり、うつろなほどに潤っている。

「先生の…あの、お尻の穴だけが…私の、全てです…」

その声は、甘く、蕩け、そして絶対的な服従を誓う祈りのようだった。そう言い終わると、みつはは再び顔をうつむけ、桜井の老いた体の、最も奥深く、最も穢れた場所へと、自らの唇を近づけていく。画面は、その部分をアップで捉えていた。皺の刻まれた、茶色く引き締まった肛門。みつはの、小さくてピンク色の舌が、恐る恐る、しかし確信を持って、その中心に触れる。

くちゅっ、という、生々しくて恥ずかしい音がスピーカーから流れ出る。悠真は、その音に耳を塞ぐこともできず、ただ見つめていた。みつはの舌が、まるで最上級の宝石を舐めるように、ゆっくりと肛門の周りをなぞり始める。ねっとりとした唾液が、穴の縁に伝い、白くて濁った糸を引く。彼女はその匂いを深く吸い込むように、鼻を鳴らし、さらに舌を突き出す。舌の先が、皺の一本一本を丁寧になぞり、時にはぐりぐりと穴の中へと押し入れようとする。

「んっ…はぁん…あぁ…先生の…くちゅっ…匂いが…んぐっ…」

彼女は、まるで聖餐を受ける信者のように、桜井の肛門を愛で、崇拝していた。その顔はもはや、悠真が知っていた板橋みつはの顔ではなかった。快楽に歪み、屈服に陶酔した、見るもおぞましい淫乱の仮面だった。じゅるじゅる、じゅぽじゅぽ、と、唾液と愛液が混ざり合った、下品で濃密な音が部屋に響き渡る。彼女の股間からは、愛液が太い筋となって垂れ、シーツを濡らしていく。彼女の全てが、あの老いた男の、ただ一つの穴のために存在しているのだ。

悠真のスマートフォンから、光だけが漏れ、彼の顔を蒼白く照らしていた。彼の目からは、とっくに涙が枯れ果てていた。もう何も感じられない。怒りも、悲しみも、嫉妬も、全てがあの路地裏で粉々に打ち砕かれ、今はただ、真っ白な虚無だけが残っていた。彼は、愛する彼女が、自分の知らない男に、最も卑しく、最も屈辱的な方法で、全てを捧げている姿を、感情を殺して、ただ眺めていた。画面の中、みつはが肛門を舐める舌の動きが、さらに激しく、執拗なものになっていく。その光景が、悠真の世界の最後の断片となって、静かに、そして永遠に、彼の意識に焼き付けられた。

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読み終えたあとの余韻に。

OVA 夏妻 #2 を FANZA で見る →
登場人物
  • 海斗悠真
    海斗悠真
    男性 ・ 16

    外見: 柔らかい茶色の短髪、穏やかな茶色の瞳、細身で華奢な体格。服装: 学校指定のブレザーとスラックス。真面目で少し気弱、彼女であるみつはを心から愛している純情な少年。

  • 板橋みつは
    板橋みつは
    女性 ・ 16

    外見: さらりとした長い黒髪、潤んだ大きな黒瞳、スレンダーながらも丸みを帯びた思春期の身体。服装: スカートの丈を少し短くした学校制服、白いハイソックス。一見おとなしく引っ込み思案だが、内に強い好奇心と隠された屈服願望を秘めている。

  • 桜井宗介
    桜井宗介
    男性 ・ 62

    外見: 白髪混じりの短い髪、深い皺に刻まれた鋭い目、痩せ型で背が少し曲がっている。服装: 古びたジャケットとズボン、常に眼鏡をかけている。表向きは温厚な国語教師だが、その本性は狡猾で支配欲が強く、純粋なものを穢すことに愉悦を感じる。

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