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留学生の巨根に堕ちた彼女を、覗き見た動画で興奮し、最後は中出しで許すまでの三角関係

学生/いけない 全5章 約61分で読了(30,129字) 2026年8月27日

あらすじ

自他公認のお似合いカップル、花乃と武志。しかし、ESS部で出会った留学生ジョンと、彼女の花乃はあっという間に仲良くなった。発音練習を名目に二人きりになる時間が増え、武志はもやもやとした不安を抱える。ある週末、花乃は武志とのデートを「部活の準備」でドタキャンする。不安が頂点に達した武志が校舎に戻り、ESS部室の扉に耳を押し当てると、中からは聞き慣れない花乃の喘ぎ声と、ベッドが軋む音が響いていた。鍵がかかっていることを確認し、窓の隙間から覗くと、ジョンの逞しい裸体の下で、制服のスカートを捲られた花乃が激しく揺すられていた。花乃の顔は、武志には見せたことない恍惚の表情に歪み、巨根を受け入れるその下半身からは、淫らな水音が絶え間なく漏れていた。

第1章 # 閉ざされた部室と、響く彼女の声

# 第1章: 閉ざされた部室と、響く彼女の声

土曜日の午後、樋口武志は駅前のゲーセンで待っていた。

約束の二時を十分過ぎても、槇村花乃の姿は見えない。

スマホの画面には既読マークがついたまま、返信は来ていない。

昨日の夜届いたメールを、もう何度も読み返していた。

『明日、ESSの準備で部室に行かなきゃいけなくなった。ごめん、デート延期にして…』

それ以来、彼女からの連絡は完全に途絶えていた。

--準備って、いったい何の?

武志はくせ毛気味の前髪をかき上げ、深いため息をついた。

花乃と付き合い始めて一年。

彼女がESS部の中心的な存在なのは知っていた。

発音が特に得意で、去年のスピーチコンテストでは県大会まで進んだ実力の持ち主だ。

だからこそ、二ヶ月前にやってきた留学生のジョンが、花乃に発音を教えてほしいと頼んできた時も、特に気にかけていなかった。

ジョンは陽気で、誰とでもすぐに打ち解けるタイプ。

バスケ部にも顔を出し、女子生徒たちの人気を一身に集めていた。

武志自身、ジョンが話しかけてくれた時は、拙い英語で応えるのが精一杯で、どこか気後れしていた。

しかし、ここ一週間、花乃の口からジョンの名前が出る回数が明らかに増えた。

「ジョンさん、面白いんだよ」

「ジョンさんと話すと、発音、めっちゃ上達しててびっくり」

「今度、アメリカのスラング教えてもらうんだ」

どれも部活に関わる話ばかりだったが、武志の胸にはもやもやとした塊が残り続けた。

結局、三時を回った頃、武志はゲーセンを出た。

帰り道、ふと足が高校の方に向かう。

校舎は土曜日でも部活動で一部が開放されている。

ESS部室は校舎の端、特別教室棟の一階にある。

--様子を見るだけ。

自分に言い聞かせるように呟きながら、武志はいつもより速い足取りで歩いた。

校庭では野球部が練習しており、金属バットの乾いた音が響き渡っていた。

特別教室棟に入ると、空気が変わった。

廊下の照明は半分しかついておらず、薄暗い。

ESS部室は廊下の奥、理科室の隣だ。

近づくにつれ、武志の鼓動は早くなる。

早すぎる。

部室の扉には「ENGLISH SPEAKING SOCIETY」と書かれた手作りの看板がかかっている。

鍵はかかっていないようだが、扉は閉じられていた。

そして、聞こえた。

「あ……んっ……ジョン……さん……」

かすかではあるが、間違いなく花乃の声だった。

しかし、武志が今まで聞いたことのない、詰まりそうな甘ったるい響き。

武志は足を止めた。

耳を澄ます。

ベッドが軋む鈍い音。

それに混ざって、ぬちゃり、ぐちゅっという水音のようなもの。

そして、ジョンの低い笑い声が聞こえた。

「You’re so wet, Kano.」

その英語は、くっきりと聞き取れた。

花乃の声が跳ね上がった。

「だ、だから……恥ずかしいって……あっ!」

それは痛そうというより、快楽に揺られる喘ぎに近かった。

武志の手が震えた。

扉の取っ手に触れ、静かに押してみる。

がっちりとロックがかかっている。

窓だ。

部室には廊下側に小さな窓が一つ、カーテン代わりに張られた模造紙の隙間から中が見える。

息を殺して窓に近づき、模造紙の端をほんの少しめくった。

視界に入った光景で、武志の思考が停止した。

部室の隅に置かれた簡易ベッドの上で、花乃が仰向けに寝ていた。

セーラー服の上着は脱がされ、ブラウスのボタンは外され、白いブラジャーがむき出しになっている。

スカートは腰までめくれ上がり、下着は脱ぎ捨てられていた。

そして、その花乃の腿の間に、ジョンの逞しい裸体が覆いかぶさっている。

ジョンは上半身裸で、肩幅の広い背中に筋肉が浮き上がっている。

腰の動きは激しく、規則的に前後させている。

そのたびに、花乃の細い腰がベッドから浮き上がり、彼女の栗色の髪が枕の上で乱れる。

「あ……ああっ……っ、深い……も、もう……だめ……」

花乃の顔は、武志の方には半分しか見えなかった。

しかし、目を細めて恍惚とした表情を浮かべているのは間違いない。

唇は半開きで、涎が糸を引いている。

頬は紅潮し、汗で光っていた。

ジョンが腰を引くと、彼の股間から巨大な肉棒が現れた。

武志は目を見開いた。

自分のものとは比べ物にならない太さと長さ。

光沢のある先端からは、白濁した液体が糸を引いて花乃の股間と繋がっている。

花乃の股間。

秘裂は赤く腫れ上がり、ジョンの巨根を受け入れるために無理やり広げられたように見えた。

結合部からは透明な愛液が溢れ、ベッドシーツを黒く染めていた。

「Look at this.」

ジョンがゆっくりと腰を押し込む。

肉棒が花乃の体内に深々と埋まっていく様が、はっきりと見えた。

花乃の腹が微かに膨らみ、彼女の口から「ひぁああっ……」という長い吐息が漏れた。

「You’re taking me so deep.」

「だ、だって……あつ……でかすぎ……あんっ!」

花乃の声は泣き声に近かった。

しかし、それは拒絶ではなく、快楽に溺れる嬌声だ。

彼女の手はジョンの背中に掴みつき、爪を立てている。

細い脚はジョンの腰に絡みつき、かかとが彼の尻を押すように動いている。

ぐちゅ、ぐちゅっ。

淫らな水音が絶え間なく響く。

ジョンの腰の動きが次第に速くなる。

ベッドの軋み音も激しくなり、壁にぶつかるような鈍い音が混ざり始めた。

「あ……あああっ!だめ、そこ……っ、イク……イクって……!」

花乃の体が痙攣し始めた。

背中を反らせ、首をのけぞらせる。

武志は彼女のその姿を、初めて見た。

これまで二人でキスをした時、軽く抱き合った時でさえ、花乃はいつも少し照れくさそうに、目を伏せがちだった。

今の花乃の顔は、欲望に忠実な、女の顔そのもの。

ジョンが花乃の脚を高く上げ、腰の角度を変えた。

バックに近い体位だ。

花乃はうつ伏せになり、腰を高く突き出している。

ジョンはその背後から、力任せに突き入れる。

「ああっ!あ……あああっ!も、もっと……強く……っ!」

花乃の声が廊下まで響きそうな大きさだった。

彼女は枕に顔を押し付け、喘ぎ声を絞り出す。

腰はジョンの突き上げに合わせて激しく揺れ、丸みを帯びた尻が揺さぶられるたびに、肉の波が立つ。

ジョンの巨根が花乃の体内を出入りする度に、愛液が泡立って飛び散る。

花乃の腿の内側は、自分の愛液とジョンの先走りでびしょびしょに濡れ光っている。

匂いがした。

窓の隙間から、甘く生暖かい匂いが漂ってくる。

汗と愛液が混ざり合ったような、動物的なフェロモンの匂い。

武志は思わず鼻を動かし、その匂いを吸い込んでしまった。

胸の奥が熱くなった。

怒りでも悲しみでもなく、自分でも理解できない興奮。

股間が疼き、ズボンの内側で固くなっていくのを感じる。

--なんで……なんで俺は……

自分を呪うように思うが、目は窓の隙間から離せない。

花乃の腰を叩きつけるジョンの手。

彼女の尻肉に埋もれる指。

結合部から溢れ出る白濁した泡。

ジョンが動きを速めた。

荒々しい息遣いが聞こえる。

「I’m gonna cum.」

「い、イって……中に……中に出して……あああっ!」

花乃の叫びと同時に、ジョンの腰が深く食い込んだ。

そのまま数度、小刻みに震えるような動きをし、静止した。

ジョンの背中の筋肉がギュッと収縮し、うなるような吐息を漏らす。

花乃の体内に射精しているのが、窓の外からでも分かった。

ジョンの腰が微かに痙攣し、花乃の股間との結合部がより緊密に押し付けられる。

花乃の体も震え、足の指がピンと張りつめる。

長い時間、そうして静止した後、ジョンがゆっくりと腰を引いた。

彼の肉棒が花乃の体内から引き抜かれる時、白濁した精液が溢れ出た。

糸を引いてベッドシーツに垂れ、花乃の腿を伝って滴り落ちる。

花乃の秘裂は完全に開かれ、赤く腫れた粘膜が外気に触れて微かに震えていた。

中からはジョンの精液がどくどくと流れ出し、彼女の体からあふれ落ちる。

「あ……あつ……いっぱい……」

花乃がぼそりと呟く。

彼女はそのままベッドに崩れ伏し、肩で息をしていた。

汗で髪が頬に張り付き、目の周りは涙でぬれていた。

次の瞬間、花乃は動いた。

崩れ伏した姿勢から、這うようにジョンの股間に顔を近づける。

ジョンの巨根はまだ滴るほどに濡れていた。

花乃の愛液と彼自身の精液が混ざり合い、艶やかな光沢を放っている。

花乃はためらうことなく、その先端に唇を寄せた。

まずは舌先で、こぼれ落ちる精液を舐め取るように。

「ん……ちゅ……」

微かな吸い音が部室に響く。

彼女の目はうつろで、まだ恍惚の余韻に浸っているようだった。

しかし、舌の動きは確かだ。

ジョンの肉棒の稜線に沿って、根元から先端までゆっくりと舐め上げる。

愛液と精液が混ざった独特の塩気と生臭さ。

花乃はそれを厭う様子もなく、むしろ貪るように唇と舌で扱う。

「ぺろ……ちゅぅ……ん……」

唾液と体液が混ざり合う音。

花乃は片手でジョンの睾丸を包み込み、もう片方の手で肉棒の根元を握った。

そして、先端を口の中に深く含み込む。

頬が窪み、喉の奥まで飲み込もうとする動きがはっきりと見える。

ジョンが深い唸り声を上げた。

「おっ……そ、そう……それだ……」

花乃は上目遣いでジョンの顔を見上げながら、口を前後に動かす。

唾液が溢れ、彼女の顎を伝って滴り落ちる。

精液の白濁が彼女の舌で綺麗に拭き取られていく。

肉棒の皺の一本一本まで、丁寧に舐め回すような動き。

時折、喉の奥で「んぐっ」という詰まる音を立てながら、より深く含み込もうとする。

その姿は、さっきまで喘いでいた女とは別人のようでありながら、どこかで繋がっている。

同じ欲望の延長線上にある、奉仕の形。

数分間、花乃は黙々とその口掃除を続けた。

ジョンの肉棒が完全に綺麗になり、再び勃起した固さを取り戻した頃、ようやく彼女は口を離した。

「ふぁ……っ」

息を切らしながら、花乃は涙ぐんだ目でジョンを見上げた。

口の周りは唾液で光り、頬はまだ熱を持って赤い。

ジョンが花乃の頭を撫でる。

「Good girl.」

その声は、さっきよりもさらに深く、満足に満ちていた。

「You’re amazing, Kano.」

花乃はその言葉に、泣きながらもはにかんだような笑みを浮かべた。

ジョンの精液で汚れた自分の口元を、袖で拭うこともしない。

武志は窓から手を離した。

指が冷え切っていた。

自分が震えていることに気づいた。

胸が締め付けられるように痛い。

喉の奥が熱くなり、吐き気がこみ上げてくる。

足音を立てないように、そっと廊下を引き返した。

走り出したい衝動を抑えながら、階段を下り、校舎の外へ出た。

午後の日差しが眩しかった。

野球部の歓声が遠くで響いている。

武志はその場に立ち尽くし、空を見上げた。

青い空が、何もかもを嘲笑っているように感じた。

--花乃が……あの花乃が……

頭の中で、花乃の恍惚の表情が繰り返し再生される。

あの声。

あの体の動き。

あの甘ったるい匂い。

そして、最後の、あの奉仕の姿。

ズボンのポケットに手を入れ、握りしめた拳が震えていた。

目頭が熱くなり、視界が滲んだ。

何もかもが、たった一つの光景で壊れてしまった。

第2章 # 盗んだ映像と、濡れた手指

# 第2章: 盗んだ映像と、濡れた手指

あの日から、教室の空気が重くなった。

窓際の席で、花乃の姿が歪んで見える。

彼女がペンを走らせる音、休み時間の笑い声、全てが歪んだ音波となって武志の鼓膜を刺した。窓の外を流れる雲の形さえ、あの部室のソファの上で蠢いていた二つの影を想起させて、胸の奥を締め付けた。

学校を休む日が増えていった。

母親の心配そうな視線も、もうどうでも良かった。布団に潜り込んだまま、脳裏を裏切りの光景が繰り返し犯す。ジョンの逞しい背筋、その下で痺れるように震える花乃の白い太もも。結合部から滴り落ちる愛液がべっとりと光る。そして、あの聞いたことのない、咽び泣くような喘ぎ声――。

──忘れたい。

歯を食いしばっても、瞼の裏に焼き付いて離れない。

四日目の夜、武志は天井のわずかなひび割れを見つめていた。

布団の中の股間が、重く熱い。下腹部に蠢く衝動は、自分でも理解できない。右手が無意識にパジャマの裾に潜り込み、まだ柔らかい自身のものを握りしめた。

指が触れた瞬間、花乃がジョンのペニスを両手で扱う映像が鮮明によみがえった。

「っ……く……」

吐息が漏れ、喉が乾く。

ゆっくりと握りしめたまま、動かす。先端がだらりと温かく、皮膚の下で脈打つ。この感触が、あの巨根を貪る花乃の手のひらの動きと重なる。なぜだ。傷ついているはずなのに、腰の底から熱が這い上がってくる。

次の瞬間、武志は我に返ったように手を離した。

汚れた自分の指先を見つめ、胃がむかむかと逆流しそうになった。洗面所に駆け込み、石鹸でごしごしと洗う。泡立つ水の中、指の感覚がなくなるまで擦った。

鏡に映った自分の顔は、目の下に深い隈ができ、頬がこけていた。

──それでも、知りたい。

その夜、武志はスマホの明かりを頼りにネットを検索した。

遠隔操作可能な小型カメラ。バッテリー持続時間が長いもの。隠蔽性の高いデザイン。商品説明を読みながら、手のひらがじっとりと汗に濡れた。

購入ボタンを押した時、背筋に氷の棘が走るような戦慄が走った。

届くまでの三日間、武志はほとんど人と話さなかった。

花乃からのメールが、通知音を響かせて何度も届く。

『武志、大丈夫?』

『学校、休みが続いてるみたいだけど……体調悪いの?』

『何かあったの?話してくれない?』

どの文面にも、心配の色が滲んでいた。以前なら、すぐに返信して「大丈夫だよ」と笑顔の絵文字を添えたものだ。今は、画面を凝視するだけで指先が震える。打とうとした文字列が、なぜか「部室」と「ジョン」になってしまう。

カメラが宅配便で届いた朝、武志は誰もいない早朝の学校へ向かった。

小さい箱をカバンにしまい、心臓が喉元で暴れているのを感じた。廊下に響く自分の足音が、巨大な罪の足音に聞こえた。

ESS部室のドアノブに、冷たい金属の感触が伝わる。

鍵はかかっていなかった。ドアを押し開けると、あの日の匂いが微かに漂っているような錯覚に襲われた。汗と、花乃の甘い香水と、そして濃厚な性の匂い。武志の胃がぎゅっと縮んだ。

部室の隅、本棚の陰を選んだ。

高い位置に並ぶほこりを被った英語辞典。その背後の隙間に、カメラを貼り付ける。両面テープが剥がれる音が、静かな部室に響く。

指先が氷のように冷たかった。

角度を調整する。部室の中央、あのソファベッドが確実に収まるようにレンズを向ける。赤い動作ランプが点滅し、設置が完了した。

その瞬間、ドアの外で足音が近づいた。

武志の全身の血が凍る。慌ててカメラの電源を切り、本棚の影に身を隠す。ドアノブが軋む鈍い音。

誰かが入ってくる――。

「あれ?電気、ついてたんだ」

花乃の声だった。

武志は息を殺した。本棚の隙間から、制服姿の花乃の横顔が見える。彼女は部室の中をきょろきょろと見回し、少し首をかしげた。その表情には、いつもより深い疲れの影が落ちていた。

「武志……?」

小さな呟きが、静寂を切り裂く。

武志は下唇を噛みしめた。飛び出して、今すぐすべてを問い詰めたい衝動が胸を掻きむしった。でも、足が地面に釘付けだ。花乃がジョンの下で喘ぐ映像が、脳裏を鮮明に駆け巡る。

花乃は深いため息をつき、鞄をソファに置いた。

そして、信じがたい行動を取った。

彼女はそっと自分のスカートの裾を持ち上げ、白いパンティの上から、ゆっくりと股間を撫でた。目を閉じ、長い睫毛が微かに震える。頬に薄紅色が滲んで――。

ドアが再び開いた。

「Hey, Kano.」

ジョンの陽気な声が部室に響いた。

花乃は慌てて手を離し、飛び上がるように立ち上がった。

「ジョンさん、早いね」

「君に会いたくてさ、待てなかったんだ」

ジョンは軽やかに花乃の腰を抱き、唇を近づける。花乃は一瞬、背を反らせて抵抗するそぶりを見せたが、すぐにその腕の中に溶け込んだ。

二人の唇が重なる音、舌が絡み合う濡れた音が、静寂を破った。

本棚の陰で、武志は目を見開いていた。

拳を握りしめ、爪が掌に食い込みそうな力で。歯を食いしばり、顎が軋む。それでも、視線はソファの上の二人から離せない。

ジョンが花乃のブラウスのボタンを外す。一つ、また一つ。制服の下から、白いレースのブラが現れる。その膨らみを、ジョンの大きな手が覆った。

「ん……ちょっと、今日はやめて……」

「大丈夫だよ、時間はたっぷりある」

ジョンは花乃を優しく、しかし確実にソファに押し倒した。

武志はカメラの存在を思い出した。まだ電源が入っていない。今動かせば、動作音が響く。息を殺して見つめるしかなかった。

ジョンは花乃のスカートをたくし上げ、白いパンティをずらした。指が割れ目に触れ、ぬめりとした音を立てる。

「あ……だめ、まだ準備が……」

「もう濡れてるじゃないか」

ジョンの笑い声が、嘲るように響いた。

花乃は顔を背けたが、腰は微かに浮かせていた。ジョンの指が奥まで滑り込み、くちゅくちゅと淫らな水音を立てる。花乃の喉の奥で、押し殺した喘ぎが滾った。

「ほら、こっちを向いて」

ジョンは花乃の顎を掴み、無理やり自分の方に向けさせた。

「俺が気持ちよくしてやるからな。そうだろう?」

花乃の目には、抵抗と諦め、そして微かな蕩けが入り混じっていた。うつむきながら、かすかにうなずいた。

その表情を見た瞬間、武志の股間が熱く脈打った。

信じられない。悲しみと怒りでいっぱいなはずなのに、ズボンの内側で自身が急速に硬化していくのを感じた。布越しに、熱く膨らむ感触。

ジョンは自分のパンツを下ろした。

あの巨根が、ゆっくりと威嚇するように立ち上がる。花乃の目が大きく見開かれた。恐怖と――渇望が入り交じった、複雑な色が瞳に浮かぶ。

「今日は正常位がいいね」

ジョンは花乃の脚を広げ、その上に覆いかぶさった。

巨根の先端が、花乃の濡れ光る割れ目に当たる。花乃が小さく息を詰まらせた。ジョンは腰を押し出した――ゆっくりと、しかし確実に、肉の楔が花乃の体内に侵入していく。

「うあ……っっ!」

花乃の口から、押し潰されたような悲鳴にも似た声が漏れた。

武志は目を背けようとした。

できない。

花乃の顔が、苦悶と快楽の狭間で歪む。目尻に涙が光り、唇が震える。それでも、彼女の腰は微かに浮かせ、深くを受け入れようとしている。

ジョンの動きが次第に速くなる。

ソファが軋み、肉と肉がぶつかる鈍い音がリズムを刻む。花乃の喘ぎ声が、次第に抑えきれないほどに大きくなる。

「あ、あっ……も、もっと……ゆっくり……ジョン……」

「You’re lying. You want more, don’t you?」

ジョンは花乃の言葉を嘲笑うように、一気に最深部まで突き刺した。

「んがっ──!?」

花乃の体が跳ねた。声にならない叫び。彼女の両手がジョンの背中を掴み、爪が食い込む。制服のブラウスは汗で透け、尖った乳首の形がくっきりと浮かび上がっていた。

武志の右手が、いつの間にか自分のズボンの上にあった。

知らないうちに、前立てを下ろしていた。熱く硬くなった自身を、汗ばんだ手のひらで握りしめる。動きは止められない。ジョンが花乃を犯すリズムに同期するように、手が前後する。

冷たい罪悪感が胸を刺す。

でも、それ以上に熱い興奮が、脳をも理性も溶解させた。画面越しではない、生々しい姦淫。愛する女が、他の男の下で喘ぎ崩れる。その現実が、武志を欲望の底へと引きずり込んだ。

ジョンの腰の動きが、激しさを増していく。

花乃の声は、もはや言葉ではなかった。断続的な嬌声、咽び泣くような喘ぎ。ベッドがきしむ音。ジョンの荒い息遣い。

「イく……イくってば……!」

花乃が泣き声混じりに叫んだ。

ジョンはうなり声を上げ、腰を打ち付けるのを止めた。そのまま深く埋め込み、全身を震わせた。中出しの瞬間、花乃の体が弓なりに反り返り、足先が痙攣した。

長い沈黙が流れた。

ジョンがゆっくりと抜き去ると、白濁した液体が花乃の股間からとろりとあふれ出た。滴りがシーツを染め、広がっていく。花乃は虚脱したように横たわり、汗に光る胸を波打たせながら、荒い息を整えていた。

ジョンは立ち上がり、軽く花乃の頬を叩いた。

「後片付けしろよ」

花乃はうつむいたまま、かすかにうなずいた。

ジョンがトイレに行く足音が遠ざかる。

部室に、花乃一人が残された。

彼女はゆっくりと起き上がり、自分の股間を見下ろした。白濁した液体が、まだ太ももの内側を伝って垂れていた。

そっと人差し指で触れ、粘ついた感触を確かめる。

その表情は――寂しげで、どこか満たされたような、理解しがたい複雑さに満ちていた。

花乃は立ち上がり、鞄からハンドタオルを取り出した。

体を拭い始めるその動作は、どこか事務的でありながら、丁寧だった。

ふと、彼女が本棚の方を見た。

武志は息をのんだ。見つかったか?

だが、花乃の視線はカメラではなく、棚の上の辞書に止まった。彼女は深いため息をつき、再び体を拭う作業に戻った。

十分後、二人は部室を去った。

ドアが閉まる音がしてからもしばらく、武志は動けなかった。

脚が痺れ、額には冷や汗がべっとりと張り付いている。ようやく立ち上がり、よろめきながら部室の中央に出た。

ソファには、まだ二人の体温と匂いが濃厚に残っていた。

武志はその場に跪いた。

ソファの染みに手を伸ばし、指先で触れた。ぬめっとした、温かみすら残る感触。花乃の愛液と、ジョンの精液が混ざり合ったものだ。

その指を、ゆっくりと鼻に近づけた。

甘く、獣じみた、濃厚な匂いが鼻腔を満たした。

そして武志は、自分がまだ完全に勃起したままであることに気づいた。

ズボンの前が、はちきれんばかりに膨らみ、布に押し付けられている。

──だめだ。

理性が微かに叫ぶ。

でも、体が動く。シーツの染みた部分を強く握りしめ、もう一方の手で自身をむき出しにした。熱く硬い、先端からは透明な腺液がにじんでいる。

動かし始める。

速く。激しく。

目を閉じれば、花乃がジョンに抱かれ、腰を捩る姿が鮮明に浮かぶ。

耳を澄ませば、あの咽び泣くような喘ぎが蘇る。

手のひらに伝わる自身の熱と脈動が、彼女の内部の痙攣と重なる。

「はあ……っ、はあ……っ……!」

呼吸が荒くなり、額に汗がにじむ。

射精が近い。腰の底から熱が爆発しそうな感覚。背筋がぞくぞくと痺れ、歯がガチガチと震える。その瞬間、武志は目を見開いた。ジョンと花乃の体液で汚れたソファの染みを、じっと見つめながら――。

「うがああっ……!」

熱い塊が迸った。

自分の精液が、ジョンのものと混ざり合ったソファの上に、白い糸を引いて飛び散る。何度も、痙攣するように放出され、やがて細くなり止まった。

武志は崩れ落ちるように床に座り込んだ。

虚脱感が全身を覆う。そして、底なしの自己嫌悪が胃の奥から湧き上がってきた。自分の行為の汚らわしさに、実際に嘔吐しそうになった。

よろよろと立ち上がり、部室を後にした。

帰り道、スマホが震えた。

花乃からのメールだった。

『武志、明日学校来る? お昼、屋上で話したいんだけど』

画面の光が、突然こみ上げてきた涙で滲んで見えた。

武志は何も返信せず、スマホをポケットに押し込んだ。頬を伝わる温かいものを、袖で乱暴にぬぐった。それでも、次から次へと溢れてくる。

家に着くまでの道のり、ずっと涙が止まらなかった。

それなのに、胸の奥では、明日またカメラの映像を確認したいという衝動が、恥知らずなほどに蠢いていた。

指先には、まだあの混ざり合った体液のぬめりが、幻のように残っている気がした。

第3章 # 罪深い代償

# 罪深い代償

ジョンの帰国まで、あと一週間。

夕暮れ時、呼び出されるままに槇村家を訪れた武志は、インターホンのボタンに指をかけた。

一呼吸。

押すと、低いチャイムが家の奥深くに響き渡った。

手にはスマホが握りしめられていた。

まぶたの裏に、最後に確認した動画の映像が焼き付いている。

部室の窓越し。

ジョンの巨体の下で、喘ぐ花乃の姿。

あの嬌声が、今も耳朶にこびりつく。

しばらくして、ドアが内側から開いた。

「あ……来てくれた」

顔を出した花乃は、薄いピンクのTシャツにデニムのショートパンツという、くだけた私服姿だった。

髪が少し濡れている。

シャンプーの甘い柑橘系の香りが、ふわりと漂ってくる。

湯気を帯びた肌が、差し込む夕日を受けて、微かに輝いていた。

「入って」

武志はうつむいたまま、玄関を上がった。

家の中は静まり返っている。

両親の外出を匂わせる、空虚な空気が流れていた。

花乃の部屋は、いつも通り整頓されていた。

机の上にはESSのテキストが積まれ、その横──視界の端に、ジョンと笑い合う花乃の写真立てが置かれている。

武志は瞬時に目をそらした。

胸の奥が、鋭く疼いた。

視界の隅に、あの笑顔がちらつく。

ジョンの腕の中にはにかむ花乃。

金色の陽射しを浴びて、幸せそうに映る二人。

武志は歯を食いしばった。

顎の筋肉が、こわばる。

腹の底で、何かが腐っていくような感覚。

怒りが、じわりじわりと蓄積されていく。

熱く、重たい。

「座って」

花乃がベッドの端を軽く叩いた。

武志はそこに腰を下ろす。

手のひらに、じんわりと汗がにじむ。

鼓動が早い。

早すぎる。

「ねえ、武志」

花乃が正面に椅子を引き寄せて座った。

膝と膝が、ほとんど触れそうな距離だ。

「最近、すごく距離を感じるんだよね」

心配そうな、しかしどこか覚悟を決めたような響きが、声に混じっている。

「メールの返事も遅いし、学校でも全然話しかけてこないし……」

花乃は膝の上で、指をもじもじと絡ませた。

その爪先が、わずかに震えている。

「ジョンさんももうすぐ帰っちゃうし、私たち……ちゃんと話そうよ」

その名前を聞いた瞬間、武志の背筋が氷の柱のように凍りついた。

腹の底で渦巻いていた黒い感情が、一気に喉まで這い上がってくる。

熱として、噴き上がりそうだった。

--お前が離れたんだ。

内心で、声にならない呟きが渦巻く。

--まず離れたのは、お前だ。

「何を話せばいいんだ」

武志の声は、自分でも驚くほど低く、砂を噛むように濁っていた。

花乃が少し驚いたように目を丸くした。

「え?」

「お前に、何を話せっていうんだよ」

言葉が堰を切ったように溢れ出る。

「デートをドタキャンして、部室に行くって言って、実際には……」

武志は息を詰まらせた。

胸が締め付けられて、呼吸が苦しい。

「あの巨体の下で喘いでたんだろ? ジョンと」

花乃の顔色が、みるみる血の気が引いていく。

唇が小刻みに震え始めた。

まるで真冬の湖面のように、青ざめた肌。

「まど……見たの?」

ひび割れたような声が、静かな部屋にこだました。

「窓の隙間からな。最初はな」

武志はスマホを取り出し、画面を点けた。

ブルーライトが彼の顔を、青白く照らす。

「その後はこいつでずっと見てた。お前がジョンにまたがるのも、後ろから突かれるのも、口でしゃぶるのも、全部だ」

花乃の目から、大粒の涙が零れ落ちた。

一粒。

また一粒。

頬を伝うその軌跡が、夕闇の中で銀色に光る。

「ごめん……」

声はかすれて、ほとんど息のように漏れた。

「本当にごめんなさい、武志……」

彼女は椅子から滑り落ちるように、膝をついた。

床に膝を擦る、鈍い音。

静寂を切り裂く。

「あの時……あの時は、私……」

花乃の声が、喉の奥で震えた。

涙が頬を伝う速度が、増していく。

逡巡が、瞳の奥をよぎる。

言い訳を探すように、でも、見つからなくて――ただ涙が溢れる。

「ジョンさんが『一度だけでいい』って、何度も頼んでくるから……断りきれなくて……」

武志は黙ったままだった。

視線は、花乃の潤んだ瞳に釘付けだ。

「私、武志のことが好きだよ? 本当に好きなんだよ?」

花乃の言葉が速くなる。

必死で弁解するように。

「でも……でもジョンさんはもう帰っちゃうし、『思い出作り』って言うから……軽い気持ちで……」

軽い気持ち。

その言葉が、武志の胸を鋭いナイフで刺し貫いた。

--軽い気持ちで、あんなに激しく体を交わしたのか。

「一度……一度だけのつもりだったの。絶対にバレないと思って……」

花乃の泣き声が、部屋に響く。

「でも……でも続けちゃって……気持ちよくなっちゃって……」

彼女は自分の言葉に、ますます涙を溢れさせた。

まるで、自分自身に絶望しているように。

「ダメな女だって、わかってる。私……武志にふさわしくないって……」

花乃は床を這い、武志の足元に縋り付いた。

震える手が、武志のジーンズの裾をつかむ。

冷たい指先の感触が、生地の上からも伝わってくる。

「だから……せめて……」

花乃の顔が、武志の股間に近づく。

その動きは遅く、しかし確実だった。

ためらいが、一瞬、瞳をよぎる。

吐息が乱れる。

--こんなことで、本当に許されるのか。

--でも、これしかない。

覚悟が、濡れた睫毛の先ににじむ。

彼女の目が一瞬、伏せられた。

長い睫毛が、涙に濡れて重たげに震える。

武志のジーンズの上に置かれた手の指が、微かに震えていた。

白く細い指先が、かすかに痙攣する。

罪悪感と必死さが、その小さな震えに現れている。

「……これで」

花乃の声は、かすれていた。

喉の奥で、嗚咽が絡まる。

「許して」

彼女の息が、デニムの上から温かく感じられる。

「お願い……武志だけは…私、離れたくない…許して……」

ジッパーが下りる金属音が、静寂を切り裂いた。

武志は動けなかった。

筋肉がすべて、意思に反して硬化している。

花乃が自分の股間に向かって顔を近づけていくのを、ただ呆然と見下ろすしかない。

--この口で。

心の中で呟く。

--この唇で、ジョンのちんぽを咥えていた。

花乃の涙が、武志の下着の上に落ちた。

熱い染みが、綿にじんわりと広がっていく。

まるで、懺悔の印のように。

「ごめんね……ごめんね……」

嗚咽混じりの声で繰り返しながら、花乃は武志のパンツを下ろした。

まだ興奮していないペニスが、微かに震えていた。

--まだ、一度も僕とはセックスしたことがなかったのに。

武志の胸が、苦しく締め付けられる。

--なのに……ジョンとはあんなに。

花乃はためらうことなく、それに唇を近づけた。

最初に舌に触れたのは、涙のしょっぱさだった。

花乃の頬を伝う涙が、武志の先端に滴り落ちたのだ。

そして次に、口の中の湿った温もりが襲った。

柔らかい粘膜が、未だ硬くないものを包み込む。

花乃は未熟だった。

カメラ越しに見た、ジョンへのフェラチオとは明らかに違う。

舌の動きはぎこちなく、唇の使い方も拙い。

まるで、初めての奉仕のように。

--ジョンの時は、あんなに上手かったのに。

その思いが脳裏を掠め、胸をえぐるように締め付けた。

憎しみと、悲しみと、そして紛れもない興奮が、血管の中で混ざり合う。

「ん……」

花乃が小さく喉を鳴らした。

唾液が糸を引く、微かな音が、至近距離で聞こえる。

武志は拳を握りしめた。

爪が手のひらに食い込む鋭い痛みが、下腹部に湧き上がる快感の波と拮抗した。

花乃は一生懸命だった。

必死に武志のものを口に含み、舌でなぞり、唇で包もうとする。

時折、歯が軽く当たるカチリという小さな音。

そのたびに花乃は慌てたように目を上げ、涙で潤んだ瞳で武志の顔を覗き込んだ。

許されているのか、拒絶されているのかを確かめるような、切ない視線。

--こんな顔、ジョンには見せてたのか。

武志はそう思うと、また腹の底が熱く蠢いた。

怒りと、悲しみと、そして否定できない興奮が絡み合う。

自分でも嫌になるほどの昂り。

「はあ……っ」

自分の吐息が、荒くなるのを感じた。

花乃の口の中で、肉塊がじわりじわりと覚醒していく。

血流が集中する脈動。

--ダメだ。

理性が叫ぶ。

--こんなことで興奮するなんて。

でも体は正直だった。

花乃の口の温もりに、確実に反応していた。

「ん……ちゅ……」

花乃が、より深く含み込もうとした。

喉の奥に先端が触れた瞬間、彼女は軽くむせた。

身体が反射的に反り返る。

でも止めなかった。

涙を流しながら、鼻をすすりながら、必死に口を動かし続ける。

その健気さがまた、武志を苦しめた。

武志は花乃の頭に手を置いた。

濡れた髪が、指の間に絡みつく。

その柔らかさ。

まだシャンプーの香りが残っている。

その手が、自然と後頭部を押し下げた。

ほんの少し、しかし確実に。

「っ……!」

花乃の目が大きく見開かれた。

驚きの色。

でも抵抗しなかった。

むしろ、自らさらに深く飲み込もうと、喉を鳴らした。

喉の粘膜が、ペニスを締め付ける。

生きた鞘のような、その感触が、武志の理性の最後の糸を引き裂いた。

腰が自然と動き始めた。

ゆっくりと、そして次第に力強く。

前へ。

深く。

「ん……っ、んぐ……!」

花乃の頬が膨らみ、涙の流れがさらに速くなる。

窒息しそうな息遣い。

唾液が溢れ、顎を伝って滴り落ちた。

透明な糸が、夕日に光る。

--あの動画で見た通りだ。

武志はカメラで見た光景を思い出した。

ジョンが花乃の頭を両手で掴み、激しく口の中を犯す、あのシーン。

花乃が涙目になりながらも受け入れ、むせび泣く、あの音。

今、自分が同じことをしている。

「お前……ジョンにはもっと上手くやってたんだろ?」

言葉が勝手に出た。

喉の奥から這い出てくる毒のように。

花乃の体が、大きく震えた。

嗚咽が、喉を詰まらせる。

「ごめん……ごめんなさい……」

口の中が震えるせいで、言葉は不明瞭だった。

それでも、懺悔の意思は伝わる。

「『俺が……気持ちよくしてやるから』って言われてたな」

動画のセリフを、そのまま口にした。

ジョンの声真似ではない。

冷たい再現だ。

花乃の目から、新たな涙が溢れた。

堰を切ったように。

「許して……武志だけは……許して……」

彼女の懇願が、武志の鼓動に直接響く。

耳ではなく、胸の中で反響する。

腰の動きが止まらなかった。

むしろ、花乃の言葉で、さらに激しくなった。

矛盾した情動が、全て運動エネルギーに変換される。

ペニスの根元まで深く突き込み、喉の奥で跳ねる。

肉壁の痙攣。

「んあ……っ! げっ……!」

花乃が苦しそうに咽た。

顔が真っ赤になる。

でも武志は引かなかった。

いや、引けなかった。

快感が、それを許さない。

花乃の喉の締め付け、温かく湿った粘膜、そして彼女の絶望的なまでの従順さ──すべてが、武志を急速に頂点へと押し上げた。

罪悪感と快楽が融合する、危険な渦。

「っ……出る……!」

警告もなく、武志は射精した。

身体が弓なりに反る。

花乃の目が、さらに見開かれた。

驚きと、受け入れの瞬間。

喉が激しく動き、必死に飲み込もうとする。

ごくん、ごくんという小さな音。

でも全部は飲み切れず、口から溢れ出た白い糸が、彼女の顎や胸元、ピンクのTシャツを汚した。

淫猥な絵図。

「はあ……っ、はあ……」

武志は腰を引くと、花乃の口から自分のものが、ぐちゃりと音を立てて抜けた。

混ざり合った唾液と精液の糸が、切れる。

花乃はその場に崩れるように座り込み、咳き込みながらも、涙を拭おうとしなかった。

ただ肩を震わせて、小さくうずくまっている。

「ごめん……ごめんなさい……」

繰り返すしかない、呪文のように。

武志はズボンを上げ、ファスナーを閉めた。

金属の噛み合う音が、何事もなかったかのように響く。

胸の中は、虚空のように空っぽだった。

怒りも悲しみも、快感も、すべて射精と共に流れ出てしまったような感覚。

激情の後の、虚脱。

ただ、花乃の口の中の温もりだけが、まだ股間に幻覚のように残っている。

喉の締め付け。

あの感触。

「……帰る」

武志はそう言うと、足元にしゃがみ込んだままの花乃を振り返りもせず、部屋を出た。

背中に、彼女の嗚咽が追いかけてくる。

ドアを閉める。

家を出る。

夕暮れの街を歩きながら、武志はそっと唇を、舌で舐めた。

--あの味は、涙のしょっぱさだけじゃなかった。

花乃の唾液と、自分の精液が混ざった、複雑で罪深い味が、まだ舌の上に残っていた。

謝罪の代償として、溶け合った二人の体液の味。

第4章 # 教えられた腰使いで、懇願する彼女

# 第4章: 教えられた腰使いで、懇願する彼女

あの夜から、三日が経っていた。

武志は自室のベッドに寝転がり、天井のわずかなひび割れをぼんやりと見つめていた。

股間には、あの夜の花乃の口の温もりが、まだ幻影のようにこびりついている。

舌先で歯の内側をそっと舐めると、あの複雑な味が微かに蘇った。

――涙のしょっぱさ。

――唾液のねっとりとした甘み。

――そして、自分の精液の生臭い匂い。

それらが混ざり合った味が、舌の上でじんわりと広がる。

――あの後、あいつはどうしてるんだろう。

手を伸ばせば届く位置に置いたスマホの画面は、暗いままだ。

花乃からのメッセージは、一通も来ていない。

最後に既読になったのは、あの夜の前に届いたものだった。

『明日学校来る? お昼、屋上で話したいんだけど』

その文字列を、武志は何度も読み返していた。

ピンポーン。

突然、玄関の呼び鈴が鳴った。

武志はベッドの上で身体を硬直させた。

心臓が、胸の中で慌ただしく鼓動を打ち始める。

両親の帰宅時間ではなかった。

――誰だ?

ピンポーン。

二度目が鳴る。

インターホンのモニターに映るのは、ぼやけた映像だ。

武志はベッドから起き上がり、躊躇いながら部屋を出た。

足取りは重い。

玄関まで続く廊下の冷たさが、足の裏から伝わってくる。

モニターを覗き込む。

そこに映っていたのは――。

「……花乃」

武志の声は、息を殺したように絞り出された。

モニター越しでもわかる。

彼女の顔は泣き腫れており、前髪が所々で涙に濡れて暗い色に染まっていた。

「……開けて」

インターホンのスピーカーから、花乃の声が聞こえる。

いつもの明るさはなく、かすかに震えていた。

「話が……あるの」

武志は拳を握りしめた。

爪が手のひらに食い込み、鈍い痛みが走る。

――会わなきゃ、終わらない。

そう思う一方で、会いたくないという感情も渦巻いていた。

ため息をつくと、ドアの鍵を回した。

がちゃり、という金属音。

ドアが開くと、そこには制服姿の花乃が立っていた。

「……上がっていい?」

花乃の声は、まるで水を含んだように重かった。

彼女はうつむいたまま、視線を上げようとしない。

セーラー服の襟は少し乱れ、目の下にはくっきりとクマが浮かんでいる。

髪もいつもより乱れており、所々で束が絡まりあっていた。

武志は黙ってうなずき、道を空けた。

花乃が玄関を上がる。

靴を脱ぐ際、よろめきそうになる彼女の足元を、武志は思わず見つめてしまった。

白いソックスの先が、少しだけほつれていた。

「……こっち」

武志の声はかすれた。

自分が先導して、部屋へと向かう。

廊下を歩く花乃の足音が、背後で規則的に響く。

その音さえも、なぜか武志の鼓動を早める。

部屋のドアを開け、中へ入る。

花乃も続いて入ってきた。

彼女はそっとドアを閉めると、背中を壁に預けるようにして立った。

カバンを持った手が、微かに震えているのが見えた。

「……どうして、住所を」

「覚えてたから」

花乃はまだうつむいたまま、答えた。

「武志が、昔一度だけ教えてくれたでしょ。その時、覚えちゃった」

彼女はゆっくりと床にカバンを置いた。

革のカバンが、絨毯の上に沈む音。

「全部、話さなきゃって思ったの」

花乃がようやく顔を上げた。

その目は真っ赤に充血しており、瞼は腫れていた。

「隠し事……もうしたくない。武志には、全部見せたい」

――見せたい。

その言葉が、武志の胸を締め付けた。

あの動画の記憶が、鮮明に蘇る。

ジョンの巨根を咥える花乃の横顔。

淫らに喘ぐ声。

そして、あの陶醉したような表情。

「あの夜……帰った後、ずっと考えてた」

花乃の声が、震えながら続く。

「私……ジョンさんから、ピルをもらってた」

言葉が、静かに部屋の中に落ちた。

武志の呼吸が一瞬止まる。

動画の中で、ジョンが花乃に何かを飲ませるシーンを思い出した。

白い小さな錠剤。

彼が花乃の口にそれを押し込み、ごくりと飲み込ませる。

「飲み続けろって言われて。だから……あの時も、その後も、ずっと飲んでた」

花乃の指が、制服用のスカートの裾を掴んでいる。

指先が白くなるほど、強く握りしめられていた。

「最初は……痛かった。彼、でかすぎて」

その言葉が、武志の胃の中を掻き回した。

視界の端が、ちらりと揺れる。

「でも……慣れたら」

花乃の声が、かすかに震え始めた。

――私は、気持ちよかった。

心の奥で、彼女は自分に言い聞かせていた。

罪悪感と快感が、絡み合う糸のように胸の中で紡がれていく。

「バックで、激しく突かれるのが……一番好きだって、教えられた」

「……やめろ」

武志の声は、低くうなるようだった。

喉の奥が熱く、声が掠れている。

「それ以上……言うな」

「ダメ」

花乃は激しく首を振った。

涙が、一気に頬を伝い落ちる。

透明な雫が、制服の襟元に暗い染みを作っていく。

「全部言わなきゃ。私……ジョンさんと、何度もやったの」

彼女の声が次第に大きくなる。

「部室で。彼が教えてくれた体勢で……声を押し殺せないくらいに感じて」

息継ぎが、浅く早い。

「そのたびに……武志のこと、考えてた」

「嘘つけ!」

武志の声が、思わず跳ね上がった。

拳をぎゅっと握りしめ、腕が震える。

「あの笑顔で……あんな声で喘いでて、俺のことなんか考えてたわけないだろ!」

「考えてた!」

花乃も声を張り上げた。

彼女の目には、激しい感情が渦巻いている。

「だって……武志は、私のこと触ってくれないから!」

涙が止まらない。

花乃の頬は、完全に濡れていた。

「キス以上のこと……ずっとしてくれなかったから! だから私は……私は……」

言葉が喉で詰まる。

――気持ちよかったから、じゃない。

寂しかったから。

武志に求められたいのに、求められなくて。

彼女は袖で顔を拭おうとするが、涙は次から次へと溢れ出る。

部屋の中が、水を打ったように静かになった。

ただ、花乃の嗚咽だけが、かすかに響く。

時計の針が進む音さえ、武志には聞こえるほどだった。

「……ごめん」

花乃が、ようやく声を絞り出した。

「そんな言い方……しちゃダメだよね」

彼女は袖で涙をぬぐい、深く息を吸った。

「私が悪いんだ。誘惑に負けて……でも、心は……」

花乃が武志を真っ直ぐ見つめた。

涙に曇った瞳の奥に、揺るぎない何かが灯っている。

「ずっと武志のほうに向いてた。好きなの……武志だけなんだ」

彼女が一歩、近づいた。

制服のスカートが、かすかに揺れる。

その動きに、武志の目が釘付けになる。

「だから……お願い」

花乃の声が、震えながらも確かな意志を含んでいた。

「武志にも……私の全部を見てほしい。感じてほしい」

彼女の指が、セーラー服の胸元にあるリボンに触れた。

白いリボンが、ゆっくりと解かれていく。

――やめろ。

武志の頭の中で、声が叫ぶ。

――ここで止めろ。

でも、体は動かない。

花乃がリボンを完全に外し、上着の第一ボタンを外すのを、ただ見つめるしかなかった。

ポチッ。

小さな音がして、第一ボタンが外れた。

次に第二ボタン。

第三ボタン。

一つ一つ、確実に。

上着が前で開いていくたびに、その下にある白いブラウスが覗く。

「……見て」

花乃が呟いた。

彼女は上着を脱ぎ、床に落とした。

紺色のセーラー服が、絨毯の上でくしゃりと音を立てる。

次はブラウス。

半袖の白いシャツのボタンが、同じように外されていく。

その下には――。

白いレースのブラジャーが、確かに見えた。

薄い布地の向こうに、花乃の胸の膨らみがくっきりと浮かび上がっている。

乳首の形さえ、微かに透けている。

「私の……体」

花乃が、わずかに胸を張った。

その仕草が、動画の中でジョンに見せていたものと、重なった。

武志の喉が、ごくりと鳴る。

「ジョンさんには……何度も見せた。触らせた」

花乃の声には、苦しげな響きが混じっている。

「でも、本当に見せたかったのは……武志だけなんだ」

彼女の手が、スカートの腰周りに移動した。

ホックを外す音が、カチッと響く。

スカートのベルトが緩み、プリーツの裾が重力に引かれて降りていく。

ずりり、と布地が腿を伝う音。

紺色のスカートが足元にたたまれ、その下には――。

ブラジャーと同じ白いレースのパンティーがあった。

布地は極めて薄く、陰部の膨らみがくっきりと影を作っている。

恥毛の色が、ほんのりと濃い影として透け見える。

武志の股間が、熱を持ち始めた。

嫌だ、と思う。

拒絶したい、と思う。

でも、体は正直に反応する。

パンツの内側で、陰茎がじわじわと硬くなっていくのを感じた。

「私……汚れてるよね」

花乃は泣きながら、かすかに笑った。

その笑顔が、またしても動画の記憶と重なる。

「他の男に抱かれて……いろんなこと教わって」

彼女の指が、パンティーの横のレースに触れた。

「でも……その全部を、武志に捧げたい」

指が布地を引っかけ、ゆっくりと下ろされていく。

腰の骨の出っ張りに沿って、パンティーが降りてくる。

腿の付け根が見え、そして――。

濃い色をした恥毛。

その中心に、ぷっくりと膨らんだ陰唇。

薄桃色の裂け目が、濡れた光を微かに反射している。

あの動画で何度も見た場所が、今、目の前にある。

生きている。

息づき。

そして、かすかに湿り気を帯びている。

次はブラジャー。

花乃は背中に手を回し、フックを外した。

パチン、という小さな音。

胸を覆っていた布が緩み、二つの乳房が解き放たれる。

それらは重力に従って、ゆっくりと揺れた。

先端の乳首は、すでに少し硬くなっていた。

空気に触れて、より一層、桜色が濃くなっている。

「触って……」

花乃が、武志の手を取ろうとした。

その指先が、武志の手首に触れようとした瞬間。

「ダメだ」

武志は、思わず手を引っ込めた。

「お前は……ジョンのものだ。俺が触る資格なんて……」

「違う!」

花乃の声に、激しい力が込められた。

彼女の目には、再び涙が溢れている。

「私の身体は……私のもの。でも、心は武志のもの。だから……」

一歩、近づく。

裸の肌の温もりが、武志の顔まで届く。

花乃の身体からは、微かに汗の匂いと、甘い香水の残り香が混ざった香りがする。

「……身体も、武志にあげる」

彼女はもう一度、武志の手を取ろうとした。

今度は逃げずに、武志はその手を握り返す。

花乃の手のひらは、汗で湿っていた。

温かい。

柔らかい。

「嫌なら……拒絶して。私を突き飛ばして」

花乃の瞳が、真っ直ぐに武志を見つめている。

涙で曇っているのに、その視線は確かに武志を捉えていた。

「でも……もし少しでも、私を欲しいって思ってるなら……」

彼女のもう一方の手が、武志のTシャツの裾に触れた。

指先が、布地の下から腹部の肌に触れる。

その感触が、武志の背筋を震わせた。

――あいつも、こうやって触ったんだ。

ジョンの手が、花乃の肌を這う映像が頭をよぎる。

嫉妬が、胃の中で煮えたぎる。

鋭い痛みのように、胸を突き刺す。

でも同時に。

花乃の肌の感触が、指先からじかに伝わってくる。

動画では決して感じられない、生の温もり。

柔らかさ。

そして、微かに震えるような微細な動き。

「ああ……っ」

武志の口から、うめきが漏れた。

理性が、崩れていく音が聞こえるような気がした。

花乃はTシャツの裾を捲り上げた。

布地が肌を離れる感覚。

腹部が空気に触れ、次に胸が露わになる。

そして花乃は俯くと――。

武志の胸の、左の乳首に唇を寄せた。

「ん……ちゅ……」

柔らかい舌先が、小さな突起を舐め上げる音。

湿り気と温もりが、一点に集中する。

「っ……!」

武志の背筋が、ビリッと震えた。

今まで経験したことのない感覚が、胸の一点から脊髄を駆け上がる。

腰の奥が、じんわりと熱くなる。

「花乃……っ」

「私のこと……感じて」

花乃は乳首を軽く咥えながら、息を漏らすように囁いた。

その吐息が、武志の肌に当たる。

「ジョンさんに教わったこと……全部、武志に教えてあげる」

彼女のもう一方の手が、武志のジーンズのファスナーに触れた。

金属の歯が、一つずつ外れていく音。

ジー……という鈍い音。

ファスナーが下ろされると、ジーンズの内側からパンツ越しに膨らみが浮かび上がった。

既に完全に勃起しており、布地を押し上げている。

「あ……武志も、私のこと欲しがってる」

花乃の声に、かすかな――それでいて確かな喜びが混じっている。

彼女はパンツのゴムにも手をかけ、ゆっくりと下ろした。

武志の陰茎が、空気に触れた。

先端からは、透明な先走り液がにじんでおり、玉のように光っている。

「きれい……」

花乃はしゃがみ込むと、顔を近づけた。

その吐息が、陰茎の先端に直接かかる。

温かい。

湿っている。

「あの夜よりも……ずっと大きく勃ってるね」

彼女はため息のような声を漏らした。

「私が……こんなふうにしたから?」

花乃の唇が、先端に触れた。

ごく軽いキス。

それだけなのに、武志の腰が思わず跳ねた。

「ん……!」

次に、舌がゆっくりと這い始める。

尿道口の小さな隙間を、舌先で丁寧に舐める。

「あ……っ、ダメ……動かないで」

花乃は微笑んだ。

その笑顔は、動画の中でジョンに向けていたものとは明らかに違った。

もっと切なく。

もっと必死で。

そして――どこか悲しげだった。

「ゆっくり……味わいたいから」

彼女は陰茎の根元から先端まで、じっくりと舌でなぞっていった。

唾液の光沢が、肌色の肉棒に塗られていく。

ぐちゅ、ぐちゅ。

淫らな音が、静かな部屋に響く。

武志は拳を握りしめた。

爪が手のひらに食い込み、痛みを感じる。

それでようやく、自分が現実にいることを確認できた。

快感が、腰の奥にじわじわと蓄積されていく。

動画を見ながらのオナニーとは、次元が違う。

これが……生きている肌の感触。

花乃の舌の温もり。

唾液の粘り気。

そして、彼女の必死な眼差し。

「花乃……っ、やめて……」

「嫌」

花乃は口を離し、上を見上げた。

彼女の唇は、唾液で光っていた。

「もうやめられない。武志のこと……全部受け入れたい」

彼女は立ち上がった。

そして武志の手を取ると、ベッドの端に座らせた。

次に花乃は、武志の股の間に立つ。

彼女はゆっくりと股を開き、跨がる姿勢を取った。

「私……上からやってみる」

花乃の声は、震えていた。

――これで、私から武志にあげる。

心の中で、彼女は呟いた。

罪の意識と、解放感が入り混じる。

「ジョンさんが……これが一番気持ちいいって、教えてくれた」

彼女の陰部が、武志の陰茎の先端に触れた。

もう既に、十分に濡れている。

熱い湿り気が、先端にじんわりと伝わってくる。

花乃は腰をわずかに動かし、膣口で陰茎の先端を探る。

ぐちょり、という水音。

「入れて……いい?」

その問いかけに、武志はうなずくしかなかった。

言葉が、喉の奥で詰まっている。

花乃はゆっくりと、腰を落とし始めた。

先端が膣口に押し当てられると、柔らかい肉の襞が広がっていく感覚。

じわり、じわりと。

まるで生き物のような、吸い込まれる感覚。

「あっ……!」

武志の声が、思わず漏れた。

ジョンの巨根とは比べものにならないとはいえ、花乃の膣内は想像以上に締まっていた。

温かい。

湿っている。

そして、まるで無数の小さな唇が、陰茎をくちびるで包み込むように蠕動する。

「ん……はあ……っ」

花乃も、深く息を吸い込んだ。

彼女の額に、汗の粒が浮かび始めている。

彼女は少しずつ、腰を沈めていった。

陰茎が、膣内に飲み込まれていく。

三センチ。

五センチ。

十センチ。

ぐちゅり……っ。

ずぶり、と根元まで達した時の水音。

「全部……入った」

花乃が震える声で呟いた。

彼女の顔は真っ赤に染まり、目には涙が滲んでいる。

でもそれは、苦痛の涙ではなかった。

何か別の――激しい感情が、彼女を震わせているようだった。

「動くね……私の中で、武志が脈打ってる」

花乃の手が、武志の肩に置かれた。

その指先も、汗で湿っていた。

「じゃあ……いきます」

腰が、ゆっくりと上下し始めた。

最初はぎこちない動きだった。

上がり、下がり。

また上がり、下がり。

でも次第に、リズムが生まれてくる。

膣内の肉襞が、陰茎を擦り上げる感覚。

ぐちゅ、ぐちゅ。

淫らな水音が、動きに合わせて響く。

「あ……あっ……!」

武志は思わず、声を上げた。

快感が、腰の奥から脳天へと突き上がる。

動画で見ていたあの腰使いを。

花乃がジョンの上で、淫らに腰を振る姿を。

今、自分が体験している。

花乃の膣が、ジョンの巨根を締め付けていたのと同じように。

今は、自分の陰茎を締め付けている。

――俺のは、あいつより小さい。

その劣等感が、かえって興奮を煽った。

背徳感が、快感に油を注ぐ。

「気持ち……いい?」

花乃が、喘ぎながら尋ねた。

彼女の呼吸は乱れ、胸が激しく上下している。

乳首は、より一層硬く膨らんでいた。

「私……上手くできてる?ジョンさんの時みたいに……できないかもしれないけど」

その言葉が、武志の中の最後の理性を、決壊させた。

「……黙れ」

武志の手が、花乃の腰を掴んだ。

ぎゅっと、強く。

「あ……っ!」

花乃の目が、大きく見開かれた。

武志は下から、突き上げるように腰を動かし始めた。

激しく。

深く。

一つ一つの突きが、花乃の子宮の奥まで届くような強さで。

「んああっ!武、志……っ!」

花乃の声が、裏返った。

彼女の頭が後ろに反り、首筋が美しい弧を描く。

乳房が激しく跳ね、汗のしずくが胸の谷間から飛び散った。

膣内はさらに湿り気を増し、ぐちゅぐちゅという音が激しさを増す。

結合部からは、泡立った愛液がはみ出し、二人の股間を光らせていた。

「お前……あいつのこと思い出しながら……やってるんだろ?」

武志は歯を食いしばって言った。

涙が、なぜか目尻に滲んでいる。

「違う……っ!今は……武志のことだけ……ああっ!」

花乃の否定が、嬌声に消えた。

彼女は武志の肩にしがみつき、爪が皮膚に食い込む。

武志の動きは、ますます荒くなった。

ベッドが軋み、壁に背中がぶつかる音が響く。

どん、どん、という鈍い音。

部屋中に、二人の汗と愛液の匂いが充満していく。

甘く、生臭い。

官能的な芳香。

「中に……出していい?」

武志の声は、欲望で濁っていた。

喉が渇き、声が掠れている。

「もう……限界だ」

「うん……出して」

花乃は腕を武志の首に回し、耳元に唇を寄せた。

その吐息が、耳たぶに直接かかる。

「私の中に……武志のを、全部出して」

彼女の声は、甘く嗄れていた。

「武志の精子……中出ししてほしい。私に、武志の赤ちゃんの種……欲しい」

その言葉が、最後の理性を吹き飛ばした。

武志は腰を深く押し込み、痙攣するように射精を始めた。

「っ……はあっ!」

熱い精液が、花乃の子宮の奥に注がれていく。

一度。

二度。

三度。

脈打つように、陰茎が痙攣し、中身を搾り出していく。

「あああ……っ!」

花乃も絶頂に達し、膣を強く収縮させた。

彼女の内部が、陰茎を締め付け、最後の一滴まで絞り取るように蠕動する。

その感触が、また新たな快感を呼び起こす。

武志はもう一度、小さく射精した。

二人の吐息が、部屋の中に混ざり合う。

汗の匂い。

精液の匂い。

愛液の匂い。

それらが渾然一体となった、濃厚な空気。

時計の針の音だけが、しばらくの間、響いていた。

やがて、花乃が崩れるように、武志の胸に倒れ込んだ。

「はあ……っ、はあ……」

彼女の鼓動が、武志の胸に直接伝わってくる。

早く。

激しく。

まるで小鳥のように。

「ごめん……ありがとう」

花乃の声は、涙に濡れていた。

彼女の頬が、武志の胸にぬれっとした感触を残す。

「私……これからも、ずっと武志と……」

言葉が、そこで途切れた。

疲れていたのだろう。

花乃の呼吸が、次第に深く、規則的になっていく。

武志は天井を見つめていた。

胸の中で、混濁した感情が渦巻いている。

怒り。

悲しみ。

嫉妬。

怜悧。

そして――満たされた感覚。

それらが入り混じり、整理のつかない感情の塊になっていた。

でも、一つだけ明確な事実が浮かび上がるのを感じた。

――彼女は、もう完全には戻れない。

あの夜の前の、無邪気な花乃には。

もう、戻れない。

そして、自分も。

もう、元には戻れない。

花乃の肌の温もり。

膣の、あの締め付けるような感触。

そして、自分が中に出した液体が、彼女の内部で混ざり合うあの感覚。

――それを、これからも求め続けるだろう。

たとえ、心のどこかで拒んでいても。

体が、もう覚えてしまった。

許しなんて、簡単なものじゃない。

ジョンとの記憶は、武志の胸に深く突き刺さった棘のままだ。

でも、少なくとも今この瞬間だけは。

彼女は、自分のものだった。

完全に。

絶対に。

武志はそっと、手を伸ばした。

花乃の汗で湿った髪を、指で梳く。

絡まりあった髪が、少しずつ解けていく。

花乃はその感触に、より深く身体を預けた。

微かに、ふう、という寝息が漏れる。

部屋の外では、夕暮れが近づいていた。

窓から差し込むオレンジ色の光が、二人の裸体を優しく包み込む。

汗と体液に光沢を帯びた肌が、夕日に照らされて微かに輝いている。

武志は目を閉じた。

花乃の鼓動を感じながら。

彼女の温もりを感じながら。

――このままずっと、だったら。

そんな思いが、一瞬だけ胸をよぎった。

そして、消えた。

第5章 # 許しの証として、重なる汗と体温

# 第5章: 許しの証として、重なる汗と体温

花乃の胸の鼓動が、武志の肌へと直接に伝わってくる。

速くて、小動物のように慌ただしかった。

その高鳴りは、次第に落ち着きを取り戻していった。

だが、武志自身の心臓は、まだ激しく打ち続けていた。

射精の余韻が股間にじんわりと残り、花乃の膣内から少しずつ溢れ出る液体の温もりが、二人の結合部で混ざり合う。

ぬるりとした感触が、離れようとする肉体を微かに、しかし確実に繋いでいる。

――これで終わりじゃない。

天井のわずかな汚れを見つめながら、武志はその事実を咀嚼した。

喉の奥に、苦い何かがこびりついていた。

鼻腔をくすぐるのは、花乃の髪の匂いだ。

シャンプーの甘いフローラルノートに、汗の微かな酸味、そして性交の後の独特の生臭さが混じっている。

あの部室で、カメラ越しに感じたあの靡いた香りが、今は間近に満ちていた。

肌に張り付く汗の蒸れた熱気。

すべてが、彼女が他者と結んだ行為の、消えようのない痕跡を告げている。

「……武志」

顔を上げた花乃の頬は、まだ濃く紅潮していた。

目尻には涙の痕が光り、睫毛が濡れて一本一本が重たげに垂れている。

汗で所々が濡れた黒髪が首筋に張り付き、くっきりと白い肌の線を浮かび上がらせていた。

「私……動けない」

声はかすれ、甘ったるい倦怠感に満ちている。

それは、確かに性的に満たされた後の、蕩けた声だった。

武志は無言で、花乃の背中を撫でた。

手のひらに伝わる肌の感触は、火照っていて驚くほど滑らかだ。

汗が微かに粘りつき、彼女の体温がじんわりと滲んでくる。

その触れられ方に、花乃はより深く武志に寄り添った。

柔らかな乳房の膨らみが、武�志の脇腹に押し付けられる。

弹力のある柔らかさが、汗で湿った肌に密着する。

「ごめんね」

また、その言葉が出た。

武志の撫でる手が、一瞬だけ止まった。

――謝って、何になる。

胸の奥で冷たい言葉が渦巻く。ジョンの巨漢に抱かれる彼女の映像が、ちらりと脳裏を掠めた。

憎しみが胃の底で蠢く。

「……もう、いい」

それでも、口から出た声は自分でも意外なほど平静だった。

「何度も謝らなくていい」

花乃は黙り込んだ。

そして、武志の首元に顔を埋め、深く息を吸い込む音がした。

ふう、と湿った吐息が鎖骨の窪みに触れる。

「武志の匂い……」

彼女が呟く声は、どこか夢見るようだった。

「ジョンさんとは……違う。もっと……優しい匂い」

武志の胸が、きゅっと締め付けられるような痛みを覚えた。

――あいつと比べるな。

喉の奥で沸き上がる罵声を、歯の間で噛み潰す。

今更、そんなことを言っても意味がない。現実は変わらない。

花乃はすでに比較を終え、その結果を口にしたのだ。

それでも、その比較の言葉が、なぜか武志の心の奥を、ほんのりと温めるものだった。

自分が選ばれた、という歪な優越感。

それを認める自身が、嫌でたまらなかった。

「中に出してくれて……ありがとう」

花乃の手が、武志の胸をそっと撫でる。

指先が乳首の周りをゆっくりと円を描く。優しい愛撫。

「私の中に……武志がいるって感じる」

彼女の言葉が、武志の股間を再び微かに蠢かせた。

まだ射精したばかりなのに、身体が正直に反応する。

ぐっと熱が蘇るような感覚が、根元から這い上がってくる。

花乃もそれを感じ取ったのか、わずかに腰を動かした。

ぐちゅりと、体液の混ざり合うぬるりとした音がした。

「あ……」

花乃の息が、ほんのり乱れた。

「また……硬くなってる」

武志は顔を背けようとした。

恥ずかしさが込み上げてくる。こんなにも簡単に興奮する自分の身体が、情けなかった。

嫉妬に狂い、それでも彼女の肌を求めてしまう、惨めな欲望。

でも花乃は武志の顎に手を当て、ゆっくりとこっちに向けさせた。

その指先は温かく、力強くはないが確かな意志に満ちていた。

「見つめ合いたい」

彼女の瞳は潤んでいて、まっすぐだった。

涙で曇ったその奥に、切実な願いが揺れている。

「今度は……ちゃんと武志の顔を見ながらしたい」

武志は深く、重いため息をついた。

「……お前は、本当に」

言葉を続けられない。

何を言えばいいのか、わからなかった。

怒りも、悲しみも、そしてこのどうしようもない渇望も、すべてが絡み合って言葉にならない。

――許せるはずがない。

――でも、手放せない。

その狭間で、心は千切れそうだった。

花乃はゆっくりと腰を浮かせた。

武志のペニスが、ぬるりとした音を立てて彼女の体内から現れる。

濡れた粘膜が切れる瞬間、ちゅぷっという小さな音がした。

先端からは白濁した液体が糸を引き、二人の股間をつないでいる。

窓から差し込む夕陽の中で、それは淫らな銀色に光っていた。

「汚れてる……」

花乃は自分の腿を見下ろし、薄く笑った。

腿の内側には、混ざり合った二人の体液が光る筋を描いていた。

「私の中から……武志が出てきた」

彼女の指が、自分の陰部に触れた。

人差し指で溢れた精液をすくい取り、ゆっくりと唇に運ぶ。

その動作は、ためらいがかったものだったが、確実に実行された。

「……!」

武志は目を見開いた。

花乃はその液体を舌の上で転がすようにし、ふわりと目を閉じた。

喉がごくんと小さく動く。

「武志の味……」

彼女の頬が、さらに濃い紅色に染まった。

睫毛が震え、また涙が一粒、こぼれ落ちた。

「初めての味だよ」

「なんで……」

武志の声が詰まった。

喉の奥が熱く締め付けられるようだった。

「ジョンに……させられてたんだろ? こういうこと」

花乃はうつむいた。

長い睫毛が陰を作り、その表情は見えにくかった。

「うん。最初は嫌だった。気持ち悪いって思った」

声は小さく、震えていた。

「でも……彼が、彼氏とのセックスを気持ちよくするためには、練習が必要だって言うから」

彼女はゆっくりと顔を上げ、武志を見つめた。

瞳に新しい涙がたまっている。それが夕陽にきらめく。

「で、そのうち……私も、そういうのって……エッチだなって思うようになっちゃった」

自嘲気味に笑う花乃の唇が、微かに震えている。

「でも、武志のは……違う。ずっと……愛おしい味」

――愛おしい。

その言葉が、武志の胸の奥の氷を、少しだけ溶かした。

歪んでいる。傷だらけだ。

それでも、彼女の中に自分の居場所がある、という確信が、かすかに灯った。

花乃は上体を起こし、武志の上にまたがった。

その動きは流れるように滑らかで、確信に満ちていた。

彼女の乳房が、汗で艶を帯びながらゆらりと揺れる。

乳首はまだ硬く勃起しており、興奮の跡をくっきりと残していた。

「もう一回……入れていい?」

その問いかけに、武志はうなずくしかなかった。

言葉にならない。

ただ、この欲情が、このどうしようもない渇望が、彼を縛りつけていた。

傷をなめ合うように、それでも互いを求め合うしかない、この関係を。

花乃は手で武志のペニスを優しく包み、ゆっくりと腰を沈めた。

まだ潤い切った膣内は、抵抗なく受け入れる。

ぐっ、と深くまで根元まで飲み込まれる感覚。

「んっ……」

花乃の目が細くなり、甘い吐息が漏れた。

「温かい……武志の中身、まだ残ってる」

彼女はゆっくりと腰を動かし始めた。

前回よりも滑らかで、確信に満ちた動きだ。

上下に揺れる腰の動きは、確かに動画で見たあの「教わった」腰使いだった。

武志は花乃の腰に手を置いた。

細くて、しかししっかりとした骨格。

彼女が動くたびに、腰の筋肉が微妙に動き、張りがあるのが感じられる。

「気持ちいい……」

花乃が喘ぎ声を漏らした。

声の端が震え、甘く蕩けている。

「武志と……こうして繋がってるのが……すごく……」

彼女の動きが次第に速くなる。

腰の上下運動が激しくなり、乳房が大きく跳ねる。

汗が飛び散り、ベッドシーツがぐしゃぐしゃと音を立てる。

部屋の中に、二人の息遣いと肌の触れ合う音が響き渡った。

武志は花乃を引き寄せ、その胸に顔を埋めた。

柔らかい膨らみの間で、彼女の鼓動を直接聞く。

どく、どく、どく――速くて乱れたリズム。

「あ……武志……そんな……んあっ!」

花乃の声が高くなる。

武志は片方の乳首を口に含んだ。

舌で弄り、軽く吸う。

ざらりとした感触が舌先に広がる。

「だめ……それ、敏感すぎて……あっ!」

花乃の腰の動きが乱れた。

膣内が強く収縮し、武志のペニスをぎゅっと締め付ける。

熱い内壁が肉棒を包み込み、しごくように圧迫してくる。

武志はもう一方の手で、花乃のもう片方の乳房を揉んだ。

指の間から柔らかい肉が溢れ、乳首が硬く膨らんでいる。

触れるたびに花乃の身体がびくんと跳ね、嬌声が零れる。

「私……変だよ……武志にこんなことされて……すごく……あっ!」

花乃は武志の頭を抱きしめた。

指が髪の毛に絡み、少し強く引っ張られる。

「もっと……もっと強く……」

その言葉に従い、武志は乳首を強く吸引した。

舌でぐりぐりとこすりながら、吸い付く。

花乃の身体が大きく反り返った。

背骨が弓なりにしなり、喉が詰まるような声が上がる。

「いっちゃう……私……イク……!」

彼女の膣が痙攣し、熱い愛液が溢れ出る。

ぐちゅぐちゅと淫らな音を立てて、収縮が武志のペニスを刺激する。

それに合わせて、武志もまた限界に達していた。

「中に……もう一度……」

武志がうなるように言う。

声は濁り、欲望に歪んでいる。

「いいよ……全部……私が受け止めるから……」

花乃は武志の背中に爪を立て、腰を深く押し付けた。

ぎゅっ、と締め付けられる感覚。

武志は射精した。

二度目なのに、最初よりも激しい量が花乃の体内に注がれる。

びくん、びくんと脈打つように精液を放出し、彼女の奥深くを満たしていく。

花乃もそれに合わせて絶頂を迎え、声を押し殺せないほどの嬌声を上げた。

「あああんっ! あっ、あーっ!」

長く続く痙攣。

二人の身体が絡み合い、震えながら頂点を共有する。

やがて、すべての動きが止まった。

崩れるようにベッドに倒れ込み、二人はただ息を整えることしかできなかった。

胸が激しく上下し、汗が互いの肌を繋いでいる。

蒸し暑い空気が部屋を満たし、性交の匂いがより濃厚になっていた。

重く甘ったるいその香りは、もう逃れようのない現実を告げている。

しばらくして、花乃が先に動いた。

ゆっくりとベッドから起き上がると、足元に落ちていたティッシュの箱を取った。

そして、武志の股間へと顔を近づける。

「……自分でやるよ」

武志が言ったが、花乃は首を振った。

髪が汗で濡れた肌に触れ、ひんやりとした感触が走る。

「私が汚したんだから……私が綺麗にする」

彼女はそう言うと、武志のまだ勃起したペニスに顔を寄せた。

息遣いが先端にかかる。

熱く湿った吐息が、敏感な皮膚に触れる。

武志の身体が微かに震えた。

花乃はまず、ティッシュで優しく表面を拭った。

だが、それだけでは終わらなかった。

彼女はティッシュを捨て、今度は直接口を近づけた。

「……え?」

武志が驚いた声を上げる間もなく、花乃は彼のペニスを口に含んだ。

「ん……ちゅ……」

小さくてぬるりとした音がした。

花乃の舌が、精液で汚れた肉棒をゆっくりと這い始める。

先端から根元へ、丁寧に舐め清めていく。

その動きは、最初はぎこちなかった。

だが、すぐに滑らかになっていく。

舌の動きに確信が宿り、一つ一つの動作が意味を持つようになった。

「ん……ふぁ……ちゅぱ……」

淫らな水音が静かな部屋に響く。

花乃は片手で武志の陰嚢を優しく包み、もう片方の手で肉棒の根元を支えていた。

舌は亀頭の溝を丹念に舐め、溜まった液体をすくい取る。

そして、それを飲み込む。

ごくん、という小さな音。

「……花乃」

武志の声が震えた。

この光景は、動画で見たそれと重なる。

でも、まったく違う。

カメラの前のあの淫らな演技とは違って、今の花乃の動きにはどこか切実なものがある。

悔恨と贖罪、そしてそれでも消えない愛情が混ざり合った、複雑な情熱。

「……ジョンさんに教わったの」

口を離し、花乃が息をつぎながら言った。

唇が光り、糸を引く唾液が切れる。

「彼氏と上手く続けるためには……床上手にならないとって」

また口に含み、しゅっぽしゅっぽと深く咥える。

頬が窪み、喉の奥まで受け入れる。

「アメリカじゃ……彼氏とのセックスに慣れるために、経験を積むのは……普通だって」

一度離れて、息を整える。

花乃の目は潤み、羞恥と決意が入り混じっていた。

「そんな嘘に、簡単に乗っちゃった……ホント、バカだよね、私」

また舌が動き出す。

今度は陰嚢を丹念に舐めていった。

柔らかい袋を舌で包み込み、優しくしゃぶる。

「ん……ちゅ……れろ……」

そして、さらに下へ。

肛門の周りまで、恥じらいもなく舌を這わせる。

「あ……そこまで……」

武志が声を漏らす。

あまりの刺激に腰が浮きそうになる。

「綺麗に……しないと」

花乃は言いながら、そのまま武志のペニスを再び深く咥えた。

今度はより激しく、より情熱的に。

口の中全体を使ってしゃぶり、舌で鈴口を刺激する。

さっきまでのぎこちなさはどこへやら、その動きは妖艶ですらあった。

サキュバスのように、男性を骨の髄まで味わい尽くすような口淫。

「ちゅぱ……ん……ずる……じゅるっ……」

水音が激しさを増す。

花乃の唾液が溢れ、武志の股間をさらに濡らしていく。

片手は陰嚢を優しく揉みながら、もう片方は自分の股間へと移動している。

彼女もまた、興奮しているのだ。

武志はその様子を見下ろし、複雑な感情に飲み込まれた。

――許せない。

あの動画の映像が、ちらつく。花乃がジョンの巨根に喘ぐ姿。

――でも、離れられない。

今、自分を必死に舐め清める彼女の表情が、痛いほどに愛おしい。

花乃の舌の動きは、確かにジョンに教わったものだった。

でも、今の彼女の眼差しはあの動画のものとは違う。

恍惚の表情ではなく、必死の覚悟が宿っている。

悔恨と贖罪、そして武志への未練。

すべてが混ざり合った、歪ではあるが確かな愛情。

「ん……んぐ……武志の……おちんぽ……」

口を離して喘ぎながら、花乃が言った。

声は甘く濁り、舌足らずな発音がさらに淫らさを増す。

「日本人のペニスは小さいよね……って、ジョンさんは言ってた」

また咥え込み、しゃぶる。

「でも……私……これが好き……」

深くまで飲み込み、喉の締め付けまで感じさせる。

「武志の大きさが……ちょうどいい……」

ちゅっぱ、ちゅっぱ、とリズミカルに動く唇。

舌が敏感な部分を執拗に攻め立てる。

「全部……舐めて……綺麗にするから……」

花乃はそう言うと、武志のペニスを喉の奥まで深く吞み込んだ。

げっ、と少しむせるような音がしたが、彼女は引かなかった。

涙がこぼれながらも、そのまま上下運動を続ける。

武志はもう限界だった。

腰が持ち上がり、股間が花乃の口の中で脈打つ。

「もう……イク……」

うめくような声で告げる。

花乃は頷き、より激しく動きを速めた。

ちゅぱちゅぱちゅぱ!

速いリズムで口淫され、武志は二度目の射精を迎えた。

「んぐっ!?」

花乃の喉が動き、精液を飲み込む音がした。

一度、二度、三度――脈動するように放出され、すべてが彼女の口の中に注がれた。

最後の一滴まで搾り取られ、花乃はゆっくりと口を離した。

糸を引く唾液と精液が彼女の唇と武志のペニスをつないでいる。

「……ごくん」

もう一度飲み込む。

そして、口の端を手の甲で拭う。

「全部……味わった」

花乃はそう言うと、涙がまたこぼれた。

「ごめん……本当にごめん……」

武志は何も言えなかった。

ただ、花乃の頭を抱き寄せた。

彼女の髪の匂い、汗の匂い、そして自分自身の精液の匂いが混ざり合う。

嫌悪と快楽、許しと怒り、すべてが絡み合って一つの感情を作り上げていた。

――許す。

完全には無理だ。あの映像は、一生消えない傷として残る。

でも、この関係を断ち切ることもできない。

花乃の口の中に射精したとき、武志は悟った。

歪んでいようと、傷だらけであろうと、この繋がりを手放すことはもうできないと。

彼女のすべて――汚れた部分も、痛んだ部分も、すべて抱きしめるしかないと。

赦しとは、きれいごとではない。

赦しとは、傷を消すことではなく、傷を抱えたまま、それでも手を繋ぎ続けることなのだ。

そうでなければ、彼は彼女を失う。それだけは、もう耐えられない。

「……いいよ」

武志はそう呟いた。

声は嗄れ、感情に押し潰されそうだった。

「もう……いい」

花乃は武志の胸に顔を埋め、声を押し殺して泣いた。

震える肩を、武志はただ抱きしめ続けた。

窓の外からは、夕暮れ時のオレンジ色の光が差し込んでいた。

部屋の中の影が長く伸び、二人の裸体を柔らかく包み込む。

汗と体液で濡れたシーツが重く、蒸し暑い空気が皮膚にまとわりつく。

完全な許しではない。

消えない傷跡が、胸の奥に深く刻まれている。

ジョンの巨根に抱かれる花乃の姿。

恍惚の表情。

あの淫らな水音。

それらは、武志の記憶から決して消えることはないだろう。

でも、今この瞬間。

花乃の肌の温もり。

彼女の涙の塩味。

二人の汗と精液が混ざり合った、甘く生臭い匂い。

それらすべてが、歪ではあるが確かな絆を作り出していた。

――戻れない。

武志は心の中で呟いた。

あの傷のない、純粋な日々には、もう戻れない。

――でも、前に進むしかない。

傷を抱え、それでも彼女の手を握りながら。

花乃が眠りについた。

規則的な呼吸が、武志の胸に伝わってくる。

涙で濡れた睫毛はまだ重たげに、彼女の頬には涙の痕が光っている。

武志はそっと彼女の髪を撫でながら、薄暗くなっていく天井を見つめ続けた。

傷は癒えない。

癒えようとすら思わない。

でも、その傷を抱えたまま、彼女と歩いていくことだけは、もう決めていた。

歪んだ絆は、それでも絆だった。

絆とは、完璧なものではなく、傷を舐め合いながら紡いでいくものなのだと、ようやく気が付いた。

そして、この夜が明ければ、また新しい日が始まる。

すべてを許すことはできない。

でも、すべてを捨てることだけは、もうしたくない。

武志は目を閉じた。

花乃の鼓動が、自分のそれと重なり、一つのリズムを刻んでいく。

それだけが、今は確かなものだった。

この汚れた絆が、これからも二人を縛り続けるのだと、彼は覚悟を決めた。

痛みも、悔しさも、すべて抱きしめて。

ただ、彼女の温もりだけを、手放さないように。

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読み終えたあとの余韻に。

OVA 夏妻 #2 を FANZA で見る →
登場人物
  • 樋口武志 ひぐち たけし
    男性 ・ 17

    外見: くせ毛気味の短い茶髪、焦げ茶色の瞳、細身で華奢な体格、身長165cm。服装: 高校の詰め襟学生服。内向的で引っ込み思案な性格。ESS部では地味な存在。彼女の花乃を心から愛しているが、その想いが嫉妬と執着に歪み始めている。ジョンとの差にコンプレックスを感じる。

  • 槇村花乃 まきむら かの
    女性 ・ 17

    外見: 肩まで届くストレートの栗色の髪、くりっとした大きな黒目、適度に丸みを帯びた少女らしい体型、バストはCカップ、身長158cm。服装: セーラー服の高校生。明るく社交的で、ESS部では中心的な存在。好奇心が強く、新しい体験に前向き。武志を好きだが、ジョンの肉体的な魅力に抗えず、欲望に忠実になってしまう。

  • ジョン じょん
    男性 ・ 18

    外見: 金色の短髪、碧眼、がっしりとした筋肉質な体格、身長185cm。服装: カジュアルなTシャツとジーンズ。アメリカからの短期留学生。陽気で自信に満ち、言葉巧み。バスケ部にも顔を出し、女子生徒の人気が高い。性的にも奔放で、自分の快楽を最優先する。

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